SIGNATURE
パリに本拠を置くフランスの公共放送局、ラジオ・フランスが主宰するレーベル「SIGNATURE シニャテュール(シグネチャー)」。「現在の音」を伝えることを目的としており、電子音楽、実験音楽、ジャズ、ロックなど幅広い音楽をコレクションしたレーベルです。
21 件 / 21件中
-
Still Dreams
フェヌロン(1952-):
ピアノ作品集
室内楽作品集 [ディオティマ弦楽四重奏団、フロラン・ボファール ほか]発売日:2024年09月27日
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
フランスの作曲家、フィリップ・フェヌロンの作品集。 バイロイトでのワーグナーと、ブーレーズの指揮したストラヴィンスキーの「結婚」をコンサートで聴いた経験が原点という彼の音楽は、芸術と文学の歴史との絶え間ない対話の中から生まれており、過去から受け継がれたジャンル(マドリガル、協奏曲、弦楽四重奏)を再訪しながら、器楽曲と声楽曲を含む100以上の作品を発表してきました。 CD1に収録された7つの作品はすべて、現実的あるいは精神的な旅からインスピレーションを得たもので、CD2には多様性と広範な美学、様々なジャンルの混合を示し続ける彼の遍歴の一部が記録されています。
-
Lo Futur [Josselin Bordat - ジョスラン・ボルダ]
発売日:2024年08月23日
CD価格:2,775円(税込)
機能的な音楽の創造性を未来の音風景の領域に広げようという、ラジオ・フランスSignatureレーベルの「Radiophonie」シリーズの1枚。 様々なアーティストとのコラボレーションを行い、エレクトロニック、エレクトロ・アコースティックからアコースティックまで多岐にわたる音楽を制作、また風刺の効いた著作などでも知られるジョスラン・ボルダのアルバムが登場。全編親しみやすいリズムとメロディで構成されたエレクトロニック・ミュージックです。
-
Timelines [ジョン・グリーヴス]
発売日:2024年08月23日
CD価格:2,775円(税込)
機能的な音楽の創造性を未来の音風景の領域に広げようという、ラジオ・フランスSignatureレーベルの「Radiophonie」シリーズの1枚。 英国出身、現在はパリを拠点に活動するベーシスト、コンポーザーのジョン・グリーヴス(1950-)のアルバム。録音や演奏に関するデータは明記されておりません。
-
Apophonix [Benoît Delbecq, Steve Argüelles]
発売日:2023年07月07日
CD価格:2,475円(税込)
ラジオ・フランスのSignatureレーベルからの新しいシリーズ「Radiophonie」は、機能的な音楽の創造性を未来の音風景の領域に広げようというもの。鬼才の呼び声高いフランスのコンポーザー・ピアニスト、ブノワ・デルベックと、イギリスのドラマー、スティーブ・アルゲイエスによる2作品「Apophonix アポフォニックス」と「Atmosonix アトモソニックス」は、複雑なテクスチャーやエモーショナルな音色、ヘディなリズムモチーフを昇華させ、ナチュラルでマットな音世界を展開しています。 これらの2つのアルバムには、ダブルベース奏者のクリストフ・ミンクや、映画の業績で知られるサウンドデザイナーのニコラ・ベッカーもフィーチャーされており、未来のラジオのサウンドトラックと呼べそうな内容となっています。
-
Atmosonix [Benoît Delbecq, Steve Argüelles]
発売日:2023年07月07日
CD価格:2,475円(税込)
ラジオ・フランスのSignatureレーベルからの新しいシリーズ「Radiophonie」は、機能的な音楽の創造性を未来の音風景の領域に広げようというもの。鬼才の呼び声高いフランスのコンポーザー・ピアニスト、ブノワ・デルベックと、イギリスのドラマー、スティーブ・アルゲイエスによる2作品「Apophonix アポフォニックス」と「Atmosonix アトモソニックス」は、複雑なテクスチャーやエモーショナルな音色、ヘディなリズムモチーフを昇華させ、ナチュラルでマットな音世界を展開しています。 これらの2つのアルバムには、ダブルベース奏者のクリストフ・ミンクや、映画の業績で知られるサウンドデザイナーのニコラ・ベッカーもフィーチャーされており、未来のラジオのサウンドトラックと呼べそうな内容となっています。
-
スオノ
エディト・カナ・ド・シジ作品集 [カロル・モサコフスキ、ファニー・ヴィセンス、ジャン=エティエンヌ・ソティ、ダナ・チョカルリエ、マリアンヌ・ピケティ]発売日:2023年06月09日
CD価格:2,475円(税込)
カロル・モサコフスキ、デュオ・グザンプら参加のエディト・カナ・ド・シジ作品集2005年、女性作曲家として初めてフランス芸術アカデミーの会員に選出された、エディト・カナ・ド・シジの作品を集めた一枚。前衛ではありながらも、物語性を感じさせる興味深い作品が並びます。 アコーディオン版ゴルトベルク変奏曲が話題となったファニー・ヴィセンスらによるデュオ・グザンプ(ザムプ)、オルガニストのカロル・モサコフスキなど、フランスで注目される比較的若い世代のアーティストたちによる演奏です。
-
THE 22nd FLOOR
LIVE AT MAISON DE LA RADIO ET DE LA MUSIQUE [JOSEPH SCHIANO DI LOMBO]発売日:2023年02月24日
CD価格:2,475円(税込)
フランスのサヴォワ地方シャンベリの出身で、現在はパリを拠点に活動するアーティスト、ジョセフ・スキアノ・ディ・ロンボによるアルバム。ラジオ・フランス本社22階にあるレセプション・ホールはパリの街を一望できますが、ここを会場に彼一人がステージに乗り、照明を全て落として街の灯りだけの中で行われたライヴを収めています。 ゆったりとしたクラリネットのソロに始まり、シンセサイザーや小型のゴング、チェレスタなどが重ねられ、薄明りの中をたゆたうような心地よいアンビエント・ミュージックを展開。全ての音が消えた後の余韻をじっくり味わう長い沈黙入り。
-
『Zones』 [John Greaves]
発売日:2022年10月28日
CD価格:2,475円(税込)
イギリス出身、現在はパリを拠点に活動するコンポーザー、ベーシスト、ジョン・グリーヴスがラジオ・フランスのために作った作品。アポリネールの詩集『アルコール』から、有名な「ミラボー橋」を含むテキストに曲を付けています。多くは女性歌手とのデュオを中心とした歌ですが、朗読もあり。
-
発売日:2021年11月12日
CD価格:2,475円(税込)
ベストセラーの現代小説から生まれた不条理劇の「ポケット・オペラ」。日本初演記念リリース!フランスで200万部の大ヒットを記録したフランク・パヴロフの小説『茶色の朝』(邦訳: 大月書店刊)をもとに、1960年生まれの作曲家ブルーノ・ジネールが極小編成の舞台作品に仕上げたのが《シャルリー》。歌手(というよりヴォーカル)1名と器楽奏者5名の計6名、演奏時間約40分という編成的にも時間的にも凝縮された作品で、ジネールは「ポケット・オペラ」と名付けました。ポケットに入れて持ち運ぶかのように、大規模場な舞台装置抜きで身軽に上演できることが狙いです。 舞台は、ある日突然「茶色のペット以外は飼ってはいけない」という法律が施行された街。権力者の不当な要求に妥協を重ねるうちに自由を奪われてゆく主人公を描く不条理劇です。サウンド的には、ささやき声やスローガン、ポップなメロディ、叫び声など多彩な要素を表現のうちに取り入れたユニークなもので、フランスでは若者の支持も集めた模様。2021年10月30日に神奈川県立音楽堂で日本初演が決定しました。 ブルーノ・ジネールはブライアン・ファーニホウやルイス・デ・パブロらに師事。室内楽、オーケストラ作品から電子音楽まで様々なジャンルで創作し、IRCAM等の世界的機関と協働する一方、エリック・サティやクルト・ヴァイルの研究、ナチスの迫害にあったユダヤ人作曲家たちの作品を発掘して紹介する著作や活動にも取り組んでいます。
収録作曲家:
-
FANTASMAS CORTAZAR
コルタサルの亡霊 [ディエゴ・ロザ、ティエリー・ミローリオ、エマニュエル・ファヴロー]発売日:2021年09月24日
CD価格:2,475円(税込)
アルゼンチン出身で現在フランスで活躍するディエゴ・ロザが、同様にアルゼンチンからフランスへ渡り活動した作家フリオ・コルタサルをモチーフに、様々な打楽器とサンプリング音源などをコラージュして作り上げた作品。 パーカッションで参加のティエリー・ミローリオは、NAXOSからソロ・アルバム(8.573520)もリリースしている世界的アーティストで、ほとんどがコンピューター上で作られているこれらの音楽の中、唯一生々しく激しいパフォーマンスを聴かせてくれます。
-
『ヴァイオリンとツィンバロム』
バルトーク、ラヴェル、クルターグ、クーレ、エレーヌ・コルレット、シリル・デュピュイ、リュドヴィート・コヴァーチ [エレーヌ・コルレット、シリル・デュピュイ、リュドヴィート・コヴァーチ]発売日:2021年03月26日
CD価格:2,475円(税込)
-
Dominique Grimaldi
Pulse Perspective [Dominique Grimaldi]発売日:2021年01月29日
CD価格:2,475円(税込)
フランスのベーシスト、ドミニク・グリマルディによるアルバム。ヴィブラフォン、バス・クラリネットと足鍵盤ベース・シンセMoog taurusを全面的にフィーチャーしています。
-
THERE IS GROUND UNDER GROUND [Régïs Boulard, Louis Soler, Régis Huby]
発売日:2020年11月27日
CD価格:2,475円(税込)
フランスのドラマー、レジス・ブラーと、ギタリスト、ルイ・ソレールによる、エレクトロ・アコースティック。ニール・ヤングのカバーであるトラック3以外は、全て2人の作詞作曲となっています。
-
Modern Tales [Brussels Vocal Project, John Hollenbeck, Moritz Baumgärtner]
発売日:2020年11月27日
CD価格:2,475円(税込)
ニューヨーク出身のドラマー、コンポーザー、ジョン・ホーレンベックによる、おとぎ話を題材とした作品。作詞は彼とブリュッセル・ヴォーカル・プロジェクトのメンバーによるもの。モリッツ・バウムゲルトナーによるパーカッションのほか、声も楽器のように扱う先鋭的な手法で、独特の世界観が表現されています。
-
マルシャン:
ラジオドラマ『レクイエム・フォー・ダニー』
(原作: ジェイムズ・エルロイ『ビッグ・ノーウェア』) [ジャン=ルイ・マルシャン]発売日:2019年12月27日
CD価格:2,475円(税込)
ブリュッセル在住のジャズ・クラリネット、サキソフォン奏者ジャン=ルイ・マルシャンによるラジオ・ドラマ。ビッグバンドを中心とした演奏と、ラップで畳みかけられるテキストにより、殺人鬼、共産主義狩り、錯綜する暗黒街という1950年代のLAの暗澹たる状況を描きます。
収録作曲家:
-
ピオン/アンサンブル1529:
SPIRITUS [ルノー=ガブリエル・ピオン]発売日:2019年12月13日
CD価格:2,475円(税込)
フランスのマルチ・プレイヤー・コンポーザー、ピオンによる新しい同時代の響きリード楽器を中心としたマルチ・プレイヤーとしても活躍している、フランスの作曲家ルノー=ガブリエル・ピオンの作品集。新しく結成された「アンサンブル1529」と共に、古楽とその精神性を掘り下げながら、全く新しいサウンドを探索していくというもの。低音楽器が分厚く重なるハーモニーと、スモーキーなトランペットとサクソフォンが奏でるゆったりとした音楽に、各種パーカッションが空間的な広がりを与えています。ジャズ、アンビエント、ニューエイジ、アヴァンギャルド、ポスト・クラシカル、そのどれでもなくどれでもあるというような、また、瞑想的にしてエキサイティング、浮遊感と安定感、不安と安息といった相反する要素も同居する、不思議な魅力を持つサウンドです。 ピオンは自らアンサンブルを組織して活動するほか、プレーヤーとして坂本龍一、デヴィッド・シルヴィアン、ハロルド・バッド、ビョーク、アート・リンゼイ、オマール・ソーサなど、幅広いジャンルのアーティストと共演を重ねています。
-
グザヴィエ・ガルシア
リオネル・マルケッティ
『マシン・リリーク』 [グザヴィエ・ガルシア/リオネル・マルケッティ]発売日:2019年11月08日
CD価格:2,475円(税込)
この作品を構成する重要な要素は、多様な音響と感情の動きです。アコースティックな音楽、サウンド・トリートメント、ミュジーク・コンクレートにおいても、彼らのアプローチは科学的というより実験的なもの。そのサウンドは鉄を鍛え上げるように造り出され、捻じ曲げたり造形したり、数学的あるいは類推的に、情報の合金や音の金細工師といった感覚で生の音を彫刻しています。これが2人のコラボレーションにより、瞬時に直感的に組み上げられていくのです。この音を聴けば、素材となるフュージョンやそのコラージュのセンスに驚かれることでしょう。 コンポーザー・インプロヴァイザーのグザヴィエ・ガルシアは、これまで30にも及ぶエレクトロ・アコースティックな作品を、フランス音楽研究グループやリヨンのライヴ・ミュージック・グループ、自身のスタジオなどでプロデュースしています。1987年からはARFI(想像力豊かなフォルクローレを探求する協会)に所属し、ブライアン・イーノ、ハイナー・ゲッベルス、クリス・カトラー、ロレンツォ・レシオなどのミュージシャンとのコラボレーションにより、サウンド・サンプリングやサウンド・トリートメントを行っています。SIGNATURE/Radio Franceレーベルからはこれまで、『ヴァーチャル・ミーティング』(SIG11025)、『リアル・ミーティング』(SIG11059)、『レディオラマ』(SIG16001)の3タイトルのアルバムをリリースしています。 リオネル・マルケッティはアコースティック音楽やミュジーク・コンクレートの作曲家で、多種の電子楽器を扱う実験音楽のインプロヴァイザーとして活動しています。その作風は、“耳のためのシネマ”、と評されています。
「具体音楽か抽象音楽か? 私は抽象音楽には、音楽の実態の余韻のある記憶を求め、具体音楽は、虚無の縁にチューニングを合わせたようなものが好みです。」(K.ホワイト) -
アンディ・エムラー
デイヴ・リーブマン
『ジャーニー・アラウンド・ザ・トゥルース』 [アンディ・エムラー(ラジオ・フランス・オーディトリウムのゲルハルト・グレンツィング製作のオルガンを演奏)/デイヴ・リーブマン (テナー&ソプラノ・サキソフォン)]発売日:2019年11月08日
CD価格:2,475円(税込)
フレンチ・アヴァン・ジャズ・ロック・シーンの中心にいる大御所ピアニスト(兼オルガニスト)アンディ・エムラーが、ラジオ・フランスより新しいオーディトリウム(コンサートホール)のオルガンのための委嘱を受けて制作された作品。共演のデイヴ・リーブマンも50年近いキャリアを誇り、マイルス・デイヴィス・バンドでの活躍やチック・コリアとの共演でも知られるサックスの巨匠です。新たなオルガンのために1年かけてあつらえられたこの作品は、2人の高い芸術性と技巧、そして長年の友情により、この上なく素晴らしく実り多い作品となりました。 ここでアムラーが演奏した新しいオルガンは、世界的オルガン製作者、ゲルハルト・グレンツィング製作によるものです。
収録作曲家:
-
RADIOPHONIE VOL.8
フランス放送各チャンネルの音楽集 Vol.8 [さまざまな演奏家]発売日:2019年08月23日
CD 2枚組価格:2,475円(税込)
フランス放送の各チャンネル、France Inter, France Culture, France Bleu and Mouv'を彩る音楽を集めたアルバム。
-
カンポ(1968-):
「ストリートアート」 [アンサンブルTM+]発売日:2019年07月26日
CD価格:2,475円(税込)
マルセイユ出身、人気作曲家の作品集南フランスのマルセイユに生まれ世界中で活躍する多作家、レジス・カンポの作品集。先鋭的なセンスとポピュラリティのある美しさ、そしてユーモアを併せ持ち、アヴァンギャルドとジャズの要素も盛り込んだ彼の作品は、それぞれ様々な性格を持つものの、いずれも他に得難い魅力を備えており、日本にも多くのファンを持ちます。 代表作の一つ「ポップアート」のほか、美しい「UNE SOLITUDE DE L'ESPACE (宇宙の孤独)」など、彼の多彩な作品を楽しむことの出来るアルバムです。
収録作曲家:
-
フローラン・シュミット (1870-1958)
アルベール・ルーセル (1869-1937)
アンドレ・プレヴォ (1934-2001):
ヴァイオリン・ソナタ [エレーヌ・コルレット/アンヌ・ル・ボゼック]発売日:2018年11月28日
CD価格:2,475円(税込)
フランス近代音楽の広がりを、「北」を意識した選曲で……とは、ヴァイオリンのエレーヌ・コルレットからの本盤の紹介。ドビュッシーやフォーレらによるフランス近代の傑作群のあとを受けての、充実した曲構成と細やかな音色の扱いがきわだつ充実作3作を集めたアルバムです。 フローラン・シュミットやルーセルなど「ドビュッシー以後」を代表するフランス人作曲家たちのヴァイオリン作品は、新録音が決して多いとは言えない分野。フランス北東部ロレーヌ地方生まれのフローラン・シュミット(ほぼ同世代のオーストリア=ハンガリー帝国の作曲家フランツ・シュミットとは別人)の全2楽章からなるソナタ(1919年作)、およびルーセルの第2ソナタ(1924年作)はどちらも両大戦間の作品で、フォーレ晩期のソナタ群やラヴェルの『ツィガーヌ』などと同時期の作らしい細やかさと充実度のせめぎ合いが魅力。 一方ヴァイオリンのコルレットと同じフランス語圏カナダ出身のプレヴォは、デュティユーの薫陶を受けた耳なじみのよい音楽の書き手で、ロマン派から近代への流れを受けてのポスト=ロマン派ともいうべきソナタにも注目したいところ。フランス放送が自信をもってお勧めする「今が旬」のアーティスト二人が手がけた、カナダやフランス北部など「北」への憧憬をはらんだ1枚です。
収録作曲家: