オーベール(ルイ) Aubert, Louis
生没年 | 1877-1968 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「オ」 | NML作曲家番号 | 17642 |
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オーベール(1877-1968):ピアノ作品集
航跡/ヴァイオリン・ソナタ
ハバネラ/心象の一葉 [アルマンゴー/ファジュオーリ/ショーズ]AUBERT, L.: Sillages / Violin Sonata / Habanera (version for piano 4 hands) / Feuille d'Images (Armengaud, Fagiuoli, Chauzu)
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:GP648
CD価格:1,710円(税込)
ブルターニュで生まれた作曲家、ルイ・オーベール(1877-1968)は幼い頃から音楽の才能を発揮、とりわけ美しいボーイソプラノであったため、フォーレの「レクイエム」が初演された際、あの「ピエ・イエズス」のソリストを務め賞賛されたというエピソードを持っています。成長した彼は、パリ音楽院に進み、そのフォーレから作曲を学んだというのも、彼にとっては自明の理だったのです。ピアニストとしても素晴らしい腕を持っていて、ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」の初演も彼が担っています。 そんな彼はラヴェルやドビュッシー、ケクランらと同じサークルに所属し、印象派の作風を有したたくさんの作品を書きます。その多くは声楽曲であり、オペラからシャンソンまでと幅広い曲を手掛けました。彼のピアノ曲のなかでは、「航跡」が良く知られていて、これは20世紀初頭のフランス音楽のなかでも、最も重要な作品の一つと断言しても間違いではありません。フォーレ譲りの繊細な音色の中に、ラヴェルから影響を受けたであろうスペイン風のリズムを隠し持つ、軽妙で印象的な音楽です。
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