ナッセン(オリヴァー) Knussen, Oliver
生没年 | 1952-2018 | 国 | |
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辞書順 | 「ナ」 | NML作曲家番号 | 16498 |
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The Power of the Keyboard
鍵盤の力 [ネイサン・ベン=イェフダ(ピアノ)/アストラル・ミックステープ(アンサンブル)]POWER OF THE KEYBOARD (THE) (Ben-Yehuda, Astral Mixtape)
発売日:2023年04月07日 NMLアルバム番号:YAR54481
CD価格:2,550円(税込)
南カリフォルニアに生まれ、ロンドンの王立音楽院で学び、その後ジュリアード音楽院に進んだ若手ピアニスト、ネイサン・ベン=イェフダのアルバム。2021年に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールでは入賞を逃したものの、彼が演奏したナッセンの「変奏曲」が当レーベルの主宰者に感銘を与え、このアルバムに結実。ネイサンはハイドンから、ナッセンまで冴えたテクニックを披露しています。 このアルバムではクラシック音楽のステージに留まらないネイサンの活動を紹介するため、彼が参加しているバンド、アストラル・ミックステープとしても2曲を収録しています。ルネサンス音楽からロマン派、ロックやポストロック、さらには自然音に至るあらゆる音と音楽を素材とし、ピアノ四重奏の進化形とも呼べるバンドです。 録音に際しては、かつてフランク・シナトラが所有していたマイクAKG C24と、Yarlungのエグゼクティブ・プロデューサー兼デザイナーのエリオット・ミルウッドが制作した真空管マイク・アンプを用いています。
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コベットの遺産
新「コベット賞」受賞の室内楽作品集 [バークレイ・アンサンブル]発売日:2019年08月30日
CD価格:2,240円(税込)
ウォルター・ウィルソン・コベット(1847-1937)は、20世紀前半のイギリスの室内楽作品発展に大きく寄与した人物です。ビジネスの世界で大成功を収めたコベットですが、アマチュアのヴァイオリン奏者でもあり、週末は友人たちと室内楽を演奏したり、アマチュアオーケストラのコンサート・マスターを務めるなど、心は常に音楽とともにありました。1905年には遂に初の「室内楽コンクール」を開催し、若い作曲家たちのモチベーションを上げることに成功(第1回のコンクールではフランク・ブリッジが特別賞を受賞)、そしてコンクールに入賞した作曲家には、後日コベットが新作を依頼するなどアフターケアも万全でした。 今回のアルバムは、その由緒ある「コベット賞」に倣い、現代作品から優れた作品を選出するという試みです。作品の中には若いコベットが強く影響を受けたというヘンリー・パーセルの作品を3人の作曲家(ナッセン、ベンジャミン、マシューズ)が現代風にアレンジした「パーセルの花冠」も含まれており、イギリス室内楽の伝統を知るユニークなアルバムに仕上がっています。