サルーシ(ディーノ) Saluzzi, Dino
生没年 | 1935- | 国 | |
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辞書順 | 「サ」 | NML作曲家番号 | 69564 |
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20th Century TANGO
20世紀のタンゴ [クラウディオ・コンスタンティーニ(バンドネオン)/ルイザ・ハマディ(ピアノ)]Bandoneon and Piano Recital: Constantini, Claudio /Hamadi-Ovskaya, Louiza - ALBÉNIZ, I. / PIAZZOLLA, A. / RAVEL, M. / SATIE, E. (20th Century Tango)
発売日:2020年06月19日 NMLアルバム番号:IBS-32020
CD価格:2,250円(税込)
タンゴはブエノスアイレスの郊外で誕生したと言われていますが、そこは売春宿やナイフ、悪党、そして失恋で傷ついた英雄などであふれる、ローカル性と外国からの影響が交差する、特殊な環境でした。 そんな環境で生まれたタンゴが、ヨーロッパの貴族のサロン文化ばかりでなく、20世紀の最も重要な作曲家にも影響を与えたことはあまり知られていません。官能的で躍動感あふれるリズムに誘われ、多くの作曲家がタンゴの曲を作ったほどです。 彼らはピアノ独奏、室内アンサンブル、そしてオーケストラと、さまざまな編成で、タンゴを自分たちのヴィジョンと音楽語法に変換しました。アルベニスやストラヴィンスキーのタンゴは定番作品となり今でも演奏家を魅了していますが、シュニトケ、サティ、ミヨーなどの多くの作品は、あまり演奏される機会がないままです。そこに、タンゴを代表する楽器であるバンドネオンを投入すると、一気に20世紀のクラシック音楽と革新的なタンゴの世界観が融合され、ピアノとの珍しくも素晴らしい掛け合いが響いてきます。