ラッテス(マルセル) Lattès, Marcel
生没年 | 1886-1943 | 国 | |
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辞書順 | 「ラ」 | NML作曲家番号 | 148505 |
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ラット(1886-1943):
喜歌劇《LE DIABLE À PARISパリの悪魔》 [マリオン・タッソー(ソプラノ)/サラ・ローラン(アルト)/ジュリー・ムセー(ソプラノ) 他 パリジャン・フリヴァラティ・オペラ・カンパニー/ディラン・コルレイ(指揮)]LATTÈS, M.: Diable à Paris (Le) [Operetta] (Tassou, Laulan, Mossay, Dubroca, Orchestre des Frivolités Parisiennes, Corlay)
発売日:2021年06月25日 NMLアルバム番号:LBM033
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
マルセル・ラットは1930年代、フランス映画音楽の分野で活躍した作曲家。しかし、ユダヤ系だったためナチス・ドイツがフランスに侵攻した1940年に捉えられ、アウシュヴィッツ強制収容所に収容、1943年にここで生涯を終えました。 この《パリの悪魔》は1927年に初演された喜歌劇で、当時流行し始めたジャズの要素を取り入れ、人間の邪悪さを皮肉たっぷりに描いたラットの代表作の一つ。楽しさの中にちょっぴり悲哀を込めたナンバーが並ぶ賑やかな作品です。 演奏は2012年に設立された「パリジャン・フリヴァラティ・オペラ・カンパニー」。歌、演劇、ダンスを組み合わせた19世紀から20世紀のフランス喜歌劇をレパートリーとする室内オーケストラ。毎シーズンの上演のために歌手、指揮者、監督、音楽学者を招き、作品を創り上げています。
収録作曲家:
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二人でお茶を
(ベル・エポックから騒乱の1920年代にかけての歌曲とシャンソン集) [クレモンティーヌ・ドゥクチュール/フィリップ・ブロカード/クロエ・ドゥクレー/フライヴォール・アンサンブル]TEA FOR TWO - Songs and Chansons from the Belle-Époque to the Roaring 20s (Decouture, Brocard, Frivol'Ensemble)
発売日:2018年10月31日 NMLアルバム番号:8.573973
CD価格:1,900円(税込)
「騒乱の時代」と言われる1920年代。アメリカでは第一次世界大戦の特需で経済が発展、伝統が破壊され、生活には自動車やラジオが入り込み、人々は常に娯楽を求めました。またロンドンとパリでは他の国々を圧倒するほどの文化が栄え、多くの英国のアーティストがパリの舞台に登場、ロンドンでは歌手や指揮者だけでなくフランスの作曲家の作品が流行するなど、両国は絶え間ない文化交流が行われていました。そして、流行を始めたジャズを取り入れたダンスが普及し、これらのエレガントな音楽は多くの人々を魅了しました。 このアルバムには、その当時のイギリスとフランスの交流から生まれた数々の作品が収録されています。作曲家の名前は、現代ではほとんど忘れられてしまいましたが、どれも聴けば瞬時に魅了されるほどの楽しい曲ばかり。20世紀初頭の酒場で歌われていたような男女の関係の機微を歌った曲もあったり、ミュージカル風の曲があったりと、思い切り楽しめる1枚です。