ルッツァスキ(ルッツァスコ) Luzzaschi, Luzzasco

生没年 1545-1607 イタリア
辞書順 NML作曲家番号 21735
  • 商品番号:RIC455

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    秘密のコンチェルト
    ~ルッツァスキの女声重唱のための声楽作品群~ 詳細ページ
    [ラ・ネレイード]

    LUZZASCHI, L.: Concerto segreto (Il) (La Néréide, Moulin, Papasergio, Rignol)

    発売日:2023年09月08日 NMLアルバム番号:RIC455

    CD価格:2,475円(税込)

    限られた知識人たちだけが味わった、精密な声楽芸術の粋ヨーロッパ最前線で活躍する気鋭の女性歌手3人が、巨匠ルッツァスキの作品を中心に、女声トリオというユニークな編成で歌われていた作品を集めたアルバム。物語の始まりは、教皇領として接収される17世紀初頭までに、名門エステ家の本拠として欧州屈指の高度な宮廷文化が花開いた古都フェラーラ。美術史でも重要な画家たちの活躍地として知られるその宮廷では、ルネサンス期からすぐれた多声音楽の担い手たちの至芸が聴かれました。 ジョスカン・デプレやオブレヒト、ヴィラールト、チプリアーノ・デ・ローレといった往年のネーデルラント楽派の巨匠たちとの縁を経て、この宮廷で16世紀末に高い名声を誇ったのが「コンチェルト・デッレ・ドンネ」と呼ばれる女性音楽家の集い。その技量の高さは他のイタリア諸都市の音楽家たちを嫉妬させたほどで、ローマでは「麗しのアマリッリ」の作曲家ジュリオ・カッチーニが自身の娘たちとともに同様のアンサンブルを組織したほど。 ここではフェラーラ宮廷のために数多くの名品を提供したルッツァスキの曲集からの音楽を軸に、カッチーニの娘フランチェスカの傑作オペラに含まれる女声三重唱や同時代の重要マドリガーレ作曲家マレンツィオとモンテヴェルディの曲も収録。同じ音域で重なり合うメロディが織りなす和声変化の妙を存分に楽しませつつ、この編成をよく生かしたルネサンス末期~バロック初期のユニークな音世界を探ります。 通奏低音にはRICERCARにソロ録音も多いヨアン・ムーランら実力派が集い、弦をはじく音と弓奏する音の交錯が歌の機微を的確にサポートしてゆくところも魅力的です。

  • 商品番号:A120

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    『装飾楽句の嵐』
    木管コルネットのための作品集 詳細ページ
    [イ・カヴァリエーリ・ディ・コルネット]

    Cornetto Music (Early) - CASTELLO, D. / CRECQUILLON, T. / FONTANA, G.B. / GABRIELI, A. (Tempesta di passaggi) (I Cavalieri del Cornetto)

    発売日:2021年01月15日 NMLアルバム番号:A120

    CD価格:1,425円(税込)

    木管コルネットの新世代名手、故郷イタリアの昔日を縦横無尽に旅する傑作集木管コルネット(ドイツ名ツィンク)とは、リコーダーをやや大きくした木管ないし骨材管に金管式のマウスピースがついた、ルネサンス~バロック期に流行した管楽器。400年前の欧州では非常に愛されていた楽器にもかかわらず、吹きこなすのは並大抵ではなく、古楽復興の流れでもプロ演奏家の登場が比較的遅かった楽器のひとつでもあります。 しかし1980年代に登場した伝説的名手ブルース・ディッキーが数多くの名手を育てたおかげで、この楽器を巡るシーンは21世紀に飛躍的な広がりを見せました。 イタリア出身の超実力派インギシアーノもまさにディッキー門下の俊才のひとり。彼の卓越した息遣いと指回りで、昔日の精鋭奏者たちが吹きこなした大作曲家たちの独奏名品を心ゆくまで味わえるこの新録音は、イタリア人古楽器奏者によるイタリア古楽がこれほどまでに作品の存在感にぴたりと寄り添うものかと驚かされる、絶妙の歌心がたまりません。 共演が鍵盤楽器ひとつというシンプルな編成なのも魅力のひとつ。木管コルネットの旨みをきわだたせるシャープなイタリア式チェンバロやポシティフ・オルガンの響きも味わい深く、昔日のイタリアの音楽世界を満喫できる上質アルバムに仕上がっています。

  • 商品番号:RIC419

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    『皇帝の騎士たち』
    ゼノービとサンゾーニ、コルネットの偉大なる名手 詳細ページ
    [ランベール・コルソン、インアルト]

    Cornett Music (Early) - CASTELLO, D. / LASSUS, O. de / RORE, C. de / SCHMELZER, J.H. (Cavalieri imperiali) (InAlto)

    発売日:2020年10月23日 NMLアルバム番号:RIC419

    CD価格:2,475円(税込)

    名手コルソンによる、ルネサンス期イタリアのコルネットの名手2人を讃えるアルバムイタリアのアンコーナに生まれたルイジ・ゼノービ(1547/48-1602より後)は、ウィーンでマクシミリアンII世のハプスブルク家に宮廷コルネット(ツィンク)奏者として雇われ、続くルドルフII世の治世には「コルネットの騎士」とまで呼ばれた名手。その後フェラーラでエステ家に仕えたのちウィーンに戻り、さらに晩年はスペインの貴族フランシスコ・ルイス・イ・カストロのナポリの邸宅に召し抱えられていたという具合に、当時ヨーロッパ中に名声を轟かせていました。 もう一人の名手ジョヴァンニ・サンゾーニ(1593-1648)はヴェネツィアに生まれ、サン・マルコ大聖堂でコルネット、サックバット、ファゴット奏者として名をあげた後、グラーツでフェルディナントII世の礼拝堂に仕え、モテットなどの作品も残しています。 ルネサンス期のイタリアを代表する二人の名手を讃え、彼らがコルネットで演奏したであろう当時のモテットや、器楽合奏曲を収めたアルバムがこちら。現代の名手ランベール・コルソンと、彼が主宰するインアルトのメンバーにより、雅な旋律や華やかな音の綾が再現されています。