Rachel's Records

  • 商品番号:ROCD-1

    現在、大阪フィルハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者を務める浅川和宏が満を持して発表する初ソロCD。浅川和宏は東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、ノースウェスタン大学音楽学部に留学し、大学院修士課程を修了。アメリカのオーケストラを経て、1989年から大阪フィルハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者を務める傍ら、各地のオーケストラと共演、日本音楽コンクールの審査員も務めるというベテラン奏者です。このアルバムでは、ドイツとイギリスの様々な作品を表情豊かに演奏しています。   シューマンの「3つのロマンス」や「アダージョとアレグロ」は作品としての知名度が高く他の楽器でも演奏されますが、オーボエの音色はこれらの作品の良さを存分に引き立てます。またユーモラスな表情を湛えたヒンデミットのソナタは地味ながらも強く訴えかける作品です。 最近、ファンが増えているイギリスの作曲家フィンジーのインターリュード(間奏曲)は、もとは弦楽四重奏(弦楽オーケストラ)とオーボエのための作品ですが、ここでは1981年にH.ファーガソンがピアノ伴奏用に編曲した版を用いて演奏しています。最初はピアノで息の長いメロディが奏され、そこに静かにオーボエが入ってきて二重奏を始めます。切ないながらも音楽は次第に熱を帯び、お互いの音色が溶け合いながらクライマックスに達するという曲で、この中にはフィンジー音楽の魅力が凝縮されています。 イギリスの現代作曲家マイケル・ヘッドは名前すら聞いたことのない人も多いことでしょう。しかし実際に聴いてみると、その完成度の高さに驚くのではないでしょうか。この「3つの小品」は伝統的な形式を用い、どこか懐かしく物哀しい旋律が自在に歌われていく、極めて親しみやすい音楽からは、どこまでも続くイギリスの田園風景が想起されます。ヴァイオリンでも演奏できるという「ロンド」の清明な旋律、伝統的な八分の六拍子で書かれた「シチリアーナ」も驚くほどの美しさに満ちています。   MBS毎日放送をはじめ、広範囲で活躍中の音響エンジニア入交英雄による録音は、オーボエの繊細な響きと、ホールの空気感を全て取り込んだかのような豊かな質感が特徴です。   録音・編集・マスタリング…入交英雄(いりまじりひでお) 1956年生まれ。1979年九州芸術工科大学音響設計学、1981年同大学院卒。学生時代より録音活動を行い、特に4ch録音や空間音響について探求を重ねる。1981年(株)毎日放送入社。映像技術部門、音声技術部門、ホール技術部門、ポスプロ部門など経て、現在では送出部門において放送における送出音量の諸問題について研究している。音声部門では放送業界で初めてドルビーサラウンドによる高校野球中継などのプロジェクトに関わる。また、個人的に入間次朗の名前で録音活動を行い大阪市音楽団のCD制作などを手がける。創作活動も行っており、JNN系高校ラグビーのオープニングテーマやPCゲームのロードス島戦記の音楽を担当。