ピクシス(ヨハン・ペーター) Pixis, Johann Peter
生没年 | 1788-1874 | 国 | |
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辞書順 | 「ヒ」 | NML作曲家番号 | 60345 |
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『知られざるベルリオーズ時代のオーボエ』
フランス初期ロマン派のオーボエ作品 [クリストファー・パラメタ、オリヴィア・シャム]Early French Romantic Music for Oboe and Piano - BOCHSA, N.-C. / BROD, H. / JADIN, L.-E. / KALKBRENNER, F. (Berlioz's Lost Oboe) (Palameta, Sham)
発売日:2023年01月27日 NMLアルバム番号:RAM2108
CD価格:2,475円(税込)
現代モデル誕生直前に作られた二つのオリジナル楽器で、ロマン派の真の響きへ!バロック期に宮廷楽団の楽器として弦楽合奏にいち早く加わり、近代的なオーケストラの歴史を早くから彩り続けてきた管楽器オーボエ。その発展史は意外に知られてはおらず、特に19世紀半ばにベーム式キーシステムが導入される前の楽器を独奏で聴ける機会は滅多にありません。 ここでその未知領域に迫るのは、カナダの古楽器奏者でターフェルムジークやアリオン・バロック・オーケストラの一員として世界的な活躍を続け、ATMAレーベルで18世紀型のオーボエを使った録音を世に問うてきたクリストファー・パラメタ。演奏に使ったのは1835年パリ製のオリジナル楽器で、現代型の構造が発案される直前のオーボエの姿を伝える貴重なモデル。オリヴィア・シャムが弾くピアノもパリ・エラール社のロンドン支部で作られた1840年製オリジナルで、こちらも現代式の大型金属フレームが採用される少し前のモデルです。 二人はショパンやベルリオーズがパリにいた時期、当時のオーボエのために綴られた作品を厳選。素材の温もりを感じさせる美音を通じ、初期ロマン派の作曲家たちが思い描いたであろう19世紀本来のオーボエの音色を現代に甦らせます。 フランス革命期に活躍したジャダンのスリリングな短調作品からリストの好敵手たちの独奏曲まで、当時の楽器ならではの音色と響きで超絶技巧一辺倒ではない魅力に気づかせてくれるピアノの存在感も聴き逃せないところ。Ramée特有の美麗外装を裏切らない、確かな時代感に裏打ちされた初期ロマン派古楽器アルバムです。