2019年2月
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ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107 [レミ・バロー(指揮)ザンクトフローリアン・アルトモンテ管弦楽団]BRUCKNER, A.: Symphony No. 7 (1885 version, ed. L. Nowak) (Altomonte Orchester St. Florian, Ballot)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:Gramola99189
SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
異色の解釈で知られるレミ・バローのブルックナー録音、今年も最新盤が登場します!オーストリア北部のリンツにほど近いザンクトフローリアンで夏ごとに開催されているブルックナー音楽祭のハイライトを飾るべく、かの作曲家が若い頃オルガン奏者として奉職していた修道院教会を会場に行われる交響曲演奏会は、イギリスやアメリカなど海の向こうからも耳の肥えたブルックナー・ファンを集める注目度の高いステージ。2018年夏の演奏会ではついに第7番が披露されましたが、ここでもバローは玄人ファンたちの期待を裏切ることなく、残響10秒という異例の音響空間を最大限味方につけた異色解釈で満場を唸らせました。 俊才エンジニア陣がこだわりぬいたDSD録音で、指揮者自身も音源監修に携わり仕上げられた今回のリリースは、レーベルサイドが「過去最高の出来」と胸を張る仕上がり。解釈の音像をぼやかすことなく絶妙に収録されたその響きがブルックナーの創意にどう影響をおよぼしたか……国内仕様では充実解説の訳とともにお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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オッフェンバックでコロラトゥーラ
~喜歌劇の技巧的名歌集~ [ジョディ・ドヴォ(ソプラノ)、アデル・シャルヴェ(メゾソプラノ)、ローラン・カンペローネ(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団]OFFENBACH, J.: Operetta Arias - Les contes d'Hoffmann / Vert-vert / Les bavards (Offenbach Colorature) (Devos, Munich Radio Orchestra, Campellone)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:ALPHA437
CD国内仕様 解説日本語訳・歌詞日本語訳付き価格:2,970円(税込)
2019年はクララ・シューマンやスッペとともに、オペレッタの神ともいうべき異才オッフェンバックの生誕200周年でもあるところ、この作曲家の作風の機微をあざやかに伝える注目盤がAlphaから登場します。 エリザベート王妃国際コンクールでの受賞を機にわずか数年で世界から注目を集める歌手となったジョディ・ドヴォが、オッフェンバックの膨大な作品群から有名・無名作を問わず超絶技巧がきわだつアリアを厳選、「シャンゼリゼのモーツァルト」の綽名のもと絶大な人気を博したかの作曲家の作風を縦横無尽、巧みな選曲で味わわせてくれます。 国内仕様は詳細解説・歌詞の訳も添付。2、3の有名作以外は多くの人が意外に知らないオッフェンバック芸術を、フランス19世紀の希少作品蘇演でも確かな実績を築いてきた南仏の才人指揮者カンペローネのタクトとともにじっくり味わえる1枚です。
収録作曲家:
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シェドヴィル(1705-1782):
『春、または楽しい四季』
(ヴィヴァルディの『四季』にもとずく) [トビー・ミラー(バロック式ヴィエラルー=ハーディガーディ、総指揮) アンサンブル・ダンギー(古楽器使用)]CHÉDEVILLE, N.: Printems ou Les saisons amusantes (Le) (Ensemble Danguy, T. Miller)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:RIC398
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:2,970円(税込)
ヴィヴァルディの『四季』は20世紀に劇的復権を遂げるよりはるか昔、18世紀のパリでも大人気でした。とくに「春」はモーツァルトが最初にパリを訪れた1764年にも公の場で演奏されていたほど。この人気を見逃さなかったのが、楽譜出版業界でも活躍をみせた音楽家シェドヴィル……ヴィヴァルディの既存作品の数々から切り貼りで『忠実な羊飼い』というソナタ集を(堂々ヴィヴァルディの作品13として)発表したこともある彼は『四季』を下敷に、同様の手法で編作した2曲を加えた全6曲からなる『楽しい四季』という曲集を出版。 折しもパリのアマチュア音楽家たちのあいだで人気だった楽器ヴィエラルー(ハーディガーディ、弦をこする車輪をハンドルで回して弾く弦楽器)で有名曲を弾ける楽譜として成功を収めたこの曲集を、フランス・バロックの作曲家たちの作品集(『美しきヴィエル弾き』RIC382)でめざましい技巧を聴かせてくれた新世代ヴィエラルー奏者トビー・ミラーが室内楽編成で、隅々まで流麗な最新解釈で聴かせてくれます。 古楽通には知られた曲集ながら詳細を知る機会も少ないところ、充実した解説(国内仕様では全訳付)もありがたい1枚です。
収録作曲家:
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カヴァッリ(1602-1676):
音楽劇『ジャゾーネ』 [ヴァレア・サバドゥス(カウンターテナー)、クリスティナ・ハンマーストレーム(メゾソプラノ)、クリスティナ・ムヒタリアン(ソプラノ)、ウィラード・ホワイト(バリトン)、ギュネス・ギュルレ(バス=バリトン)、アレクサンドル・ミレフ(バス)、ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)、ミグラン・アガドジャニアン(テノール)、マリアナ・フローレス(ソプラノ、メアリー・フェミニア(ソプラノ)、セレナ・ぺルヌー(ソプラノ)、レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮・楽譜校訂)、カペラ・メディテラネア(古楽器使用)]発売日:2019年02月13日
DVD国内仕様 日本語字幕なし価格:5,500円(税込、送料無料)
20世紀までの忘却から一転、ここ数十年でめざましい復権を遂げたバロック・オペラの世界でも、とくにモンテヴェルディとヘンデルの間をつなぐ存在として歌劇界隈でいま新たな注目を集めているのが、モンテヴェルディの有能な弟子でもあったフランチェスコ・カヴァッリ……Alphaレーベルが満を持してリリースする今回のDVDでは、2年前にも同じ作曲家の『エリオガバロ』で大成功をおさめた敏腕古楽指揮者アラルコンのチームによる演奏です。 しかも今回の主役格歌手には『エリオガバロ』でも独特の存在感で客席を引きつけた最前線のカウンターテナー、サバドゥスの名が……2月の来日ツアーも大いに注目されているところ、話題が温まった絶好のタイミングでのリリースとなるでしょう。 『ジャゾーネ』は見せ場も登場人物も多い重要作品、新収録映像としてもまさに古楽ファン待望。しかも国内仕様では粗筋完備の解説も全訳付です。マリアナ・フローレスやドミニク・ヴィス(!)ら新旧世代の実力派歌手たちの存在もさることながら、地中海バロック作品をラテンの躍動感と稀有の様式感覚であざやかにまとめあげるアラルコンの楽隊の音作りにも注目です。
収録作曲家:
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グルック(1714-1787):
歌劇「オルフェとウリディス」
(オルフェオとエウリディーチェ) [フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)、クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)、ファトマ・サイード(ソプラノ)、ホフェッシュ・シェクター・カンパニー(舞踊団)、ミケーレ・マリオッティ(指揮)、スカラ座管弦楽団&合唱団]発売日:2019年02月08日
DVD国内仕様 日本語字幕付価格:4,400円(税込、送料無料)
スカラ座で収録された、フローレスとカルクによる「オルフェとウリディス」が登場。1762年にウィーンで初演されたグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」は、脚本と音楽の関連性を重要視したオペラ史の改革的作品であり、そのおよそ12年後にはパリでフランス語版の上演も行われました。この時は言語がイタリア語から変更されただけでなく、主人公オルフェ(オルフェオの仏語)のアリアを移調してカウンターテノールからテノールへ変更、オルフェのアリアの追加、バレエ音楽の追加、有名な「精霊の踊り」の拡張、楽器の変更など様々な改訂が行われました。 この映像には、2015年コヴェントガーデン王立歌劇場で上演されたプロダクションを、2018年にミラノ・スカラ座で再演した舞台を収録。テノールへ変更され力強くなったオルフェですが、フローレスの艶やかな歌声もあって、カウンターテノールで聴きなれた方にも大きな違和感は感じられないでしょう。フローレスならではの情感豊かな表現と、カルクとサイードの好演が物語を大いに盛り立てています。 舞台は一見簡素ながら、ステージにオーケストラがせり上がる仕掛けなど工夫を凝らしたもの。またバレエはグルックの音楽にモダン・ダンスが絡むものとなっており、近代を思わせる衣装もあいまって、様々な様式が魅力的なハーモニーを奏でるステージとなっています。
収録作曲家:
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グルック(1714-1787):
歌劇「オルフェとウリディス」
(オルフェオとエウリディーチェ) [フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)、クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)、ファトマ・サイード(ソプラノ)、ホフェッシュ・シェクター・カンパニー(舞踊団)、ミケーレ・マリオッティ(指揮)、スカラ座管弦楽団&合唱団]発売日:2019年02月08日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付価格:4,400円(税込、送料無料)
スカラ座で収録された、フローレスとカルクによる「オルフェとウリディス」が登場。1762年にウィーンで初演されたグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」は、脚本と音楽の関連性を重要視したオペラ史の改革的作品であり、そのおよそ12年後にはパリでフランス語版の上演も行われました。この時は言語がイタリア語から変更されただけでなく、主人公オルフェ(オルフェオの仏語)のアリアを移調してカウンターテノールからテノールへ変更、オルフェのアリアの追加、バレエ音楽の追加、有名な「精霊の踊り」の拡張、楽器の変更など様々な改訂が行われました。 この映像には、2015年コヴェントガーデン王立歌劇場で上演されたプロダクションを、2018年にミラノ・スカラ座で再演した舞台を収録。テノールへ変更され力強くなったオルフェですが、フローレスの艶やかな歌声もあって、カウンターテノールで聴きなれた方にも大きな違和感は感じられないでしょう。フローレスならではの情感豊かな表現と、カルクとサイードの好演が物語を大いに盛り立てています。 舞台は一見簡素ながら、ステージにオーケストラがせり上がる仕掛けなど工夫を凝らしたもの。またバレエはグルックの音楽にモダン・ダンスが絡むものとなっており、近代を思わせる衣装もあいまって、様々な様式が魅力的なハーモニーを奏でるステージとなっています。
収録作曲家:
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ブリュノ・モンサンジョン制作
音楽ドキュメンタリー
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
『不屈の弓』 [ロストロポーヴィチ]発売日:2019年02月08日
DVD国内仕様 日本語字幕付価格:3,960円(税込、送料無料)
フィッシャー=ディースカウ、グールド、オイストラフ、リヒテル、メニューインなど数多くの音楽家のドキュメンタリー映像を制作し、世界的に高い評価を得ているフランスの巨匠映像作家ブリュノ・モンサンジョンの最新作。 モンサンジョンが、特にそのテーマに関心を持つ「全体主義体制下の優れた音楽家に訪れる運命とそれに立ち向かう姿」。これらに肉薄する一連のドキュメンタリーは発表される度に大きな衝撃を与えてきました。 これまでに 【ダヴィッド・オイストラフ『人民芸術家?』1994】 【スヴャトスラフ・リヒテル『エニグマ(謎)』1998】 【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー『赤い指揮棒』2004】 この3作品が制作されましたが、今回は同じく、ソ連に生まれた芸術家で、その反体制姿勢により亡命を余儀なくされ時代に翻弄された音楽家ロストロポーヴィチがテーマです。 【ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』2017】。 この映像は、芸術家の苦悩と栄光を、未発表映像と彼を取り巻く人々の証言を交えながら丁寧に綴っていきます。 特典映像として長編ドキュメンタリー【ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ】とロストロポーヴィチがチェロを演奏する「大公トリオ」全曲と小品の演奏映像が付属する豪華版です。 ARTFIFA(国際芸術映画祭)2018受賞作品
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ブリュノ・モンサンジョン制作
音楽ドキュメンタリー
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
『不屈の弓』 [ロストロポーヴィチ]発売日:2019年02月08日
Blu-ray国内仕様 日本語字幕付価格:3,960円(税込、送料無料)
フィッシャー=ディースカウ、グールド、オイストラフ、リヒテル、メニューインなど数多くの音楽家のドキュメンタリー映像を制作し、世界的に高い評価を得ているフランスの巨匠映像作家ブリュノ・モンサンジョンの最新作。 モンサンジョンが、特にそのテーマに関心を持つ「全体主義体制下の優れた音楽家に訪れる運命とそれに立ち向かう姿」。これらに肉薄する一連のドキュメンタリーは発表される度に大きな衝撃を与えてきました。 これまでに 【ダヴィッド・オイストラフ『人民芸術家?』1994】 【スヴャトスラフ・リヒテル『エニグマ(謎)』1998】 【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー『赤い指揮棒』2004】 この3作品が制作されましたが、今回は同じく、ソ連に生まれた芸術家で、その反体制姿勢により亡命を余儀なくされ時代に翻弄された音楽家ロストロポーヴィチがテーマです。 【ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』2017】。 この映像は、芸術家の苦悩と栄光を、未発表映像と彼を取り巻く人々の証言を交えながら丁寧に綴っていきます。 特典映像として長編ドキュメンタリー【ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ】とロストロポーヴィチがチェロを演奏する「大公トリオ」全曲と小品の演奏映像が付属する豪華版です。 ARTFIFA(国際芸術映画祭)2018受賞作品
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「ボローニャのバッハ」
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲 (全曲)
ガブリエッリ(1659-1690):
無伴奏チェロのための7つのリチェルカーレ(1689) [マウロ・ヴァッリ]BACH, J.S.: Cello Suites Nos. 1-6, BWV 1007-1012 / GABRIELLI, D.: 7 Ricercari (Bach in Bologna) (Valli)
発売日:2019年02月27日 NMLアルバム番号:A459
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
古楽から近代作品まで幅広いレパートリーを誇るイタリア出身のチェリスト、マウロ・ヴァッリによるたいへん興味深い企画。音楽史上最も早い時期の無伴奏チェロのための作例であるドメニコ・ガブリエッリのリチェルカーレと、バッハの無伴奏チェロ組曲を調性の関連に目を付けて並べたアルバムです。 ガブリエッリのいたボローニャは、17世紀当時からチェロを独奏に使った音楽がいち早く花開いた都。ヴァッリはそうしたイタリア・バロック期のチェロ音楽に対する自らの深い理解を背景に、バッハ自身もフレスコバルディ、アルビノーニ、ヴィヴァルディといったイタリアの作曲家に魅了されていたことをふまえ、独自のイタリア風解釈のバッハを作り上げました。また通常の組曲第6番はもちろん、第4番でも5弦チェロ・ピッコロを使用しているのが興味深いところです。
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メシアン(1808-1992):
幼子イエスに注ぐ20のまなざし [マルティン・ヘルムヒェン]MESSIAEN, O.: Vingt regards sur l'enfant-Jésus (Helmchen)
発売日:2019年02月27日 NMLアルバム番号:ALPHA423
CD 2枚組
通常価格:2,475円→ 特価!:1,790円(税込)1944年に作曲された「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」はメシアンの最も重要、かつ規模の大きなピアノ曲集の一つ。全曲を演奏するためにはほぼ2時間を要すこの曲は、全編にわたって神への賛美や彼が愛した鳥の声などが混然一体となって盛り込まれています。5曲目ごとに重要な内容を持つ曲が置かれ、曲の中にはしばしば“神の主題”を表す嬰ヘ長調の和音が顕れ、その柔らかい響きが全曲に統一感を与えるとともに、ある種の聴きやすさももたらされています。 ヘルムヒェンはこう語ります。「この20世紀最高の“鍵盤楽器による神聖な音楽”に魅了されてからというもの、作品を深く研究し理解しようと努めました」「“決して官能的でも神秘的でもない”この作品は聴き手への大胆な挑発であり、メシアンの仕掛けた冥想の世界に入ることで、神に出会い崇拝することになるのです」。その言葉どおり全ての曲で変幻自在な響きと静けさを対比させながら、緊張感あふれる世界を描き出しています。
収録作曲家:
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〈クライスラー 録音全集 第8集〉
クライスラー(1875-1962):
1926年-1927年 [フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン) 他]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 8 (1926-1927)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.111409
CD価格:1,900円(税込)
1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。当時ベルリンに拠点を置いていた彼は、1926年の北米ツアーのためにパリからニューヨークを経て、トロントまで出掛けていましたが、彼の愛器の一つ「ストラディヴァリ」は環境の変化に耐えられないだろうという判断のもと、別の愛器「グァルネリ・デル・ジェス」を携行し、この楽器でコンサートを行い聴衆を魅了しました。 このアルバムに収録された一連の録音は1925年から1927年に渡ってアメリカとベルリンで収録されたもので、クライスラーは同じ曲について何度も撮り直しをしていたため、曲によってはいくつかの別テイクが存在しており聴き比べを楽しむことが可能です。またバッハのアダージョなど珍しい録音も含まれています。
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ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):
チェンバロのための組曲集 第2集 [芥川直子(チェンバロ)]MUFFAT, Gottlieb: Suites for Harpsichord, Vol. 2 - MC B9, 15, 16 and 43 (Naoko Akutagawa)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573275
CD価格:1,900円(税込)
日本のチェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第2集。2012年に録音された第1集(8.572610)と同じ楽器(Henk van Schevikhovenによるリュッカーズの復元)を用いた6年ぶりの続編です。 作曲者のゴットリープ・ムッファトはザルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、幼い頃から音楽家としての将来を嘱望されており、本人も期待に違わず、オルガニスト、教師として才能を発揮しました。彼の作品は洗練されたスタイルで書かれており、同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えたとされています。残念ながら彼の存命中に出版された作品はわずかであり、ベルリンに保存されていた自筆稿は第二次世界大戦で散逸してしまいました。第1集も含め、これらの録音は各地に散らばった譜面を探し求めることで実現したもので、知られざる作曲家の再復興に一役買うアルバムです。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
弦楽五重奏曲 第1番&第2番 [ニュージーランド弦楽四重奏団/マリア・ランブロス(ヴィオラ)]BRAHMS, J.: String Quintets Nos. 1 and 2 (New Zealand String Quartet, Lambros)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573455
CD価格:1,900円(税込)
1882年に作曲された第1番、1890年に作曲された第2番、どちらもブラームスの室内楽作品における傑作であり、とりわけ第1番に関してはブラームス自身が「これまでにこのような美しい曲を私から受け取ったことはないと思います」と出版者ジムロック宛の手紙に記すほどの自信作でした。保養地での美しく親密な雰囲気を反映させた第1楽章ののどかで明るい主題、少しだけ憂うつな第2楽章、快活な第3楽章はベートーヴェンの伝統をしっかり受け継ぎながらも、ブラームスらしい重厚なハーモニーを聴かせる名作です。第2番も同じくゆったりとした旋律に満たされていますが、終楽章では彼が愛したハンガリーの民族音楽らしいメロディも現れるなど、起伏に富んだ楽想が魅力です。 弦楽四重奏曲全曲を録音しているニュージーランド弦楽四重奏団は、五重奏曲でも充実した演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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サインス・デ・ラ・マーサ(1903-1982):
ギター音楽集 [ホセ・アントニオ・エスコバル(ギター)]SÁINZ DE LA MAZA, E.: Guitar Music (Escobar)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573456
CD価格:1,900円(税込)
エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサはスペインのブルゴス生まれ。彼の兄レヒーノ(1896-1981)もピアノとギターを学んでおり、エドゥアルドも6歳から音楽を学び始めましたが、家族は貧しく、他の兄弟に音楽を学ばせるだけの余裕はありませんでした。レヒーノがギターのレッスンを始め、才能を現したためか、エドゥアルドはギターではなくチェロに転向、そのままチェリストとして活動を始めました。平行して作曲を学んだ彼はチェロ曲やギター曲を次々と発表、やがて作曲家としての名声を獲得することとなります。 このアルバムには彼のギター曲を収録。トレモロ奏法が見事な「夜明けの鐘」や、ファン・ラモス・ヒメネスの同名詩集に基づく「プラテーロと私」(カステルヌオーヴォ=テデスコの作品が有名)など、独特な味わいを持つ作品集です。
収録作曲家:
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モイゼス(1906-1984):
交響曲 第9番・第10番 [ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)/スロヴァキア放送交響楽団/]MOYZES, A.: Symphonies Nos. 9 and 10 (Slovak Radio Symphony, L. Slovák)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573654
CD価格:1,900円(税込)
スロヴァキアの作曲家モイゼスの交響曲第9番と第10番。スロヴァキアの伝統とヨーロッパのトレンドを巧みに融合した彼の作品はどれも耳なじみが良く、また時に斬新な響きにおおわれています。 1971年に初演された交響曲第9番は暗くて劇的な雰囲気を持ち、これは当時ソビエトが彼の祖国を侵略していたことから、時代に対する絶望が表現された作品と言われています。この曲とは対照的に、冒頭こそ激しくとも、全体的に穏やかな作風を持つ第10番は、政治色が一切排除されており、内面の平和と古典的な様式が追求された交響曲です。曲の中心をなすのは第3楽章のラルゲットであり、この牧歌的な響きに彼の心情の全てが集約されているかのようです。
収録作曲家:
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ロルツィング(1801-1851):
序曲集 [準・メルクル(指揮)/マルメ交響楽団]LORTZING, A.: Opera Overtures (Malmö Opera Orchestra, Märkl)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573824
CD価格:1,900円(税込)
ロルツィングは19世紀ドイツ歌劇場に於いて、モーツァルトとヴェルディに次いで最も人気の高い作曲家でした。両親が俳優であった彼は、自ら演者として舞台に立ちテノールやバリトンのパートを歌っていたといい、歌劇を作曲する際にもその経験が大いに役立ったようです。代表作《皇帝と船大工》は初演こそ失敗したものの、その後次第に評価が高まり、やがて英語やフランス語、ロシア語など様々な言葉に翻訳され世界中で上演されるほどの人気を誇っています。 このアルバムでは比較的良く知られる《ウンディーネ》《密猟者》をはじめ、ロルツィングの最後の作品《オペラのおけいこ》まで、ドイツ・コミック・オペラの伝統を継承する序曲を準・メルクルとマルメ響の演奏で味わうことができます。
収録作曲家:
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マルクス(1882-1964):
管弦楽作品集 第2集 [スティーヴン・スローン(指揮)/ボーフム交響楽団]MARX, J.: Orchestral Works, Vol. 2 - Alt-Wiener Serenaden / Partita in modo antico / Sinfonia in modo classico (Bochum Symphony, Sloane)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573832
CD価格:1,900円(税込)
後期ロマン派に属する作曲家ヨーゼフ・マルクス。晩年にはフランス印象主義の影響を取り入れた作品を書きましたが、基本的にはあまり前衛的な作風を採用することはありませんでした。このアルバムでは、彼が好んだ「古風な様式」に基づいた3つの作品が収録されています。 「古いウィーンのセレナード」はオーストリア音楽の特徴を前面に押し出したのどかな曲であり、もともと弦楽四重奏のために書かれた「パルティータ」はミクソリディア旋法が用いられたエスニックな響きを持つ曲。同じく弦楽四重奏のために書かれた「シンフォニア」はハイドンやモーツァルトに敬意を払ったウィーン風の明るい主題を持つ曲。どれもロマンティックな感性と古典的な様式が融合した美しい作品です。
収録作曲家:
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期待の新進演奏家シリーズ/
エレーヌ・ブレグ(フルート)
ジョリヴェ(1905-1974):
フルート作品全集 第1集 [エレーヌ・ブレグ(フルート)/フランソワ・デュモン(ピアノ)]JOLIVET, A.: Flute Works (Complete), Vol. 1 (Boulègue, Dumont)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573885
CD価格:1,900円(税込)
パリ国立高等音楽院在学中にルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団に入団し話題となったエレーヌ・ブレグ。2017年に開催された神戸国際フルート・コンクールで第1位を獲得し、2018年からは南西ドイツ放送交響楽団の首席奏者に就任、更なる活躍が期待されています。 このアルバムは神戸のコンクール直後に録音されたもので、選ばれたのはジョリヴェの作品集。楽器の特性をとことん活かした彼の20曲ほどのフルート作品は奏者たちにとって特別な作品であり、なかでも「リノスの歌」と「5つの呪文」は高い人気を誇っています。これらの難曲を彼女は堂々と演奏、見事なテクニックと音楽性を披露しています。
収録作曲家:
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期待の新進演奏家シリーズ
ヴォジン・コチチ(ギター)
リサイタル [ヴォジン・コチチ(ギター)]Guitar Recital: Kocić, Vojin - BACH, J.S. / REGONDI, G. / PONCE, M.M. / PASIECZNY, M.
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573906
CD価格:1,900円(税込)
2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」の優勝者ヴォジン・コチチのリサイタル・アルバム。1990年セルビアで生まれ、チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。 すでにソリストとしてオーケストラとも数多く共演をこなすなど幅広く活躍していますが、このアルバムではバッハの無伴奏パルティータ第2番全曲(彼自身の編曲による)や、レゴンディ、ポンセ、パシェツニーなどの技術的に困難なレパートリーに挑戦、なかでもポンセの長大なフーガや、パシェツニーの複雑な作品(コンクールでの課題曲)での指裁きに思わず聴き入ってしまうほど、魅力的な演奏を聴かせています。
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シューマン(1810-1856):
〈歌曲集 第8集〉
スペインの歌遊び他 [アンナ・パリミナ(ソプラノ)/マリオン・エックシュタイン(コントラルト)/ジーモン・ボーデ(テノール)/マティアス・ホフマン(バス・バリトン)/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)シュテファン・イルマー(ピアノ・プリモ)]SCHUMANN, R.: Lied Edition, Vol. 8 - Spanisches Liederspiel / Minnespiel / Spanische Liebeslieder (Palimina, Eckstein, Bode, Hoffmann, Eisenlohr)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573944
CD価格:1,900円(税込)
1849年、当時のヨーロッパは至るところで政治的混乱が生じており、争いを嫌ったシューマンは住み慣れたドレスデンを離れ、デュッセルドルフへ移ることを決めました。 この年に作曲された3つの歌曲集にはソロ、デュエット、カルテットを組み合わせた多彩な曲が散りばめられており、そのテーマも様々です。彼のお気に入りの詩人リュッケルトの詩による「恋のたわむれ」、若い頃に熱中するもしばらく遠ざかっていたガイベルの詩を用いた「スペインの歌遊び」と「スペインの恋の歌」、要所要所にスペイン風のリズムが用いられた歌を4人の歌手と2人のピアニストが歌い継いでいきます。耳にする機会はあまり多くありませんが、シューマンの円熟の作曲技法と精緻な筆致が魅力的な曲集です。
収録作曲家:
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ザイツ(1848-1918):
ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集 第2集
コンチェルト 第6番-第10番/Op.25 [チョン・ヘジン(ヴァイオリン)/ウォーレン・リー(ピアノ)]SEITZ, F.: Violin Concertos, Vol. 2 - Nos. 6-10 / Op. 25 (Hyejin Chung, Warren Lee)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.573965
CD価格:1,900円(税込)
1848年生まのドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。11曲の初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていますが、学習者用とは言え、どれも短いカデンツァを備えた聴きどころの多い作品です。もちろん曲の至るところにボウイングやスタッカート、ダブル・ストップ奏法、トリルなどが仕込まれており、1曲を仕上げるだけで、ヴァイオリン奏法の技術が身に着く仕様になっています。ピアノ・パートにも工夫が凝らされており、ヴァイオリンを引き立てる美しい旋律が与えられています。 第1集(8.573801)でも素晴らしい演奏を披露したチョン・ヘジンとウォーレン・リーによる息のあったデュエットです。
収録作曲家:
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レスピーギ(1879-1936):
〈ローマ三部作〉
ローマの祭り/ローマの噴水/ローマの松
[ジョアン・ファレッタ(指揮)/バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団/]RESPIGHI, O.: Roman Trilogy - Feste romane / Fontane di Roma / Pini di Roma (Buffalo Philharmonic, Falletta)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.574013
CD価格:1,900円(税込)
NAXOSレーベルの「ローマ三部作」と言えば、エンリケ・バティスとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との凄まじい演奏がお馴染みですが、その録音は1991年、ほぼ30年前ということもあって「そろそろ新録音が出てほしい」という要望が多くなってきました。 そこで登場したがこのファレッタとバッファロー・フィルハーモニーの演奏です。レスピーギ作品ではすでに「教会のステンドグラス」(8.557711)で華麗な演奏を披露、高い評価を受けているファレッタですが、この2018年の最新録音では一層華やかな音作りと、多彩な表現を駆使し、申し分ない「21世紀のレスピーギ」を聴かせています。
収録作曲家:
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カサブランカス(1956-):
七つの俳句
田園曲他 [ティム・リー(ナレーター)/アンサンブル・ニュー・バビロン/ロレンツォ・フェランディス(指揮)]CASABLANCAS, B.: 7 Haikus / 2 Pieces for clarinet and piano / Albumblätt für Arriaga / 6 Glosas (Ensemble New Babylon, Ferrándiz Carillo)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.579017
CD価格:1,900円(税込)
ユニークな作風によるピアノ作品が話題になったスペインの作曲家カサブランカス。日本にも度々来日し、独特な音楽観を語り人気を博しました。40年以上に渡り作曲を続けてきた彼の作品は高度に洗練されたハーモニーと、細部まで入り組んだテクスチャで構成されています。 このアルバムに収録されている9つの作品は「フルートとピアノのためのアリア」を除くと、全て21世紀になってから書かれたもの。なかでも面白いのが、コンパクトにまとめられた「七つの俳句」。リアルタイムに彼の作風を示すニュアンス豊かな作品です。音楽は唐突に生まれ、突然断ち切られるか、静かに消えていきます。ナレーターを伴う「6つの注釈」、遊び心溢れる即興的な「アリア」など万華鏡を思わせる小品が並びます。のどかな旋律が切れ切れに聞こえてくる「牧歌」も工夫が凝らされた面白い作品です。
収録作曲家:
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J.S.バッハ(1685-1750):
マニフィカト
ヘルムシュロット(1938-):
ルーメン [シリ・ソーンヒル(ソプラノ)/ミラ・グラツィク(ソプラノ)/ゾフィア・ケルバー(ソプラノ)/アンナ・カルマジン(ソプラノ)/テレサ・ホルツハウザー(アルト) 他 ジモン・マイール合唱団/コンチェルト・デ・バッスス/フランツ・ハウク(指揮)]BACH, J.S.: Magnificat, BWV 243 / HELMSCHROTT, R.M.: Lumen (Simon Mayr Choir, Concerto de Bassus, Hauk)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.579049
CD価格:1,900円(税込)
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マイール(1763-1845):
歌劇《ケルスキの人々》 [トロイタマルクス・シェーファー(テノール)/トゥスネルダイヴォンヌ・プレンツキ(ソプラノ)/タマーロアンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)/ツァラストアンドレアス・マッタースベルガー(バス)/エルチルダカタリーナ・コンラディ(ソプラノ) 他/バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー/ジモン・マイール合唱団/コンチェルト・デ・バッスス/フランツ・ハウク(チェンバロ&指揮)]MAYR, J.S.: Cherusci (I) [Opera] (M. Schäfer, Prentki, A.L. Brown, Bavarian State Opera Chorus, Simon Mayr Choir, Concerto de Bassus, Hauk)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:8.660399-400
CD 2枚組価格:2,900円(税込)
キリストが誕生した頃の古代ゲルマニア。この地で勢力を誇っていたのがケルスキ人です。族長であるアルミニウスの下、ローマ軍をトイトブルクの森の戦いで撃滅し、ローマのゲルマニア侵攻を挫折させたことは画期的なこととして知られています。 マイールが彼らを題材に歌劇《ケルスキの人々》を作曲したのは、ナポレオンの軍隊がヨーロッパを駆け巡っていた時のこと。不安な時代だからこそ、台本作家のロッシは勇敢な古代の人々に思いを馳せたのでしょう。家族の絆、ロマンス、嫉妬、愛国心、これらが描かれた勇壮な作品は当時の聴衆の心を奮い立たせました。この録音ではピリオド楽器を用い、1808年初演時の響きが再現されています。
収録作曲家:
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リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
ロシアの復活祭序曲
フランク(1822-1890):
交響曲 ニ短調 [バイエルン放送響/コンドラシン]RIMSKY-KORSAKOV: Russian Easter Festival / FRANCK, C.: Symphony in D minor (Bavarian Radio Symphony, Kondraschin)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:900704
CD価格:1,500円(税込)
この盤を待ち望んでいた方も多いことでしょう。LP時代の名演とされながら、なかなか復刻されることもなく「幻の演奏」とされていたものです。曲の持つ渋さと格調高さを最大限に引き出した上で、なおかつアグレッシヴな表情を乗せるというコンドラシンならではの迫力たっぷりの凄演です。
収録作曲家:
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ピアソラ(1921-1992):
歌劇《ブエノスアイレスのマリア》 [語り手(小悪魔)ダニエル・ボニッラ・トーレス/マリアルシアーナ・マンシーニ/カントールヨハネス・メルテス/クリストファー・シュプレンガー(指揮)/ボン・ベートーヴェン管弦楽団]PIAZZOLLA, A.: María de Buenos Aires [Tango Opera] (Bonilla-Torres, L. Mancini, Mertes, L. Hensel, Bonn Beethoven Orchestra, Sprenger)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:C5305
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
「《ブエノスアイレスのマリア》が私の心に内なる平和をもたらしました。それは当時、音楽生活の絶頂にあった私の《音楽へのアプローチ方法》を変えるほどの静けさでした」 ピアソラ自身がこのように語った重要な意味を持つオペリータ(小歌劇)。当時、ピアソラがタンゴの立ち位置について悩んでいたこともあり、物語は極めて神秘的で、時には宗教的と言ってもよいほどの内容を持っています。主人公のマリアは「タンゴの象徴的存在」であり、一度死んだ彼女の魂は悪魔や魔女たちの祈りと共に蘇り、呪詛に塗れながらも美しく印象的な「私はマリア」を歌い上げます。 マリアを歌うマンシーニはイタリア・バロック期の作品を得意としており、これまでの主人公を演じてきたヴォーカリストたちとは異なる古典的なアプローチを用い、21世紀に続くタンゴの伝統をみせてくれます。強烈な存在感を放つバンドネオンやギターなどの楽器群とオーケストラを丁寧にまとめるシュプレンガーの指揮も聴きどころ。
収録作曲家:
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アイネム(1918-1996):管弦楽作品集
管弦楽のための協奏曲
フニャディ・ラースロー
夜の小品/セレナード [ヨハネス・カリツケ(指揮)/ベルリン放送交響楽団]EINEM, G. von: Concerto for Orchestra / Hunyady László / Nachtstück / Serenade (Berlin Radio Symphony, Kalitzke)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:C5357
CD価格:2,250円(税込)
2018年に生誕100年を迎えたオーストリアの作曲家アイネム。第二次世界大戦中も数多くの同僚たちの力になると共に、終戦後のオーストリア音楽界の再建に力を尽くした人として、昨年はウィーンを中心に数多くの演奏会が開かれ、彼の栄誉を称えました。 初期は新ウィーン楽派の影響で無調に近い作品を書いていましたが、次第に調性を備えた耳当たりの良い作品を書くようになり晩年は「保守的な作曲家」として知られていたアイネム、このアルバムでは新古典派の様式で書かれた「管弦楽のための協奏曲」から晩年の劇音楽「フニャディ・ラースロー(ハンガリーの政治指導者)」まで多彩な作品を聴くことができます。個性的なメロディに彩られた活気ある曲の数々をお楽しみください。
収録作曲家:
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ユン・イサン(1917-1995):室内楽作品集
東と西の小品 I・II/出会い
オーボエと弦楽三重奏のための四重奏曲
ヴァイオリン・ソナタ
インターリューディウム A [高橋 鐘汰(オーボエ)/ヴァルター・グリンマー(チェロ)/ゲオルグ・アルツベルガー(クラリネット)/マリア・シュタンゲ(ハープ)/カヤ・ハン(ピアノ)/マリアーナ・ドウティ(ヴィオラ)/エギディウス・シュトライフ(ヴァイオリン)/マルクス・シュタンゲ(ピアノ)]YUN, Isang: Chamber Music - East West Miniatures I, II / Rencontre / Oboe Quartet / Violin Sonata (Shota Takahashi, Arzberger, Grimmer, Kaya Han)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:C5364
CD価格:2,250円(税込)
大韓民国で生まれ、1967年の東ベルリン事件(韓国中央情報部がヨーロッパ在住の韓国人たちをスパイ嫌疑で大量に逮捕した事件)を機に西ドイツに帰化、独自の作品を生み出し続けたユン・イサン。彼の作品は老子の教え「道(タオ)=道徳経」の思想に貫かれているとされ、ヨーロッパで作曲した100曲以上の作品はどれも自国の伝統と国際的な近代性が組み合わされたユニークな様式によっています。 彼の音楽の特徴は、室内楽などの小編成の作品で遺憾なく発揮されており、どこか懐かしさを感じさせるメロディは聴き手の耳を強烈にひきつけます。
収録作曲家:
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ヴィヴァルディ(1678-1741):
ラ・ストラヴァガンツァ Op.4
12のヴァイオリン協奏曲集 [アントン・マルティノフ(ヴァイオリン)/フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)/モード・アンティクォ(ピリオド楽器アンサンブル)]発売日:2019年02月22日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
現在、最も著名な「ヴィヴァルディ研究家」として知られるサルデッリ。1996年と1999年にはグラミー賞にノミネートされた指揮者であり、絵画や小説の分野でも活躍し、とりわけヴィヴァルディについては数多くの著書があり、2007年からはヴィヴァルディのカタログの作成にも携わっています。現在はピリオド楽器アンサンブル「モード・アンティクォ」の創設者として音楽監督を務め、歴史に埋もれてしまったヴィヴァルディの数々のオペラを蘇演、録音したことでも知られています。 今回の録音は以前もサルデッリとコンビを組んでいたロシアのヴァイオリニスト、アントン・マルティノフを再びソリストに迎え、ヴィヴァルディの代表作「ラ・ストラヴァガンツァ」に挑みました。力強いアンサンブルと活気ある表現による魅力的な演奏を披露しています。
収録作曲家:
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ロータ(1911-1979):
2つのオペラ
歌劇《神経症患者の夜
歌劇《二人の内気な男》 [ジョルジョ・チェレンツァ(バリトン)/サブリナ・コルテーゼ(ソプラノ)/ダニエーレ・アドリアーニ(テノール) 他/ガブリエーレ・ボノリス(指揮)/レアーテ祝祭管弦楽団]発売日:2019年02月22日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
映画音楽作曲家として知られるニーノ・ロータによる2作の歌劇。 《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。ミラノの高級ホテルの最上階で繰り広げられる物語です。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を全て貸し切りにして宿泊していますが、ホテルの手違いで両隣に客を入れてしまったことから起こる騒動が描かれています。かたや、《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品です。 2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つ。歌手たちのアンサンブルが印象的な上演です。
収録作曲家:
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フラヌイ
シューベルトによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編) [フラヌイ(アンサンブル)/スヴェン・エリック・ベヒトルフ(ヴォーカル)]SCHUBERT, F.: Chamber Music (arr. M. Kraler and A. Schett) (Schubertlieder - Wo du nicht bist, dort ist das Glück) (Bechtolf, Franui)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD20301
CD価格:2,240円(税込)
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フラヌイ
ブラームスによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編) [フラヌイ(アンサンブル)]KRALER, M. / SCHETT, A.: Vocal and Chamber Music (Brahms Volkslieder - Nur ein Gesicht auf Erden lebt …) (after J. Brahms) (Franui)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD20302
CD価格:2,240円(税込)
クラーラーとシェットによるロマン派作品アレンジ第2作。前作シューベルト・アルバムに続くのはブラームスの民謡集です。ベートーヴェンを心から尊敬していたブラームスですが、かたや民族音楽からも大きな影響を受けており、よく知られる「ハンガリー舞曲集」をはじめ、ドイツ民謡をもとにした歌曲は144曲もあり、オリジナルの作品にも民謡風の主題がしばしば登場するなど、彼は素朴な旋律をこよなく愛していました。 クラーラーとシェットは、その「ドイツ民謡集」に楽しいアレンジを加え、新しい表情を持たせています。管楽器を中心に、ヴァイオリン、ハープやダルシマーを加えた独特な音色を奏でるフラヌイならではの楽しい1枚です。
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フラヌイ
マーラーによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編) [ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)/フラヌイ(アンサンブル)]MAHLER, G.: Vocal Music (arr. M. Kraler and A. Schett) (Mahlerlieder … und ruh' in einem stillen Gebiet) (Schmutzhard, Franui)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD20303
CD価格:2,560円(税込)
クラーラーとシェットによるロマン派作品アレンジ第3作。こちらも民謡や伝承とは切り離すことができないマーラーの作品をクラーラーとシェットが大胆にアレンジしています。まるでウィーンの酒場で聴くような、フラヌイのユニークな編成で奏でられる数々の歌は、マーラーがが憑りつかれていたという死生観も全て取り込み、時には美しく、時には残酷な世界を描き出しています。
収録作曲家:
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Quadrat-sch
農民の音楽 [バルバラ・ローメン(ツィター)/ハンメレッド・ドゥルシム(ツィター)/クリストフ・ディエンツ(ツィター)/グンター・シュナイダー(ギター)/アレクサンドラ・ディエンツ(コントラバス)/ツェーナ・パーキンス(ハープ)/ヘルベルト・ピルカー(パーカッション)]発売日:2019年02月22日
CD 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
2010年にチロルで開催されたコンサート「田舎の生活」・・・演奏されたのは素朴な家、食事、住民たちの強い絆から生まれる祝祭、哀悼、楽しい音楽・・・これらを象徴する作品集です。 2枚組の1枚目はツィターとコントラバスが奏でるさまざまなヴァージョンによる民謡を主体とした曲、2枚目はパーカッションとハープを加え更に美しいサウンドを追求した曲がそれぞれ収録されており、親密な雰囲気を楽しめます。
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ノイエ・ヴィーナー・
コンツェルト・シュランメルン
Zwanzig [ノイエ・ヴィーナー・コンツェルト・シュランメルン]Ensemble Music - STROHMAYER, A. / KATZENBERGER, A. / STRAUSS II, J. / BÁNLAKI, Á. / DICKBAUER, J. / (Zwanzig) (Neue Wiener Concert Schrammeln)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD20430
CD価格:2,560円(税込)
「シュランメル」とは19世紀後半のウィーンで発達したオーストリアの民族音楽の演奏形態。ヴァイオリニストであったヨハンとヨーゼフ・シュランメル兄弟の名前に基づいています。彼らはウィーン民謡に独自のアレンジを加えホイリゲ(新酒を出す酒場)で演奏、ホールでオーケストラが演奏する“ウィンナ・ワルツ”とは違う味わいを持つ音楽は人々を魅了し、その人気はヨーロッパ中に広まりました。 ヨハン・シュトラウス2世やシェーンベルクも彼らの音楽に心酔していたというほどのシュランメル、現在でも数多くの奏者たちがエレガントな演奏を繰り広げていますが、1995年に創立された「ノイエ・ヴィーナー・コンツェルト・シュランメルン」はその中でも突出した人気を誇るアンサンブル。伝統の中に新機軸を組み込んだアレンジが高く評価されています。
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フラヌイ
Tanz! (Franz) - アンサンブル作品集 [フラヌイ(アンサンブル)]KRALER, M. / SCHETT, A.: Ensemble Music (after F. Schubert) (Tanz! (Franz)) (Franui)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD20432
CD価格:2,560円(税込)
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ALMA
Oeo [ALMA(アンサンブル)]発売日:2019年02月22日
CD価格:2,560円(税込)
「Oeo」という奇妙なタイトルを持つこのアルバムが意図するのは、さまざまな地域、時代、スタイルの音楽を遊び心をもって新しい世界にまとめること。このアルバムにはデンマークからリマまで多彩な地域の民謡と、聖書の言葉、ブルックナーの音楽までがコラージュのように詰め込まれています。 「ALMA=魂」のアンサンブル名そのままに、民族音楽の伝統を踏まえながら、素朴で心がこもった演奏を繰り広げる彼らの自信作です。
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フェーデルシュピール
Smaragd
[フェーデルシュピール(アンサンブル)]発売日:2019年02月22日
CD価格:2,560円(税込)
2004年、ドナウ川とクレムス川の合流点の歴史ある街クレムス・アン・ドナウで結成された7人組の管楽アンサンブル「Federspiel フェーデルシュピール」。ヨーロッパ各地の民族音楽を、エレクトロニクスを駆使したユニークなアレンジで演奏し、夏の音楽祭やコンサートホールで人気を博しています。結成当時、最も若いメンバーは16歳でしたが、15年の歳月を経て彼らの音楽も、街の名産であるワインのように熟成されてきました。 この「Smaragd エメラルド」と題されたアルバムは彼らの4枚目の作品であり、収録曲はどれも3人のメンバーによるオリジナルです。愛の告白や別れなど、彼らの個人的な経験をオーストリア民謡に織り込んだという面白い曲が並びます。
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フェーデルシュピール
Wolperting
(Dort, wo nichts war, ist jetzt Musik そこには何もなかった、今は音楽がある) [フェーデルシュピール(アンサンブル)]発売日:2019年02月22日
CD価格:2,400円(税込)
民族音楽と現代音楽を融合させたユニークな音楽をレパートリーとする管楽アンサンブル「フェーデルシュピール」の最新アルバム。アルバムタイトルの「Wolperting」とはドイツ・バイエルンのアルペン森周辺に生息すると伝わる伝説的動物「ヴォルペティンガー」から採られたもの。ノルウェーの滝に棲むトロール、メキシコに伝わる踊り続ける悪魔、得体の知れない魔物が棲む山など、神秘と神話が一体となった世界が、キャラバンソングやアステカの旋律、ロマンティックな民謡などを取り混ぜて描かれています。 エレクトロニクスやミニマルなど現代的な要素も用いられており、素晴らしいサウンドワールドが楽しめます。
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マーティン・プタック(1972-)
River Tales
(The Endless Stream of Recurrence - 回帰の無限の流れ) [マーティン・ブタック(ピアノ) 他]PTAK, M.: Source (The) / Stream / Wings / Merging / Storm (River Tales - The Endless Stream of Recurrence) (Ptak, Janoska, Riedl, Fankhauser, Coleman)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD20441
CD価格:2,400円(税込)
作曲家、ピアニスト、トロンボーン奏者、マルチな才能を持つマーティン・プタック。幼いころからドナウ川とクレムス川の合流点に位置するクレムス・アン・ドナウで過ごし、水とワインが豊富なこの街の景観が彼の作品形成に大きな影響を与えています。 このアルバムに収録されている曲はどれも水のように流動的で即興的な作風を持ち、どの曲にも彼の子供時代の思い出が織り込まれているとされています。重厚で美しいハーモニーに終始する冒頭の「ソース」や「カノン」、フィリップ・グラスを思わせる「ストリーム」など多彩な楽器の持ち味を縦横無尽に駆使した聴き応えのある1枚です。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲全集
+グスタフ・クーン&フランツ・ヴィンター
ベートーヴェンの交響曲を語る[8枚組 BOX] [スザンネ・ゲフ(ソプラノ)/ヘルミネ・ハーゼルベック(メゾ・ソプラノ)/リチャード・デッカー(テノール)/コンラッド・ジャーノット(バリトン)/グスタフ・クーン(指揮) ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団&合唱団]発売日:2019年02月22日
CD 8枚組価格:6,800円(税込、送料無料)
グスタフ・クーンとボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団&合唱団によるベートーヴェンの交響曲全集に、クーンと音楽学者フランツ・ヴィンターの対談「ベートーヴェンの交響曲について」を加えたマニア向けの特装盤BOX。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第1番&第5番 [ジャスミンカ・スタンチュール(ピアノ)/グスタフ・クーン(指揮) ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団]BEETHOVEN, L.: Piano Concertos Nos. 1 and 5 (Stancul)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD60010
CD価格:2,240円(税込)
セルビア生まれの女性ピアニスト、ジャスミンカ・スタンチュールをソリストに迎えたベートーヴェンの2曲のピアノ協奏曲。スタンチュールはウィーン国立音楽大学で学んだ後、ジュネーヴでマリア・ティーポに師事。1989年、権威ある「ウィーン国際ベートーヴェン・コンクール」で優勝したことで一躍注目を浴びました。 ウィーン古典派作品を得意としており、グスタフ・クーンとはモーツァルトのピアノ協奏曲の録音(COL60014)もあります。彼女の明快なタッチと、クーンが振るボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の素朴な響きが溶け合う模範的なベートーヴェンです。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
ミサ・ソレムニス [イングリット・カイザーフェルト(ソプラノ)/ヘルミーネ・ハーゼルベック(アルト)/ヴォルフラム・ヴィッテキント(テノール)/リー・リァン(バス)/グスタフ・クーン(指揮)/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団/チロル祝祭コーラス・アカデミー]BEETHOVEN, L. van: Missa solemnis (Kaiserfeld, Haselbock, Wittekind, Li, Chorus Academy of the Tyrolean Festival, Bolzano-Trento Haydn Orchestra, Kuhn
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD60011
CD価格:2,100円(税込)
グスタフ・クーンとボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団がベートーヴェンの交響曲全集の録音という偉業を終えた後、引き続き取り組んだのが「ミサ・ソレムニス」でした。オペラを得意とするクーンならではの、ソリストと合唱を掌握したまとまりのある演奏は、ベートーヴェンの晩年の崇高な精神を見事に映し出しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
交響曲全集 [グスタフ・クーン(指揮)/ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団]SCHUMANN, R.: Symphonies Nos. 1-4 (Bolzano-Trento Haydn Orchestra, Kuhn)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD60021
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
シューマンをこよなく愛する指揮者グスタフ・クーンによる交響曲全集。ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の素朴な響きは、シューマンが思い描いていたであろう音楽を忠実に再現しています。
収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
アルプス交響曲 Op.64 [グスタフ・クーン(指揮) チロル祝祭管弦楽団]STRAUSS, R.: Alpensinfonie (Eine) (Tyrolean Festival, Kuhn)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD60022
CD価格:2,100円(税込)
リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」は耳で聴く映画のような作品であり、アルプスの一日が絶妙にオーケストラで描写されています。チロル祝祭管弦楽団は、まさに“アルプスのお膝元のオーケストラ”であり、彼らの情熱的、かつ純朴な演奏はリアルなアルプスの風景を伝えてるものです。 リヒャルト・シュトラウスを得意とするクーンは、作品のすみずみまでを丁寧に表現し、オーケストラの華麗な響きを紡ぎ出しています。
収録作曲家:
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ホルツマイアー(バリトン)
「不思議な角笛」歌曲集 [ヴォルフガンク・ホルツマイアー(バリトン)/テレーゼ・リンドクヴィスト(ピアノ)]Vocal Recital: Holzmair, Wolfgang - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / MAHLER, G. / ZEISL, E. (Wunderhornlieder)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD60024
CD価格:2,100円(税込)
オーストリア、ザルツブルク近郊の街、フェックラブルック出身のバリトン歌手ホルツマイアー。オペラ、オペレッタ歌手として世界中の舞台で活躍するだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウム大学のリート・オラトリオ科教授としても多くの後進を育てています。 1952年生まれということもあり、2014年には引退表明を出していますが、この2011年のリサイタルでは熟練の歌唱を披露。アルニムとブレンターノが編纂した詩集「不思議な角笛」を題材にしたメンデルスゾーンから近代作曲家までのさまざまな歌曲、その歌唱からは、リート歌手としての幅広いレパートリーと、彼が歩んできた確かな足跡が感じられます。
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ロータ(1911-1979):
2つのオペラ
歌劇《神経症患者の夜
歌劇《二人の内気な男》 [ジョルジョ・チェレンツァ(バリトン)/サブリナ・コルテーゼ(ソプラノ)/ダニエーレ・アドリアーニ(テノール) 他/ガブリエーレ・ボノリス(指揮)/レアーテ祝祭管弦楽団]発売日:2019年02月22日
Blu-ray価格:4,050円(税込、送料無料)
歌劇《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。人々で溢れかえるミラノの見本市。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を貸し切りにしますが、ホテル側は両隣に退役軍人と新婚風のカップルを泊めてしまうことから起こるドタバタ物語。歌手たちは歌だけでなく優れた演技もしなくてはならないという、まさに映画を見ているような緊張感に満ちた作品です。かたや、歌劇《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品であり、情景が見えず音のみで物語は進行するため、却って舞台で上演するのは困難です。 2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つが、ニーノ・ロータの2つのオペラでした。映画音楽作曲家として知られるロータですが、彼自身はクラシック作曲家を目指していたこともあり、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニの作品を研究するなどイタリアオペラの伝統にも精通していました。生涯に10曲以上の歌劇を作曲し、これまでにこの2作を含め《フィレンツェの麦わら帽子》などいくつかの歌劇が上演されたことがありますが、映像化されたのは今回が世界初となります。 チェレンツァ、コルテーゼといった同じ歌手が役柄を変えて2つの作品を歌うというパターンで、性格の違う物語にもどことなく共通性が生まれる見事な演出です。
収録作曲家:
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ロータ(1911-1979):
2つのオペラ
歌劇《神経症患者の夜
歌劇《二人の内気な男》 [ジョルジョ・チェレンツァ(バリトン)/サブリナ・コルテーゼ(ソプラノ)/ダニエーレ・アドリアーニ(テノール) 他/ガブリエーレ・ボノリス(指揮)/レアーテ祝祭管弦楽団]発売日:2019年02月22日
DVD価格:4,050円(税込、送料無料)
歌劇《神経症患者の夜》は1960年にミラノで初演された短い作品。人々で溢れかえるミラノの見本市。物音がすると眠れない男は、ホテルの最上階の3部屋を貸し切りにしますが、ホテル側は両隣に退役軍人と新婚風のカップルを泊めてしまうことから起こるドタバタ物語。歌手たちは歌だけでなく優れた演技もしなくてはならないという、まさに映画を見ているような緊張感に満ちた作品です。かたや、歌劇《二人の内気な男》は恋のすれ違いをテーマにしたコメディー。本来はラジオ用の作品であり、情景が見えず音のみで物語は進行するため、却って舞台で上演するのは困難です。 2017年に開催された『レアーテ音楽祭』の目玉公演の一つが、ニーノ・ロータの2つのオペラでした。映画音楽作曲家として知られるロータですが、彼自身はクラシック作曲家を目指していたこともあり、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニの作品を研究するなどイタリアオペラの伝統にも精通していました。生涯に10曲以上の歌劇を作曲し、これまでにこの2作を含め《フィレンツェの麦わら帽子》などいくつかの歌劇が上演されたことがありますが、映像化されたのは今回が世界初となります。 チェレンツァ、コルテーゼといった同じ歌手が役柄を変えて2つの作品を歌うというパターンで、性格の違う物語にもどことなく共通性が生まれる見事な演出です。
収録作曲家:
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ツィンツァーゼ(1925–1991):
24の前奏曲 [インガ・フィオリア]TSINTSADZE, S.: 24 Preludes for Piano (Fiolia)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:GP783
CD価格:1,950円(税込)
ジョージア(グルジア)を代表する作曲家の一人、ツィンツァーゼによる24の前奏曲。ハ長調から始まり、並行調のイ短調、一音下がってト長調…を繰り返し、24の調を巡ります。多くの素晴らしい器楽作品を残したツィンツァーゼですが、ピアノ作品は極めて少なく、この作品もあまり演奏されることがありません。しかし、ここに含まれるいくつかの曲は非常に美しく、ジョージアの民謡の要素や民族舞踊のリズムも盛り込まれた、魅力あふれる作品集です。作曲者と同じくトビリシに生まれ育ったピアニスト、フィオリアが、深い共感を持って作品を描き切っています。
収録作曲家:
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タンスマン(1897–1986):
ピアノ作品集 [ジョルジオ・コウクル]TANSMAN, A.: Piano Music - 11 Interludes / Visit to Israel / Caprices / 4 Piano Moods (Koukl)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:GP788
CD価格:1,950円(税込)
ポーランドに生まれ、第一次大戦後のパリで活躍したタンスマン。ユダヤ人であったため、1941年にチャールズ・チャップリンら友人の協力を得てアメリカへ亡命、第二次大戦後パリへ戻ったものの前衛音楽の波に乗れず、忘れられた存在となっていきました。 このアルバムには、タンスマンのそんな後半生の作品を中心に収められており、全て世界初録音となっています。ポーランド人としてのアイデンティティ、ラヴェルやストラヴィンスキーなど最初のパリ滞在時に活躍していた作曲家たちの強い影響、そしてユダヤ人としてのルーツを巧みに使い分け、さらにアメリカ滞在中に交遊のあったシェーンベルクも濃い影を落とした聴き応えのある作品群です。 チェコのピアニストでありチェンバロ奏者、作曲家でもあるジョルジオ・コウクルは、フィルクスニーとの交流を通じてマルティヌーのスペシャリストとして知られ、チェレプニン、ルリエ、タンスマンなどの作品でも高い評価を得ています。ここでも得意のタンスマンの知られざる作品の数々を、ピアノのレパートリーとして根付かせたいという情熱のもと、色彩豊かに聴かせています。
収録作曲家:
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SEPT PARTICULES -
バロックと現代の作品集 [ダヴィッド・シャルマン(ギター、エレクトロニクス)-21/ル・コンソート(アンサンブル)/【メンバー】/ジュスタン・テイラー(チェンバロ、オルガン)/ソフィー・ド・バルドネーシュ(ヴァイオリン)/テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト(ヴァイオリン)/マルタ・パラモ(ヴィオラ)/エミリア・グリオッツィ(チェロ)/ルイーズ・ピエラール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/シルヴァン・サルトレ(リコーダー)/ジョアナ・メートル(フルート、オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ)]Concerto and Chamber Music - CHALMIN, D. / VIVALDI, A. / HANDEL, G.F. / TELEMANN, G.P. (Sept particules) (Chalmin, Le Consort)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:LBM014
CD価格:2,475円(税込)
フランスのギタリスト、作曲家デヴィッド・シャルマン。これまでにラベック姉妹やマドンナなどクラシックからロックまで多彩なアーティストとコラボを行い、実験的なサウンドを生み出すことで知られるアーティストです。 今回のアルバムで彼は、若きチェンバロ奏者ジュスタン・テイラー率いる「ル・コンソート」とタッグを組み、自作の「7つのパーティキュル(粒子、小片)」を演奏しています。前半はル・コンソートのみのバロック作品集、そこにミニマル風、時にはバロック風のシャルマンの作品が続いても何の違和感も抱かせないところが、ル・コンソートの柔軟さと言えるでしょう。ジャンル、時代を超えた音作りが魅力の1枚です。
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ブラームス(1833-1897):
〈室内楽全集 第3集〉
クラリネット五重奏曲
クラリネット三重奏曲
クラリネット・ソナタ 第1番・第2番
ホルン三重奏曲 [ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)/デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)/リーズ・ベルトー(ヴィオラ)/フランソワ・サルク(チェロ)/フローラン・ピュジュイラ(クラリネット)/ジョエル・ラスリー(ホルン)/エリック・ル・サージュ(ピアノ)]BRAHMS, J.: Intégrale musique de chambre, Vol. 3: Œuvres avec instruments à vent (Pujuila, Fouchenneret, Salque, Le Sage)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:LBM015
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
たった数か月の間に「ブラームスの室内楽曲全て」の演奏を行うという前人未到のプロジェクトに着手したエリック・ル・サージュ、ピエール・フシュヌレを中心とするフランスの若手演奏家たち。この第3集ではクラリネットを含む4作品と、ホルン三重奏曲が披露されています。 ブラームスのクラリネット作品は、どれも晩年になってから書かれたもので、哀愁漂う美しい旋律を持つ内省的な作風で知られますが、ここでの演奏は、アンサンブルの中心をなすクラリネット奏者ピュジュイラの活気溢れる演奏も相俟った若々しく瑞々しい息吹と喜びに満ちており、ブラームスの秘めた情熱も存分にうかがい知ることができます。
収録作曲家:
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HYPOCRISIS [ピュジュイラ四重奏団]
発売日:2019年02月22日
CD価格:2,475円(税込)
ブラームスの室内楽プロジェクトで、活力に溢れたクラリネットを聴かせたピュジュイラ。彼はサクソフォン奏者としても抜群の才能を有しており、ジャズ・シーンでも幅広く活躍しています。 この「HYPOCRISIS」と題されたアルバムはB-Records初のジャズ・コレクション。ジャズ、ロック、現代音楽と一つのジャンルにとどまることのない新しい音の世界追求するピュジュイラはここでも変幻自在の演奏を披露しています。
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ヴァンデルロースト [鈴木竜哉(音楽監督&指揮)/マスターズ・ブラス・ナゴヤ]
VAN DER ROOST, J.: Wind Band Music - Credentium / Sinfonia Hungarica / Minerva (Masters Brass Nagoya, Tatsuya Suzuki)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:MBN4-2018
CD国内盤価格:2,750円(税込)
ヤン・ヴァンデルロースト作品の決定盤!
あの日、だれもが興奮し涙した、奇蹟のライブ録音!!“音楽を楽しむ”をコンセプトに『伝統と革新』を追求するマスターズ・ブラス・ナゴヤ。 マスターズ・ブラス・ナゴヤは音楽監督・指揮者に鈴木竜哉を迎え、2016年に結成された東海地区のオーケストラ奏者・音楽大学教師・フリーランス奏者によって構成される吹奏楽団です。華々しくデビューし、吹奏楽ファンのみならず、クラシックファンからも吹奏楽を超えた吹奏楽! と好評を博しています。 このCDは2018年4月30日刈谷市総合文化センター大ホールにて行われた第4回定期演奏会ライブ録音。日本でも人気の高いヤン・ヴァンデルローストの作品3曲を収録しました。ヴァンデルロースト作品の魅力は西洋音楽の歴史に根ざした構成と持続です。指揮者鈴木竜哉が音楽の持続と楽団のポテンシャルを最大に引き上げた名演ぞろい。このCDの演奏・作品から吹奏楽表現の可能性の幅広さが実感されることでしょう。収録作曲家:
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ウルフ・ワークス
(ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」「オーランドー」「波」より) [英国ロイヤル・バレエ、アヌシュ・ホヴァニシアン(ソプラノ)、ジリアン・アンダーソン(語り)、コーエン・ケッセルス(指揮)、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]発売日:2019年02月22日
DVD価格:3,750円(税込、送料無料)
英国を代表する女性作家の一人、ヴァージニア・ウルフ(1882-1941)による3つの小説「ダロウェイ夫人」、「オーランドー」、「波」を元にした三部作。音楽は「スリープ」などで知られるポスト・クラシカルの旗手、マックス・リヒターが手掛けた美しいもの。語りには「Xファイル」のダナ・スカリー役として有名なアメリカの女優ジリアン・アンダーソンが参加。さらに、第一線を退いたアレッサンドラ・フェリがゲスト出演しているほか、スティーヴン・マックレー、ナターリア・オシポワ、高田 茜など有名ダンサーや、人気上昇中のアクリ瑠嘉などが惜しげもなく登場するという、このうえなく豪華な内容となっています。 プレミエは2015年。常任振付師ウェイン・マクレガーが初めて取り組んだ長編作品で、多分に前衛的な要素を盛り込みながらも、人間の身体能力の限界に挑むようなポーズ、大人数による対位法的かつ躍動感溢れる動きなど、観る者を捉えて離さない魅力を持ったステージです。特典映像の中に、「ハリー・ポッター」シリーズや「天使にラヴ・ソングを…」などで知られる英国の名女優マギー・スミスによる朗読が含まれているのも興味深いところ。
収録作曲家:
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ウイリアム・シェークスピア(1564-1616)
「マクベス」 5幕の悲劇 [ロイヤル・シェークスピア・カンパニー]発売日:2019年02月22日
DVD価格:3,825円(税込、送料無料)
シェークスピア四大悲劇のうち、最後に書かれたとみられている「マクベス」。短いながら波乱にとんだ内容で多くの人を虜にしてきた名作を、英国でも随一の歴史と規模を持つ劇団ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの名優たちによる、ストーリーの要所を心得た演技で味わう一枚です。時代を現代のように設定しているほか、前衛要素を程よく取り入れた演出の中繰り広げられる、迫真の舞台をお楽しみください。
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ウルフ・ワークス
(ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」「オーランドー」「波」より) [英国ロイヤル・バレエ、アヌシュ・ホヴァニシアン(ソプラノ)、ジリアン・アンダーソン(語り)、コーエン・ケッセルス(指揮)、コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団]発売日:2019年02月22日
Blu-ray価格:4,650円(税込、送料無料)
英国を代表する女性作家の一人、ヴァージニア・ウルフ(1882-1941)による3つの小説「ダロウェイ夫人」、「オーランドー」、「波」を元にした三部作。音楽は「スリープ」などで知られるポスト・クラシカルの旗手、マックス・リヒターが手掛けた美しいもの。語りには「Xファイル」のダナ・スカリー役として有名なアメリカの女優ジリアン・アンダーソンが参加。さらに、第一線を退いたアレッサンドラ・フェリがゲスト出演しているほか、スティーヴン・マックレー、ナターリア・オシポワ、高田 茜など有名ダンサーや、人気上昇中のアクリ瑠嘉などが惜しげもなく登場するという、このうえなく豪華な内容となっています。 プレミエは2015年。常任振付師ウェイン・マクレガーが初めて取り組んだ長編作品で、多分に前衛的な要素を盛り込みながらも、人間の身体能力の限界に挑むようなポーズ、大人数による対位法的かつ躍動感溢れる動きなど、観る者を捉えて離さない魅力を持ったステージです。特典映像の中に、「ハリー・ポッター」シリーズや「天使にラヴ・ソングを…」などで知られる英国の名女優マギー・スミスによる朗読が含まれているのも興味深いところ。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
(A.シェーンベルクによる管弦楽版)
パリー(1848-1918):
ブラームスへのエレジー [ハイメ・マルティン(指揮)/イェヴレ交響楽団]BRAHMS, J.: Piano Quartet (arr. A. Schöenberg for orchestra) / PARRY, H.: Elegy for Brahms (Gävle Symphony, J. Martín)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:ODE1314-2
CD価格:2,475円(税込)
2013年にイェヴレ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ響のシリーズ最新作は、彼がずっと取り組んでいるブラームス作品へのオマージュです。 19世紀から現代まで無数の芸術家たちにインスピレーションを与えたブラームスですが、シェーンベルクもその作品を愛しており、とりわけ「ピアノ四重奏曲第1番」には格別の想いを抱いていました。1937年にクレンペラーがこの曲のオーケストレーションをシェーンベルクに持ち掛けた際、彼はこの提案を迷わず引き受け、小さな編成の作品をまるで交響曲のような壮大な響きへと変貌させたのです。このアレンジは時に「ブラームスの第5交響曲」とも呼ばれるほどに成功を収め、現代のコンサートでもしばしば耳にするほどにお馴染みになっています。 イギリスの作曲家パリーの「エレジー」はブラームスの訃報を聞いたパリーが書いた哀悼の音楽。パリーの生前には演奏されることなく、1918年パリーの死後に一度演奏されたものの、1977年まで顧みられることがありませんでした。最近の英国音楽ブームに乗って、このような作品も復興の兆しを見せています。
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ツィンマーマン(1918-1970):作品集
ヴァイオリン協奏曲
大管弦楽のための前奏曲「フォトプトシス」
《兵士たち》 - ヴォーカルシンフォニー [リーラ・ジョセフォヴィツ(ヴァイオリン)/アヌ・コムシ(ソプラノ)/イェニ・パッカレン(アルト)/ヒラリー・サマーズ(コントラルト)/ヴィッレ・ルサネン(バリトン)/ぺーテル・タンチツ(テノール)/ユハ・ウーシタロ(バス)/ハンヌ・リントゥ(指揮)/フィンランド放送管弦楽団]ZIMMERMANN, B.A.: Violin Concerto / Photoptosis / Die Soldaten, Vocal Symphony (Josefowicz, A.Komsi, Packalen, Summers, Finnish Radio Symphony, Lintu)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:ODE1325-2
CD価格:2,475円(税込)
第二次世界大戦後のドイツ音楽界を代表する作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの作品を話題の指揮者ハンヌ・リントゥが指揮した注目盤。時代により刻々とスタイルを変貌させたツィンマーマンの中期から後期の作品3曲が収録されています。名手リーラ・ジョセフォヴィツをソリストに迎えた初期のヴァイオリン協奏曲は新古典派の様式を用いて書かれた作品。壮大かつ緊張感に満ちた音楽が描き出されています。 “静止主義”の様式による「Photoptosis」はツィマーマンの最後の管弦楽作品。そして、ツィマーマンの代表作の一つ、歌劇《兵士たち》はあまりにも難解であったため、初演は一旦中止されたほどの問題作。後に彼が歌劇の一部を40分程度の演奏会用作品に作り上げたのが、このアルバムに収録された《兵士たち》によるヴォーカル・シンフォニーです。難解さはそのままですが、コンパクトにまとめられており、ツィマーマンの複雑な音楽世界が存分に表現されています。
収録作曲家:
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Song of the Scarlet Flower -
スカーレット・フラワーの歌
ヤルネフェルト(1869-1958):
1919年、同名の無声映画のためのフルオーケストラ・スコア
(ヤニ・キッレネンとヤーコ・クーシストによる再構築版) [ヤーコ・クーシスト(指揮)/イェヴレ交響楽団 他]発売日:2019年02月22日
CD 2枚組価格:3,525円(税込、送料無料)
ヘルシンキ生まれの無声映画監督マウリッツ・ステイッレル。短編映画制作からキャリアを始め、生1920年までに35本の映画を製作、また名女優グレタ・ガルボを見出したことでも知られています。 スティッレルは、フィンランドの作家ヨハネス・リンナンコスキーの小説に基づき、1919年に映画「Song of the Scarlet Flower スカーレット・フラワーの歌」を制作しましたが、彼が音楽を依頼したのが当時指揮者としても活躍していたアルマス・ヤルネフェルト(彼の妹はシベリウスの妻アイノ)です。 ヤルネフェルトがこの無声映画のために書き上げたのは、100分近くのオーケストラスコアであり、これは彼の最後の管弦楽作品であるとともに、“北欧初のオリジナル音楽を持つ長編映画”としても先駆的作品にもなりました。映画は大ヒットとなり、スウェーデン以外の40か国以上で上演されましたが、ヤルネフェルトのスコアは失われてしまいました。しかし幸いなことに、1980年代にヤルネフェルトの親戚の所持品から再発見され、この録音のためにヤニ・キッレネンとヤーコ・クーシストが復元、その素朴で美しい音楽を改めて聴くことができるようになったのです。 アルバムではヤーコ・クーシスト自身がタクトを取り、自然豊かな世界を思わせる音楽を奏でています。
収録作曲家:
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イアン・ボストリッジ
ベルリオーズ、ラヴェル、ドビュッシーを歌う [イアン・ボストリッジ(テノール)/リュドヴィク・モルロー(指揮)/シアトル交響楽団/]Vocal Music (Tenor) - BERLIOZ, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. (Bostridge, Seattle Symphony, Morlot)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:SSM1021
CD価格:1,950円(税込)
リュドヴィク・モルローが振るシアトル交響楽団の最新録音は名テノール、イアン・ボストリッジを独唱者に迎えたフランス歌曲集。ボストリッジは2004年にもドビュッシーやフォーレ、プーランクなどのフランス歌曲を録音していましたが、今回はベルリオーズの「夏の夜」やラヴェルの「シェエラザード」など、どちらかというとドラマティックな作品が選ばれています。 作品を徹底的に研究し、独自の解釈を施すことで知られるボストリッジ、今回も作品の文学性を追求し、劇的な表情で巧みな発声で全曲を歌っています。女声で歌われることの多い「夏の夜」やシェエラザードがとても新鮮に耳に残ります。ドビュッシーの「ボードレールの5つ」の歌は、ピアノ・パートをジョン・アダムスがオーケストラ用に編曲したヴァージョンを用い、原曲よりも更に色彩的な響きが追求されています。
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「線路のリズム」
~ 鉄道をめぐるクラシック [イルジー・スターレク(指揮)、南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団]Orchestral Music - LUMBYE, H.C. / COPLAND, A. / HONEGGER, A. (Railroad Rhythms) (South West German Radio Kaiserslautern Orchestra, Stárek)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:SWR19401CD
CD-R価格:2,400円(税込)
長らく入手不能になっていたSWRレーベルの人気タイトル。鉄道をめぐる管弦楽作品を一堂に集め、世界中のクラシック・ファン、鉄道ファンを狂喜させたアルバムが待望の再登場です。 ヴィラ・ロボス「カイピラの小さな汽車」、オネゲル「パシフィック231」、J.シュトラウス「観光列車」、ドヴォルザーク「ユーモレスク」などの有名曲はもちろん、コープランドやレブエルタスの残したマイナー作品を聴くことが出来るのがなんとも嬉しいところ。収録作品の多くで用いられる、鉄道ならではのリズムに乗りに乗った楽しい演奏で、最後まで飽きさせることありません。
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ヴィルヘルム・ケンプ
ピアノ・リサイタル 1962
(ラモー、クープラン、ヘンデル、ベートーヴェン、シューベルト) [ヴィルヘルム・ケンプ]Piano Recital: Kempff, Wilhelm - RAMEAU, J.-P. / COUPERIN, F. / HANDEL, G.F. / MOZART W.A. / BEETHOVEN, L. van (Schwetzinger Festspiele Edition, 1962)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:SWR19412CD
CD価格:2,100円(税込)
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R.シュトラウス & フランク:
ヴァイオリン・ソナタ [瀬崎明日香, エマニュエル・シュトロッセ]発売日:2019年02月20日
CD価格:3,080円(税込、送料無料)
大胆、且つ、繊細に。この10年の成長に目を見張る(小林研一郎)フランクとシュトラウス、2つのソナタの魅力を追って艶やかな美音と深い音楽性で聴衆を魅了するヴァイオリニスト瀬崎明日香。ヨーロッパで研鑽を積み、幾多のコンクール入賞歴を持つだけでなく、すでにイザイやサン=サーンスのアルバムをリリース。その煌めく才能を存分に開花させています。 今回、彼女が取り組んだのは、フランクとシュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。ピアノとの対話が美しいフランク、若々しい情熱が漲るシュトラウス。どちらの作品も高度な技巧が駆使された名曲であり、瀬崎は真摯、かつひたむきに曲に取り組み、その本質を丁寧に伝えています。
【プロフィール】 瀬崎明日香(ヴァイオリン) Asuka Sezaki
6歳よりヴァイオリンをはじめる。東京藝術大学附属音楽高等学校に入学後、15歳で日本演奏連盟主催≪演連コンサート≫に出演。東京文化会館小ホールにてパガニーニの「24のカプリース」全曲演奏しセンセーショナルにデビューを果たす。故田中千香士、堀正文、景山誠治の諸氏に師事し、東京藝術大学を首席で卒業後は文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリ国立高等音楽院第3課程(大学院)に留学しヴァイオリン科、室内楽科を修了。同音楽院においてはレジス・パスキエ、ジャン=ジャック・カントロフ、クリスチャン・イヴァルディ諸氏のもとで学ぶ。2011年にはローム・ミュージック・ファンデーションの奨学金を得てローマのフェリックス・アーヨ氏のもとで更に研鑽を積む。
宝塚ベガ音楽コンクール第1位、第64回日本音楽コンクール第1位、レオポルト・モーツァルト国際コンクール第3位、ヴィエニアフスキ国際コンクール第4位入賞、トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞、フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス・コンクール優勝、1697年製ストラディヴァリウス≪レインヴィル≫を2年間貸与された。モーリス・ラヴェル国際音楽アカデミーにおいてシブール市賞、ラヴェル賞などを受賞。青山財団よりバロックザール賞受賞。千葉市功労賞受賞。
毎日新聞社主催日本学生音楽コンクール、日本音楽コンクールなどの審査員を務めるほか、秋吉台ミュージック・アカデミーでは後進の指導にあたる。また社会活動として千葉市文化芸術振興会議委員や株式会社ネイチャーズウェイの環境顧問を務めるなど、チャリティー、アウトリーチ活動にも積極的に携わっている。 -
レズニチェク(1860-1945):管弦楽作品集
交響的組曲 第1番
組曲「夢の戯曲」/組曲「謝肉祭」 [シュテファン・ソリョム(指揮)/ワイマール・シュターツカペレ]REZNICEK, E.N. von: Symphonische Suite No. 1 / Traumspiel Suite / Suite im alten Stil, "Karneval" (Weimar Staatskapelle, Solyom)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:555056-2
CD価格:2,475円(税込)
チェコ貴族の末裔として生まれ音楽と法学を学び、作曲家、音楽教師として活躍したレズニチェク。ボヘミア系でありながらヒトラーからの信頼も厚く『第三帝国』では重要な地位を与えられていました。とは言え、彼の作品には皮肉や冗談が多く取り込まれており、同時代の人々から理解されることはあまりなかったとされています。 cpoレーベルはレズニチェクの管弦楽作品の録音を集中的に行い、これまでに第1番から第5番までの交響曲と、多彩な管弦楽作品、歌劇《ドンナ・ディアナ》などをリリースしており、そのどれもが高い評価を受けています。このアルバムでは初期の作品で、ワーグナーからの影響が感じられる「交響的組曲第1番」と、名声が確立してから作曲された2曲を収録。「謝肉祭」ではジーグやフーガ、パスピエなどバロック期の様式を用いながら、ユニークで色彩的な世界が描かれていきます。
収録作曲家:
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ハイニヒェン(1683-1729):
歌劇《フラヴィオ・クリスポ》 [レアンドロ・マルツィオッテ(アルト)/ダナ・マールバッハ(ソプラノ)/アレッサンドラ・ヴィセンティン(アルト) 他/イェルク・ハルベク(指揮)/イル・グスト・バロッコ-シュトゥットガルト・バロック管弦楽団]HEINICHEN, J.D.: Flavio Crispo [Opera] (Marziotte, Marbach, Visentin, Gäng, Il Gusto Barocco, Halubek)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:555111-2
CD 3枚組価格:4,400円(税込、送料無料)
ザクセン選帝侯アウグスト1世の宮廷に仕え、長らく宮廷楽長として活躍したハイニヒェン。弁護士としても才能を示すも、音楽に身を捧げ、一時はJ.S.バッハの同僚として見事な働きを示しました。作曲家としても数多くの作品を残しましたが、残念ながら彼の死後はほとんど顧みられることなく、今世紀になってようやく宗教曲や器楽曲などが演奏されるようになりました。 しかし、彼が力を入れていた歌劇のほとんどは未だ手つかず。この《フラヴィオ・クリスポ》も初演もされずに約300年お蔵入りになっていた作品です。作品が初演されることのなかった理由は、イタリア人歌手の力不足とリハーサル時のいさこざなど様々ですが、作品自体の価値を損ねるものではありません。各楽器の繊細な使い方、主役エレナを歌うマールバッハを始めとした歌手たちの技巧など聴きどころ満載の知られざる「バロック・オペラ」です。
収録作曲家:
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リストーリ(1692-1753):宗教的作品集
ミサ曲
聖ザヴィエルのリタニー
ミゼレーレ [マティアス・ユング(指揮)/ザクセン声楽アンサンブル/バツドルファー・ホーフカペレ]RISTORI, G.A.: Missa / Litaniae / Miserere (Taubert, Erler, Post, Uhle, Saxon Vocal Ensemble, Batzdorfer Hofkapelle, Jung)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:555200-2
CD価格:2,640円(税込)
イタリアで王に仕える役者を父として生まれたリストーリ。父の赴任先となったザクセンに移住し、作曲家、オルガニストとして才能を伸ばしました。1746年にはドレスデンの教会音楽家となり、ロシアでも活躍しましたが、残念なことにその名声はあまり広まることがありませんでした。その上、ザクセンの宮廷に保存されていた彼の手稿のほとんどは第二次世界大戦中に散逸してしまったのも、彼の作品が忘れられてしまった一因です。 しかし、幸いなことにかなりの数の写譜が残されており、現在でも彼の作品が演奏される機会は少なからずあります。このアルバムでは3曲の宗教曲が収録されており、控え目ながらも美しい音楽は、18世紀ドレスデンの教会の壮麗な式典を想起させます。
収録作曲家:
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テレマン(1681-1767):
オラトリオ「戻ってきなさい、千人ものイスラエルの群衆たち」TVWV2:12 [ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)/ケルン・アカデミー]TELEMANN, G.P.: Komm wieder, Herr, zu der Menge der Tausenden in Israel [Oratorio] (Kölner Akademie, M.A. Willens)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:555214-2
CD価格:2,640円(税込)
1762年、歴史的に重要なスウェーデンとプロイセンの講和条約「ハンブルク条約」がハンブルクにて調印されました。しかし、市の名物でもあった聖ミヒャエル教会はその2年前に消失しており、ようやく再建されたばかり(塔はまだなかった)で、この再建式も州の公式行事として開催されることとなりました。 市の音楽監督であったテレマンは当時81歳という高齢でしたが、この大切な行事のために音楽を作曲、イヴェントの重要性を踏まえ、これまでの作品よりも更に壮大で華麗な音楽を創り出しました。6組の二重合唱、トランペット、ティンパニを従えた壮麗な作品はテレマンの最高傑作と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
収録作曲家:
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フランク(1822-1890):ピアノ作品集
前奏曲、コラールとフーガ他 [ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)]FRANCK, C.: Prélude, choral et fugue / Prélude, aria et final / Violin Sonata (arr. A. Cortot for piano) (Korstick)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:555242-2
CD価格:1,800円(税込)
フランクによる2曲の前奏曲を伴う晩年のピアノ曲。1884年に作曲された「前奏曲、コラールとフーガ」は全ての主題に関連性があり、全曲は通して演奏されます。本来はバッハに倣い「前奏曲とフーガ」のみで構想されましたが、のちにコラールが挿入され、全体の統一感が図られています。「前奏曲、アリアと終曲」は1886年から87年の作品。オルガン的な響きと複雑な対位法が駆使されており、アリアの祈るような旋律も魅力的です。 コルスティックはこの2曲に、コルトーが編曲した「ヴァイオリン・ソナタ」のピアノ独奏版を加えて演奏。彼の巧みな演奏技術を存分に披露しています。
収録作曲家:
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ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲 第5・6・8-10番 [クリスティアン・シュミット(オルガン)]WIDOR, C.-M.: Organ Symphonies Nos. 5, 6, 8-10 (C. Schmitt)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:777706-2
SACD-Hybrid 3枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
フランス屈指のオルガン製作者アリスティド・カヴァイエ=コルが1890年にルーアンのサントゥーアン教会に建立したオルガンを用いて録音されたヴィドールのオルガン交響曲全集。ヴィドールはフランスを代表するオルガン奏者、作曲家の一人で、彼の父親もリヨンの教会オルガニストを務めるなど、幼いころからオルガンを熟知した人。25歳の若さで、カヴァイエ=コルの推薦によりサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任し、64年間この職を全うし、数多くのオルガン作品を残しました。 彼の代表作「オルガン交響曲」は管弦楽を使わずに、シンフォニックな響きを創り出すという曲であり、クリスティアン・シュミットは2012年と2014年に渡って歴史的な価値を持つ楽器の性能を存分に引き出しながら5曲を演奏。高音質の録音はオルガンの壮麗な響きを余すことなく捉えています。
収録作曲家:
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グレーナー(1872-1944):協奏曲集
チェロ協奏曲 イ短調
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
フルート協奏曲 [ウルフ・シルマー(指揮)/ミュンヘン放送管弦楽団]GRAENER, P.: Orchestral Works, Vol. 4 (Dohn, Raudales, Sinkevich, Munich Radio Orchestra, U. Schirmer)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:777965-2
CD価格:2,475円(税込)
ベルリン生まれの作曲家パウル・グレーナー。彼の音楽はドイツ風でありながら、フランス印象派からの影響も強く受けており、同時代のドイツの作曲家とは作風を異にしています。このアルバムには円熟期から晩年にかけて作曲された3曲の協奏曲が収録されており、グレーナーの独特の作風を楽しむことができます。 1927年に初演されたチェロ協奏曲は、チェロが良く歌う美しいアダージョ楽章が当時の批評家に絶賛されました。新古典主義の様式で書かれたヴァイオリン協奏曲、グレーナー最後の作品となったフルート協奏曲は、第二次世界大戦中に爆撃されたベルリンの痛ましい情景が反映されています。
収録作曲家:
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ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第9番 ニ短調(1894年原典版 - ノヴァーク校訂) [ヤンソンス(指揮)バイエルン放送響/]BRUCKNER, A.: Symphony No. 9 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:900173
CD価格:2,100円(税込)
ブルックナー:交響曲 第9番 ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団による2014年ライヴ!ブルックナーの最後の作品となった「交響曲第9番」。1887年、交響曲第8番が完成した直後から作曲に取り掛かるも、一旦は別の作品の改訂に打ち込み、再度作品に向き合ったのは1891年の時。すでに3年が経過していました。その後は自身の病状の悪化に伴い、作曲が停滞、亡くなるまでの5年間に仕上げることができたのは第3楽章まででした。一度は「第4楽章に《テ・デウム》を置くこと」と代替案を出したブルックナーでしたが、息をひきとる直前まで完成を諦めてはいませんでした。 このようないきさつもあり、この曲の演奏には様々な表現方法がとられています。研究者による補筆版を用いる方法、終楽章で《テ・デウム》を演奏する方法など、この曲を「4楽章の完成形」で演奏しようと試みる指揮者もいますが、ヤンソンスは「完成された3楽章」のみを演奏。第3楽章のアダージョで曲が閉じられることで、聴き手の心には、神への祈りや憧憬を感じさせる豊かな響きが残ります(この日のコンサートは「最後の作品」と題されており、プログラムはベルクのヴァイオリン協奏曲と、ブルックナーの交響曲第9番が選ばれていました)。ブルックナーが「愛する神に捧ぐ」と譜面に書き入れた通り、ヤンソンスもこの壮大な作品を神に捧げるがごとく誠実に演奏しています。 ヤンソンスのブルックナー第9番と言えば、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団とのライヴ収録(2014年3月)がありますが、当盤のバイエルン放送響のライヴはそれより2か月前の演奏であり、オーケストラの音色や演奏解釈の違いを確かめることもできます。
収録作曲家:
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グリーグ(1843-1907):
歌曲集 [キャロル・ファーリー(ソプラノ)/ホセ・セレブリエール(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/フィルハーモニア管弦楽団]GRIEG, E.: Songs (Carole Farley Sings Grieg Songs) (C. Farley,Philharmonia Orchestra, London Philharmonic, Serebrier)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:ARIADNE5001
CD価格:2,025円(税込)
アメリカのソプラノ歌手キャロル・ファーリーが歌うグリーグの歌曲集。メトロポリタン歌劇場で活躍し、現代作品を得意とするファーリーは、指揮者セレブリエールの妻でもあり、2人は協力して現代作品の演奏を行っていることで知られます。ここではセレブリエールが伴奏部を色彩豊かなオーケストラ版に編曲、息のあった演奏を繰り広げています。1990年代に発売されていたアルバムの復刻盤。
収録作曲家:
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バーンスタイン(1918-1990):
ブロードウェイからハリウッドまで [イアイン・サザーランド(指揮)/ハノーヴァー・フィルハーモニー管弦楽団]BERNSTEIN, L.: Candide: Overture / On the Waterfront Suite / Fancy Free Suite (Broadway to Hollywood) Hannover Philharmonie, I. Sutherland)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:ARIADNE5002
CD
通常価格:1,950円→ 特価!:1,690円(税込)SOMMレーベルは2018年のバーンスタイン生誕100年を記念し、1993年、ハノーヴァー・フィルハーモニーによるライヴ録音(未発表音源)をリリースします。このコンサートでは、「キャンディード」や「ウェスト・サイド・ストーリー」などブロードウェイを魅了したバーンスタインの5つの名作から選ばれた曲が演奏されており、イアイン・サザーランドの指揮は躍動的、かつ刺激的。作品の魅力を存分に引き出しています。イギリスの名プロデューサー、マシュー・ウォーカーによる詳細な作品紹介(ブックレット…英語のみ)が付属しています。
収録作曲家:
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R.シュトラウス&ワーグナー:
チェロのための作品集 [ノルベルト・アンガー(チェロ)/ミヒャエル・シェーフ(ピアノ)/]STRAUSS, R.: Cello Sonata / Romanze / WAGNER, R.: Wesendonck Lieder (arr. for cello and piano) / Albumblatt (N. Anger, Schöch)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:OC1701
CD価格:2,475円(税込)
ドイツ注目のチェリスト、ノルベルト・アンガー。ベルリン芸術大学でダヴィド・ゲリンガス、ハインリヒ・シフらの薫陶を受け、パリで開催された「ロストロポーヴィチ国際コンクール」で優勝、2011年のチャイコフスキー国際コンクールで第4位入賞など華々しい成果を収め、現在は世界中のオーケストラと共演、数多くのプロジェクトに参加しています。 このアルバムで彼が取り組んだのは、リヒャルト・シュトラウスとワーグナーの作品集。シュトラウスには若き頃のチェロ・ソナタがありますが、ワーグナーにはチェロのための作品はありません。そこで彼が演奏したのは「ヴェーゼンドンク歌曲集」や『トリスタン』の序曲でした。歌うような語り口と深い音色が耳を捉えて離しません。ピアニスト、シェーフも彼の演奏にぴったり寄り添い、全ての曲に彩りを添えています。
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From Byrd to Byrd - バードからバードへ [フリーデリケ・シュレク(チェンバロ)]
Harpsichord Recital: Chylek, Friederike - BYRD, W. / DOWLAND, J. / LOCKE, M. / LAWES, W. / PURCELL, H. / GIBBONS, O. (From Byrd to Byrd)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:OC1702
CD価格:2,475円(税込)
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SPLENDID SILBERMANN -
素晴らしきジルバーマン [クリスティアン・フォン・ブローン(ジルバーマン=オルガン)]Organ Recital: Blohn, Christian von - BACH, J.S. / VERDIN, J. / GRIGNY, N. de / MENDELSSOHN, Felix / BOËLY, A.P.F. (Splendid Silbermann)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:OC1705
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:590円(税込)ドイツの職人家庭に生まれたアンドレアス・ジルバーマン。13歳から3年間の修行を経て21歳の時にアルザスでオルガン製作を開始、彼の工房はストラスブールでも人気が高く、やがて5歳下の弟ゴットフリートが修行に来るなど注目を集めていました。修行を終えた弟と2人で何台かのオルガンを製作、その後は彼の子供たちが工房を継ぐなど「ジルバーマン」の名前は優れたオルガンの代名詞ともされるほどの知名度を誇っています。 このアルバムで演奏された楽器は1668年にバルトナーによってBouxwiller(=フランス、ブクスヴィレール)のプロテスタント教会に建立されたオルガンで、1699年にアンドレアスが改築を施し、その出来栄えの良さが彼の評価を高める要因となった彼にとっても思い出深い楽器です。 現在でも補修を繰り返しながら18世紀の音色を伝える名器を、ザールブリュッケン出身の名手、ブローンが演奏。オルガン建立時の作品から現代曲まで幅広い作品にも対応できる、素晴らしい楽器の音色をお楽しみください。
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布谷史人(マリンバ)
マリンバのための協奏曲集 [布谷史人(マリンバ)/ベンヤミン・ヌス(ピアノ)/ヨハネス・シュレーフリ(指揮)/マンハイム・クアプファルツ選帝候室内管弦楽団]VIVALDI, A. / SÉJOURNÉ, E. / NOBUNAGA, Takatomi: Marimba Concertos (Fumito Nunoya, Nuss, Kurpfälzisches Kammerorchester, Schlaefli)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:OC1891
CD価格:2,475円(税込)
「オーケストラとの共演が好きだ」と語るマリンバ奏者、布谷史人(ぬのや・ふみと)。その理由の一つは「大きなステージの上で一人孤独を感じることもないし、たくさんの仲間たちとともに精一杯の心を込めて一つの音楽を創り上げることにある」だそう(解説より)。彼は他にもさまざまな要因を上げ、オーケストラと共に演奏する魅力を語り、その言葉通りの魅力的な演奏を披露しています。 このアルバムには3曲のスタイルの違う協奏曲を収録。もともとリコーダーのための作品であるヴィヴァルディ、リンツ国際コンクールのために作曲されたセジョルネのエネルギッシュな曲、そして布谷が委嘱した信長貴富(のぶながたかとみ)のイルカと海をモティーフにした曲と、それぞれ曲調や用いられる技巧が違いますが、どの曲も聴き手のインスピレーションを刺激する素晴らしい仕上がりになっています。エキサイティングで熱意に溢れた演奏をお楽しみください。
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ごもくやきそば [おんがくしつトリオ]
Chamber Music (Trio) - WILSH, M. / PIAZZOLLA, A. / TCHAIKOVSKY, P.I. / JOHN, E. / SAINT-SAËNS, C. (Ongakushitsu Trio)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:ONGKST-002
CD価格:1,100円(税込)
あの日の給食のように懐かしい…ピアニスト・指揮者・作編曲家の内藤晃が発案した「おんがくしつトリオ」。リコーダーに鍵盤ハーモニカという、誰もが音楽の時間に接した楽器とピアノという組み合わせで、クラシックの音楽を身近に感じさせてくれる彼らのミニアルバム第2弾。現在のメンバーは内藤晃のほか、ブラジルのショーロをこよなく愛する陽気な笛吹き、リコーダー奏者・作編曲家の下中拓哉と、クラシック・ポップス・劇伴音楽など、幅広いフィールドで活動中のピアニスト・鍵盤ハーモニカ奏者・作編曲家、菅谷詩織の3人。クラシックの名曲からエルトン・ジョンまでを収録した楽しい一枚です。
「おんがくしつトリオ」とは 2015年1月に始動し、「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、ピアノ・リコーダー・鍵盤ハーモニカの編成で、上質なアンサンブルを本気で追求しています。楽しいアレンジと演奏がインターネットや口コミで話題を広げ、これまでに北海道から福岡県まで16都道府県で公演やワークショップを開催。札幌コンサートホールKitara、ミューザ川崎シンフォニーホールなどの全国主要ホールに招かれ、小学校でのスクールコンサートも19校を数えます。 -
ベルリオーズ(1803-1869):
歌劇《トロイ人》 [デニス・ダウリング(バリトン)/マリサ・フェレル(ソプラノ)/チャールズ・ガンボン(ヴォーカル)/ジャン・ジロードー(テノール)/コリン・カニンガム(ソプラノ) 他/トーマス・ビーチャム(指揮)/BBC劇場合唱団/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年02月15日
CD 3枚組価格:4,960円(税込、送料無料)
珍しい作品を好むビーチャムのレパートリーの中でも最も貴重、かつ長大な作品の一つであるベルリオーズの《トロイ人》。ソリストをフランス系のキャストで固めた本格的な演奏(オーケストラと合唱はイギリス)は、演奏当時も大きな話題を呼びました。録音は1947年で古めではありますが、歌とオーケストラの音色は鮮明です。第3幕のディドを讃える壮大な合唱が聴きどころ。
収録作曲家:
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ペルト&J.S.バッハ:
ピアノ作品集 [コーデリア・ウィリアムズ(ピアノ)]BACH, J.S.: 2 and 3 Part Inventions and Sinfonias, BWV 772-801 / PÄRT, A.: Für Alina / Variationen zur Gesundung von Arinuschka (C. Williams)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD0186
CD価格:2,160円(税込)
J.S.バッハとアルヴォ・ペルト。250年の時を違えて生まれた2人の作品から共通項を見出すのは、イギリスの女性ピアニスト、コーデリア・ウィリアムズです。 「ティンティナブリ(鐘)様式」で知られるペルトは、限りなく切り詰めた音で構成された静謐な作品を書くことで知られており、このアルバムの冒頭に置かれた「アンナ・マリアのために」はまるで小さな子供のおけいこ用の練習曲を思わせるかわいらしい分散和音のみで書かれた作品。そのままバッハのインヴェンションやシンフォニアに移行しても全く違和感がありません。 「アリーナのために」も同じように音の少ない静かな作品。「アリヌシュカの癒しに基づく変奏曲」ではこだまのように音と音が対話を繰り広げます。最後はバッハの小さな前奏曲で締めくくられます。
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思い出に -
イギリスの合唱作品集 [ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ウィリアム・ヴァン(指揮)/]Choral Concert: Chapel Choir of the Royal Hospital Chelsea - IRELAND, J. / PARRY, H. / FAURÉ, G. / ELGAR, E. / HARRIS, C.K. (In Remembrance)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD0187
CD
通常価格:2,025円→ 特価!:1,690円(税込)「思い出に」と題された美しいイギリスの合唱作品集。第一次世界大戦終結100周年と第二次世界大戦開始80周年を記念し、戦いに敗れた人々に敬意を表して2018年に制作された1枚です。 「安息」「魂」などの言葉をキーワードに作曲年代として130年に及ぶ作品が収録されており、どの曲も慈愛溢れる演奏で死者の心だけでなく、今を生きる人の心をも慰めてくれます。イギリスの合唱曲らしくオルガン伴奏が荘厳な雰囲気をかもしだしており、まるで教会の中でそのまま聴いているような臨場感も素晴らしいアルバムです。
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THE DARKEST MIDNIGHT -
冬とクリスマスの歌集 [パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)]Vocal Ensemble Concert: Papagena - MACDONALD, D. / MITCHELL, J. / QUINAULT, L. / RAVEL, M. / TAVENER, J. (The Darkest Midnight)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD0189
CD
通常価格:2,025円→ 特価!:1,690円(税込)AMAZON UKのデジタル・チャートで第1位を獲得したクリスマス・アルバム。ヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」は女声5人で結成されており、曲によっては各々のメンバー自身がユニークなアレンジを加えているため、ほとんどが世界初録音となります。賑やかな歌だけでなく、アイルランドやスコットランドの魅力的な子守歌や、ノルウェーやドイツ、時にはラヴェルの「子供と魔法」からの曲など選曲はバラエティに富み、聴き手の耳をひきつけます。 英国では“女声のヒリアード・アンサンブル”と称される「パパゲーナ」の美しいハーモニーを心行くまでお楽しみください。
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J.S.バッハ(1685-1750):
音楽の捧げもの BWV 1079他 [ニコラス・ジャクソン(指揮、チェンバロ)/ロンドン・コンチェルタンテ]BACH, J.S.: Musical Offering, BWV 1079 (A) / Harpsichord Concerto, BWV 1059 / Trio Sonata in D Minor, BWV 527 (London Concertante, N. Jackson)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD077
CD価格:2,160円(税込)
イギリスのオルガニスト、チェンバロ奏者ニコラス・ジャクソン。1964年に自身が設立したオーケストラとともにバッハのチェンバロ協奏曲を録音しただけでなく、1970年代にロンドンで最も有名な2つの教会(聖ジェームズ、聖ローレンス)のオルガニストを務めるなど、国際的な奏者として知られています。 また、スペインのカタルーニャではバッハ・フェスティヴァルのディレクターを務めるなどバッハの大家としても活躍しており、このアルバムでは、バッハの「チェンバロ協奏曲」と「音楽の捧げもの」を演奏、アルバムの最後はジャクソンが編曲したトリオ・ソナタで締めくくられます。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
組曲 第1番 - 第8番(第1巻) [ローレンス・カミングス(チェンバロ)]発売日:2019年02月15日
CD 2枚組価格:3,440円(税込、送料無料)
ヘンデルの生誕250周年を記念してリリースされたチェンバロ組曲集、第1巻全曲。組曲第5番は最終楽章に「調子の良い鍛冶屋」が入っており、ヘンデル作品の中でもとりわけ人気の高い曲集です。 このアルバムが録音されたのは、ロンドンのブルック・ストリートで現在「ヘンデル博物館」として保存されている建物。ここは1723年から1759年までヘンデルが本拠地としていたところであり、恐らくこの曲も多くの客人の前で、幾度となく演奏されたと推測されます。カミングスは自由な装飾を加え、楽しい演奏を繰り広げています。
収録作曲家:
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シベリウス(1865-1957):
ピアノ五重奏曲
弦楽四重奏曲 [マーティン・ロスコー(ピアノ)/コウル四重奏団]SIBELIUS, J.: Piano Quintet, JS 159 / String Quartet, Op. 56 (Roscoe, Coull Quartet)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD096
CD-R価格:2,160円(税込)
1889年、ヘルシンキ音楽院を卒業したシベリウスはさらなる勉強のためにベルリンへ留学しました。当時のシベリウスは若干スランプに陥っており(借金もかさんでいた)、この頃に書かれたピアノ五重奏曲の雰囲気は彼の鬱蒼とした気分が反映されているといわれています。しかしブゾーニの助力を得て、シベリウスはようやく自信を取り戻すことができたのでした。かたや弦楽四重奏曲「内なる声」が作曲されたのはその20年後。その頃のシベリウスは世界的に成功した作曲家であり、その作品にも確固たる自信と熱意が満ち溢れています。 演奏しているロスコーはSOMMレーベルでおなじみのピアニスト。コウル四重奏団は1977年にウォルウィック大学の学生たちによって結成されたアンサンブル。英国だけでなくヨーロッパ、中国、インドなどでツアーを行い人気を博しています。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
オラトリオ「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」Hob.XX:2 [エレナ・エヴセーエヴァ(ソプラノ)/マルガリータ・マルーナ(メゾ・ソプラノ)/アルカディ・ミシェンキン(テノール)/ボリス・ベジコ(バス)/アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)/ロシア国立アカデミー合唱団/モスクワ交響楽団]HAYDN, J.: 7 letzten Worte unseres Erlosers am Kreuze (Die) (Evseeva, Maruna, Mishenkin, Bezhko, State Academic Choir of Russia, Almeida)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD203
CD-R価格:2,160円(税込)
ピアノ版、弦楽四重奏版、管弦楽版など様々な形態が知られるハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。このアルバムでは最も編成の大きな管弦楽と独唱、合唱による演奏を聴くことができます。要所要所で用いられるティンパニやトランペットの鋭い響き、オーケストラの強烈な色彩は作品の持つ劇的な性格を強調しています。ロシアの合唱団の力強いハーモニーは本当に大地を揺るがすが如くのパワーを備えています。
収録作曲家:
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ベツレヘムの奇跡 -
クリスマス合唱曲集 [ハノーヴァー・スクエア・セント・ジョージ合唱団/ルイス・ホールジー(指揮)]CHRISTMAS MUSIC - Miracle in Bethlehem (St. George's Hanover Square Choir, Darlow, Halsey)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD211
CD価格:2,160円(税込)
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エルガー(1857-1934):
歌曲集 [クリストファー・モルトマン(バリトン)/マルコム・マルティノー(ピアノ)]ELGAR, E.: Songs (Wyn-Rogers, Mackie, Maltman, Martineau)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD220
CD-R価格:2,160円(税込)
エルガーが生涯に渡って作曲した愛らしい歌曲を集めた1枚。1892年、エルガーが作曲家としての名声を上げ始めた頃に書かれた「羊飼いの歌」や「ロンデル」などの初期の歌曲を始め、円熟期の1910年頃に書かれた連作歌曲集 Op.59や自作の詩による「2つの歌」Op.60などエルガーの様々な表現が凝縮されたアルバムです。 名バリトン、モルトマンの若き声も楽しめます。
収録作曲家:
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トゥチャプスキー(1928-2014):
ヴァイオリン協奏曲
ヴィオラ協奏曲 [ヴィーテスラフ・クズニーク(ヴァイオリン)/ペトル・ヴロンスキー(指揮)/ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団/パヴェル・ペリナ(ヴィオラ)/エリ・ヤッフェ(指揮)/プラハ交響楽団]TUČAPSKÝ, A.: Violin Concerto / Viola Concerto (Kuzník, Peřina)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD221
CD-R価格:2,160円(税込)
チェコの作曲家、トゥチャプスキー。モラヴィア男声合唱団のメンバーであり、オストラヴァ放送児童合唱団の指揮者としても活躍、1975年からは主として作曲家として数多くの合唱作品を中心とした作品を書き上げました。 このアルバムには珍しい器楽のための協奏曲を収録がされています。モラヴィアとその音楽へのオマージュとして書かれた「ヴァイオリン協奏曲」、チェコとスロヴァキアが分裂した際の悲しみが投影された「ヴィオラ協奏曲」のどちらも個性的かつ、魅力的な音楽です。
収録作曲家:
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黄金の河の王様
テノールと弦楽四重奏のための音楽集 [リチャード・エドガー=ウィルソン(テノール)/コウル四重奏団/ジェームズ・リスニー(ピアノ)]Vocal Recital: Edgar-Wilson, Richard - RODGERS, S. / BAX, A. / RUBBRA, E. / VAUGHAN WILLIAMS, R. (The King of the Golden River)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD222
CD価格:2,160円(税込)
19世紀、イギリスのヴィクトリア時代を代表する評論家ジョン・ラスキン(1819-1900)の没後100周年を記念して制作されたアルバム。変わり者として知られたラスキンですが、優れた美術評論家でもあった彼の著書は当時の文化人たちに多大な影響を与えただけでなく、美しい言葉使いでも定評がありました。 このアルバムに収録されているロジャースの「黄金の河の王様」はラスキンの代表作の一つであり、ロジャースは変幻自在な音楽を作品に付けています。他の曲はラスキンが愛した詩が用いられており、テノールのウィルソンの明快な声とコウル四重奏団の卓越した演奏が作品を引き立てています。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
歌曲集(ニュー・パースペクティヴ 1) [ドロシー・ヤンセン(ソプラノ)/フランシス・グリア(ピアノ)/]SCHUBERT, F.: Vocal Music (New Perspective, Vol. 1) (Jansen, Grier)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD223
CD価格:2,160円(税込)
ボンで生まれ、ケルンとフライブルクで歌を学んだドロテー・ヤンセン。フライブルク歌劇場でデビューを飾り、パミーナやケルビーノを歌う傍ら、リート歌手として頭角を現し、現在では歌劇と歌曲の双方で素晴らしい成果を上げています。現在はピアニスト、フランシス・グリアとデュオを組み、世界中の音楽祭やホールでシューベルトの歌曲を歌い好評を博しています。透明感溢れる声と表情豊かな歌唱が魅力的なソプラノです。
収録作曲家:
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イギリス歌曲の一世紀第3集 [サラ・レナード(ソプラノ)/ジョナサン・ヴェイラ(バリトン)/マルコム・マルティノー(ピアノ)/]
Vocal Recital: Leonard, Sarah - GURNEY, I. / WARLOCK, P. / QUILTER, R.(A Century of English Song, Vol. 3) (Leonard, Veira, Martineau)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD224
CD価格:2,160円(税込)
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グリア(1955-):
劇的カンタータ「Around the Curve of the World - 世界の曲線の周りに」 [スティーヴン・ダーリントン(指揮)/オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂合唱団/オックスフォード室内管弦楽団]GRIER, F.: Around the Curve of the World (Rozario, Schwanewilms, Norman, Whelan, Christ Church Cathedral Choir, Darlington)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD225
CD価格:2,160円(税込)
現在世界中の歌劇場で活躍するソプラノ、アンネ・シュヴァネヴィルムスや、イギリス現代歌曲を得意とするパトリシア・ロザリオなど名歌手をソリストに迎えたグリアの劇的カンタータ「Around the Curve of the World - 世界の曲線の周りに」。物語は1850年にギリスからニュージーランド、クライストチャーチまで旅をした「カンタベリーの巡礼者」に基づき、全体は3つの詩篇と6つの物語、4つの歌で構成されています。グレゴリオ聖歌を下敷きにした旋律は厳粛であり、静かな美しさを湛えています。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
特別な機会のための作品集 [エマ・カークビー(ソプラノ)/チャールズ・ダニエルズ(テノール)/ウィリアム・ソープ(ヴァイオリン)/キャスリーン・シャーマン(チェロ)/デイヴィッド・ミラー(テオルボ&アーチリュート)/ポール・ニコルソン(チェンバロ)]HANDEL, G.F.: Vocal Music (The Occasional Songs) (Kirkby, Daniels)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD226
CD-R価格:2,160円(税込)
1707年から1740年に書かれたヘンデルの秘曲を集めた1枚。各々の曲はどれも様々な用途があって作曲されましたが、基本的には「使い捨て」であったり、音楽劇のための歌であったりと、一度上演されれば、以降再演されることもなく眠っているものがほとんど。このアルバムに収録されている歌曲も全て世界初録音。とても貴重な1枚です。 エマ・カークビーやチャールズ・ダニエルといった名手たちによる軽やかな歌声でお楽しみいただけます。
収録作曲家:
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憧れの光
エルガー(1857-1934):戦時中の音楽
交響的前奏曲「ポローニア」Op.76
カリヨン Op.75/ため息 Op.70
砂漠の声 Op.77他 [サイモン・キャロウ(朗読)/スーザン・グリットン(ソプラノ)/ジョン・ウィルソン(指揮)/BBCコンサート・オーケストラ]ELGAR, E.: Orchestral Music (The Longed-For Light: Elgar's Music in Wartime) (Callow, Gritton, BBC Concert Orchestra, J. Wilson)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD247
CD価格:2,025円(税込)
エルガーの作品の中でも、ほとんど演奏されることのない曲を集めた貴重な1枚。1914年、第1次世界大戦の勃発によって悲嘆に暮れたエルガーがこの年に作曲した音楽は、どれも悲しみと深い愛国心が反映されています。 例えば「カリヨン」は同盟国ベルギーを讃えた曲であり、同じく「ポローニア」はポーランドを讃えた曲。途中でショパンの夜想曲が効果的に用いられており、ポーランドへの想いが表現されています。かたや、戦前に作曲された「ため息」は“混乱した世界の中、平和の息吹のように美しい”と評された内省的なアダージョ。どの曲にもエルガーの祈りの精神とメッセージが込められています。
収録作曲家:
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エルガー(1857-1934):
管弦楽伴奏歌曲集 [ヘンク・ネヴェン(バス)/ナタリー・デ・モントモリン(ソプラノ)/バリー・コレット(ピアノ)/BBCコンサート・オーケストラ/バリー・ワーズワース(指揮)]発売日:2019年02月15日
CD 2枚組
通常価格:3,225円→ 特価!:2,690円(税込)このエルガーの2枚の歌曲集にはあまり耳にすることのない、しかしまさに英国の至宝とも言える美しい作品が詰まっています。 CD1にはオーケストラ伴奏による歌曲の数々を収録、静かな郷愁に満たされたOp.59の連作歌曲集、「威風堂々第4番」の旋律を用いた「王の道」、バリトンで歌われる勇壮な「Follow the Colours」などエルガーの愛国精神が示された曲、古代アイルランドの神話の中の愛の物語を題材にした劇音楽「グラーニアとディアーミッド」などを聴くことができます。 CD2はピアノ伴奏による歌曲集。「河」や「トーチ」は管弦楽版との聴き比べも楽しめます。ソプラノのモントモリンの美しい声が耳に残ります。
収録作曲家:
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パリー(1848-1918):
英語詩による歌曲集 第3集 [サラ・フォックス(ソプラノ)/ロードリック・ウィリアムズ (バリトン)/アンドリュー・ウェスト(ピアノ)]PARRY, H.: 12 Sets of English Lyrics, Vol. 3 (S. Fox, R. Williams, A. West)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:SOMMCD272
CD価格:2,025円(税込)
合唱作品「イェルサレム」で知られる英国20世紀初頭の作曲家パリー。このアルバムは「英国抒情歌曲集」シリーズの第3集であり、12巻で構成された歌曲集の追尾を飾るものです。 どの曲もパリーが大切にしている詩が用いられており、その時の気分によって明るい曲、暗い曲と書き分けられています。同時代のドイツ、フランス歌曲とはまた違う郷愁を含んだ繊細な曲調は、日本人の感性にも寄り添うことでしょう。流麗なピアノ・パートも聴きどころです。
収録作曲家:
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ボニ・プエリ
ヨーロッパからの心 [ボニ・プエリ少年合唱団/クリスティーナ・ジョンストン(ソプラノ)/チェコ室内管弦楽団パルドビツェ/マレク・シュティレツ(指揮)]Choral Concert: Boni Pueri Boys Choir - HANDEL, G.F. / REICHA, A. / CACCINI, G. / FRANCK, C. / BACH, J.S. (From the Heart of Europe)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0179
CD価格:1,650円(税込)
チェコを代表する合唱団「ボニ・プエリ」。東ボヘミアの都市、フラデツ・クラロヴェを本拠地とし、世界中で活躍。2000年には初来日し、以降、日本に何度もやってきて見事なハーモニーを披露しています。通常の少年合唱団とは違い、変声期を迎えたメンバーもそのまま在籍(23歳まで)することで、ソプラノ、アルト、テノール、バスまですべてのパートをカバー、厚みのあるハーモニーを紡ぎだすことで知られています。 このアルバムには、「アヴェ・マリア」や「G線上のアリア」など彼らの最も得意とするレパートリーと、イェレミアーシュによる“ボヘミア民謡”をもとにしたアレンジ作品など洗練された曲が収録されており、合唱団の魅力が存分に提示された魅力的な1枚となっています。
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ作品集 第1集〉
6つの間奏曲
交響的練習曲 [マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Piano Works, Vol.1 - 6 Intermezzi / Etudes symphoniques (Samson-Primachenko)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0195
CD価格:1,650円(税込)
ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリマチェンコ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏する傍ら、数多くの後進を育てています。 シューマンは彼女の得意とする作曲家であり、ARCODIVAの2枚のアルバムでは、シューマン作品の持ち味を存分に生かしたロマンティックな演奏を披露しています。
収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
〈ピアノ作品集 第2集〉
謝肉祭/子供の情景
花の曲/アラベスク [マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ)]SCHUMANN, R.: Piano Works, Vol.2 - Carnaval / Kinderszenen (Samson-Primachenko)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0196
CD価格:1,650円(税込)
マリーナ・サムソン=プリマチェンコが弾くシューマン、第2集。メインとなる「謝肉祭」では、さまざまな表情を持つ小さな曲を丁寧に取りまとめ、賑やかさともの悲しさを併せ持つ全曲のストーリーを描き出しています。一転、「子供の情景」では憧憬、郷愁といったシューマン作品の持つ内省的な魅力を引き出して見事。ロマンティックなシューマン像を的確に表現した聴き応えのある1枚です。
収録作曲家:
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ボニ・プエリのワンダフル・ワールド [ボニ・プエリ少年合唱団/ローベルト・フックス(ピアノ)/パヴェル・ホーラク(指揮)]
Choral Concert: Boni Pueri Boys Choir - MOZART, W.A. / SMETANA, B. / VEJVODA, J. / MORRICONE, E. / HORNER, J. (Wonderful World)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0197
CD価格:1,650円(税込)
1982年に設立された「ボニ・プエリ」はチェコの青少年合唱団。1252年からプラハの聖ヴィート大聖堂で活動していた聖歌隊の伝統を継承しながら、現代の魅力的なレパートリーも歌いこなす注目の合唱団です。 このアルバムには彼らのとりわけユニークなレパートリーを収録。チェコ民謡からスター・ウォーズなどの映画音楽までを親密なハーモニーで聴かせています。世界を魅了する歌声をお楽しみください。
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エベン(1929-2007)
ルカーシュ(1928-2007):
宗教的合唱曲集
[プラハ・カレル大学合唱団]Choral Music (Sacred) - EBEN, P. / LUKÁŠ, Z. (Te deum laudamus) (Prague Charles University Choir, Zicha)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0200
CD価格:1,650円(税込)
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クルチェク(1939-):
管弦楽作品集 [ガブリエラ・クルコヴァ(オーボエ)/レンカ・コウブコヴァー=トルゲルセン(ヴァイオリン)/スロヴァキア室内管弦楽団/ボフダン・ヴァルハル(指揮)/ヤロスラフ・クルチェク(指揮)/ムジカ・ボヘミカ]KRČEK, J.: Oboe Concerto / 3 Dances in and Olden Style (Instrumental Music) (Krčková, Koubková-Torgersen, Slovak Chamber Orchestra, Warchal)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0201
CD価格:1,650円(税込)
指揮者、録音プロデューサーとしても活躍する作曲家ヤロスラフ・クルチェクの作品集。南ボヘミア近郊で生まれ、プラハ音楽院で作曲を学び、電子音楽とチェコ民謡を研究したというクルチェクは、20年以上に渡りアンサンブル「ムジカ・ボヘミア」を率い、民族音楽を基にした作品や現代作品を演奏、聴衆を魅了しています。 このアルバムではオーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲や、怪奇物語「古い水車小屋の秘密」など、クルチェクの特徴的な作品を聴くことができます。どの曲もボヘミア民謡が効果的に使われたとても聴きやすい作風です。
収録作曲家:
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クルチェク(1939-):
声楽作品集 [ジェントルメン・シンガーズ/ムジカ・ボヘミカ/チェコ児童合唱団ジトロ/イウヴェントゥス・パエダゴギア・プラハ/スロヴァキア室内管弦楽団]KRČEK, J.: Vocal Music - The Lord's Prayer from the Aramaic / Mass No. 10 / Ne tempori credideris (Havránková, Slovak Chamber Orchestra)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0202
CD価格:1,760円(税込)
ヤロスラフ・クルチェクは、プラハ音楽院で作曲を学んだ後、CDレーベル「Suraphon」の音楽ディレクターを務め、プラハの放送局で働くなど現代チェコ音楽界を牽引する人物の一人として知られています。 このアルバムは作曲家としての彼の本質を示すシリアスな合唱作品が収録されており、中世音楽の伝統とチェコの民族音楽のエッセンスが融合された興味深い作品を聴くことができます。冒頭の「アラム語による主の祈り」では東洋的な雰囲気を持つ清冽な合唱と、これを包み込む美しいオーケストラの響きが融合し、素晴らしい効果を上げています。「ミサ曲」にはジャズ風の要素も盛り込まれるなど、ジョン・ラターを思わせる親しみやすい作風も魅力です。
収録作曲家:
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グラナドス&ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲集 [ハリール・トリオ]GRANADOS, E.: Piano Trio, Op. 50 / DVOŘÁK, A.: Piano Trio No. 3 (Halíř Trio)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0203
CD価格:1,950円(税込)
スペインのヴァイオリニスト、ガルシア・サラスを中心に結成されたアンサンブル“ハリール・トリオ”。彼らの目標は19世紀後半に活躍したチェコのヴァイオリニスト、カレル・ハリールの名前を広めることでした。ハリールは長年ヨアヒム四重奏団(初代)の第2ヴァイオリニストを務めただけでなく、ソリストとしては1886年にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をドイツで初演、またピアニスト、作曲家として知られるテレサ・カレーニョと共演するなど多彩な活動をした人です。 このアルバムでアンサンブルはグラナドスとドヴォルザークの三重奏曲を演奏、良き19世紀の香りを存分に伝えています。
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トリオ・クラヴィオ
ピアノ三重奏曲集 [トリオ・クラヴィオ]Chamber Music (Clarinet Trio) - STRAVINSKY, I. / BARTÓK, B. / SCHOENFIELD, P. / HURNIK, L. / BRUNNER, M. / FILAS, J. (Trio Clavio)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0204
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
チェコの三重奏団「トリオ・クラヴィオ」はポーランドのクラリネット奏者、指揮者、ヤクブ・ボクンの支援のもとに2013年に設立されたアンサンブルです。ブロツワフで開催された音楽祭でデビュー、以降、ヨーロッパ全土でリサイタルを開催し高い評価を獲得している彼女たち、3人それぞれがヤマハの奨学金を得た俊英でもあり、ソリスト、オーケストラのメンバーとしても活躍しています。 このアルバムではバルトークやストラヴィンスキーをはじめとした近現代の作品を演奏、多彩な音色をいかした闊達な表現が魅力的です。
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モーツァルト(1756-1791):
ピアノ・ソナタ集
K281・K330・K570・K576 [マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(ピアノ)]MOZART, W.A.: Piano Sonatas Nos. 3, 10, 17, 18 (Samson-Primachenko)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0205
CD価格:2,080円(税込)
プラハの歴史ある聖ラウレンツィウス教会で録音されたモーツァルトの4曲のピアノ・ソナタ。 演奏するマリーナ・サムソン=プリマチェンコはロシア、サンクトペテルブルク生まれ。4歳でピアノをはじめ、現在はフランスを拠点に活躍するピアニストです。このアルバムでは繊細な感覚を生かし、一つ一つの音に心配りを行った美しいモーツァルトを聴かせています。
収録作曲家:
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INSPIRED BY CLASSICS
民族音楽に魅せられた作曲家たち [チェコ・フィルハーモニック・ツィムバロン・アンサンブル]Instrumental Ensemble Music - BRAHMS, J. / SARASATE, P. / LISZT, F. / BARTÓK, B. / KODALY, Z. (Czech Philharmonic Cimbalom Ensemble)
発売日:2019年02月15日 NMLアルバム番号:UP0208
CD価格:1,950円(税込)
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「17世紀の酔狂者」
ハプスブルク宮のヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ [ジランドーレ・アルモニケ]Chamber Music (Baroque) - ALBERTINI, I. / BIBER, H.I.F. von / PANDOLFI MEALLI, G.A. / SCHMELZER, J.H. (Extravagantes seicento) (Girandole Armoniche)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:A113
CD価格:1,425円(税込)
2013年にオーストリアで行われたH.I.F.ビーバー国際コンクールにおいて、日本出身のヴァイオリニスト鷲見明香と共にロマヌス・ヴァイヒライン賞を受賞したアンサンブル、ジランドーレ・アルモニケによる初CD。コンクールでの演奏された5曲(トラック1、2、5、6、12)を中心に、バロック期のイタリアとオーストリアで書かれた弦楽器のための作品を、沸き立つような若々しい感性で聴かせてくれます。 バロックの本分とも言える「逸脱」を変則調弦などの書法で体現した弦楽芸術の数々が、イタリアの古楽器奏者たちの鮮烈な感性でどう料理されるのか聴きどころです。
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オッフェンバックでコロラトゥーラ
~喜歌劇の技巧的名歌集~ [ジョディ・ドヴォ(ソプラノ)、アデル・シャルヴェ(メゾソプラノ)、ローラン・カンペローネ(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団]OFFENBACH, J.: Operetta Arias - Les contes d'Hoffmann / Vert-vert / Les bavards (Offenbach Colorature) (Devos, Munich Radio Orchestra, Campellone)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:ALPHA437
CD価格:2,475円(税込)
2019年はクララ・シューマンやスッペとともに、オペレッタの神ともいうべき異才オッフェンバックの生誕200周年でもあるところ、この作曲家の作風の機微をあざやかに伝える注目盤がAlphaから登場します。エリザベート王妃国際コンクールでの受賞を機にわずか数年で世界から注目を集める歌手となったジョディ・ドヴォが、オッフェンバックの膨大な作品群から有名・無名作を問わず超絶技巧がきわだつアリアを厳選、「シャンゼリゼのモーツァルト」の綽名のもと絶大な人気を博したかの作曲家の作風を縦横無尽、巧みな選曲で味わわせてくれます。 2、3の有名作以外は多くの人が意外に知らないオッフェンバック芸術を、フランス19世紀の希少作品蘇演でも確かな実績を築いてきた南仏の才人指揮者カンペローネのタクトとともにじっくり味わえる1枚です。
収録作曲家:
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カヴァッリ(1602-1676):
音楽劇『ジャゾーネ』 [ヴァレア・サバドゥス(カウンターテナー)、クリスティナ・ハンマーストレーム(メゾソプラノ)、クリスティナ・ムヒタリアン(ソプラノ)、ウィラード・ホワイト(バリトン)、ギュネス・ギュルレ(バス=バリトン)、アレクサンドル・ミレフ(バス)、ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)、ミグラン・アガドジャニアン(テノール)、マリアナ・フローレス(ソプラノ、メアリー・フェミニア(ソプラノ)、セレナ・ぺルヌー(ソプラノ)、レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮・楽譜校訂)、カペラ・メディテラネア(古楽器使用)]発売日:2019年02月13日
DVD
通常価格:3,975円→ 特価!:2,490円(税込)20世紀までの忘却から一転、ここ数十年でめざましい復権を遂げたバロック・オペラの世界でも、とくにモンテヴェルディとヘンデルの間をつなぐ存在として歌劇界隈でいま新たな注目を集めているのが、モンテヴェルディの有能な弟子でもあったフランチェスコ・カヴァッリ……Alphaレーベルが満を持してリリースする今回のDVDでは、2年前にも同じ作曲家の『エリオガバロ』で大成功をおさめた敏腕古楽指揮者アラルコンのチームによる演奏です。 しかも今回の主役格歌手には『エリオガバロ』でも独特の存在感で客席を引きつけた最前線のカウンターテナー、サバドゥスの名が……2月の来日ツアーも大いに注目されているところ、話題が温まった絶好のタイミングでのリリースとなるでしょう。 『ジャゾーネ』は見せ場も登場人物も多い重要作品、新収録映像としてもまさに古楽ファン待望。マリアナ・フローレスやドミニク・ヴィス(!)ら新旧世代の実力派歌手たちの存在もさることながら、地中海バロック作品をラテンの躍動感と稀有の様式感覚であざやかにまとめあげるアラルコンの楽隊の音作りにも注目です。
収録作曲家:
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ウィルソン(1927-2001):
交響曲 第3番
交響曲 第4番 「パッセレス・タペストリー」
「カリヨン」 [ロリー・マクドナルド(指揮)、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団]発売日:2019年02月13日
CD価格:2,475円(税込)
スコットランドにおける芸術音楽復興の祖と言われる、トーマス・ウィルソンの交響曲。1927年イギリス人の両親のもとアメリカに生まれたウィルソンは、まもなく両親に連れられ英国へ渡り、グラスゴーに暮らして音楽を学びました。彼は生涯に5曲の交響曲を完成させていますが、ここに収められた3番と4番はいずれも、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管によって初演されています。その作風は、半音階や不協和音、激しいアクセントなど現代的な手法を用いながらもたいへん聴きやすく、なおかつ通俗におもねることなく高い芸術性を保持しているというもので、心地よい緊張感と緻密な構成がたいへん魅力的です。 交響曲第4番は、「ペイズリー柄」の布で有名な英国ペイズリー市の自治都市500年を記念した作品。パッセレスはこの地域の12世紀風の呼び名とのこと。交響曲第3番は英ガーディアン紙に「スコットランドの作曲家によって書かれた近年の作品で、最も感動的なもの」と評された傑作。「カリヨン」はこのアルバムの録音場所でもある、ロイヤル・コンサート・ホールの完成を祝して書かれた作品で、グラスゴー(Glasgow)を表す4つの音G-A-S(E flat)-Gを元にしています。 マクドナルドとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管は、「スコットランド音楽の父」とさえ呼ばれるウィルソンの作品に深い共感と理解を持って、その魅力を十二分に表現しています。
収録作曲家:
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「恋」 イタリアの三部作 [アッコルドーネ(古楽器使用)、マルコ・ビズリー(テノール)、グイード・モリーニ(チェンバロ&総指揮)、エンリーコ・ガッティ(ヴァイオリン)]
発売日:2019年02月13日
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
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ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107 [レミ・バロー(指揮)ザンクトフローリアン・アルトモンテ管弦楽団]BRUCKNER, A.: Symphony No. 7 (1885 version, ed. L. Nowak) (Altomonte Orchester St. Florian, Ballot)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:Gramola99189
SACD-Hybrid価格:2,550円(税込)
異色の解釈で知られるレミ・バローのブルックナー録音、今年も最新盤が登場します! オーストリア北部のリンツにほど近いザンクトフローリアンで夏ごとに開催されているブルックナー音楽祭のハイライトを飾るべく、かの作曲家が若い頃オルガン奏者として奉職していた修道院教会を会場に行われる交響曲演奏会は、イギリスやアメリカなど海の向こうからも耳の肥えたブルックナー・ファンを集める注目度の高いステージ。2018年夏の演奏会ではついに第7番が披露されましたが、ここでもバローは玄人ファンたちの期待を裏切ることなく、残響10秒という異例の音響空間を最大限味方につけた異色解釈で満場を唸らせました。 俊才エンジニア陣がこだわりぬいたDSD録音で、指揮者自身も音源監修に携わり仕上げられた今回のリリースは、レーベルサイドが「過去最高の出来」と胸を張る仕上がり。解釈の音像をぼやかすことなく絶妙に収録されたその響きがブルックナーの創意にどう影響をおよぼしたか……お楽しみいただけます。
収録作曲家:
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河野智美
ザ・スペイン [河野智美(ギター)]Guitar Recital: Kohno, Tomomi - ALBÉNIZ, I. / GRANADOS, E. / RODRIGO, J. / TÁRREGA, F. (The Spain)
■器楽曲(ギター)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:MECO-1053
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
待望の珠玉のスペイン・ギター名曲集西洋、アラブ、東方諸国の音楽が融合し、フラメンコやサルスエラなど、ヨーロッパの他の国々にはない独特の発展を遂げたスペイン音楽。河野智美はこのアルバムのレコーディングにあたり、単身スペインに渡り現地で研鑽を積み、自身の音楽性をさらなる高みへと昇華させました。 薫り立つトレモロ、華麗なラスゲアード、パーカッシブなゴルペ奏法等、究極のギター・テクニックが披露され、聴く者を至福の感動へといざないます。河野智美が全身全霊で編んだ、珠玉のスペイン・ギター名曲集が完成しました。
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シェドヴィル(1705-1782):
『春、または楽しい四季』
(ヴィヴァルディの『四季』にもとずく) [トビー・ミラー(バロック式ヴィエラルー=ハーディガーディ、総指揮) アンサンブル・ダンギー(古楽器使用)]CHÉDEVILLE, N.: Printems ou Les saisons amusantes (Le) (Ensemble Danguy, T. Miller)
発売日:2019年02月13日 NMLアルバム番号:RIC398
CD価格:2,475円(税込)
ヴィヴァルディの『四季』は20世紀に劇的復権を遂げるよりはるか昔、18世紀のパリでも大人気でした。とくに「春」はモーツァルトが最初にパリを訪れた1764年にも公の場で演奏されていたほど。この人気を見逃さなかったのが、楽譜出版業界でも活躍をみせた音楽家シェドヴィル……ヴィヴァルディの既存作品の数々から切り貼りで『忠実な羊飼い』というソナタ集を(堂々ヴィヴァルディの作品13として)発表したこともある彼は『四季』を下敷に、同様の手法で編作した2曲を加えた全6曲からなる『楽しい四季』という曲集を出版。 折しもパリのアマチュア音楽家たちのあいだで人気だった楽器ヴィエラルー(ハーディガーディ、弦をこする車輪をハンドルで回して弾く弦楽器)で有名曲を弾ける楽譜として成功を収めたこの曲集を、フランス・バロックの作曲家たちの作品集(『美しきヴィエル弾き』RIC382)でめざましい技巧を聴かせてくれた新世代ヴィエラルー奏者トビー・ミラーが室内楽編成で、隅々まで流麗な最新解釈で聴かせてくれます。 古楽通には知られた曲集ながら詳細を知る機会も少ないところ、充実した解説もありがたい1枚です。
収録作曲家:
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ブリュノ・モンサンジョン制作
音楽ドキュメンタリー
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
『不屈の弓』 [ロストロポーヴィチ]発売日:2019年02月08日
DVD日本語字幕付価格:3,300円(税込、送料無料)
フィッシャー=ディースカウ、グールド、オイストラフ、リヒテル、メニューインなど数多くの音楽家のドキュメンタリー映像を制作し、世界的に高い評価を得ているフランスの巨匠映像作家ブリュノ・モンサンジョンの最新作。 モンサンジョンが、特にそのテーマに関心を持つ「全体主義体制下の優れた音楽家に訪れる運命とそれに立ち向かう姿」。これらに肉薄する一連のドキュメンタリーは発表される度に大きな衝撃を与えてきました。 これまでに 【ダヴィッド・オイストラフ『人民芸術家?』1994】 【スヴャトスラフ・リヒテル『エニグマ(謎)』1998】 【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー『赤い指揮棒』2004】 この3作品が制作されましたが、今回は同じく、ソ連に生まれた芸術家で、その反体制姿勢により亡命を余儀なくされ時代に翻弄された音楽家ロストロポーヴィチがテーマです。 【ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』2017】。 この映像は、芸術家の苦悩と栄光を、未発表映像と彼を取り巻く人々の証言を交えながら丁寧に綴っていきます。 特典映像として長編ドキュメンタリー【ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ】とロストロポーヴィチがチェロを演奏する「大公トリオ」全曲と小品の演奏映像が付属する豪華版です。 ARTFIFA(国際芸術映画祭)2018受賞作品
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ドーデラー(1969-):
子供のための歌劇「ファティマ」
あるいは勇敢な子供たち [カルロス・オスナ (テノール)、アンドレア・キャロル (ソプラノ)、ソリン・コリバン (バリトン)、モニカ・ボヒネク (メゾ・ソプラノ)、キャロル・ウィルソン (メゾ・ソプラノ)、ベンジャミン・ベイル (指揮)、ウィーン国立歌劇場オペラ学校少年合唱団、ウィーン国立歌劇場舞台管弦楽団]発売日:2019年02月08日
DVD価格:3,525円(税込、送料無料)
ファティマは勇気ある賢い少女。お兄さんのハッサンと病気のお母さんの三人暮らしです。家はとても貧しく食べ物にもこと欠いています。ハッサンは家族を助けるため、絶対に腹を立てないことを条件に週に1枚の金貨をもらう約束で城の領主(実は魔物)に雇ってもらいます。ハッサンは牛や馬の世話をして一生懸命働き金貨がたまったところで、魔物のずる賢い挑発にのって腹を立ててしまい、金貨をもらえないどころか彼の「夢」も盗られてしまいます。 「夢」は魔物の大好物の食べ物でした。打ちひしがれて家に帰ってきたハッサン。それを見た妹のファティマは魔物を退治するために一人で城に乗り込み、知恵比べをして魔物を倒します。するとお兄さんだけではなく、捕らえられていたたくさんの「夢」が解き放たれ持ち主の子供たちに戻ったのです。
シリア出身の作家ラフィク・シャミの物語に、ヴァイオリニストのコパチンスカヤとのコラボで知られるオーストリアの作曲家ヨハンナ・ドーデラーが作曲した、「喜びと悲しみと興奮にみちた魔法の世界」に子供たちを招待するという意図で制作された新作です。アラビアン・ナイトの世界にも通じるエキゾティックな雰囲気とヨーロッパに伝わる伝承民話に基づいたグリム童話やペロー童話などの要素が見事に融合した新しい子供のための物語がオペラになりました。 ウィーン国立歌劇場所属の、アンドレア・キャロル(タイトルロール)、カルロス・オスナ(ハッサン)らが若々しい歌唱演技を見せ、インターナショナルに活躍するバリトン、ソリン・コルバン(領主)が脇を固めています。バックはヨーロッパのオペラ・シーンで活躍するベンジャミン・ベイルの指揮、ウィーン国立歌劇場舞台管弦楽団という豪華版です。収録作曲家:
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グルック(1714-1787):
歌劇「オルフェとウリディス」
(オルフェオとエウリディーチェ) [フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)、クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)、ファトマ・サイード(ソプラノ)、ホフェッシュ・シェクター・カンパニー(舞踊団)、ミケーレ・マリオッティ(指揮)、スカラ座管弦楽団&合唱団]発売日:2019年02月08日
DVD日本語字幕付価格:3,525円(税込、送料無料)
スカラ座で収録された、フローレスとカルクによる「オルフェとウリディス」が登場。1762年にウィーンで初演されたグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」は、脚本と音楽の関連性を重要視したオペラ史の改革的作品であり、そのおよそ12年後にはパリでフランス語版の上演も行われました。この時は言語がイタリア語から変更されただけでなく、主人公オルフェ(オルフェオの仏語)のアリアを移調してカウンターテノールからテノールへ変更、オルフェのアリアの追加、バレエ音楽の追加、有名な「精霊の踊り」の拡張、楽器の変更など様々な改訂が行われました。 この映像には、2015年コヴェントガーデン王立歌劇場で上演されたプロダクションを、2018年にミラノ・スカラ座で再演した舞台を収録。テノールへ変更され力強くなったオルフェですが、フローレスの艶やかな歌声もあって、カウンターテノールで聴きなれた方にも大きな違和感は感じられないでしょう。フローレスならではの情感豊かな表現と、カルクとサイードの好演が物語を大いに盛り立てています。 舞台は一見簡素ながら、ステージにオーケストラがせり上がる仕掛けなど工夫を凝らしたもの。またバレエはグルックの音楽にモダン・ダンスが絡むものとなっており、近代を思わせる衣装もあいまって、様々な様式が魅力的なハーモニーを奏でるステージとなっています。
収録作曲家:
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グルック(1714-1787):
歌劇「オルフェとウリディス」
(オルフェオとエウリディーチェ) [フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)、クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)、ファトマ・サイード(ソプラノ)、ホフェッシュ・シェクター・カンパニー(舞踊団)、ミケーレ・マリオッティ(指揮)、スカラ座管弦楽団&合唱団]発売日:2019年02月08日
Blu-ray日本語字幕付価格:3,525円(税込、送料無料)
スカラ座で収録された、フローレスとカルクによる「オルフェとウリディス」が登場。1762年にウィーンで初演されたグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」は、脚本と音楽の関連性を重要視したオペラ史の改革的作品であり、そのおよそ12年後にはパリでフランス語版の上演も行われました。この時は言語がイタリア語から変更されただけでなく、主人公オルフェ(オルフェオの仏語)のアリアを移調してカウンターテノールからテノールへ変更、オルフェのアリアの追加、バレエ音楽の追加、有名な「精霊の踊り」の拡張、楽器の変更など様々な改訂が行われました。 この映像には、2015年コヴェントガーデン王立歌劇場で上演されたプロダクションを、2018年にミラノ・スカラ座で再演した舞台を収録。テノールへ変更され力強くなったオルフェですが、フローレスの艶やかな歌声もあって、カウンターテノールで聴きなれた方にも大きな違和感は感じられないでしょう。フローレスならではの情感豊かな表現と、カルクとサイードの好演が物語を大いに盛り立てています。 舞台は一見簡素ながら、ステージにオーケストラがせり上がる仕掛けなど工夫を凝らしたもの。またバレエはグルックの音楽にモダン・ダンスが絡むものとなっており、近代を思わせる衣装もあいまって、様々な様式が魅力的なハーモニーを奏でるステージとなっています。
収録作曲家:
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発売日:2019年02月08日
CD価格:2,475円(税込)
朝鮮半島の南西に位置し、韓国で3番目に大きな島、珍島(チンド)。年に一度、隣の茅島との間の海約2kmが道でつながる「海割れ」で有名なこの島は、独自の文化を守り伝えることにも力を入れています。 当アルバムには、この島に伝わるシャーマン文化と葬儀の音楽を収めており、激しい悲しみから再び生活の喜びへ戻っていく、独特の儀式の様子を伝えます。
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発売日:2019年02月08日
CD価格:2,475円(税込)
ザイール川北東の地域は、20世紀後半の大きな戦争被害以前の多彩な文化が今も残ります。1997年にザイールから国名が変わったコンゴ民主共和国には多くの部族が暮らしていますが、こちらはその中から、ニャリ族の音楽をフランス放送のスタッフが現地録音したアルバム。太鼓や管楽器系の楽器による合奏と、歌のバランスの良いバントゥー系の音楽です。
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中国古琴の芸術
李祥霆 [李祥霆]発売日:2019年02月08日
CD価格:2,475円(税込)
中国の古琴の名手、李祥霆(リ・ショウテイ)による創作作品集。チェロに例えるなら、バッハとカザルスが同時に生きているみたいだと言われるほど、作曲と演奏いずれにおいても新鮮で芳醇な音楽を生み出す彼の音楽は、一千年の時を超えて聴く者にせまります。
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ブリュノ・モンサンジョン制作
音楽ドキュメンタリー
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
『不屈の弓』 [ロストロポーヴィチ]発売日:2019年02月08日
Blu-ray日本語字幕付価格:3,300円(税込、送料無料)
フィッシャー=ディースカウ、グールド、オイストラフ、リヒテル、メニューインなど数多くの音楽家のドキュメンタリー映像を制作し、世界的に高い評価を得ているフランスの巨匠映像作家ブリュノ・モンサンジョンの最新作。 モンサンジョンが、特にそのテーマに関心を持つ「全体主義体制下の優れた音楽家に訪れる運命とそれに立ち向かう姿」。これらに肉薄する一連のドキュメンタリーは発表される度に大きな衝撃を与えてきました。 これまでに 【ダヴィッド・オイストラフ『人民芸術家?』1994】 【スヴャトスラフ・リヒテル『エニグマ(謎)』1998】 【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー『赤い指揮棒』2004】 この3作品が制作されましたが、今回は同じく、ソ連に生まれた芸術家で、その反体制姿勢により亡命を余儀なくされ時代に翻弄された音楽家ロストロポーヴィチがテーマです。 【ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ『不屈の弓』2017】。 この映像は、芸術家の苦悩と栄光を、未発表映像と彼を取り巻く人々の証言を交えながら丁寧に綴っていきます。 特典映像として長編ドキュメンタリー【ソルジェニーツィンとロストロポーヴィチ】とロストロポーヴィチがチェロを演奏する「大公トリオ」全曲と小品の演奏映像が付属する豪華版です。 ARTFIFA(国際芸術映画祭)2018受賞作品