グレーナー(パウル) Graener, Paul
生没年 | 1872-1944 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 82491 |
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グレーナー(1872-1944):協奏曲集
チェロ協奏曲 イ短調
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
フルート協奏曲 [ウルフ・シルマー(指揮)/ミュンヘン放送管弦楽団]GRAENER, P.: Orchestral Works, Vol. 4 (Dohn, Raudales, Sinkevich, Munich Radio Orchestra, U. Schirmer)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:777965-2
CD価格:2,475円(税込)
ベルリン生まれの作曲家パウル・グレーナー。彼の音楽はドイツ風でありながら、フランス印象派からの影響も強く受けており、同時代のドイツの作曲家とは作風を異にしています。このアルバムには円熟期から晩年にかけて作曲された3曲の協奏曲が収録されており、グレーナーの独特の作風を楽しむことができます。 1927年に初演されたチェロ協奏曲は、チェロが良く歌う美しいアダージョ楽章が当時の批評家に絶賛されました。新古典主義の様式で書かれたヴァイオリン協奏曲、グレーナー最後の作品となったフルート協奏曲は、第二次世界大戦中に爆撃されたベルリンの痛ましい情景が反映されています。
収録作曲家:
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グレーナー(1872-1944):
ピアノ協奏曲他 [トリエンドル/ミュンヘン放送管/フランシス]GRAENER, P.: Orchestral Works, Vol. 3 (Triendl, Munich Radio Orchestra, Francis)
発売日:2015年03月25日
NMLアルバム番号:777697-2
CD価格:2,608円(税込)
ベルリンの職人の家に生まれたグレーナーは、他の優れた作曲家たちと同じく幼い頃から楽才を発揮、長じてからは、ドイツの各地で楽長として活躍後、ロンドン王立ヘイマーケット劇場の音楽監督に就任し、同時に英国王立音楽院で教えるなど、多彩な活躍をしました。勤勉な生活を送っていましたが、1920年代の終わりから国家社会主義党に入会し、いくつかの作品はナチス・ドイツのプロパガンダとして使われ、また1933年には国家社会主義ドイツ労働者党に入党することで、ナチスから数多くの便宜を図られることとなります。しかし、1944年に自宅が爆撃に遭い、全ての自筆譜は失われてしまったのです。 そのような理由により、彼の作品についての評価は現在でも定まってはいませんが、いくつかの作品を聴いてみれば、彼の真の才能を感じることができるのではないでしょうか。
収録作曲家:
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グレーナー(1872-1944):
管弦楽作品集 第2集
交響曲 ニ短調「鍛冶屋の苦悩」
組曲「牧羊神の王国から」
「騎士オイゲン公」による変奏曲 [北ドイツ放送フィル/アルベルト]GRAENER, P.: Orchestral Music, Vol. 2 (North German Radio Philharmonic, Albert)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年01月22日
NMLアルバム番号:777679-2
CD価格:2,608円(税込)
ドイツの作曲家グレーナー(1872-1944)。彼は苦難の生涯を送り、また数多くの作品を残したにも拘わらず現在ではほとんど忘れられてしまっています。その理由の一つに、彼がナチスへ加担したことが挙げられるでしょう。作品のいくつかはナチスのプロパガンダのために使われ、また自身もナチス体制から数々の名誉を受けたこと。これらが終戦後に彼の名誉を却って貶めてしまったことは間違いありません。とはいうものの、音楽自体の価値が変わるはずもなく、最近ようやくその全貌が見え始めたと言っても間違いありません。 このアルバムに収録されている曲のうち、交響曲ニ短調は、8歳で亡くなった彼の長男の思い出のために書かれた作品で、悲劇的な激しさを有した堂々たる音楽です。ドビュッシーを思わせる「牧羊神の王国から」も注目作です。
収録作曲家: