ムファット(ゴットリープ) Muffat, Gottlieb
生没年 | 1690-1770 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ム」 | NML作曲家番号 | 18732 |
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ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):
チェンバロのための組曲集 第3集 [芥川直子 (チェンバロ)]MUFFAT, Gottlieb: Suites for Harpsichord, Vol. 3 - MC B6, 7, 12, 36-37 (Naoko Akutagawa)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:8.574098
CD価格:1,600円(税込)
チェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第3集。第1集(8.572610)、第2集(8.573275)と同じ楽器(Henk van Schevikhovenによるルッカース/エムシュ)を用いた3年ぶりの録音で、これがシリーズ最後のアルバムとなります。 作曲者のゴットリープ・ムッファトはザルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、18世紀ウィーンで活躍した重要な作曲家です。彼の作品は、イタリア・バロックとフランス舞曲の様式を融合した洗練されたスタイルで書かれており、これらは同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えていると考えられています。 存命中に出版された作品はわずかですが、名手グレン・ウィルソンの協力によりヨーロッパ各地に散らばった譜面を探し出すことで、3集からなるアルバムが完成しました。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759)、
ムファット(1690-1770):
チェンバロ作品集 [フィローラ・ファーブリ(チェンバロ)]HANDEL, G.F.: Keyboard Suites Nos. 4 and 5, HWV 429-430 / MUFFAT, Gottlieb: Suite No. 3 in D Major (Gottlieb Muffat meets Handel) (F. Fábri)
発売日:2020年10月30日
NMLアルバム番号:555325-2
CD価格:1,800円(税込)
ブダペスト出身、新進気鋭の鍵盤楽器奏者フィローラ・ファーブリのソロ・デビューアルバム。バルトーク音楽院でアニコ・ソルテスに師事、ミュンヘン音楽大学では名手クリスティーネ・ショルンスハイムからフォルテピアノを学ぶとともに、東京藝術大学に短期留学し研鑽を積んだファーブリは、高い技術と音楽性が高く評価され、室内楽や歌劇の通奏低音奏者として大活躍しています。 このアルバムで彼女は、ほぼ同じ時期に生まれながら、個人的には遭ったことのない2人の大作曲家、ヘンデルとムファットの作品を演奏。ヘンデルの音楽を賞賛したムファット、ムファットの音楽から影響を受けたとされるヘンデル。ファーブリは2人の作品の根底にある共通性を探りながら、各々の音楽を紡ぎだしていきます。
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ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):
チェンバロのための組曲集 第2集 [芥川直子(チェンバロ)]MUFFAT, Gottlieb: Suites for Harpsichord, Vol. 2 - MC B9, 15, 16 and 43 (Naoko Akutagawa)
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:8.573275
CD価格:1,600円(税込)
日本のチェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第2集。2012年に録音された第1集(8.572610)と同じ楽器(Henk van Schevikhovenによるリュッカーズの復元)を用いた6年ぶりの続編です。 作曲者のゴットリープ・ムッファトはザルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、幼い頃から音楽家としての将来を嘱望されており、本人も期待に違わず、オルガニスト、教師として才能を発揮しました。彼の作品は洗練されたスタイルで書かれており、同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えたとされています。残念ながら彼の存命中に出版された作品はわずかであり、ベルリンに保存されていた自筆稿は第二次世界大戦で散逸してしまいました。第1集も含め、これらの録音は各地に散らばった譜面を探し求めることで実現したもので、知られざる作曲家の再復興に一役買うアルバムです。
収録作曲家:
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ゴットリープ・ムファット(1690-1770):
ハープシコードのための組曲集 [芥川直子]MUFFAT, G.: Suites for Harpsichord (Akutagawa)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:8.572610
1)
CD価格:1,600円(税込)
広島に生まれ、3歳からピアノを学び16歳でハープシコード奏者に転向。桐朋学園出身で有田千代子に師事、現在はドイツを中心に活動している名奏者芥川直子。彼女はすでにNAXOSレーベルから4枚のアルバムをリリースしていて、そのどれもが古楽愛好家や研究者たちから高い評価を受けています。演奏の素晴らしさもさることながら、知られざる作曲家の音楽に光を当て現代に蘇らせるというという、曲への愛情の深さが人気の秘密なのかもしれません。今作でもほとんど知られることにない作曲家ゴットリープ・ムッファト(1690-1770)の作品を取り上げています。 ゴットリープはザルツブルク大司教の宮廷オルガニストを務めたゲオルク・ムッファトの息子で、父と同じく音楽の道を歩み、ウィーンの宮廷聖歌隊で歌います。その後マリア・テレジアの宮廷で首席オルガン奏者として活躍。伝統を受け継いだ鍵盤作品を何曲も残しています。同時代のバッハやヘンデルとも交流があり、お互いに影響しあっていたことでも知られています。彼の作品の中ではトラック8の「音楽作品集 第7番」がシャコンヌとして比較的知られていますが、ここで聴くゴットリープの作品は堂々とした見事なものであり、重心の低いハープシコードの迫力ある音色と相まって、素晴らしい名曲として立ち現れています。
収録作曲家: