フォリアーノ(ジャコモ) Fogliano, Giacomo
生没年 | 1468-1548 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 112512 |
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Quando cala la notte 夜のとばりが降りる頃 -
16世紀初頭の歌と器楽
コリーナ・マルティ&エネア・ソリーニ
リサイタル [コリーナ・マルティ(チェンバロ)/エネア・ソリーニ(テノール)]Vocal and Instrumental Recital: Sorini, Enea / Marti, Corini - SEGNI, J. / CARA, M. / VERDELOT, P. / DUPRÉ, E. / FESTA, S. (Quando cala la notte)
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:CD-16308
CD価格:2,475円(税込)
西山まりえと共演したアルバム「中世の四季(KCD2056)」で優美な中世音楽を聴かせたスウェーデンのチェンバロ奏者コリーナ・マルティ。このアルバムではルネサンス音楽を専門に演奏しているグループ「Urbino Bella Gerit」に参加するテノール歌手エネア・ソリーニとともに、16世紀初頭の“イタリアの歌と鍵盤作品”を披露。独奏曲と歌がバランス良く配置されており、技巧的なチェンバロの響きと美しい歌声をお楽しみいただけます。
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パルテノペのチェンバロ
ルネサンス・チェンバロの物語 [カタリーナ・ビセンス(チェンバロ)]Harpsichord Recital: Vicens, Catalina - VALENTE, A. / CABEZÓN, A. de / TROMBONCINO, B. (Il Cembalo di Partenope - A Renaissance Harpsichord Tale)
発売日:2019年08月30日 NMLアルバム番号:CD-16312
CD価格:2,475円(税込)
ユニークな世界を表現することで知られるチェンバロ奏者、カタリナ・ビセンスのコンセプト・アルバム。この「パルテノペのチェンバロ」と題された1枚は、今回演奏に使用された16世紀初頭の楽器に合わせ、この当時のナポリで弾かれていた音楽を集めたもの。その上、ビセンスはただ曲を並べるのではなく、詩的なインスピレーションに基づく一つの物語を作り、イメージに合わせて演奏していく形を取っています(彼女がナレーションを務める物語は、アルバムに付属したコードによるダウンロードでのみお楽しみいただけます)。
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「恋」 イタリアの三部作 [アッコルドーネ(古楽器使用)、マルコ・ビズリー(テノール)、グイード・モリーニ(チェンバロ&総指揮)、エンリーコ・ガッティ(ヴァイオリン)]
発売日:2019年02月13日
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
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カヴァッツォーニ(1490-1560):
鍵盤音楽全集他 [ウィルソン]CAVAZZONI, M.A.: Works (Complete) / Italian Ricercars (G. Wilson)
発売日:2017年10月27日 NMLアルバム番号:8.572998
CD価格:1,900円(税込)
16世紀イタリアは鍵盤音楽の発展が目覚ましく、数多くの重要な作曲家が鍵盤のための作品を書いています。しかし現存する多くはオルガンのための作品であり、ハープシコード作品はほとんど残されていません。しかし演奏家ウィルソンが文献を注意深くあたったところ「オルガンのための」と記されていても、実はハープシコードで演奏するための曲集であったり、実際には楽器が指定されていない曲集も数多く含まれていたのだそうです。 このアルバムでは、15世紀から16世紀にかけて活躍した優れた鍵盤奏者、作曲家のカヴァッツォーニの作品を中心に収録。彼のリチェルカーレは即興的であり、そのほとんどが当時の流行歌に基づく「小さな主題」を展開していくという手法が用いられています。これらもオルガンで演奏されるのが常ですが、このアルバムでは原型であるチェンバロ用に復元されています。
収録作曲家:
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フロットーレ
イタリア・ルネッサンスの世俗歌曲集 [リング・アラウンド四重唱団&コンソート]FROTTOLE - Popular Songs of Renaissance Italy (Ring Around Quartet and Consort)
発売日:2015年06月24日 NMLアルバム番号:8.573320
CD価格:1,900円(税込)
15世紀から16世紀にかけては「中世の終わりとルネッサンスの開花」の時期とされています。当時の社会情勢も流動的であり、コロンブスの「新世界の発見」や、宗教改革などさまざまな事象が起こりました。そんな大きな変動に比べると、音楽的な発展はとても小さなことに見えますが、これがなかなか大切なことであることは間違いありません。アルバムタイトルの「フロットーレ」は「些細なこと=あまり重要ではないもの」を意味する言葉で、単純な歌詞を伴う即興と弦による小さな歌曲の総称でもあります。見かけはとてもシンプルですが、即興的なパッセージと新しい歌の形が盛り込まれたこれらの作品は、確かにこの当時の音楽意義や文化を含めた、様々なことを伝えるものでもあります。 使われている言葉のほとんどはナポリの方言ですが、これらは、当時の他の地域の音楽家たちにも強い影響を与えたとされます。ま、難しいことは置いておいて、とにかくこの楽しい歌の数々に耳を傾けてください。当時の人々の生活が鮮やかに目の前に浮かぶこと間違いありません。