デ・モント(フィリップ) Monte, Philippe de
生没年 | 1521-1603 | 国 | ベルギー、イタリア |
---|---|---|---|
辞書順 | 「テ」 | NML作曲家番号 | 19321 |
-
デ・モンテ(1521-1603):
イタリア語マドリガーレとフランス語シャンソン(世俗歌曲集) [ラタス・デル・ビエホ・ムンド]MONTE, P. de: Madrigals / Chansons (Ratas del viejo Mundo)
発売日:2021年04月23日 NMLアルバム番号:RAM2004
CD価格:2,475円(税込)
後期フランドル楽派の知られざる大御所、その世俗作品に光を当てた新鮮なアルバム!個性豊かで高いセンスを感じさせる歌い手が集い、それぞれの持ち味が際立って聴こえるユニークな重唱で特徴的な響きを組み上げる古楽アンサンブル、ラタス・デル・ビエホ・ムンド。RAMEEレーベルからリリースされるアルバムは1枚ごと独特な味わいで興趣がつきませんが、このデ・モンテ作品集にもそのことは確実に当てはまります。 フィリップ・デ・モンテはラッススやパレストリーナ、ビクトリアらと同じ時代を生きたルネサンス後期の才人で、フランドル楽派としてはやや遅い世代に属し、その活躍期の終わりにはバロックと呼ばれる音楽が世に現れ始めていました。 ハプスブルク領フランドルのメヘレンで生まれ、イタリアでの修業をへてウィーンで皇帝マクシミリアンとルドルフに相次いで仕え、後者のプラハの宮廷でも大いに活躍。溢れんばかりの才能は、マレンツィオやモンテヴェルディよりも早い時期に書かれたイタリア語のマドリガーレでも、またルジュヌやラッススらと同時期のフランス語シャンソンでも、1曲ごとに異なる作品美に貫かれています。 歌詞の持ち味をよく活かしつつ、ガンバや撥弦が絶妙な興を添える解釈が冴えわたる1枚です。
収録作曲家:
-
パルテノペのチェンバロ
ルネサンス・チェンバロの物語 [カタリーナ・ビセンス(チェンバロ)]Harpsichord Recital: Vicens, Catalina - VALENTE, A. / CABEZÓN, A. de / TROMBONCINO, B. (Il Cembalo di Partenope - A Renaissance Harpsichord Tale)
発売日:2019年08月30日 NMLアルバム番号:CD-16312
CD価格:2,475円(税込)
ユニークな世界を表現することで知られるチェンバロ奏者、カタリナ・ビセンスのコンセプト・アルバム。この「パルテノペのチェンバロ」と題された1枚は、今回演奏に使用された16世紀初頭の楽器に合わせ、この当時のナポリで弾かれていた音楽を集めたもの。その上、ビセンスはただ曲を並べるのではなく、詩的なインスピレーションに基づく一つの物語を作り、イメージに合わせて演奏していく形を取っています(彼女がナレーションを務める物語は、アルバムに付属したコードによるダウンロードでのみお楽しみいただけます)。
-
「愛の執着」
イタリアのマドリガーレ、愛と苦悩の250年 [ラタス・デル・ビエホ・ムンド]OSSESSO - Italian Madrigals About Love and Affection (Rycker, Ratas del viejo Mundo)
発売日:2019年01月30日 NMLアルバム番号:RAM1808
CD国内仕様、日本語解説付価格:2,970円(税込)
スイス、オーストリア、カタルーニャ、リトアニア……欧州屈指の古楽拠点ベルギーに集うさまざまな国の俊英たちによって2017年に結成されたばかりのアンサンブル「ラタス・デ・ビエホ・ムンド」は、スペインが世界最強の帝国だった15~16世紀を主たるフィールドに据え、世俗曲を中心とした企画性の高いプログラムを提案する古楽グループ。誰も知らなかったのに極度に魅力的な音楽を掘り起こすことにかけては世界随一のレーベルRAMEEがこのグループに注目したことの意義は、同レーベル初となるこの新譜で明らかになるでしょう。 テーマはマドリガーレ。16世紀末のイタリアで全盛を迎えるこの曲種のルーツは14世紀まで遡れるところ、その歴史を柔軟な器楽・声楽解釈を通じてあざやかに解き明かす充実演目。全22曲、国内仕様では解説も歌詞も訳付です。
-
「愛の執着」
イタリアのマドリガーレ、愛と苦悩の250年 [ラタス・デル・ビエホ・ムンド]OSSESSO - Italian Madrigals About Love and Affection (Rycker, Ratas del viejo Mundo)
発売日:2019年01月30日 NMLアルバム番号:RAM1808
CD価格:2,475円(税込)
スイス、オーストリア、カタルーニャ、リトアニア……欧州屈指の古楽拠点ベルギーに集うさまざまな国の俊英たちによって2017年に結成されたばかりのアンサンブル「ラタス・デ・ビエホ・ムンド」は、スペインが世界最強の帝国だった15~16世紀を主たるフィールドに据え、世俗曲を中心とした企画性の高いプログラムを提案する古楽グループ。誰も知らなかったのに極度に魅力的な音楽を掘り起こすことにかけては世界随一のレーベルRAMEEがこのグループに注目したことの意義は、同レーベル初となるこの新譜で明らかになるでしょう。 テーマはマドリガーレ。16世紀末のイタリアで全盛を迎えるこの曲種のルーツは14世紀まで遡れるところ、その歴史を柔軟な器楽・声楽解釈を通じてあざやかに解き明かす充実演目。全22曲。
-
テ・デウム・ラウダムス
1594年フライベルク大聖堂の
天使たちの聖なる音楽 [コルダエ・フレイベルゲンシス/アンサンブル・フライブルガー・ドム=ミュージック/コッホ]TED DEUM LAUDAMUS - Music on the Freiberg Cathedral, Angel Instruments from 1594 (Chordae Freybergensis, Ensemble Freiberger Dom-Music, Koch)
■宗教曲
発売日:2014年08月27日 NMLアルバム番号:777928-2
CD価格:2,608円(税込)
このアルバムは、フライベルクのラテン語学校図書館に所蔵されていた宗教音楽集の譜面を演奏したものです。フライベルクとはドイツ、ザクセン州ケムニッツ行政管区、ミッテルザクセン郡の都市で、12世紀に発見された銀鉱山を中心に栄えた歴史ある地域。鉱物学、鉱山技術が特に発展しています。 そんな地域に住む中産階級の人々は、とても知的探求心に満ち溢れていて、1515年にはザクセン州で最も古く、重要な学校が設立されました。この図書館には、数多くの楽譜を蔵書することで、この地域の文化を守ることと、地方色を保存し、他の地域にその力を見せつけるにも存分な機能を持たせることができたのです。もちろん当時の作曲家たちの作品が数多く収められましたが、保存することに重点が置かれたためか、これらが演奏されることはほとんどありませんでした。今回、ルネサンス時代の楽器で作品を忠実に演奏することで、本来の形を取り戻すこととなったのです。