ボエリー(アレクサンドル・ピエール・フランソワ) Boely, Alexandre Pierre Francois
生没年 | 1785-1858 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 17286 |
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ボエリー(1785-1858):
〈ピアノ作品集 第1集〉 [マッカラム]BOËLY, A.P.F.: Piano Music, Vol. 1 - 24 Pièces / 30 Études / Caprice (S. McCallum)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:TOCC0471
CD価格:1,950円(税込)
パリの音楽一家に生まれたボエリーは、オルガンとヴァイオリンの演奏に秀でており、サン・ジェルマン・クルセーロワの教会で10年以上もオルガニストを務め、当時は人気のなかったバッハの作品を取り上げるなど「古い作品」を広めることに尽力しました。しかし19世紀のヨーロッパを席捲したロマン派の流れの中では、彼のような古典的感性は受け入れられることがなく、また彼自身も同世代の作曲家たちの作品には嫌悪感を抱いていました。1851年に教会オルガニストの地位を退いた後は、静かにピアノ教師としての余生を過ごしましたが、彼の親しい友人たちからはずっと尊敬を集めていたとされています。 オルガン音楽が知られるボエリーですが、ピアノ曲も数多くあり、古典派風の装いの中に時としてサン=サーンスを思わせるロマンティックな雰囲気も感じさせる作品はとても興味深いものばかり。このアルバムでは1853年製のエラールを使用したマッカラムの演奏が激動の時代を伝えています。
収録作曲家:
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THE BIRTH OF THE ETUDE
エチュードの誕生 [アンナ・ペトロヴァ=フォルスター(ピアノ)]Piano Recital: Petrova, Anna - MONTGEROULT, H.-A.-M. de Nervo de / BOMTEMPO, J.D. / STEIBELT, D.G. / CRAMER, J.B. (The Birth of the Étude)
発売日:2021年04月30日
NMLアルバム番号:TOCN0005
CD価格:1,950円(税込)
「エチュード=練習曲」と言えば1830年代にショパンが書いた27曲がとりわけ有名ですが、ショパン以前にもエチュードを書いた作曲家が数多く存在していました。 ベートーヴェンの弟子として知られるツェルニーの作品は、現代でもピアノの学習に用いられますし、イギリスの作曲家クラーマーが作曲した数多くのエチュードは、のちの大音楽家ハンス・フォン・ビューローが改訂した「クラーマー=ビューロー練習曲」も教則本としておなじみの存在です。 このアルバムにはクラーマーのエチュードを皮切りとして、フランスの先進的女性作曲家エレーヌ・ド・モンジュルーの作品など、19世紀前半に出版されたさまざまな作曲家の28曲のエチュードを収録。まさに小品の宝庫ともいえる興味深い1枚です。
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SPLENDID SILBERMANN -
素晴らしきジルバーマン [クリスティアン・フォン・ブローン(ジルバーマン=オルガン)]Organ Recital: Blohn, Christian von - BACH, J.S. / VERDIN, J. / GRIGNY, N. de / MENDELSSOHN, Felix / BOËLY, A.P.F. (Splendid Silbermann)
発売日:2019年02月15日
NMLアルバム番号:OC1705
CD
通常価格:2,080円→ 特価!:590円(税込)ドイツの職人家庭に生まれたアンドレアス・ジルバーマン。13歳から3年間の修行を経て21歳の時にアルザスでオルガン製作を開始、彼の工房はストラスブールでも人気が高く、やがて5歳下の弟ゴットフリートが修行に来るなど注目を集めていました。修行を終えた弟と2人で何台かのオルガンを製作、その後は彼の子供たちが工房を継ぐなど「ジルバーマン」の名前は優れたオルガンの代名詞ともされるほどの知名度を誇っています。 このアルバムで演奏された楽器は1668年にバルトナーによってBouxwiller(=フランス、ブクスヴィレール)のプロテスタント教会に建立されたオルガンで、1699年にアンドレアスが改築を施し、その出来栄えの良さが彼の評価を高める要因となった彼にとっても思い出深い楽器です。 現在でも補修を繰り返しながら18世紀の音色を伝える名器を、ザールブリュッケン出身の名手、ブローンが演奏。オルガン建立時の作品から現代曲まで幅広い作品にも対応できる、素晴らしい楽器の音色をお楽しみください。