2013年1月
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アンドリーセン(1892-1981):
交響的作品集 第1集 [オランダ響/ポルセライン]ANDRIESSEN, H.: Symphonic Works, Vol. 1 (Netherlands Symphony, Porcelijn)
■交響曲/管弦楽曲 ■バレエ・ダンス音楽
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:777721-2
CD価格:2,608円(税込)
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981)はオランダの作曲家、オルガン奏者です。即興演奏の巧みさで知られ、オランダのカトリック典礼音楽を一新した人でもあります。しかし、実はとても多彩な作曲家であり、その作品もオルガン曲だけに留まらず、ここで聴ける交響曲や管弦楽曲など注目すべきものが数多くあります。 交響曲第1番は1930年10月1日にエドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮のハールレム管弦楽団によって初演され、その2年後にはアンドリーセン自身が同じオーケストラを指揮して演奏するなど注目を浴びた作品です。緻密な構成と調和のとれたメロディに才能の閃きが感じられます。
収録作曲家:
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グレート・ピアニスト・シリーズ
ラフマニノフ
ソロ録音集 第3集
ビクター録音集(1925-1942) [ラフマニノフ - 録音:1925年-1942年]RACHMANINOV, Sergei: Piano Solo Recordings, Vol. 3 - Victor Recordings (1925-1942)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.111397
CD価格:1,900円(税込)
ラフマニノフ(1873-1943)のビクター録音集もこれで第3集となります。今作は彼が初めて電気的録音を行った1925年から、亡くなる前年の演奏までを収録。全て小品ですが、これらは聴衆から大変愛された作品群であり、またラフマニノフの「完璧主義」が表出された最良の録音でもあります。最も有名な「前奏曲Op.3-2」での素晴らしい表現や、2つのクライスラー作品の編曲版での、年月を経た表現の熟成など、聴くべきところの多い1枚です。全2作も含め、これら歴史的録音における優れたマスタリングも評価されています。
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J.シュトラウス1世(1804-1849):
作品集 第23集 [スロヴァキア・シンフォニエッタ/クリスティアン・ポラック指揮]STRAUSS I, J.: Edition - Vol. 23
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.225343
CD価格:1,936円(税込)
ヨーロッパにおける1848年は「激動の年」でした。2月にフランスで勃発した「2月革命」は次第にヨーロッパの各地に伝播し、中でも3月にドイツ連邦、オーストリアで起こった革命は「3月革命」と呼ばれ、時の宰相クレメンス・メッテルニヒが失脚、亡命するなど政治的に不安定な時期を迎え、市民たちの生活も少しずつ脅かされていったことは間違いありません。 とは言え、ヨハン・シュトラウス(1804-1849)の創作意欲は衰えることなく、次々と名作が書かれた年でもありました。トラック1の「幸運のポルカ」は、この年がうるう年であったことを記念して発売された「宝くじ」のために書かれた曲です。トラック3は革命の勃発に伴い、国民の士気をあげるための行進曲です。他には女神の名を採った作品や、自由のための行進曲など、心を昂進させる傾向の曲が多い1枚です。 何といっても一番有名なのは「ラデツキー行進曲」です。3月革命に伴う、北イタリアの独立運動を鎮圧した名将ヨーゼフ・ラデツキーを讃えて書かれた名作です。ここでは、あまり演奏されることのない第1稿が収録されています。
収録作曲家:
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マルティヌー(1890-1959):
ピアノ三重奏曲全集 [アーバーピアノ三重奏団]MARTINU, B.: Piano Trios (Complete) (Arbor Piano Trio)
■室内楽
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.572251
CD価格:1,900円(税込)
チェコの作曲家マルティヌー(1890-1959)の室内楽作品は、そのバランスの良い響きと斬新な和声が20世紀音楽好きの耳を引き付けています。このピアノ三重奏曲もどれもが魅力的であり、書かれた時代を反映した興味深い作品です。1930年の第1番は、5つの部分からなる小品集として想起され、一つ一つが独立した表情を持っています。パリでストラヴィンスキーに絶賛された、まさに新古典派の作風を持つ生き生きとした楽しい音楽です。第2番と第3番は1951年にアメリカで作曲され、一層興味深い作品となっています。音楽の進行は、親しみやすい主題と、ゆっくりした哀歌が突然交代するというまさに予測不可能なもので、現代人の不安を見事に抉り出したかのような深さを感じさせます。チェコで活躍するアーバーピアノ三重奏団の革新的な演奏です。
収録作曲家:
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エドゥアルド・フランク(1817-1893):
ピアノ三重奏曲 Op.22他 [サミュエル・アシュケナージ/イェフダ・ハナニ/ジェームズ・トッコ]FRANCK, E.: Piano Trio No. 2 / Cello Sonata No. 2 / Violin Sonata No. 2 (Ashkenasi, Hanani, Tocco)
■室内楽
発売日:2013年01月23日
CD価格:1,900円(税込)
プロイセン王国の州都であったヴロツワフ(現在はポーランド領)の裕福な銀行家の家庭に生まれたエドゥアルド・フランク(1817-1893)。彼はメンデルスゾーンに音楽を師事するだけでなく、親しい友人として彼と連弾コンサートを催すなど、強い影響を受けました。またシューマンとも親交を結んだことでも知られています。 彼の作品は聴いてわかる通り、当時の気風を見事に表現したロマンティックなものばかりですが、何しろ彼はピアニストとしてだけでなく、教師としても優秀であったため、こちらの仕事に時間を取られてしまい、作曲する時間を存分に作ることができなかったようで、それが現在の知名度の低さに結びついているようです。ここでじっくり彼の作品に耳を傾けてみてください。溢れるばかりの旋律に満ちた三重奏、見事な構成を持つチェロ・ソナタ、そして美しすぎるヴァイオリン・ソナタ。ため息ものです。
収録作曲家:
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パエール(1771-1839):
オラトリオ「聖なる墓碑」 [ジモン・マイール合唱団&アンサンブル/ハウク]PAER, F.: Santo Sepolcro (Il) (The Holy Sepulchre) [Oratorio] (Simon Mayr Choir and Ensemble, Hauk)
■声楽曲 ■合唱曲 ■宗教曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.572492
CD価格:1,900円(税込)
フェルディナンド・パエール(1771-1839)は1771年にパルマで生まれ、彼の父から最初の音楽の手ほどきを受け間ました。彼は同時代に活躍したシモン・マイールとともにその時代の「重要なオペラ作曲家」に位置付けられ、数多くのオペラを残しています。 この作品はオペラではなくオラトリオであり、しばしば2つの作品であると伝えられているものです。1803年にウィーンで初演された時は、ぶっきら棒にキリストの死から始まり、天使たちの合唱が続きます。受難の部分ははりつけの描写、復活、最後の審判に協力で表現的な音楽が与えられています。この盤では、マイールの書いた序曲を付けることで、この音楽を比類なき物語へと昇華させています。 演奏はマイールの一連の演奏でおなじみのフランツ・ハウク。共感と緊張に満ちた名演を聴かせています。
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期待の新進演奏家シリーズ
キム・ドンギュ ピアノ・リサイタル [キム・ドンギュ]Piano Recital: Kim, DongKyu - PROKOFIEV, S.
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.572826
CD価格:1,900円(税込)
韓国生まれの新進気鋭ピアニスト、キム・ドンギュのリサイタル・アルバムです。彼は2010年のサン・マリノ国際ピアノ・コンクール第1位獲得を始め多くの国際コンクールで上位入賞を果たし、その卓越した技巧と華麗なる表現力が高く評価されています。すでに数多くのオーケストラと共演していて韓国、イタリア、ドイツではソロリサイタルを開催しこちらも大評判となっています。2012年のリーズ国際コンクールでは惜しくも賞を逃しましたが今後の活躍には存分に期待の持てる大器です。 ここではプロコフィエフの小品集とソナタ、ソナチネの幾つかを演奏していますが、ここでの多彩な音色と考え抜かれたタッチはやはり並大抵のものではない「何か」を感じさせてくれます。
収録作曲家:
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レイ・リャン(1972-):
ヴァージ/記憶の弦の振動 [パリンプセスト・パリンプセスト/カリサンピアン・コンソート/ウー・マン/チェン・ピ=シェン]LIANG, Lei: Verge / Tremors of a Memory Chord / Aural Hypothesis / Five Seasons (Palimpsest Ensemble, Callithumpian Consort, Wu Man, Pi-hsien Chen)
■室内楽 ■器楽曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.572839
CD価格:1,900円(税込)
2011年、ローマ賞を受賞した中国生まれのアメリカの作曲家、レイ・リャン(1972-)の創造力に満ち溢れた作品集です。ニューヨーク・タイムズ紙で「忘れられない美しさ」と評され、またワシントン・ポスト紙では「華麗なる独創性と余地のない素晴らしさ」と絶賛された作品は、西洋と東洋の融合と、魅惑的な響きを模索するという刺激的な味わいを有したもので、琵琶や中国楽器を効果的に用いた豊かな音色が特徴です。また「聴覚の仮説」は、彼の生まれたばかりの息子アルベルトへの贈り物であり、様々な音色が飛翔する感覚的な音楽です。新しい世界の創造に立ち会いたい人にオススメの1枚です。
収録作曲家:
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ヴァルヒャ(1907-1991):
コラール前奏曲集 第2集 [リュプサム]WALCHA, H.: Chorale Preludes, Vol. 2 (Rubsam)
■器楽曲(オルガン) ■宗教曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.572911
CD価格:1,900円(税込)
20世紀を代表するオルガニストとして知られるライプツィヒ生まれのヘルムート・ヴァルヒャ(1907-1991)。彼はすぐれた教会音楽の作曲家でもありました。残された作品も数多く、NAXOSでは4集にわけて、彼のオルガン作品全集をリリースします。 この第2集は、コラール前奏曲の第2集です。このコラール前奏曲は、バロックの伝統様式に則った、いかにもドイツらしいもので第1集(8.572910)でもその見事さは際立っていましたが、この第2集は、若いオルガニストの育成を目的とした教材として、対位法やペダル・ポイントの使い方に存分な注意を払ったものでもあり、音楽的な面においても、また教材としても申し分のない作品群です。もちろん根底には「神への祈り」があり、これが全ての曲を輝かせていることは間違いありません。ヴァルヒャの弟子であるオルガニストのリュプザムは、これらの作品にも深い愛着を持って丁寧に演奏しています。
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REST
ホルスト、ギルバートソン、ティケリ、マッケイ
吹奏楽作品集 [オハイオ州立大学ウィンド・シンフォニー/ミッケルソン]Wind Band Music - HOLST, G. / GILBERTSON, M. / TICHELI, F. / MACKEY, J. (Rest) (Ohio State University Wind Symphony, Mikkelson)
■声楽曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.572980
CD-R価格:1,900円(税込)
オハイオ州立大学ウィンド・シンフォニーのエキサイティングなアルバムです。第1曲目のフーガ(原曲はバッハ)は、もともとの付点のリズムを生かした楽しい仕上がり。オルガンのみで奏でられる原曲にカラフルな色彩が加えられています。ロシアの合唱曲から題材を得たジルバートソンの「ヴィジル(徹夜祷)」の不気味さは、心の中に潜む闇まで描き出しているようです。この作品はジルバートソンの親友ディドラファルの死を悼み、彼女に捧げられています。ティケリのアルバム・タイトルにもなっている「レスト」はサラ・ティーズデールの詩から触発された作品で、このアルバムの指揮者ミッケルソンから委嘱されたものです。同じくティケリによる「交響曲第1番」の4つの楽章は、心の中の旅の風景を表わしているといいます。最後のマッケイの曲はなんとも小粋なもので、ニューヨークでのちょっとしたエピソードが見事な音になりました。
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メイエル(1943-):
弦楽四重奏曲集 第3集 [ヴィエニャフスキ弦楽四重奏団]MEYER, K.: String Quartets, Vol. 3 (Wieniawski String Quartet) - Nos. 7, 10 and 13
■室内楽
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.573001
CD価格:1,900円(税込)
1943年、ポーランドのクラコフ生まれのメイエル(1943-)の弦楽四重奏曲第3集です。第1集(8.570776)と第2集(8.572656)で、その刺激的な響きに耳が驚いた人も多いことでしょう。 この第3集にも不思議な音楽が充満しています。第7番は単一の楽章で構成され、素材の扱いと対位法が工夫された作品です。4台の楽器の対話が見事であり、時には力強いユニゾンで畳み掛けるように進んでいきます。第10番は伝統的な4楽章で書かれていますが、想像の通り内容は一筋縄では行きません。5楽章からなる第13番は、楽章ごとの表情の変化に耳を傾けてみてください。緊密に関連付けられたモティーフが形を変えながら、せわしない音型の上で歌われていくフィナーレには、ぞくぞくするような面白さがあります。
収録作曲家:
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アイアランド(1879-1962):
教会音楽集 [リンカーン大聖堂合唱団/ハリソン/プレンティス]IRELAND, J.: Church Music (Lincoln Cathedral Choir, Harrison, Prentice)
■合唱曲 ■宗教曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.573014
CD価格:1,900円(税込)
スコットランド系のイギリスの作曲家、ジョン・アイアランド(1879-1962)の流麗かつ清冽な宗教曲集です。彼は生涯を通じてかなり作風が変化した人で、始めはドイツ・ロマン派の影響を受け、印象派、新古典派を通り抜け、またイギリス音楽の伝統に立ち返るという大きな流れがありますが、宗教曲の分野においてのスタイルの変化はあまりなく、教会音楽の旋法による素朴で静かな作品を数多く残しています。一時期チェルシーの聖ルーク教会の楽長兼オルガニストを務めたことがあり、その時期の作品は名作として現代でも歌い継がれています。
収録作曲家:
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マッケイブ(1939-):
幻影 ~ 合唱作品集 [BBCシンガーズ/ファーリントン/ヒル]MCCABE, J.: Choral Music (Visions) (BBC Singers, Farrington, Hill)
■合唱曲 ■宗教曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.573053
CD価格:1,900円(税込)
英国有数の作曲家、ピアニストであるジョン・マッケイブ(1939-)。彼の作品はほぼ全てのジャンルに及び、そのどれもが高い評価を受けています。もちろん使われている音は現代的なものですが、どこか親しみやすさも備えており、とりわけ声楽作品はわかりやすいメロディが多いせいもあり、ファンも少なくありません。 このアルバムには世界初録音を含む14作品が収録されています。作曲年代はまちまちで、ごく最近に書かれたものから、50年近くも前のものまで多彩なスタイルが混在しています。彼の音楽の変遷を感じたいのであれば、まず最初におかれた「3つのマリアのキャロル」はいかがでしょう? 16世紀の作者不詳のラテン語のテキストを含む3つの曲は、美しく神秘的であり、マッケイブ自身も喜びをもって作曲したと語っています。その他、いろいろな機会のために書かれた合唱曲はBBCシンガースの最良の声を得て、素晴しい光を放っています。
収録作曲家:
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誰もが知ってる宗教的な作品集 [サマリー/ハラーシュ/ヴィルトナー/コヴァーチ]
Sacred Music - TALLIS, T. / ALLEGRI, G. / PERGOLESI, G.B. / MOZART, W.A. (Favourite Sacred Masterpieces) (Summerly, Halasz, Wildner, Kovacs)
■合唱曲 ■宗教曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.578210
CD価格:1,900円(税込)
世界で最も愛されている「神聖な作品」の幾つかがこのアルバムに収録されています。例えばアレグリのミゼレーレはずっと門外不出でしたがモーツァルトが一度聴いて覚えてしまったというエピソードは有名ですし、バッハの平均律(鍵盤楽器のための一種の練習曲)に、グノーが妙なる旋律を載せて生まれた究極の名曲「アヴェ・マリア」は耳にしたことがない人はいないでしょう。他にも心洗われる名作「天使の糧」や夭折の天才ペルゴレージの「スターバト・マーテル」、混じり気のない美しさを誇るタリスの「汝のほかにわれ望みなし」、美しい旋律のくせに歌われている言葉はかなり悲惨なモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。あまりの美しさに言葉を失います。
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グレトリ(1741-1813):
歌劇「ル・マニフィーク」 (1773) [ゴンザレス=トロ/カレオ/クルル/トンプソン/ウィリアムズ/スカルラータ/オペラ・ラファイエット管/ブラウン]GRETRY, A.-E.-M.: Magnifique (Le) [Opera] (Gonzalez Toro, Calleo, Krull, Thompson, Sulayman, Williams, Scarlata, Opera Lafayette Orchestra, Brown)
■オペラ
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:8.660305
CD価格:1,900円(税込)
18世紀におけるオペラ・コミック座の最大の作曲家であったアンドレ・エルネスト・モデスト・グレトリ(1741-1813)。彼はベルギー、リエージュの貧しい音楽家の家に生まれ、苦労の末にイタリアへ留学し、ローマ・アリベルティ劇場のために作曲された幕間劇が評価され、ようやく自身の進むべき道を決定した人です。その後パリに渡り、そこでの成功を足掛かりに50作ほどのオペラを作曲しました。後半生は歴史的事件などを題材にすることが多かったのですが、この「ル・マニフィーク」は彼の代表作である「ゼミールとアゾール」の2年後に書かれたもので、J.M.スデーヌの台本による軽く楽しい喜劇となっています。フランス人気質を万遍なく表出したと言われる彼の作品は、もっと聴かれてもよいのではないでしょうか。
収録作曲家:
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ソンドハイム(1930-):
スウィーニー・トッド [バイエルン放送合唱団/ミュンヘン放送管/シルマー]SONDHEIM, S.: Sweeney Todd [Musical] (Bavarian Radio Chorus, Munich Radio Orchestra, U. Schirmer)
■交響曲/管弦楽曲 ■ミュージカル
発売日:2013年01月23日
2CD価格:3,040円(税込、送料無料)
最近、ジョニー・デップの主演映画版で有名になった稀代の殺人鬼スウィーニー・トッド(1930-)。実在の人物とされていますが、確証はなく「伝説の人物」としてその存在をアピールしています。 こちらはS.ソンドハイムが作詞作曲し、1979年に初演されたミュージカル・ヴァージョンで、オーケストラの創立60周年記念演奏会の一つとして企画されたものです。いつもとは違ったオーケストラの響きをお楽しみください・・・。お話はとても悲惨ですが。
収録作曲家:
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ヘンデル(1685-1759):
デキシート・ドミヌス HWV 232
J.S.バッハ(1685-1750):
マニフィカト BWV 243 [バイエルン放送合唱団/コンチェルト・ケルン/ダイクストラ]HANDEL, G.F.: Dixit Dominus / BACH, J.S.: Magnificat (Bavarian Radio Chorus, Concerto Koln, Dijkstra)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:900504
CD価格:2,085円(税込)
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ウィーン少年合唱団のクリスマス
CHRISTMAS WITH THE VIENNA BOYS CHOIR
■合唱曲 ■宗教曲
発売日:2013年01月23日
2CD価格:2,600円(税込)
世界最古の創設であり、また世界で最も人気のある少年合唱団といえば「ウィーン少年合唱団」に他なりません。1498年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世によって創設されたこの合唱団、団員数は100人ほどで、彼らは4つのグループに分けられ、オーケストラと共演したり、世界中を演奏旅行したりと大忙しの毎日を送っています。 この2枚組は、そんな彼らによる美しいクリスマス・キャロルと、ヘンデルのメサイアからの抜粋を収録したもの。イエスの誕生を祝う喜びと、大いなる愛に満ちた素晴らしい音楽があふれています。
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ドニゼッティ(1797-1848):
歌劇「ドン・グレゴリオ」 全曲 [ベルガモ音楽祭合唱団&管弦楽団/モンタナーリ]DONIZETTI, G.: Don Gregorio [Opera] (Montanari)
■オペラ
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:CDS579
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
厳格すぎる父親を持つ2人の息子とその家庭教師をコミカルに描いたドニゼッティ(1797-1848)が1824年に作曲した喜劇です。公爵家の2人の息子の家庭教師ドン・グレゴリオは今日も手を焼いています。次男ピッペットは全く勉強をせず、年増の家政婦レオナルダに色目ばかり使っています。また長男エンリーコからは恋人ジルダと「出来ちゃった結婚」をしたいと相談を持ちかけられています。父親が留守の間に当のジルダが生まれたばかりの子どもを連れて家に押しかけてくるのですが、そこに公爵ジューリオが帰宅。エンリーコはおろおろするばかりで、ピッペットと公爵はジルダがグレゴリオの愛人ではないかと勘違いする始末。ジルダは「この子の父親はエンリーコ」と宣言した途端、怒った公爵はエンリーコに勘当を言い渡すのですが、結局は孫が可愛くて2人の結婚を認めることに。どさくさまぎれに、ピッペットはレオナルダとの結婚宣言をするというお話です。 1822年に「グラナタのゾライーダ」のローマ初演が大成功を収めたドニゼッティは、ナポリのサン・カルロ劇場の支配人バルバイアと契約を結び、この劇場のために4つのオペラを作曲することとなりました。このオペラはその中の一つで、若干ロッシーニの影響もあるものの、ユーモアと抒情性が絶妙にブレンドされた野心溢れる傑作となっています。
収録作曲家:
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リスト(1811-1886):
ピアノ作品集 [マミコニアン]LISZT, F.: Piano Music (Mamikonian)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:CDS730
CD
通常価格:2,325円→ 特価!:490円(税込)アルメニアのピアニスト、バルダン・マミコニアンの目の覚めるようなリスト作品集。音楽一家に生まれた彼は、6歳の時に首都のエレバン音楽学校でピアノを学びはじめました。その後モスクワ音楽院とチャイコフスキー音楽院で、ヴァレリー・カステリスキー(伝説の教師ゲンリフ・ネイガウスの最後の弟子)とラザール・ベルマンに師事し研鑚を積みました。彼のピアノは力強くまた華麗な音を持ち、もちろん驚異的なテクニックに支えられた豊かな音楽性に満ちています。 このリスト(1811-1886)はそんな彼に最適のレパートリーと言えるでしょう。まず「愛の夢」で印象付け、ピアノ・ソナタで変幻自在な音楽を聴かせた後は、晩年の暗い作品で現実に引き戻す。そして最後は長大な「葬礼」でテクニックの限りを披露するというこのプログラミングにもセンスを感じます。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
連弾のためのピアノ作品集 [バッコロ/ソアーヴェ]SCHUBERT, F.: Piano Music 4-Hands (Baccolo, Soave)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:CDS734
CD
通常価格:2,325円→ 特価!:490円(税込)シューベルト(1797-1828)の作品の中で、かなり重要な位置をしめる「4手ピアノの作品集」は、彼自身の生活を支えるためにも、また友人たちとの親睦を深めるためにも、なくてはならない仕事でした。彼はアンサンブルのための音楽を創ることにこの上ない喜びを感じ、「連弾」という小さな世界に、管弦楽作品にも匹敵する豊かな響きをもたらしたのです。この4つの作品は用途はまちまちですが、どれもが精緻に書かれており、とりわけ内容の濃い「人生の嵐」は、シューベルトの最高作品としてあげられるべき傑作です。 ここで演奏しているキアーラ・ソアーヴェとチェチリア・バッコロは、既に卓越したピアノ・デュオとして世界中で活躍しています。彼らは幅広いレパートリーを持ち、とくにシューベルトの解釈が批評家や聴衆に高く評価されています。2010年にはアムステルダムのコンセルトヘボウで演奏し、ここでも大評判となりました。
収録作曲家:
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■オペラ
発売日:2013年01月23日
2CD価格:3,300円(税込、送料無料)
見事な演出も話題となったエヴァ・メイの「タイス」。こちらのCD盤が再発売となります。「瞑想曲」のみが有名なこの作品ですが実は「聖なるものと堕ちたるもののせめぎあい」を主題にした深いテーマを持つ考えさせられるオペラです。美しい「瞑想曲」のメロディは至るところに現れ、幕切れでは最高潮に達し、やるせなくも悲しい余韻を残します。主役がソプラノとバリトンというところも斬新であり、またワーグナーを思わせる濃厚なオーケストレーションも魅力。一度は聴いて(できることなら舞台を見たい)おきたい隠れた名作です。
収録作曲家:
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ゼレンカ(1679-1745):
5つのカプリッチョ集 [バッハ・シンフォニア/エイブラハム]ZELENKA, J.D.: Capriccios (The Bach Sinfonia, Abraham)
■声楽曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:DSL-92163
CD+Blu-ray Audio価格:2,224円(税込)
ボヘミアで生まれ、ドレスデンで没した作曲家ゼレンカ(1679-1745)。彼はドレスデンのカトリック教会作曲家として数多くの宗教曲を書いたほか、いくつかの器楽曲も残しています。しかし、その作品の多くは第二次世界大戦中に失われてしまったため、生涯や作品については再研究が行われているところです(20世紀中頃になって、彼の個人的な文書が発見されたことでその研究に追い風が吹いています)。ゼレンカの作品はユニークなスタイルを持ち、同時代の作曲家たち…テレマン、ラモー、ヘンデル、J.S.バッハ・・・とはまた違った肌触りを有しています。 このカプリッチョ集は合奏協奏曲のような華やかさを持つもので、とりわけホルンの活躍に耳を奪われます。ここで妙技を聴かせるR.J.ケリーは1982年からフィルハーモニア・バロック・オーケストラで活躍するプレーヤーで、演奏の困難なバロック・ホルンをやすやすと吹きこなしています。このアルバムにも高音質のBlu-ray Audioが同梱されており、艶やかな音をたっぷりと味わうことが可能です。
収録作曲家:
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発売日:2013年01月23日
DVD日本語字幕あり
通常価格:2,850円→ 特価!:990円(税込)1941年生まれのサルヴァトーレ・アッカルドによるレクチャー映像の第2弾です。今作ではベートーヴェンの2つのソナタを取り上げています。第5番で指導を受けるのは、1988年生まれのファラスカ。彼は既に多くのコンクールで入賞し、アッカルドが主宰するイタリア室内管弦楽団のメンバーとして活躍している俊英です。もう一人のデーゴも同じくイタリア室内管のメンバーとして活躍している人で、アッカルド自身「今まで会ったことのないほど素晴らしい才能」と絶賛しています。2人の若き才能の成長を見守りたいものですね。 今作も、翻訳に細心の注意を払った日本語字幕付き。このようなレクチャー映像では嬉しい限りです。
収録作曲家:
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■器楽曲(リュート)
発売日:2013年01月23日
CD価格:2,600円(税込)
ラファエル・ボナビタのリュートによるバッハ(1685-1750)の作品集。現在至るところで耳にするバッハの音楽を、もう一度新鮮な気持ちで聴くための1枚です。圧巻はBWV 1004のシャコンヌで、もともとは無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータの終曲の巨大な変奏曲。様々な楽器のために編曲されていることでも知られています。リュートで演奏することはとても困難ですが、名手ボナビタは何の苦もないかのように弾きこなしています。またボーナス・トラックとして添えられている「エア」(G線上のアリアとして知られる曲)の優美なこと。バッハを聴く(弾く)喜びにあふれています。
収録作曲家:
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アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
ピアノ作品全集 第2集 [コウクル]TCHEREPNIN, A.: Piano Music, Vol. 2 (Koukl)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:GP632
CD価格:1,710円(税込)
ロシアの芸術一家(父はリムスキー・コルサコフの弟子であったニコライ・チェレプニン(1899-1977)に生まれた、作曲家&ピアニスト、アレクサンドル・チェレプニンのピアノ作品集第2集です。とても若い頃から曲を書いていた彼ですが、1918年にロシア革命に伴い、一家でパリに亡命したことがきっかけで、フランス6人組やストラヴィンスキー、ラヴェルらと親交を結び、フランス風の語法を身に付けます。 このアルバムに収録されているのは比較的初期の作品であり、プロコフィエフやラフマニノフ風の機知に溢れた楽しい曲が並びます。1926年に作曲されたOp.39の「伝言」はチェレプニンの傑作とされていて、劇的なアプローチと爆発的なパワーに満ちた音楽は確かに「時代」を先取りしています。
収録作曲家:
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グレインジャー(1882-1961):
「民謡に触発された作品集」
2台と4手のためのピアノ作品集 [ビルダー・デュオ]GRAINGER, P.: Folk-Inspired Works for Piano Duet and Duo (Weichert, Rave)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:GP633
CD価格:1,710円(税込)
オーストラリアのピアニスト、作曲家パーシー・グレインジャー(1882-1961)のピアノ作品集です。彼は1907年にノルウェーのグリーグの元を訪れ「民謡を大切にする心」に目覚めたといいます。そしてエジソンが発明した蓄音機を持参してイギリスを回り、民謡を収集。これらを編曲した時の経験が、このアルバムに収録されたピアノ曲に凝縮されています。 この中で最も有名なのは「リンカンシャーの花束」でしょう。本来は吹奏楽のための作品として書かれましたが、ここに収録されているのは1937年に2台ピアノのために編曲されたもので、曲の持つ雰囲気が一層増幅された見事な仕上がりとなっています。またガーシュウインの名作「ポーギーとベス」による幻想曲も物悲しいエッセンスを生かした聴きごたえのあるものです。 デュオの一人、ヴァイヒェルトはシュルホフ作品集(GP604)での知性的な演奏が高く評価されている人。またもう一人のラーヴェはラッヘンマンの作品の初演などで知られる現代音楽を得意とするピアニスト。2人の火花が散るような掛け合いをお聞きください。
収録作曲家:
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ラフ(1822-1882):
ピアノ作品集 第3集 [チャ・グエン]RAFF, J.: Piano Works, Vol. 3 (Tra Nguyen)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:GP634
CD価格:1,710円(税込)
ヨアヒム・ラフは「ドイツの作曲家」とされていますが、実はスイスのチューリヒ生まれです。1845年、バーゼルでコンサートを開いたリストの演奏に心酔し、そのままドイツに行ってしまったほどの行動力を持ち、一時はスイスに戻るも、1849年に再びドイツへ行き、リストの助手となりました。そんな彼の作品にはやはりリストの影響が強く感じられるものが多く、例えばOp.94の「即興的ワルツ」やOp.106の「幻想ポロネーズ」は、まさしくリスト風の華麗なピアニズムが炸裂しています。一転「抒情的なアルバム」は、あの美しい「カヴァティーナ」を思い起こさせるゆったりとした曲が大半を占めた落ち着いた曲集となっています。 今作もベトナムの女性ピアニスト、チャ・グエンが共感に満ちた美しい響きで、曲の姿を描き出しています。
収録作曲家:
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ウルマン(1898-1944):
ピアノ協奏曲 Op.25
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第3番 [シュフ/ケルン西ドイツ放送響/エルツ]ULLMANN, V.: Piano Concerto / BEETHOVEN, L. van: Piano Concerto No. 3 (Schuch, Cologne West German Radio Symphony, Elts)
■協奏曲
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:OC833
CD価格:2,475円(税込)
20世紀末から復興の兆しが見え始めた一連の“退廃音楽”。ナチス・ドイツによって「有害、退廃的」であるとレッテルを貼られた作曲家たちは、不当な扱いを受け、その音楽も上演が困難となり、多くの作品は散逸してしまったが実情です。このウルマンもそんな“退廃音楽”の作曲家の一人で、ユダヤの血を引いたがために悲しい最期を遂げることとなってしまったのです。 このピアノ協奏曲は、まだ弾圧される前の1939年に書かれたもので、簡潔な書法による生き生きとした音楽を保っています。ウルマンはピアノ・ソナタを作曲する際、ベートーヴェンを強く意識していたと言われており、ここでシュフがベートーヴェンの協奏曲を併せたことにより、その印象が強く際立つのではないでしょうか。
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レオポルド・モーツァルト(1719-1787):
ハンマーフリューゲルのためのソナタ集 [ロッター/ヘス/ショルンスハイム]MOZART, L.: Solo Sonatas and Trios (Lotter, Hess, Schornsheim)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年01月23日 NMLアルバム番号:OC860
2CD価格:3,975円(税込、送料無料)
優れた鍵盤楽器奏者、研究者であるショルンスハイム。バッハやハイドンの幾多の名演を挙げるまでもなく、現代最高のバロック音楽の担い手の一人として素晴しい活動をしています。このアルバムではレオポルド・モーツァルト(1719-1787)のソロ・ソナタとトリオ・ソナタを演奏しています。トリオ・ソナタでは、“リリアルテ”のメンバーとして、ビーバーの「ロザリオのソナタ」(OC514)などで考え抜かれた演奏を繰り広げていたヴァイオリニストのロッターと、同じくバロック・チェロの名手ヘスとともに、見事なアンサンブルを聴かせます。 父モーツァルトの作品は、現代ではほとんど忘れ去られてしまっていますが、改めて聴いてみると、バロックから古典派へと移り変わる時代を見事に表出していることに気が付くのではないでしょうか?
収録作曲家: