ビクトリア(トマス・ルイス・デ)
Victoria, Tomas Luis de
生没年 | 1548-1611 | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「ヒ」 | NML作曲家番号 | 21136 |
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ビクトリア(1548-1611):
死者のための聖務日課集、レクイエム
皇太后マリアの葬礼 [ラ・グランド・シャペル、アルベルト・レカセンス (指揮)、スコラ・アンティクァ、ホアン・カルロス・アセンシオ (指揮)]発売日:2020年10月09日
CD 2枚組 価格:3,825円(税込、送料無料)
ビクトリアの名作「レクイエム」誕生の姿が甦る黄金時代のスペイン最大の作曲家の一人ビクトリア。その代表曲にしてルネサンス期スペインの重要作品である5声の「死者のためのミサ曲(レクイエム)」が1603年に作曲されたのは、およそ20年近くにわたって彼を支援した神聖ローマ皇太后マリア・デ・アブスブルゴ(カール5世の娘、フェリペ2世の妹、マクシミリアン2世の妻)の葬礼のためでした。 今回アルベルト・レカンセンスとホアン・カルロス・アセンシオが協力して制作したこのアルバムは、ビクトリアが作曲した「レクイエム」とモテット数曲のみならず、当時歌われたと目されるカント・リャーノ(単旋律聖歌/詠唱)も含め、2日間にわたって行われた葬礼の音楽を全て収録したという労作です。さらに、スペイン教会音楽の当時の慣例を踏まえ、低声部をバホン(ファゴットの原型ドルツィアンのスペイン名)が先導しているのも注目で、その音色が芯となってハーモニーに安定をもたらし、非常に美しい響きを創り上げます。 録音はLINN RECORDSのフィリップ・ホップスが担当。修道院の音響を見事再現した極上のエンジニアリングです。
収録作曲家:
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ビクトリア(1548-1611)
A.ロボ(1555-1617):
ミサ・モテット集 [オックスフォード・カメラータ /サマリー]VICTORIA: Masses
■宗教曲
発売日:1993年02月01日
NMLアルバム番号:8.550575
CD 価格:1,200円(税込)
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コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
50周年BOX
(ビクトリア、J.S.バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザーク) [フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、シャンゼリゼ劇場管弦楽団、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2020年03月13日
CD 6枚組 価格:4,125円(税込、送料無料)
結成50周年記念!
幅広いレパートリーをカバーした珠玉のBOXフィリップ・ヘレヴェッヘにより、ヘントで学んでいた友人たちを中心として1970年に結成されたコレギウム・ヴォカーレ・ヘント。その50周年を記念したBOXセットが登場。 ヘレヴェッヘが2010年に立ち上げた自主レーベル「φ(PHI/ファイ)」への録音より、ビクトリアからドヴォルザークという幅広いレパートリーを収録。それは、ルネサンス・バロックの音楽を突き詰めていた結成当初の演目から、ロマン派までも手中に収めた近年の活動までを俯瞰するものでもあります。ヘレヴェッヘが手塩に掛けたヴォーカル・アンサンブルの美しさはまさに鉄壁。様々な時代の音楽から、その声の美しさを引き出す手腕には思わずため息がもれるほど。人間の声の表現力に酔いしれるBOXです。 -
オルティス『変奏論』と、16世紀の低音弦
~チェロとガンバの源流~
(オルティス、ミラン、カベソン、ビクトリア) [ブリュノ・コクセ、グイード・バレストラッチ、レ・バッス・レユニ (古楽器使用)]ORTIZ, D.: Trattado de glosas (Cocset, Balestracci, Les Basses Réunies)
発売日:2020年03月27日
NMLアルバム番号:ALPHA563
CD国内仕様 日本語解説付き 価格:2,970円(税込)
バロック・チェロの名手コクセが、ガンバを手に紐解く16世紀の低音弦作品集!バロック初期から初期古典派にかけての低音弦音楽を、それぞれの作品にあわせて周到に研究、「チェロ」の定型に甘んじることなく、時代ごとの低音弦のあり方を追求してきたバロック・チェロ奏者ブリュノ・コクセ。Alphaレーベルでリリースがあるたび、必ず何か新たな発見がそこに詰め込まれているのですが、それは彼が低音弦研究に秀でた音楽学者マルク・ファンスへーウェイクや古楽器製作家シャルル・リシェなど、協力者に恵まれてきたことの結実と言えるでしょう。しかも最近ではヴィオラ・ダ・ガンバの名手グイード・バレストラッチとも協力関係を続け、チェロとガンバの歴史が互いに不可分だった17世紀前後の作品演奏にも積極的に取り組んでいます。本盤はまさにそうしたコクセの活動あればこそ、の注目すべき新録音です。 フレスコバルディのカンツォーナ集やガンバの異才トバイアス・ヒュームなど17世紀の低音弦世界の真相を探ってきたコクセは、ここでさらに時を遡り、まだチェロという楽器ができる前の、さまざまな低音弦楽器が併存していた16世紀に光をあてます。重点的に扱われるのは、ガンバのための作曲家として知られたスペイン生まれのローマの巨匠、ディエゴ・オルティス。コクセは俊才バレストラッチ(アルペジョーネを使ったユニークな新譜を出したばかり!)の協力のもと、シャルル・リシェ制作のガンバ属の楽器を自らもさまざまに弾き分けながら、16世紀の低音弦楽器音楽がどのような世界だったかをくまなく探ってゆきます。 オルガンやチェンバロ、ビウエラ(ルネサンス期の撥弦楽器)などで同時代音楽を混ぜてゆくアルバム制作姿勢も好感度大。今回も闊達な弓さばきと丁寧な解釈に期待です。
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ルネサンスの音楽 [エリザベス・C.パターソン(指揮)、グローリエ・デイ・カントレス]
発売日:2019年11月29日
CD 2枚組 価格:3,600円(税込、送料無料)
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グローリエ・デイ・カントレス
『恩寵の小道』 宗教合唱作品集 [エリザベス・C.パターソン(指揮)、グローリエ・デイ・カントレス]Choral Concert: Gloriae Dei Cantores - PALESTRINA, G.P. da / RHEINBERGER, J.G. / TCHAIKOVSKY, P.I. / BRAHMS, J. (Paths of Grace)
発売日:2019年11月29日
NMLアルバム番号:GDCD116
CD 価格:2,720円(税込)
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Esperanza ~ スペイン音楽の贈り物 [グローリエ・デイ・カントレス]
Choral Concert: Gloriae Dei Cantores - MORALES, C. de / VIVANCO, S. de / GUERRERO, F. / VICTORIA, T.L. de (Esperanza - A Gift of Spanish Song)
発売日:2019年06月21日
NMLアルバム番号:GDCD037
CD 価格:2,720円(税込)
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ルネサンスの巨匠たち
ヴィアダーナ/ラッソ/デ・ヴェルト/ハスラー:
合唱作品集 [グローリエ・デイ・カントレス]Choral Concert: Gloriae Dei Cantores - VIADANA, L. / LASSO, O. di / WERT, G. de / HASSLER, H.L. (Masters of the Renaissance)
発売日:2019年06月21日
NMLアルバム番号:GDCD114
CD 価格:2,720円(税込)
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金管七重奏のための音楽集 第4集
ガブリエリ・ラッスス・
パレストリーナ・ヴィクトリア [セプトゥーラ]Brass Septet Music, Vol. 4 - GABRIELI, G. da / LASSO, O. di / PALESTRINA, G.P. / VICTORIA, T.L. de (Septura)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:8.573526
1)
CD 価格:1,200円(税込)
金管アンサンブル「セプトゥーラ」のシリーズ第4集は、彼らの出発点にもなったというイタリアの作曲家ジョヴァンニ・ガブリエリの作品を中心とした、16世紀の音楽集です。ここでは宗教的合唱曲を金管アンサンブルに編曲するというユニークなことをやってのけますが、これが全く違和感なく、ごく自然な音楽の流れの中に輝かしい響きを融合するという完成度の高いものとなっています。 ここに選ばれた4人の作曲家たちは、イタリア、スペイン、フランドルと活躍の場は様々ですが、例えばパレストリーナはビクトリアの師であったり、ガブリエリはラッススに師事していたりと、互いに影響しあっているのです。そして4人それぞれ、異なるルネサンス合唱の伝統の源であり、彼らが創り上げた神聖派なポリフォニーは当時の教会音楽にも強く影響を与えています。 その時々でメンバーの顔ぶれが少しずつ変化しているセプトゥーラですが、緊密なアンサンブルは決して変わることがありません。 【第1集…8573314第2集…8573386第3集…8573475】