モルターロ(アントニオ) Mortaro, Antonio
生没年 | 1587-1610 | 国 | |
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辞書順 | 「モ」 | NML作曲家番号 | 29679 |
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ミラノ風に
16世紀末から17世紀初めに
ミラノで活躍した音楽家たちの作品集 [ジェイミー・セイヴァン(指揮・コルネット)/ゴンザーガ・バンド(アンサンブル)]発売日:2023年04月07日
CD価格:2,100円(税込)
このアルバム「ミラノ風に」は、16世紀末から17世紀初めのミラノ周辺で活躍した音楽家たちの作品を集めています。中心となるのはヴァイオリニスト、作曲家フランチェスコ・ロニョーニと同時代のオルガニスト、ジョヴァンニ・パオロ・チーマの作品。ロニョーニは高名な音楽一家の出身で、父リッカルドや兄弟のドメニコも優れた音楽家として活躍しました。アルバムには彼ら一族の作品に加え、現在ではほとんど耳にすることのない同時代の作曲家の作品を収録。17世紀の女性作曲家、カテリーナ・アッサンドラの声楽曲も含まれています。 ゴンザーガ・バンドは、1977年に指揮者・コルネット奏者ジェイミー・セイヴァンによって創設されたピリオド楽器のアンサンブル。グループ名の「ゴンザーガ」とは、モンテヴェルディが仕えたマントヴァの名家の名前。この時代の作品を得意にしています。
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CON ARTE E MAESTRIA - 芸術と熟達の技
イタリア・バロック黎明期における超絶技巧ヴァイオリンの装飾技法 [オリヴァー・ウェッバー(ヴァイオリン)/スティーヴン・デヴァイン(オルガン&チェンバロ)]発売日:2021年08月27日
CD価格:2,100円(税込)
16世紀の終わりから17世紀の初頭にかけて発展した「ディミニューション=旋律中の音を細かい音価の音符に細分すること」と呼ばれる演奏様式。これは変奏曲などでよく使われる方式で、当時の奏者たちは元のシンプルな旋律に即興的な装飾を付ける技術が求められていました。 このような作品の一つに、パレストリーナのマドリガーレ「Io son ferito ああ、私はこんなに傷ついて」の旋律にフランチェスコ・ロニョーニが装飾を施したものがあり、ここには「芸術と熟達の技」というキャプションが付けられていました。このアルバムには、当時のディミニューションの作例と、ヴァイオリニストのオリヴァー・ウェッバー自身がこの時代の作品に新たな装飾を施したヴァージョンを聴くことができます。 オリヴァー・ウェッバーは17世紀から18世紀作品を得意とするピリオド楽器アンサンブル「モンテヴェルディ弦楽バンド」の音楽監督。このアルバムはアンサンブルに属する奏者たちをフィーチャーするシリーズ『モンテヴェルディ弦楽バンド・イン・フォーカス』の最初の1枚となります。