プレトリウス(ヤコプ) Praetorius, Jacob
生没年 | 1586-1651 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 124212 |
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ヤーコプ・プレトリウス(1586-1651)
シルト(1592-1667):
オルガン作品集 [ベルナール・フォクルール]Organ Recital: Foccroulle, Bernard - PRAETORIUS, J. / SCHILDT, M.
発売日:2019年04月12日
NMLアルバム番号:RIC400
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
20世紀末に制作したバッハ・オルガン作品全集が、自然かつ的確な演奏解釈によって日本でも絶大な人気を誇るベルナール・フォクルールは、バッハ以前の巨匠たちにも深い敬愛を注いできた名手。トゥンダー、ヴェックマン、シャイデマン、ブクステフーデ……と、彼が単体アルバムで録音してきた作曲家たちこそが真に注目すべき存在であるといってもよいでしょう。 本盤のヤーコプ・プレトリウスは北方の音楽拠点ハンブルクの大家のひとり(『テルプシコーレ』のミヒャエル・プレトリウスとは全く無縁)、メルヒオール・シルトもその同世代に属する名匠で、どちらも「オルガン奏者一族の家系」に属する重要人物。17世紀前半、ブクステフーデ前夜のドイツ北方に花開いたオルガン芸術を、当時のたたずまいを伝えるリューベックの歴史的オルガンでじっくり楽しめます。解説も充実、国内仕様は日本語訳付です。
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〈北ドイツのバロック・オルガン作品集 第14集〉
ヤーコプ・プレトリウス/ヤーコプ・コルトカンプ/パウル・ジーフェルト
オルガン作品全集 [フランメ]Kortkamp / Praetorius / Siefert: Das gesamte Orgelwerk
発売日:2016年11月23日
NMLアルバム番号:777959-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:5,120円(税込、送料無料)
cpoレーベルの“北ドイツのバロック・オルガン作品集”は、この第14集が最後から2番目のアルバムとなります。今回は偉大なる作曲家ヒエロニムスを父に持つヤーコプ・プレトリウスの作品と、シャイデマンに教えを受けたジーフェルトの作品、そしてコルトカンプの作品1曲を収録しています。プレトリウスは優れたオルガニストであり、特別な指使いの方式を開発し、それはオルガン奏者が非常にリラックスした姿勢をとることを可能にしたものと言われます。また1633年から1636年にはヴェックマンを教え、強い影響を与えたことでも知られます。 ジーフェルトはポーランドのグダニスクで生まれ、オルガニストを志し、スウェーリンクに教えを請うため、21歳の時にアムステルダムにやってきます。そこでメルヒオール・シルトとともに学び、オルガニストとなりましたが、生来の気性の激しさのため各地で騒動を起こし、なかなか一つの地に落ち着くことはなかったようです。その作品には師であるスウェーリンクの影響が感じられます。 コルトカンプの作品はこれ1曲が残されているのみですが、北ドイツのオルガンを語る上では決して外せない重要な作品です。フランメは2台のオルガンを弾き分け、作品の特徴を存分に活かしています。
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Audi, Audi
聞いて、聞いて
(ルネサンスのポリフォニー音楽集) [エクトル・E・マルケス(指揮)/ヌメン・アンサンブル]Choral Concert: Numen Ensemble - MASSAINO, T. / PALESTRINA, G.P. da / SENFL, L. / TOMKINS, T. (Audi, Audi)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:IBS-52012
CD価格:2,250円(税込)
スペイン国内で活動する合唱団の精鋭を集め、2011年に結成された室内合唱団「ヌメン・アンサンブル」。基本的にルネサンス期のレパートリーに取り組んでいますが、時には現代スペインの作曲家の作品も手掛けるなど幅広い活躍をしています。 このアルバムは、彼らが得意とするルネサンスのポリフォニー音楽を集めた1枚。「Audi, Audi 聞いて、聞いて」のタイトル通り恋人や神へ語り掛ける親密で魅力的な作品が並んでいます。力強さと清冽さを併せ持つ美しい合唱をお楽しみください。
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ドイツのクリスマス
17世紀のアドヴェントとクリスマスの音楽集 [マリト・ブレークレートフ/マルガレータ・コンソート]Instrumental Ensemble Music (Baroque) (A German Christmas) (Margaretha Consort, Broekroelofs)
発売日:2018年12月07日
NMLアルバム番号:8.551398
CD価格:1,600円(税込)
16世紀、オルガンは礼拝の開始時と終了時に演奏されるか、礼拝中に合唱隊の伴奏を務める程度の役割を担うのみでした。しかしマルティン・ルターは、礼拝に来た人々が共に歌えるような賛美歌を作曲、やがて17世紀になると人々の生活にオルガンは不可欠なものとなりました。この「ドイツのクリスマス」のアルバムでは、17世紀初頭に活躍したミヒャエル・プレトリウスの作品を中心に「オルガンを伴うクリスマスのための賛美歌と教会音楽」を収録、この当時の荘厳かつ心浮き立つクリスマスの雰囲気を味わうことができます。 録音場所となったオランダの「Helenakerk Aalten=オールド・ヘレナ教会」は音響の素晴らしさで知られる広々とした大聖堂様式の建物。小型マイク2本のみを設置して行われた録音により、まるで教会内部で聴いているような臨場感に満ちた音がたのしめます。
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発売日:2016年04月27日
CD 6枚組価格:6,368円(税込、送料無料)
「北ドイツ・オルガン楽派」とは、17世紀から18世紀前半にかけて北ドイツ周辺で活躍したオルガン奏者、作曲家の総称です。この時期、ルターのコラールをはじめとした教会音楽の盛り上がりと、当時のハンザ同盟がもたらした経済的効果のおかげで、ドイツの諸都市のプロテスタント教会は競うように大規模なオルガンを設置。数多くの才能ある音楽家たちをこの地に呼び寄せることで、更なる繁栄をみることになります。またこの時期を代表するオルガン製作者の一人、アルプ・シュニットガーの銘器がハンブルクに建立されたことも、この繁栄に拍車をかけることとなったのでした。 このアルバムに収録された作曲家たちは、皆、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621)の流れを汲む人たちで、各々、オルガン音楽に新しい形式を取り入れ発展されることで、やがてブクステフーデやJ.S.バッハへと繋がる重要な作品を残しています。これらの作品は、OEHMSレーベルを代表する名オルガニスト、ヨーゼフ・ケレメンが10年近くの年月をかけて録音してきましたが、今回BOXにまとめることで、この偉大な作品群を一挙にお楽しみいただけます。
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「再びおいで!」 ~ ダウランドの旅
ジョン・ダウランドと同世代の作曲家の音楽&レセプションDOWLAND AND HIS CONTEMPORARIES
■交響曲/管弦楽曲 ■室内楽
発売日:2013年05月22日
NMLアルバム番号:777799-2
14)
CD価格:1,824円(税込)
1600年頃のヨーロッパにおいて、最も影響力の高い作曲家の一人であったジョン・ダウランド。彼は英国の宮廷リュート奏者の職を望むも、カトリック教徒であったためイングランド国教会から受け入れられず、しかたなく海外に出ることにしたのです。ニュルンベルク、ヴェネツィア、フィレンツェ、デンマークなど各地を遍歴し、その際知り合った地元の作曲家たちと交流し強い影響を与えたのでしょう。 このアルバムには、そんな当時の「ダウランドの友人たち」の音楽を交え、この時代の音楽を楽しめるような工夫が凝らされています。ヤン・コボウの美しいテノールが時を超えた旅へと聴き手を誘います。