Capella de Ministrers

独立運動でも話題になるカタルーニャ地方(バルセロナの周辺)と同じように、標準スペイン語とは違うバレンシア語(カタルーニャ語に似た言語)も話されているスペイン南部バレンシア地方。イタリアに渡って有名になったボルジア家を輩出したのをはじめ、文化的に豊かな歴史背景をもつこの地方を拠点に、バレンシアないしスペインの古い音楽遺産を積極的に世界へ発信しつづけているカルレス・マグラネルと、彼のもとに集まる俊才中世楽器奏者たちを中心としたカペリャ・デ・ミニストレルスの自主制作レーベルは、すでに20タイトル近くの企画を通じ、いかにイベリア半島の文化が「スペイン」の一言ではくくれない多彩さに満ちているかを伝えてくれます。精巧な自然派録音による躍動感と洗練にみちた古楽器サウンドは、企画の背景を知らなくともすぐに陶然と魅了されてしまうような求心力に満ちています。バレンシア語・スペイン語・英語・フランス語による解説書も読み解く意義のある充実度。

  • 商品番号:NYCX-10072

    Capella de Ministrers

    ルクレツィア・ボルジアをめぐる史実・神話・伝説
    ~1500年前後のイタリア宮廷音楽~
    詳細ページ
    [カペリャ・デ・ミニストレルス、カルレス・マグラネル]

    発売日:2019年06月28日

    CD国内仕様 日本語解説付 価格:2,916円(税込)

    時代に翻弄された美女が渡り歩いた、ルネサンス初期イタリアの音楽世界ルネサンス以前の古楽の録音は、作曲家の名前よりも演奏団体の入念なテーマ設定がものをいう世界。スペイン西部バレンシアに拠点をおくカペリャ・デ・ミニストレルスはその点、アルバムを制作するたび入念な背景研究にもとづくテーマ性の高いプログラムを打ち出し、古楽ファンの心をつかんで離しません。 今回のテーマは、まさにバレンシアからイタリアに渡り大躍進を遂げたボルジア家(スペイン語では「ボルハ」ですがバレンシア語では「ボルジャ」)……とくに教皇アレクサンデル6世となったロドリーゴ・ボルジアの娘で、絶世の美女とうたわれ数々の災厄をも巻き起こしたルクレツィア・ボルジアに光をあて、2019年に歿後500年を迎える彼女がいかにイタリア屈指の文化拠点を渡り歩いてきたかを音楽とともに検証するものとなっています。 結果的に、それはルネサンス初期イタリアの音楽世界の粋を立体的に味わえる秀逸選曲に。ビウエラ・デ・アルコ(ガンバ)やリコーダー、ルネサンス・ハープなど繊細な響きを奏でる古楽器の響きが、CdMレーベル得意の直接音を活かした秀逸エンジニアリングでひときわ生々しく耳に届くのも魅力。充実解説もあわせて味わうのが吉です(国内仕様は歌詞とともに日本語訳付)。

  • 商品番号:CDM1845

    Capella de Ministrers

    「聖杯」 ~ 聖杯をめぐる音楽と中世典礼 詳細ページ [カペリャ・デ・ミニストレルス]

    発売日:2019年01月18日

    CD 価格:2,790円(税込)

    カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルスが、中世の神話と典礼を通じて聖杯の秘密を解き明かすという企画。十字軍の時代の歌から、巡礼の歌、アルフォンソ5世の治世に至るまで数世紀をまたぐ、聖杯にまつわる音楽の伝統と変遷をたどります。中世の音楽が詩人ごとにまとめられているのも、彼ららしいユニークなところ。詩と音楽は聖杯を軸に密接に関連付けられており、それを聴く現在の私たちにも、その意味を語りかけてくるようです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDM1844

    Capella de Ministrers

    ARRELS - 音のルーツ
    ~中世から近世へ、スペイン・バレンシア地方の宮廷音楽と伝統音楽~
    詳細ページ
    [カペリャ・デ・ミニストレルス]

    発売日:2018年09月21日

    CD日本語帯付き 価格:2,700円(税込)

    カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルスによる、スペイン・バレンシア地方の伝統音楽と古楽に共通する源流を探る彼らならではの企画盤。今日のような芸術音楽と大衆音楽の距離がかなり近かった時代、中世から近世へかけて大衆に親しまれた音楽や、宮廷で楽しまれた音楽を集めています。ファドを思わせる切々と歌い上げれられた歌、大衆が歌い交わす町の歌合戦の様子、陽気と哀愁が入り混り様々な楽器が活躍する舞曲と、当時の人々の力強さを感じさせる目まぐるしい極彩色の音世界の中にも、伝統と古楽を繋ぐ秘密の小径を歩むような密やかな面白さも秘めた、たいへん楽しめる一枚です。