Capella de Ministrers

独立運動でも話題になるカタルーニャ地方(バルセロナの周辺)と同じように、標準スペイン語とは違うバレンシア語(カタルーニャ語に似た言語)も話されているスペイン南部バレンシア地方。イタリアに渡って有名になったボルジア家を輩出したのをはじめ、文化的に豊かな歴史背景をもつこの地方を拠点に、バレンシアないしスペインの古い音楽遺産を積極的に世界へ発信しつづけているカルレス・マグラネルと、彼のもとに集まる俊才中世楽器奏者たちを中心としたカペリャ・デ・ミニストレルスの自主制作レーベルは、すでに20タイトル近くの企画を通じ、いかにイベリア半島の文化が「スペイン」の一言ではくくれない多彩さに満ちているかを伝えてくれます。精巧な自然派録音による躍動感と洗練にみちた古楽器サウンドは、企画の背景を知らなくともすぐに陶然と魅了されてしまうような求心力に満ちています。バレンシア語・スペイン語・英語・フランス語による解説書も読み解く意義のある充実度。

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  • 商品番号:CDM2356

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    シヘナの式典
    シヘナ王立修道院にまつわる三つの祭日のための中世聖歌 詳細ページ
    [カルレス・マグラネル、カペリャ・デ・ミニストレルス]

    発売日:2023年11月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    静けさの向こうに広がる、生々しくも高貴な中世人たちの暮らしの香りスペイン西部、カタルーニャ地方の南に位置するバレンシア地方に拠点を置く古楽集団カペリャ・デ・ミニストレルスが、4人の女声歌手たちを主役に、中世の女子修道院に伝わる音楽催事を再現するアルバム。 舞台は12世紀末、アラゴン王アルフォンソ2世の妃サンチャによって建てられたシヘナの女子修道院。王室の後援のもと聖ヨハネ騎士団が運営に携わり、早春の受難節最中の洗足木曜日、復活祭、そして初夏の聖ヨハネの祝日という毎年三つの祝日には音楽朗唱を伴う式典行列が行われていたとのことで、プログラムはそれら三つの式典を架空再現したものとなっています。 単旋律聖歌が時に斉唱を交えながら美しい独唱で歌い交わされる中、フィドルの持続音や即興、ハープや鐘の音が添えられ、丸天井の古いロマネスク教会堂に響きわたる、その音響空間を鮮やかに伝える録音エンジニアリングは実に見事というほかありません。 昔日の知識人たちの風習を音で追体験できる、緻密な研究と演奏者たちの卓越した音楽性あればこその1枚です。

  • 商品番号:CDM2355

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    発売日:2023年04月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    欧州中世に強い影響力を誇ったスペインの一門と、その文化的影響力の広さを辿るスペイン南東部のバレンシアに拠点を置き、中世からルネサンスにかけての音楽遺産を筋の通ったユニークなテーマに沿って発掘・紹介し続けている音楽学者=ガンバ奏者カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルス。今回は中世以来イベリア半島東部に拠点を置きながら、婚姻関係を通じて遠くバルカン方面や中近東まで影響力を誇ったアラゴン王家に光をあて、その覇権が及んだ地域の音楽遺産からヨーロッパ音楽の変遷を浮き彫りにしてゆくアルバムとなりました。 アンジュー家やフォワ伯家、カステーリャ王室、ナファロワ(ナバラ)王室、ポルトガル王室、さらにはハンガリー王家や十字軍国家なども巻き込みながら13~15世紀を席捲した一族の歴史を辿る中、おのずと中世のロンデルやヴィルレー、ドイツ語圏のミンネゼンガーの音楽やイベリア宮廷のカンティガ、さらにはアルス・ノーヴァを経てイタリアの初期マドリガーレへ……と、音楽史上の重要なポイントに自ずと一通り触れてゆくプログラムは何度も再訪したくなる奥深さ。 弓奏ビウエラとヴィオラ・ダ・ガンバを含む複数の弓奏弦楽器、古い形のギターやハープ、リュートなどの撥弦楽器にリコーダー、ショーム、ダルシマー、バグパイプといった素朴にして奥深い音色が美しい管楽器まで、異世界的な魅力を放つ中世楽器の響きとあいまって、ギヨーム・ド・マショーやスペイン・ルネサンス作品など古楽ファンなら多少は馴染みも感じるであろう演目さえきわめて新鮮に響きます。マグラネルのチームの良さが最大限に生かされた音楽史アルバムと言ってよいでしょう。 質感高く臨場感のある録音も秀逸。

  • 商品番号:CDM2254

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    地中海諸国、
    中世からルネサンス音楽のグロテスク趣味
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    [カルレス・マグラネル、カペリャ・デ・ミニストレルス]

    発売日:2023年01月27日

    CD価格:2,475円(税込)

    なんと魅力的な「醜さ」!
    精彩豊かにルネサンス期を呼びさます歌と古楽器の響き
    音楽は長い間、美しい響きと調和こそ理想とされてきた芸術領域。かつて文学学者フィリップ・トムソンは自著『グロテスク』(1972)で、よほど拡大解釈しない限り「グロテスクという概念があてはまりそうな音楽作品は一切見いだせない」と言明したそうですが、半世紀の後その主張にアルバム1枚をかけて圧巻の雄弁さをもって反駁したのが、スペイン東部バレンシア地方に拠点を置く古楽集団カペリャ・デ・ミニストレルス。中世末期からルネサンス末期にかけての膨大な現存作品から18の事例をあげ、美術や文学などと全く同じように、音楽もまたその本来の魅力を全く手放さずに劇場的・文学的な醜悪さを体現できることを、驚くほど起伏に富んだ演奏実践を通じて例証してみせました。 詩句や音使いに潜む時としてユーモラスな醜さの側面を、ある時は卓越した演奏を通じ、またある時はラジオドラマさながらの演劇性豊かな解釈で伝えるその巧みさは、さながら千変万化の表情描写で人間心理の闇を暴き出しつつも鑑賞者を魅了せずにはおかない、盛期ルネサンスの画家たちの至芸のよう。スペインのエンサラーダやイタリアのヴィラネスカ、マドリガーレ・コメディアなど、美だけでなく荒唐無稽を描出できてこその曲種の数々を、技量充分の感性豊かな歌唱と古楽器演奏で味わい尽くせます。 音の輪郭をよく伝えるCdMレーベルならではのエンジニアリングも絶妙。「グロテスク」の語源や意味変遷にも迫った解説文(バレンシア=カタルーニャ語/英西仏語訳付)も読みごたえがあります。

  • 商品番号:CDM2253

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    発売日:2022年04月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    中世イスラム圏時代のスペイン。恋愛を理路整然と説いた名作を西洋古楽器&伝統楽器でスペイン北東部バレンシア地方に拠点を置き、飽くなき探求心による古楽研究と比類ない音楽性での演奏実践を両立させてきた弓奏弦楽器奏者=音楽学者カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルス。今回のアルバムは、2022年に成立1000周年を迎える中世スペインのアラビア語大著『鳩の頸飾り』がテーマ。 紀元8世紀に成立して以降、数世紀にわたりイベリア半島に君臨したイスラム王朝(後ウマイヤ朝)の王都コルドバで活躍したイスラム法学者=詩人イブン・ハズムが韻文まじりで綴った『鳩の頸飾り』は、恋愛にまつわる多岐にわたるテーマを扱っており、中世イスラムの思想と風俗を知る重要文献でありながら、イベリア半島のキリスト教化と相次ぐ戦乱などで大半の写本が消失。奇蹟的に残った唯一の写本はオスマン帝国経由でヨーロッパにもたらされ、19世紀以降の西欧社会で注目を集めてきました。 そこに収録されている詩句をもとに、マグラネルは中世楽器と伝統楽器を用い、アラブ=アンダルシアの伝統曲と即興演奏からなる全20曲のプログラムを構成。しなやかな響きを聴かせるレベックやレバブなどの弓奏弦楽器や管楽器ネイ、ウードや中世ハープ、カヌン、サズといった撥弦楽器から紡ぎ出される色とりどりの妙音に、トンバックをはじめ各種の打楽器が変幻自在のリズムを編み上げます。 このレーベルならではの、程よい残響の中で直接音がくっきり浮かび上がる秀逸な録音も魅力の一つ。

  • 商品番号:CDM2152

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    地中海の音楽
    ~スペイン領イタリアの宮廷音楽と民衆音楽~ 詳細ページ
    [カペリャ・デ・ミニストレルス、カルレス・マグラネル]

    発売日:2021年10月22日

    CD価格:2,475円(税込)

    古楽器に伝統楽器を交えて、バロック初期のイタリア音楽が断然生々しく!スペイン東部の地中海沿岸地域で、北側に隣接するカタルーニャ地方と同じ地方言語(カタルーニャ=バレンシア=バレアルス語)が公用語に組み込まれているバレンシア地方。カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルスは、かつてローマ教皇も輩出したボルジア家の故郷でもあり、一説によればヴィオラ・ダ・ガンバ発祥の地でもあるというこのバレンシアの地に本拠を置き、充実した古楽研究を精彩豊かな演奏実践に結びつけてきた実力派アンサンブル。ここでは、イタリア半島の南部一帯がスペイン領だった16-17世紀に当地で花開いた音楽に光をあて、ルネサンスからバロック初期にかけてのイタリア南部の音楽がいかにユニークな魅力に満ちていたかを解き明かします。 すでに16世紀から宮廷音楽に民衆音楽のテイストが盛り込まれ、現代まで残る伝統的な音楽と知識人向けの音楽とが矛盾なく隣り合う、そんな独特のサウンドを本来の味わいのまま生々しく伝えられるのは、演奏陣が古楽器だけでなく伝統楽器や伝統唱法にも通じたスペインとイタリアの俊才たちだからこそ。サルデーニャ島を挟んでスペインと向かい合う南イタリアの奥深い文化伝統にますます関心も高まります。 Alpha初期の名盤群でも味わい豊かな美声を聴かせていた撥弦奏者=歌手ピノ・デ・ヴィットリオも参加、このレーベルならではの音像のくっきりしたエンジニアリングも手伝って、まさに音楽的地中海を肌で感じ取れる1枚に仕上がっています。

  • 商品番号:CDM2151

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    発売日:2021年05月28日

    CD価格:2,475円(税込)

    バレンシアの俊才が、『ドン・キホーテ物語』を軸にスペイン黄金時代の鮮烈さを伝える「よいかサンチョ、在りし日のさすらいの騎士たるものはことごとく、ないし殆どは偉大なる恋愛詩人(トルバドール)であり音楽家としても一流だったのじゃ。これらの技芸は、いやむしろ神の与えたもう才能と申すべきじゃな、どちらも恋するさすらい人にはつきものだったのじゃよ」 (『ドン・キホーテ物語正編』第23章より/白石達生 訳)
    クラシック音楽の世界で、やや特殊な領域として扱われることも少なくないスペインの音楽。しかし大航海時代からバロック初期まで、そこは欧州のみならず世界に覇権を誇った大国であり、音楽文化においても文学や演劇同様、他の地域に強い影響を与える側にありました。 スペイン黄金時代と呼ばれるこの時期の終わり頃、大画家ベラスケスやムリーリョの傑作と同じ頃に生まれたスペイン文学の金字塔『ドン・キホーテ物語』には、随所に当時の音楽文化のありようを垣間見せる描写が見つかりますが、このアルバムはそれらを丹念に追い検証しながら、16-17世紀のスペイン音楽史を概観してゆく充実したプログラムが魅力。オルティス、ムダーラ、ナルバエスといった16世紀の天才たちからリバヤス、サンスら17世紀の巨匠まで、あるときは丹念・静謐に、あるときはダイナミックに撥弦と弓奏が映える名品の数々を、スペイン・バレンシア地方に本拠を置く才人4人が縦横無尽に聴かせてくれます。 曲順は『ドン・キホーテ物語』になぞらえた2部構成に序章と終章となる部分も構想、フランスやドイツへの音楽的波及も見て取れるようになっています。

  • 商品番号:NYCX-10215

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    発売日:2021年04月09日

    CD国内仕様 日本語解説・訳詞付き価格:2,970円(税込)

    中世音楽の至宝・スペインの傑作曲集!
    各種古楽器の音の重なりが鮮やかに交錯する
    中世音楽でもとくに人気が高いにもかかわらず、日本では手に取りやすい音盤が意外に多くない『聖母マリアのカンティガ集』。イベリア半島の南側にまだイスラム教徒の領主たちが数多く暮らしていた時代にあって、のちのスペイン王国の中軸のひとつにもなったカステーリャの王として君臨、諸言語に通じ文化百般に通じた王として「賢王」の異名とともに歴史に名を残したアルフォンソ10世がまとめた、400を越える歌が集められている重要作品集です。 ノートルダム楽派や南フランスのトルバドゥール(宮廷詩歌人)たちが活躍していた13世紀、敬虔なキリスト教信者たちが出会った聖母マリアの奇跡に関する物語を綴ったこの歌集を、スペイン・バレンシア地方に拠点をおくカペリャ・デ・ミニストレルスが多彩な楽器編成とともに演奏。多くの中世音楽プレイヤーたちがそうするように器楽編曲もあり、ここではとくに器楽トラックが多数を占めている点も中世楽器の音色の魅力を堪能できるポイントになっています。 ビウエラ、レベック、弓奏ヴィエル(中世フィドル)、中世ハープ、各種打楽器など、直接音を活かした丁寧なエンジニアリングが光る生々しいサウンドが魅力のレーベルならではの1枚。古楽ファンのみならず広く中世文化に関心のある層からも注目されている曲集ですが、国内盤はかなり稀少でもあります。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDM2049

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    発売日:2021年01月15日

    CD価格:2,475円(税込)

    これぞ筋の通った古楽サウンド!
    金管と羊腸弦が描き出す躍動と静謐のコントラスト
    バレンシアに拠点をおくヴィオラ・ダ・ガンバを中心とした実力派古楽器アンサンブル、カペリャ・デ・ミニストレルスの今回のテーマは「戦争と平和」―― 統一スペイン王国に君臨したカルロス1世(皇帝カール5世)の支配に対するバレンシア地方での反乱を切り口として、16世紀から17世紀初頭にかけて欧州各地で書かれた戦争にまつわる音楽を、意外にも戦乱期と不可分でもあった教会音楽の傑作とともに厳選したプログラムは、冒頭から心つかまれるドラマティックな魅力がたっぷり! 反乱の首謀者たちはバレンシアの職人組合を中心とする市民で、「兄弟」をあらわすヘルマニア(実際のバレンシア語ではジェルマニアですが、現在一般に標準スペイン語読みされています)と呼ばれていましたが、奇しくも彼らの敵たるカルロス1世はドイツ人たちの帝国の皇帝であったとともに音楽文化の偉大な擁護者……プログラムにはドイツ語圏の作曲家たちによる傑作も続々盛り込まれ、皇帝とバレンシアの人々の緊迫感を演出するかのよう。 しかし何より演奏がすばらしく、この時代としてはかなり大規模な弦楽・金管入り乱れての編成は、戦場の興奮を象徴するかのようなスリリングな響きから平和への祈願ともいべうき静謐さまで、7人の精鋭歌手からなる声楽アンサンブルと見事なコントラストを描き出してゆきます。 確かなテーマ性が古楽器サウンドの面白さに一貫性を与えている好企画。オーディオファンにもお勧めしたい充実内容です。

  • 商品番号:NYCX-10142

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    発売日:2020年04月10日

    CD国内仕様 日本語解説・歌詞訳付き価格:2,970円(税込)

    スペイン・ルネサンスの巨匠モラレス、悲痛と玄妙のはざまで「哀歌」に弦楽を添えてスペイン南東部バレンシア地方を拠点に、学術的根拠に基づきながら、企画性の高い中世&ルネサンス音楽のプログラムを提案しつづけているカペリャ・デ・ミニストレルス。彼らが主宰するレーベルの音源はどれひとつとっても筋の通った注目すべきプログラムが魅力で、生々しい直接音をほどよい残響とともに伝える独特の自然派録音とあいまって、絶好の聴覚体験を約束してくれるものばかり。中世系のアルバムでは物語性ある選曲も魅力ですが、今回のようなルネサンス系の録音では静謐なア・カペラを活かしながらの適切な器楽伴奏も味わい深く、音楽学的研究をあざやかに現場的演奏効果にむすびつけてくれ、そのセンスには脱帽です。 今回の最新アルバムは、彼らの故郷スペインで16世紀に最も敬愛されていた作曲家のひとりモラレスの「哀歌」を集めた1枚。モラレスは対位法芸術の粋をゆく多声音楽で才能をぞんぶんに発揮し、諸芸術に通じた皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)の宮廷でさまざまな教会音楽を残しました。 神に背いて滅ぼされたエルサレムについて嘆いた預言者エレミアの悲しみの詩、旧約聖書の『哀歌』に歌詞をもとめ、復活祭前の節制期間などに唱えられていた本盤の音楽に、音楽監督マグラネルは弦楽合奏を折々添えてみせました。彼らアンサンブルの活躍地バレンシアはガンバ発祥の地とも言われ、独特の再現モデルによる玄妙なガット弦の響きの重なりは、各パートひとりずつのマドリガーレ編成で再現される教会歌の幽玄さとあいまって、500年前の音楽世界の生々しい悲痛さをあざやかに「いま」に甦らせてゆきます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDM1947

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    発売日:2020年01月24日

    CD価格:2,475円(税込)

    バレンシアの俊英が極小編成でおくる、英国ルネサンスのメランコリースペイン西部バレンシアに拠点をおくカペリャ・デ・ミニストレルスは、アルバムを制作するたび入念な背景研究にもとづくテーマ性の高いプログラムを打ち出し、古楽ファンの心をつかんで離しません。今回のアルバムでは1600年前後英国の歌曲と器楽曲から、政治的宗教的な抑圧により当時のヨーロッパの大衆を覆ったメランコリーの色彩が濃厚な作品を集めています。 ソプラノはスペインのカセラス出身のデリア・アグンデス。古楽系を中心にヨーロッパでの活躍目覚ましい歌姫が、程よい感情表現で切々と歌い上げる声は、このテーマにまさにぴたりとはまっています。器楽はアンサンブル主宰マグナレルのガンバに、盟友カセスのリュートのみという極小編成になっており、有名曲をちりばめたプログラムで人生の隣人と言われる憂鬱の抗いがたい魅力を描いています。

  • 商品番号:NYCX-10072

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    発売日:2019年06月28日

    CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)

    時代に翻弄された美女が渡り歩いた、ルネサンス初期イタリアの音楽世界ルネサンス以前の古楽の録音は、作曲家の名前よりも演奏団体の入念なテーマ設定がものをいう世界。スペイン西部バレンシアに拠点をおくカペリャ・デ・ミニストレルスはその点、アルバムを制作するたび入念な背景研究にもとづくテーマ性の高いプログラムを打ち出し、古楽ファンの心をつかんで離しません。 今回のテーマは、まさにバレンシアからイタリアに渡り大躍進を遂げたボルジア家(スペイン語では「ボルハ」ですがバレンシア語では「ボルジャ」)……とくに教皇アレクサンデル6世となったロドリーゴ・ボルジアの娘で、絶世の美女とうたわれ数々の災厄をも巻き起こしたルクレツィア・ボルジアに光をあて、2019年に歿後500年を迎える彼女がいかにイタリア屈指の文化拠点を渡り歩いてきたかを音楽とともに検証するものとなっています。 結果的に、それはルネサンス初期イタリアの音楽世界の粋を立体的に味わえる秀逸選曲に。ビウエラ・デ・アルコ(ガンバ)やリコーダー、ルネサンス・ハープなど繊細な響きを奏でる古楽器の響きが、CdMレーベル得意の直接音を活かした秀逸エンジニアリングでひときわ生々しく耳に届くのも魅力。充実解説もあわせて味わうのが吉です(国内仕様は歌詞とともに日本語訳付)。

  • 商品番号:CDM1845

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    「聖杯」 ~ 聖杯をめぐる音楽と中世典礼 詳細ページ [カペリャ・デ・ミニストレルス]

    発売日:2019年01月18日

    CD価格:2,475円(税込)

    カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルスが、中世の神話と典礼を通じて聖杯の秘密を解き明かすという企画。十字軍の時代の歌から、巡礼の歌、アルフォンソ5世の治世に至るまで数世紀をまたぐ、聖杯にまつわる音楽の伝統と変遷をたどります。中世の音楽が詩人ごとにまとめられているのも、彼ららしいユニークなところ。詩と音楽は聖杯を軸に密接に関連付けられており、それを聴く現在の私たちにも、その意味を語りかけてくるようです。

    収録作曲家:

  • 商品番号:CDM1844

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    発売日:2018年09月21日

    CD価格:2,475円(税込)

    カルレス・マグラネル率いるカペリャ・デ・ミニストレルスによる、スペイン・バレンシア地方の伝統音楽と古楽に共通する源流を探る彼らならではの企画盤。今日のような芸術音楽と大衆音楽の距離がかなり近かった時代、中世から近世へかけて大衆に親しまれた音楽や、宮廷で楽しまれた音楽を集めています。ファドを思わせる切々と歌い上げれられた歌、大衆が歌い交わす町の歌合戦の様子、陽気と哀愁が入り混り様々な楽器が活躍する舞曲と、当時の人々の力強さを感じさせる目まぐるしい極彩色の音世界の中にも、伝統と古楽を繋ぐ秘密の小径を歩むような密やかな面白さも秘めた、たいへん楽しめる一枚です。