2009年9月
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マリス・ヤンソンス指揮
ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第7番 [バイエルン放送響/ヤンソンス]BRUCKNER, A.: Symphony No. 7 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年09月30日 NMLアルバム番号:403571900100
SACD-Hybrid価格:2,224円(税込)
ブルックナーの演奏史においても最上級の賛辞が与えられる出来栄え!「最愛なるワーグナー」の死を予感して書かれた第2楽章、簡潔に書かれた終楽章、とブルックナーの交響曲の中でもとりわけ美しいメロディに溢れた交響曲第7番です。バイエルン放送響の完膚なきまでに正確なアンサンブル、それを率いるヤンソンスの情熱的なタクト。お互いの持つ美質をこの上なく引き出した極上の演奏は、これまでのブルックナーの演奏史においても最上級の賛辞が与えられることでしょう。「世界で最も美しい響きを得られるコンサート・ホール」として知られるウィーンのムジークフェラインホールにおいて録音されたこのブルックナー。音質はもちろん最高です。
収録作曲家:
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マリス・ヤンソンス指揮
ハイドン(1732-1809):
ミサ曲 第14番 変ロ長調 『ハルモニー・ミサ』他 [バイエルン放送合唱団/交響楽団/ヤンソンス]HAYDN, J.: Mass No. 14, "Harmoniemesse" / Symphony No. 88 / Sinfonia in D major (Bavarian Radio Chorus and Symphony, Jansons)
■声楽曲
発売日:2009年09月30日 NMLアルバム番号:403571900102
SACD-Hybrid価格:2,085円(税込)
あまりにも荘厳で力強い響きのミサ曲ヴァルトザッセン教会で行われたこのハイドン・プログラムの目玉は何と言ってもハルモニー・ミサでしょう。ハイドンの12曲あるミサ曲の最後を飾るこの作品の息を飲むような演奏が堪能していただけます。バイエルン放送響と放送合唱団という2つの団体から発せられる妙なる調べ。この作品の表題にもなっている管楽器の輝かしい響き(ハルモニーとは木管楽器の合奏の意味)、表現力豊かな独唱者たち。あまりにも荘厳で力強い響きは全ての聴衆を圧倒します。同時発売のDVDでは、臨場感あふれるライブの映像が楽しめます。
収録作曲家:
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ウルフ・シルマー指揮
バーンスタイン(1918-1990):
『ウェスト・サイド物語』- シンフォニック・ダンス
歌劇『タヒチ島の騒動』 全曲 [クリスウェル /ギルフリー/ミュンヘン放送管/シルマー]BERNSTEIN, L.: Symphonic Dances / Trouble in Tahiti (Criswell, Gilfry, Munich Radio Orhestra, U. Schirmer)
■声楽曲 ■オペラ
発売日:2009年09月30日 NMLアルバム番号:403571900300
CD価格:2,224円(税込)
モダンな味付けが見事な仕上がりに実力派指揮者、ウルフ・シルマーによるバーンスタインの演奏です。シンフォニック・ダンスはオーケストラの柔軟性極限までを生かし、抽出した古典的な響きにモダンな味付けを施したという見事な仕上がりです。「タヒチ島の騒動」はタイトルだけ訊くとものものしい曲を想像してしまいますが、実は単なる倦怠期の夫婦のちょっとしたげんかを描いたライト・オペラ。けんかして気まずくなってしまった夫婦が仲直りのために観に行く映画のタイトルが「タヒチ島の騒動」というわけです。この何とも愛らしい(?)作品を至極真面目に演奏するシルマーに聴き手はニヤニヤしてしまいます。ボーナス・トラックとしてウルフ・シルマーと放送作家エルギン・ホイアーディングの対話が収録されています。
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ウルフ・シルマー指揮
ハルトマン(1905-1963):
室内オペラ『シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代』 [ニュールンド/ゲルハーエア/ミュンヘン放送管/シルマー]HARTMANN, K.A.: Simplicius Simplicissimus [Opera] (C. Nylund, C. Gerhaher, Munich Radio Orchestra, U. Schirmer)
■声楽曲 ■オペラ
発売日:2009年09月30日 NMLアルバム番号:403571900301
CD価格:3,184円(税込、送料無料)
作曲家ハルトマン(1905-1963)はヨーロッパで非常に人気があり、彼の存命中から多くの著名な音楽家たちによって新作の初演が行われ続けていました。亡くなってからもその人気は衰えることがなく、2005年のハルトマン生誕100周年を記念して行われた演奏会では室内オペラ「シンプリチウス・シンプリチシムスの青年時代」が演奏会形式で上演され大変な好評を博したのです。ハルトマンはこの作品を「オペラ」と呼びましたが、実際には歌うよりも語りに重点を置いたシニカルなものになっています。オリジナル版はヘルマン・シェルヘンの提案で1934-1936年にできていましたが、その後の1955-56年に改訂された時には、ストラヴィンスキーや第2次世界大戦の影響もあって、より複雑なものへと変貌したのです。ウルフ・シルマーはこの曲を演奏するにあたりゲルハーヘルをはじめとした最高のソリストたちを揃え、こちらも大人気のヴォーカル・グループ、ジンクフォニカーもフィーチャーしこの作品のすみずみにまで光をあてることに成功しました。こちらもベルンハルド・ノイホフ、ヴィルフリート・ヒラーとウルフ・シルマーの対話がボーナスとして収録されています。
収録作曲家:
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マリス・ヤンソンス指揮
マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番「夜の歌」 ホ短調 [バイエルン放送響/ヤンソンス]MAHLER, G.: Symphony No. 7 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2009年09月30日 NMLアルバム番号:403571900101
SACD-Hybrid価格:2,085円(税込)
完璧なる技巧と完璧なるアンサンブルが必須条件!
国際マーラー協会による新クリティカル・エディションによる演奏マーラーの交響曲第7番の素晴らしい録音を造り上げるためには、楽団の全ての奏者の完璧なる技巧と、完璧なるアンサンブルが必須条件となります。そして、この複雑怪奇な構造を持った音楽を一つにまとめ上げるだけの指揮者の力量も問われます。すでにヤンソンスとバイエルン放送響は、ミュンヘンのコンサートにおいて、すべての聴衆を満足させることに成功しています。今回、SACDハイブリッドという高音質なフォーマットを得て、彼らの演奏を細部まで余すことなく伝えることが可能になりました。とりわけ、この曲の特徴とも言える2つの「夜の歌」(第2楽章と第4楽章)での艶やかな音色は、マーラーの描く夢幻的な世界を鮮やかに表現しています。収録作曲家:
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マリス・ヤンソンス指揮
ハイドン(1732-1809):
ミサ曲 第14番 変ロ長調 『ハルモニー・ミサ』他 [バイエルン放送合唱団/交響楽団/ヤンソンス]HAYDN, J.: Mass No. 14, "Harmoniemesse" / Symphony No. 88 / Sinfonia in D major (Jansons) (PAL/NTSC)
発売日:2009年09月30日
DVD価格:2,850円(税込)
臨場感あふれるライブの映像ヴァルトザッセン教会で行われたこのハイドン・プログラムの目玉は何と言ってもハルモニー・ミサでしょう。ハイドンの12曲あるミサ曲の最後を飾るこの作品の息を飲むような演奏が堪能していただけます。バイエルン放送響と放送合唱団という2つの団体から発せられる妙なる調べ。この作品の表題にもなっている管楽器の輝かしい響き(ハルモニーとは木管楽器の合奏の意味)、表現力豊かな独唱者たち。あまりにも荘厳で力強い響きは全ての聴衆を圧倒します。臨場感あふれるライブの映像をお楽しみください。
収録作曲家:
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マルタン(1890-1974):
二重合唱のためのミサ曲
コダーイ(1882-1967):
ミサ・ブレヴィス
プーランク(1899-1963):
黒い聖母像への連祷 [バイエルン放送合唱団/ダイクストラ]MARTIN, F.: Mass for Double Choir / KODALY, Z.: Missa brevis / POULENC, F.: Litanies a la vierge noire (Bavarian Radio Chorus, Dijkstra)
発売日:2009年09月30日 NMLアルバム番号:403571900500
SACD-Hybrid価格:2,085円(税込)
新鋭ダイクストラの鮮やかな手腕を聴く2005年、これまで15年間バイエルン放送合唱団を率い数々の優れた演奏を残してきたミヒャエル・グレーザーの引退に伴い、天才ボーイ・ソプラノでもあり、当時「広い世界の最も素晴らしい小さな聖歌隊のうちの1つと見なされた。」とまで評価されたヴォーカルアンサンブル「ジェンツ」を率いていたペーター・ダイクストラが、若干26歳で音楽監督に就任し、ファンから喝采を浴びたのは記憶に新しいところです。今回のアルバムは、その記念の年に録音されたもので、かなり意欲的なレパートリーが収められています。(とはいえ同じ年に録音され既にリリースされているアルバム (OEHMS/OC 540) でもデュリュフレ、メシアン、プーランクなどを演奏!)彼の手際のよいアンサンブルのまとめかたには心の底から驚く他ありません。古楽作品でも現代作品でも何でもOK!という柔軟性は、これからのバイエルン放送合唱団の更なる発展を予想させてくれます。
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リース(1784-1838):
協奏曲&管弦楽作品集 [ケルナー・アカデミー/ヴィレン]RIES, F.: Concerto for 2 Horns, WoO 19 / Violin Concerto No. 1 / Overtures to Die Rauberbraut and The Sorceress (Wieringa, Zwart, Steck, Willens)
■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:777353-2
CD価格:2,445円(税込)
ベートーヴェンの弟子であり、回想録を出版した事でも知られるフェルディナンド・リースによるただ一つのヴァイオリン協奏曲を含む作品集です。リースの父フランツ・アントンは高名なヴァイオリニストで、実はベートーヴェンは父リースからヴァイオリンの指導を受けていたのですから、やはり彼とベートーヴェンの関係はただならぬものだったに違いありません。作品は古典派からロマン派への移り変わりの時期に書かれたものらしく、熟成した語法が光る名作となっています。2つのホルンのための協奏曲もインスピレーション豊かな曲です。オペラからの2つの作品も、渋さの中にきらりと光るものがあるステキなメロディーに満ちています。
収録作曲家:
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クラウス(1756-1792):
宗教作品集 [ブレシンク=ライハウゼン/プレガルディエン/アダム/ドイツ室内合唱団/ラ・スタジオーネ・フランクフルト/シュナイダー]KRAUS, J.M.: Miserere / Requiem / Stella coeli (Blessing-Leyhausen, Prégardien, Adam, German Chamber Choir, La Stagione Frankfurt, M. Schneider)
■宗教曲
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:777409-2
CD価格:2,608円(税込)
最近、日本でも大人気の作曲家、ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)の宗教曲集です。モーツァルトと同じ年に生まれ、モーツァルトの1年後に亡くなったクラウスは、やはり幼いころから類い稀なる才能を発揮、すばらしい作品をいくつも書いたのですが、その作品は長いこと忘れ去られていて、ようやく最近になって注目されるようになったのは御存知のとおりです。劇作家、著述家、画家としても活動し、1781年にストックホルムのグスタフ3世の宮廷作曲家として任用され、そこでも多くの経験を積み豊かな音楽を書きあげました。ここに聴く宗教作品はほとんど録音のない貴重なものばかり。力強く豊穣な響きを持った壮麗な作品です。
収録作曲家:
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ヴェーベルン(1883-1945):
作品集 ~ リチェルカーレ他 [フィルハーモニア管/クラフト]WEBERN, A.: Vocal and Orchestral Works - 5 Pieces / 5 Sacred Songs / Variations / Bach-Musical Offering: Ricercar (Craft) (Webern, Vol. 2)
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.557531
CD価格:1,900円(税込)
「現代の音楽」といえばこの曲にとどめを。バッハ=ヴェーベルンの「リチェルカーレ」は神の声ストラヴィンスキーやシェーンベルクにおける明晰な解釈が知られる指揮者ロバート・クラフト。そんな彼がヴェーベルンに魅了されるのも当然のことでしょう。作品数こそ少ないですが、そのどれもが捉え難いほど魅力と感性に溢れたヴェーベルンの作品は、演奏家にとっても聴き手にとってもまるで宝の山と言えるのですから。このアルバムには、歌声すらも一つの音を構築する響きとして使われている声楽曲と、いくつもの音の層から出来た精緻な織物である「バッハのリチェルカーレ」が収録されています。彼の歌曲は編成が特殊なため演奏が困難とされていますので、これはとても貴重な1枚になることでしょう。
収録作曲家:
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モー(1954-):
ストレンジ・エクスクレイミング・ミュージック [ニューヨーク・サクソフォン・クァルテット/ヴィリアンクール]MOE, E.: Strange Exclaiming Music / Teeth of the Sea / Rough Winds Do Shake the Darling Buds / I Have Only One Itching Desire / Market Forces
■室内楽
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.559612
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:390円(税込)ピアニスト、作曲家として活躍するエリック・モー。彼の音楽は、ある時はミニマルであり、ある時は「美しく静かなもの」であり、彼曰く「急場しのぎ」であったりします。精巧に書かれたそれらの作品は古典的な要素とアフリカの太鼓、そしてジャズなど様々な要素を持ち合わせています。もちろん演奏する際も、ジミ・ヘンドリックスやバド・パウエル的なものからモーツァルトまで、ありとあらゆるものから抽出して音を作りださなくてはいけません。各曲に付けられたタイトルも意味深。想像力をかきたてられる楽しい1枚です。
収録作曲家:
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ショート・ストーリー
サクソフォン・クァルテットのためのアメリカ音楽集 [アンチア・サクソフォン・クァルテット]Chamber Music (Saxophone Quartet) - IVES, C. / HIGDON, J. / STURM, F. / TORKE, M. / BIXLER, D. / MACY, C. (Short Stories) (Ancia Saxophone Quartet)
■室内楽
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.559616
CD-R価格:1,900円(税込)
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J.S.バッハ(1685-1750):
フーガの技法 BWV 1080 [セルジオ&マッダレーナ・ヴァルトーロ]BACH, J.S.: Kunst der Fuge (Die) (Sergio and Maddalena Vartolo)
■器楽曲(ハープシコード)
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.570577-78
2CD価格:2,900円(税込)
どんなに研究してもし尽くすことはないまるでパズルのようなバッハ晩年の未完の大作バッハの未完の大作である「フーガの技法」は西洋の作曲技法の基礎を全て詰め込んだものとして知られます。様々な様式・技法による14曲のフーガと4曲のカノンは演奏的にも困難を極め、これまでにも多くの演奏家によって形作られてきていますが、このセルジオ・ヴァルトーロによる新録音は、最近公表された1751/1752年出版譜のファクシミリ版を用いたもので、その詳細な研究結果も含め、「フーガの技法の歴史」に一石を投じるものになるかもしれません。ヴァルトーロによる詳細な解説(英語)はウェブサイトからダウンロードできます。ちなみに、未完のフーガは曲の途中に置かれているので(バトラーの復元版と同じ順序)聴いていても取り残された気分になることはありません。
収録作曲家:
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マリピエロ(1882-1973):
交響曲集 第3集 [モスクワ響/アルメイダ]MALIPIERO, G.F.: Symphonies, Vol. 3 (Almeida) - Nos. 5, 6, 8, 11
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.570880
CD価格:1,900円(税込)
渋い美しさを放つマリピエロの「弦楽のための交響曲」、NAXOSスタンダードに再登場第1集(8.570878)、第2集ともに好評なマリピエロ(1882-1973)の交響曲集、この第3集は彼の作品の中でも最も演奏頻度の高い第6番「弦楽のための」が含まれています。フランス印象派の影響を受けていると言われる彼の作品ですが、実際に聴いてみると古典的なフォルムの中に実に多彩な表現が詰め込まれていることがわかるでしょう。彼は生涯を通じて旋律の魅力を追求したため、最後の交響曲である1969年に書かれた第11番「バグパイプ」にさえも、魅力あふれるメロディが横溢しています。
収録作曲家:
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アルファーノ(1875-1954):
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのコンチェルト
チェロ・ソナタ [マギル/ダン/ダルヴァロヴァ]ALFANO, F.: Cello Sonata / Concerto for Violin, Cello and Piano (Magill, Dunn, Darvarova)
■器楽曲
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.570928
CD価格:1,900円(税込)
名作を完成させてしまったばかりに自分自身の影が薄くなってしまった大作曲家最近では、プッチーニの未完のオペラ「トゥーランドット」の補筆者としてのみ知られるアルファーノですが、彼自身才能に溢れた作曲家でもありました。その作品のほとんどはオペラでしたが、ここで聴けるような大規模な室内楽も素晴らしい出来栄えを誇っています。「コンチェルト」と題されたピアノ三重奏曲には、バスク地方の民族音楽と、漂うような抒情性が相俟って、独自の美しい響きが醸し出されています。冒頭から恐ろしいほどの緊張感を漲らせたチェロ・ソナタはドビュッシーやラヴェルの影響も感じさせる流麗さも兼ね備えています。これらの曲の狂おしいほどの美しさには息が止まる思いがすることでしょう。
収録作曲家:
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カバレフスキー(1904-1987):
前奏曲全集 [ドッシン]KABALEVSKY, D.: Preludes (Complete) / 6 Preludes and Fugues, Op. 61 (Dossin)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.570976
CD価格:1,900円(税込)
どこか懐かしいロシアの響き変幻自在な魅力を見せつける音の絵本24の前奏曲と言えば、ショパンの名作を思い浮かべる人も多いことでしょうが、あの独特の形式は後世の作曲家たちに様々な影響を与えていることは間違いありません。このカバレフスキーの同名曲は、ロシア民謡のメロディを元にした様々な性格を持つ作品群で、ショパンと同じく全ての調性で書かれています。どの曲もとても個性的で、はっとするほどに美しいメロディが散りばめられています。演奏は、ソナタ(8.570822)でもその能力を存分に見せつけたドッシン。ここでも曲の素晴らしさをしっかりと伝えてくれています。
収録作曲家:
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マルケヴィチ(1912-1983):
管弦楽作品全集 第2集 [アーネム・フィル/リンドン=ジー]MARKEVITCH, I.: Orchestral Works (Complete), Vol. 2 - Le Nouvel Age / Sinfonietta / Cinema-Ouverture (Arnhem Philharmonic, Lyndon-Gee)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.572152
CD価格:1,900円(税込)
早熟過ぎた天才! 作曲家としてのマルケヴィチを再構築するシリーズ大指揮者として知られるマルケヴィチ。しかし、第二次世界大戦前は「恐るべき才能を持った作曲家」として認知されていました。その作品は全て20代に書かれ(彼はなぜか29歳で作曲をやめてしまう)そのどれもが目を見張るほどの完成度を備えています。彼の資質が最も良く表出されているのは「シンフォニエッタ」でしょう。炸裂するエネルギー、時折見せる神秘的な表情、など枚挙にいとまがありません。「シネマ序曲」は1931年の作品。レオニード・マシーンが構想した映画(結局作られなかった)のためのバレエ作品です。複雑なリズムとサイレンなどの特殊楽器を駆使したこの曲、とても19歳の若者の手になるものとは思えません。
収録作曲家:
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トレンドセッター
ピーボディ音楽院ウィンド・アンサンブルの至芸 [ピーボディ音楽院ウィンド・アンサンブル/パーカー]Wind Band Music - HINDEMITH, P. / HOLST, G. / GRAINGER, P. / SCHWANTNER, J. (Trendsetters) (Peabody Conservatory Wind Ensemble, H.D. Parker)
■吹奏楽
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.572242
CD-R価格:1,900円(税込)
アメリカの最も偉大なるウィンド・アンサンブル、誰もが待ち望んだ名曲を鮮やかに披露すでに2枚のアルバムをNAXOSからリリースしているアメリカのピーボディ音楽院ウィンド・アンサンブル、今回もバラエティ豊かな選曲でファンを魅了します。吹奏楽好きにはたまらないホルストの組曲や、これも外せないグレインジャーの「リンカンシャーの花束」はもちろんのこと、曲の存在は知られているのだけど、あまり耳にする機会がないヒンデミットの「交響曲変ロ調」など、まさに文句の付けどころのないほどの出来栄えです。さてこの1枚、流行の仕掛け人となりますでしょうか???
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サロン音楽の黄金期
GOLDEN AGE OF SALON MUSIC (The) (Schwanen Salon Orchestra, G. Huber)
発売日:2009年09月16日
2CD価格:2,900円(税込)
誰もがどこかで一度は耳にしたことがあるけれど「この曲なんだっけ?」と頭をひねってしまうような曲。「通俗名曲」って、ちょっと言葉は乱暴だけど愛すべきメロディに満ちた曲。そんな小品が30曲楽しめます。緩い編曲がこれまたステキ。音を楽しむとはまさにこんな感じ。ウィーンの酒場の雰囲気が手軽に楽しめます。ちょっぴり感傷的なメロディがこれでもか・・・とばかりに心に浸みこみます。疲れた時、気分のいい時、どんな時にもぴったりです。
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テイラー(1885-1966):
「永遠に愛せよ (ピーター・イベットソン)」 Op.20 [グリフィー/フラニガン/ゼラー/シアトル響/シュワルツ]TAYLOR, D.: Peter Ibbetson [Opera] (Griffey, Flanigan, Zeller, Seattle Symphony, Schwarz)
■オペラ
発売日:2009年09月16日 NMLアルバム番号:8.669016-17
2CD
通常価格:2,900円→ 特価!:690円(税込)1931年に書かれたこの「永遠に愛せよ」は1985年までニューヨークのメトロポリタン・オペラで最も演奏回数の多いアメリカのオペラです。幼い頃に家の事情で引き離されてしまった幼なじみの事が忘れられないピーター・イベットソン、成長した彼が出会った愛しい人はすでに他の人の妻になっていました。結局彼女の夫を殺してしまい罪に服するのですが、その際彼自身も怪我をしてしまい、魂だけが愛しい彼女の元を訪れます。2人が年老いるまでその関係は続き、彼女の命が尽きた時、ピーターの命も尽きるのです。1935年にゲイリー・クーパー主演で映画化もされていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
収録作曲家: