ベースをヒンジと補強ベルトで固めます
変形性膝関節症は原因不明の関節症ですが、比較的、中年以降の女性に多く、母親が変形性膝関節症ならば、娘さんも同じように膝が変形していく方が多いです。ただし、男性よりもも女性が多いので、父親が変形性膝関節症の素因をもっていると、なかな分かりません。先行して指先の変形をする方が多いので確認してください。変形性膝関節症のサポーターは年代に応じて選ぶタイプが違います。
40代の変形性膝関節症の膝サポーター
スポーツタイプをベースにします。比較的柔らかく、上下幅の長い膝サポーターを使います。太ももの内側の筋肉が落ちると変形が進む傾向が多いので、内側に補強テープを貼れるように、巻き込むタイプの膝サポーターが効果的です。
50代~60代の変形性膝関節症の膝サポーター
スポーツタイプとソフトな膝関節症のサポーターを使い分けます。スポーツタイプの膝サポーターは素材が柔らかく動きやすいので、活動的に動くときに使うと効果的です。強度は金属ステーや補強ベルトで補強するタイプよりも、上下幅を長くして補強するタイプがいいです。ソフトな変形性膝サポーターは、自宅の中で動くときに使うと効果的です。
60代からの変形性膝サポーター症の膝サポーター
膝の変形の度合いに応じて選びます。最終的に人工関節といった選択もありますが、手術は最後の手段と考える方も多いのが事実です。できるだけご自分の膝の軟骨を温存するように膝を保護します。膝サポーターは変形性膝関節症の専門品を使います。上下幅の広いサポーターをベースに、左右のグラつきを予防するには金属ヒンジが入った膝サポーター、太ももの筋力低下には、太ももを固定するサポーター、内側がすり減りが強い症状には、外側に重心をずらす補強ベルトの膝サポーターを使います。