アキレス腱は、運動負荷が継続的に掛かることで、炎症を引き起こします。
アキレス腱は、加齢により徐々に弱くなっていきます。運動時に炎症を引き起こしやすくなります。また、扁平足や、そこが薄い、底がすり減った靴などを履いて運動をする方にもアキレス腱炎が発症しやすくなっています。
正常な足、扁平した足
原因
原因は、アキレス腱に対して運動負荷が繰り返し掛かることです。
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉と踵の骨をつなぐ働きをしており、歩行・ジャンプといった動作によって負荷がかかる部分です。 そのため、長時間のウォーキング・ランニングや、間違ったフォームでの長距離走などを続けることで、アキレス腱のケガへと繋がります。
症状
炎症を起こした場合は、かかとに痛みや圧痛を生じます。
また、アキレス腱周辺に腫れや熱感を伴います。
ひどくなると、ちょっとした日常の動作でも痛みを感じるようになります。
日常生活に支障をきたすことがあり、早めの治療が大切です。
治療
症状の度合いにもよりますが、保存的療法、または手術を検討します
保存的療法
保存的療法では、局所の安静を保つことが大切です。
日常的にウォーキングをしたり、走ったりしている場合は、適度な休息を取ることも必要です。
患部を氷などで冷し、炎症を抑えます。消炎鎮痛剤を使用することもあります。
また、アキレス腱断裂などが起こった場合は、 RICE処置 を行います。
RICEとは?
R est :患部を動かさず、安静にすること。
I ce :冷却すること。
C ompression :患部を圧迫することで、内出血や腫れを防ぎます。
E levation :患部を心臓より高い位置に上げること。心臓より高い位置にあげることで、内出血や腫れを防ぎます。
Rest・Ice・Compression・Elevationそれぞれの頭文字をとって「RICE」と呼びます。
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