ランナー(ヨーゼフ) Lanner, Joseph
生没年 | 1801-1843 | 国 | オーストリア |
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辞書順 | 「ラ」 | NML作曲家番号 | 21853 |
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The Sound of Lumbye and His Idols
ロンビ(1810-1870)とその時代の響き [ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)/コンチェルト・コペンハーゲン(古楽器使用)]LUMBYE, H.C.: Champagne! - The Sound of Lumbye and His Idols (Concerto Copenhagen, Mortensen)
発売日:2023年08月25日 NMLアルバム番号:8.224750
CD価格:3,675円(税込、送料無料)
北欧管弦楽の定番名曲の一つ「シャンパン・ギャロップ」の作曲家ロンビと彼が模範とした人たちの作品をピリオド楽器で演奏した興味深い一枚。指揮はあのモルテンセン! ウィーンでヨーゼフ・ランナーやヨハン・シュトラウス1世の音楽に触れ感銘を受けたハンス・クリスチャン・ロンビは、1843年に母国デンマークに大遊園地「チボリ公園」がオープンすると楽長兼専属作曲家に就任し、自らヴァイオリンを演奏しながら楽団を指揮するスタイルと軽やかで美しい音楽が大人気を博して、「北国のヨハン・シュトラウス」と呼ばれました。 このディスクは、ロンビならではの楽しいダンス系の音楽と彼がモデルとした作曲家たちの作品を古楽器で収録。バロック音楽の分野で名高いチェンバロ奏者・指揮者のラース・ウルリク・モルテンセンと彼のアンサンブル、コンチェルト・コペンハーゲンが楽譜や文献を通じて当時の楽器や奏法等を研究し、「1840年代のサウンド」の再現を目指しました。オーケストラは弦3/2/2/2/2と13の管楽器、そして多彩な打楽器、曲によってはギターも加えた当時の編成を踏襲しています。躍動感のある音楽が透明感のある音色で楽しめます。 北欧では、中世からバロックにかけての歴史的な資料も多く、それらを踏まえた演奏実践が浸透していますが、ロマン派以後の作品における古楽的アプローチの実践は珍しく、しかも指揮がモルテンセンとあって、注目の一枚です。
収録作曲家:
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ランナー(1801-1843):
ウィーン舞曲集 [カンヌ管/デルナー]LANNER, J.: Viennese Dances (Orchestre Régional de Cannes, Dörner)
発売日:2016年06月29日 NMLアルバム番号:8.573552
CD価格:1,900円(税込)
ヨハン・シュトラウス1世よりも3年早く生まれ、それまでは「農民の踊り」であったワルツを洗練された「ウィンナ・ワルツ」に格上げしたとされるヨーゼフ・ランナー。旅行勝ちであった彼は、良きライバルであったシュトラウス1世ほどには、ヨーロッパでの名声を獲得することができませんでしたが、彼が書いた400曲ほどの作品は、ストラヴィンスキーやリヒャルト・シュトラウスなど、後世の作曲家たちに大きな影響を与えることとなります。 このアルバムには彼の代表的な作品10曲を収録、熱狂的なタランテラや、初期の作品「真夜中のワルツ」、晩年の作品「魔女の踊り」まで、ワルツの創始者ランナーならではの貫禄たっぷりの作品が楽しめます。
収録作曲家:
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Divinerisch!
なんと神々しい! [ディヴィナリネン(アンサンブル)]発売日:2025年01月10日
CD価格:2,550円(税込)
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アンコール
フルートとピアノのための小品集 [ロベルト・ヴォルフ(フルート)、アグネス・ヴォルフ(ピアノ)]発売日:2024年09月13日
CD価格:2,550円(税込)
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Gemischter Satz
ゲミシュター・サッツ
ウィーンの歌と文学、シュランメルを集めて [ギュンター・グロイスベック(バス)/カール=ミヒャエル・エブナー(テノール)/フィルハーモニア・シュランメルン 他]Vocal Music (Austrian) - ARNOLD, E. / FÖDERL, K. / GRUBER, L. / SIOLY, J. / STRAUSS II, J. (Gemischter Satz) (Groissböck, Ebner, Wagner-Trenkwitz)
発売日:2022年01月21日 NMLアルバム番号:Gramola99243
CD 2枚組価格:3,750円(税込、送料無料)
アルバム・タイトルの「Gemischter Satz ゲミシュター・サッツ」とはウィーン伝統のワインの作り方。複数品種のブドウをブレンドしたワインを作る場合、一般的には品種ごとに畑を分けて栽培し、収穫も醸造も品種別に行い、その後にブレンドしますが、ゲミシュター・サッツの場合は同じ畑の中に複数の品種のブドウを植え、そのまま分けずに収穫・醸造することでワインの風味に独特の複雑さと調和感が生まれます。 音楽の都ウィーンの基礎にある4つの側面、すなわち二重唱、リート、ウィーンなまりの文学、そしてシュランメ ル音楽が収録されたこのアルバム。ウィーンという名のブドウ畑で育った様々な個性が絶妙にブレンドされた音楽のゲミシュター・サッツと言えましょう。 CD1ではウィーンを代表する歌手のグロイスベックとエブナーが歌う楽しい歌、CD2では味わい深い言葉が楽しめる詩とシュランメル音楽を朗読と名手たちの演奏でじっくり楽しめます。
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Tanz‘ von innen
内なるダンス [ディヴィナリネン]Viennese Dance Music - STALLER, R. / GRUBER, F. / SCHUBERT, F. / STROHMAYER, A. (Tanz' von innen) (Divinerinnen)
発売日:2021年11月26日 NMLアルバム番号:Gramola99255
CD価格:2,550円(税込)
“シュランメル”と呼ばれるウィーンのダンス音楽と歌曲。これらはウィーンのホイリゲ(新酒をふるまう居酒屋)やサロン、または貴族の邸宅などで演奏され広く人気を博しています。 このアルバムはウィーンの若い女性たちによるアンサンブル「ディヴィナリネン(占い師の意味)」のデビュー作で、彼女たちはウィーン風ボタンアコーディオンや、ウィーンで発達したダブルネックのギター(特にシュランメルンで使われる)コントラギターを含むさまざまな楽器を操り、図書館で見つけた秘曲やめったに演奏されない曲、さらには現代作曲家の作品まで、楽器編成を活かした多彩な編成で奏でています。
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シュトラウス一族の同時代の作曲家たち 第1集 [チェコ室内フィル/ジョージアディス ]
CONTEMPORARIES OF THE STRAUSS FAMILY, Vol. 1 (Czech Chamber Philharmonic, Georgiadis)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:8.225365
CD価格:1,936円(税込)
その優雅さと軽やかさ、そして耳あたりのよさのおかげで、19世紀から20世紀初頭にかけて、シュトラウス・ファミリーの音楽がヨーロッパ中を席巻していたことは良く知られていますが、同時に、多くの作曲家たちが、この分野…ワルツ、ポルカ、行進曲など…を手がけ、たくさんの知られざる名作を書いていたのでした。 当時、どれほどこれらの「軽音楽」がもてはやされたのかは想像する他ありませんが、英国のヨハン・シュトラウス協会が所有する数多くのアーカイブから復元されたこれらの有名、無名の作品は、夢のようなその時代を思い起こすために一役買うことでしょう。シュランメルやイヴァノヴィチなどの比較的知られた作曲家から、一部の曲だけが知られるリンケや、音楽隊の隊長として活躍したグングルなど、名前を見ているだけでも楽しいものです。もちろん音楽も素晴らしいものばかりです。