フェトラス(オスカー) Fetras, Oscar
生没年 | 1854-1931 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 21380 |
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J.シュトラウス2世(1825-1899):
喜歌劇「理性の女神」 [グロイス/クンプミュラー/エクヴィルツ/コルテス/フォーディンガー/スロヴァキア・シンフォニエッタ/ポラック]STRAUSS II, J.: Gottin der Vernunft (Die) (Groiss, Ma-Zach, Kumpfmuller, Equiluz, Cortes, Fodinger, Slovak Sinfonietta, Zilina, Pollack)
■オペラ
発売日:2011年07月13日
NMLアルバム番号:8.660280-81
2CD価格:2,500円(税込)
初演時にはブラームスも観劇していたとか。ワルツ王シュトラウスの最後のオペレッタ晩年のシュトラウスが手掛けた最後のオペレッタ「理性の女神」は、完成に至るまで様々な紆余曲折を経たようです。フランス革命の時代、ドイツの国境近くの町で起こった物語。上流階級、道徳、そして軍隊。シュトラウスの軽妙な音楽は、これらの重いテーマとは相反するものなのかもしれません。そんなわけで、台本作家とは意見が食い違い、そもそもシュトラウス自身が台本を好きになれなかったこともあり、もともと創作意欲が落ちていた作曲家にとって、恐らくいやいや完成に漕ぎつけたのではないでしょうか。もちろん聴衆も批評家も、腫れものにさわるようにこの作品を扱い、序曲など一部の音楽の素晴らしさだけは認めたものの、全体を忘れ去ることで、「評価」としたのです。そんな隠れた作品を、シュトラウス名指揮者ポラックが華麗に蘇らせました。
収録作曲家:
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シュトラウス一族の同時代の作曲家たち 第4集 [ジョン・ジョージアディス(指揮) チェコ室内管弦楽団パルドビツェ]
CONTEMPORARIES OF THE STRAUSS FAMILY, Vol. 4 (Czech Chamber Philharmonic, Pardubice, Georgiadis)
発売日:2019年07月19日
NMLアルバム番号:8.225370
1)
CD価格:2,080円(税込)
好評シリーズ「シュトラウス一族の同時代の作曲家たち」。第4集ではこれまでにも増して珍しい作品を楽しめます。19世紀末から1920年代頃は、音楽様式の変化が著しく激しい時代でしたが、サロンでは変わることなくワルツやギャロップなどの親しみ易い曲が愛されており、多くの作曲家たちが作品を次々と生み出していました。しかし残念なことに2回に渡る世界大戦で多くの資料が破壊されてしまい、これらは以降演奏されることなく忘れられてしまいました。 今回の録音は、指揮者ジョージアディスの熱心な研究により、蘇ったスコアを用いて演奏したもので、当時のヨーロッパにおける華やかなサロンを思い起こさせる貴重なアルバムとなりました。全て世界初録音です。
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シュトラウス一族の同時代の作曲家たち 第1集 [チェコ室内フィル/ジョージアディス ]
CONTEMPORARIES OF THE STRAUSS FAMILY, Vol. 1 (Czech Chamber Philharmonic, Georgiadis)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:8.225365
CD価格:1,936円(税込)
その優雅さと軽やかさ、そして耳あたりのよさのおかげで、19世紀から20世紀初頭にかけて、シュトラウス・ファミリーの音楽がヨーロッパ中を席巻していたことは良く知られていますが、同時に、多くの作曲家たちが、この分野…ワルツ、ポルカ、行進曲など…を手がけ、たくさんの知られざる名作を書いていたのでした。 当時、どれほどこれらの「軽音楽」がもてはやされたのかは想像する他ありませんが、英国のヨハン・シュトラウス協会が所有する数多くのアーカイブから復元されたこれらの有名、無名の作品は、夢のようなその時代を思い起こすために一役買うことでしょう。シュランメルやイヴァノヴィチなどの比較的知られた作曲家から、一部の曲だけが知られるリンケや、音楽隊の隊長として活躍したグングルなど、名前を見ているだけでも楽しいものです。もちろん音楽も素晴らしいものばかりです。
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シュトラウス一族の同時代の作曲家たち 第2集 [チェコ室内フィル/ジョージアディス]
CONTEMPORARIES OF THE STRAUSS FAMILY, Vol. 2 (Czech Chamber Philharmonic, Georgiadis)
発売日:2015年08月26日
NMLアルバム番号:8.225366
CD価格:1,936円(税込)
英国のヨハン・シュトラウス協会はシュトラウス・ファミリーの音楽だけでなく、その周辺に存在した「シュトラウスにまつわる」作曲家たちの作品を研究しています。ここでは、貴重なアーカイブを数多く所有しており、これらのいくつかを、今回の録音のために、指揮者ジョージアディスがオーケストラ用に編曲したのです。 多くの人にとって、ほとんどの作曲家の名前は初耳かもしれません。しかし「波涛を越えて」のローサスや「剣士の入場」のフチークなどの、知られざる作品を聴けることは、なんという歓びでしょうか。とりわけ面白いのが、トロンボーンによる猫の鳴き声が模倣されていたりするトラック13、フチークの「真夜中に」でしょう。他には、比較的良く知られているリンケの「ベルリンの風」(ベルリンのニューイヤー・コンサートで演奏される)も聴きものです。