サックス協奏曲 (12件)
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アメリカの協奏曲と管弦楽組曲集
コープランド/クレストン/ケイ/ピストン [アンナ・マティクス(コールアングレ)/ティモシー・マカリスター(アルト・サクソフォン)/ジョアン・ファレッタ(指揮)/ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック]COPLAND, A.: Tender Land Suite (The) / CRESTON, P.: Saxophone Concerto / PISTON, W.: The Incredible Flutist Suite (Mattix, T. McAllister, Falletta)
発売日:2023年11月24日 NMLアルバム番号:8.559911
CD価格:1,900円(税込)
20世紀半ばのアメリカ音楽の形成に貢献した4人の傑出した作曲家たちの作品を集めたアルバム。 コープランドの「入札地」は高校卒業を間近に控えた少女を巡る、米国中西部の農家の出来事を題材にした歌劇からの組曲。のどかな牧場風景と都会への憧れがコープランドらしい明快な曲調で描かれています。歌劇では合唱が入る「The Promise of Living 生活の約束」もここではオーケストラのみで奏されます。 クレストンの「サクソフォン協奏曲」は、1930年代のアメリカにサクソフォンを広めた奏者セシル・リーソンのために書かれた曲。ジャズ・バンドで活躍することの多かったこの楽器の“本当に美しい音色と可能性”を追求した作品として評価されています。 コールアングレと弦楽オーケストラのための「ピエタ」を作曲したユリシーズ・ケイはローマ賞を受賞した初の黒人作曲家。彼がローマに赴いた際、現在バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に安置されているミケランジェロの有名な同名彫刻にインスピレーションを得た作品とされています。ソリスト、アンナ・マティクスがこの作品を発見し、ファレッタに演奏を持ちかけたというものです。 ピストンの「不思議な笛吹き」は、1938年にアーサー・フィードラーがボストン・ポップス・オーケストラのために依頼した作品。聞く人の悲しみを癒すことができる魔法の音楽家が率いる旅するサーカス団を描いたバレエ音楽です。 ファレッタの巧みな指揮が各作品のすばらしさを際立たせています。
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〈ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第2集〉
ビンジ(1910-1979):
作品集 [スロヴァキア放送交響楽団/アーネスト・トムリンソン(指揮)]BINGE, R.: Elizabethan Serenade / Scottish Rhapsody / Sailing By (Slovak Radio Symphony, E. Tomlinson)
発売日:2021年09月24日 NMLアルバム番号:8.555190
CD価格:1,900円(税込)
イングランド、ダービーシャーで生まれた作曲家・アレンジャー、ロナルド・ビンジ。彼はイージーリスニングの作曲家マントヴァーニの専属アレンジャーであり、名作「シャルメーヌ」などのマントヴァーニ・オーケストラ特有の響き「カスケード・ストリングス(滝が流れ落ちるような弦)」を生み出した功労者としても知られています。 作曲家としても多くの作品を発表し、なかでも「エリザベス朝風セレナード」は1951年に「アンダンテ・カンタービレ」というタイトルでマントヴァーニ・オーケストラによって最初に演奏され大人気を博しました(当時のスコアにはビンジの手によって「ストリートの男」のタイトルが附されていました)。その後、ドイツと南アフリカでチャート・イン。更に世界中でヒットし、BBCライト・プログラムのテーマ曲にも使用されるなど、ビンジの代表作になりました。 他にも耳に心地良い作品が並びます。
収録作曲家:
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ベスト・オブ・アーノルド
アーノルド(1921-2006):
作品集 [さまざまな演奏家]ARNOLD (THE BEST OF)
発売日:2021年06月25日 NMLアルバム番号:8.578360
CD価格:1,900円(税込)
イギリスの近代作曲家マルコム・アーノルド。1921年ノーザンプトンに生まれロンドン王立音楽院でトランペットを学び、1941年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団にトランペット奏者として入団、翌年首席奏者となります。 その後はBBC交響楽団でも首席奏者を務めましたが、1948年のイタリア滞在中に作曲に専念することを決め、以降はオペラ以外のあらゆるジャンルに作品を発表。9曲の交響曲をはじめ、協奏曲、室内楽曲など多岐にわたる作品を残しています。デイヴィッド・リーン監督の『戦場にかける橋』など、映画音楽でも才能を発揮しました。 このアルバムは、2021年の生誕100年を記念し、これまでのNAXOSにおける様々な録音から人気作「タム・オーシャンター」やイギリス舞曲集など、アーノルドの代表的名曲をセレクトし1枚にまとめたものです。
収録作曲家:
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Russian Colours - ロシアン・カラーズ
ロシアの室内オーケストラ作品集[LP] [カメラータ・チャイコフスキー(室内オーケストラ)/ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン、ヴィオラ&指揮)]発売日:2020年07月22日
LP価格:2,850円(税込)
ロシア出身のユーリ・ジスリンがロンドンで結成した室内オーケストラ、カメラータ・チャイコフスキーによる、19世紀から20世紀にかけてロシアで花開いたロマン派作品集。 ジスリンは演奏だけでなく、アレンスキーを除く全ての作品に編曲を施し、独自の響きを創り上げています。ヴィオラと弦楽オーケストラのために編曲されたグラズノフの「アルト・サクソフォン協奏曲」をメインとし、チャイコフスキーへのトリビュートともいえるアレンスキー、そしてチャイコフスキーとラフマニノフによるお馴染みの美しいメロディを楽しめる一枚。 ORCHID CLASSICS初のアナログ盤リリース。
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Russian Colours
ロシアン・カラーズ
ロシアの室内アンサンブル作品集(グラズノフ、アレンスキー、チャイコフスキー、ボロディン、ラフマニノフ) [ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン、ヴィオラ&指揮)/カメラータ・チャイコフスキー(室内アンサンブル)]String Orchestra Music - GLAZUNOV, A.K. / ARENSKY, A.S. / TCHAIKOVSKY, P.I. / BORODIN, A.P. / RACHMANINOV, S. (Zhislin, Camerata Tchaikovsky)
発売日:2020年07月10日 NMLアルバム番号:ORC100136
CD価格:1,950円(税込)
ヴァイオリンとヴィオラ演奏の両面で活躍するロシア出身のユーリ・ジスリンがロンドンで結成した室内アンサンブル、カメラータ・チャイコフスキー。ガーディアン紙に絶賛されたデビュー盤(ORC10098)に続く、Orchid Classicsからの2作目となるこのアルバムには、19世紀から20世紀にかけてロシアで花開いた様々なロマン派時代の音楽が収録されており、ジスリンは演奏だけでなく、アレンスキーの「チャイコフスキーの主題による変奏曲」を除く全ての作品に編曲を施し、独自の響きを創り上げています。 収録曲は、ヴィオラと弦楽オーケストラのために編曲されたグラズノフの「アルト・サクソフォン協奏曲」をメインとし、チャイコフスキーへのトリビュート作品ともいえるアレンスキーの「弦楽四重奏曲第2番」、ボロディンのよく知られた「弦楽四重奏曲第2番」第3楽章“夜想曲”や、チャイコフスキーの民謡風のメロディを持つ「アンダンテ・カンタービレ」、ラフマニノフのお馴染みの美しい「ヴォカリーズ」の5曲です。
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Concertino da Camera
サクソフォンのための室内協奏曲集
(ヴィラ=ロボス、イベール、カプレ、グラズノフ) [ペドロ・パブロ・カマラ・トルドス(サクソフォン)/イ・ムジチ・ディ・バシレア(アンサンブル)]Saxophone Recital: Toldos, Pedro Pablo Cámara - VILLA-LOBOS, H. / IBERT, J. / CAPLET, A. / GLAZUNOV, A. (Concertino da Camera)
発売日:2020年02月07日 NMLアルバム番号:IBS-62016
CD価格:2,250円(税込)
19世紀前半に考案された楽器サクソフォン。このアルバムでは20世紀前半に作曲された4つの作品を取り上げ、当時における楽器の先進性を探ります。 どれも楽器のためのオリジナル作品であり、名手マルセル・ミュールに献呈されたヴィラ=ロボスの「ファンタジア」では、ミュールが導入したばかりのヴィヴラート奏法が取り入れられているなど、作曲家たちはサクソフォンの可能性を追求しながら、新しい音楽を創り上げていったことがわかります。 グラズノフとイベールの作品はどちらもドイツ生まれのサクソフォン奏者シーグルト・ラッシャーのために作曲されたもの。また、ドビュッシーの親友として知られる作曲家カプレの「伝説」はアマチュア奏者エリス・ホールの委嘱作。神秘的な曲調を持つ魅力的な作品です。どの曲もサクソフォンの音色を存分に活かした美しい響きが楽しめます。
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プティジラール(1950-):
États d'âme - 心情(サクソフォン協奏曲)
Solitaire - 寂しさ
交響詩「マラソン」/交響詩「フレーヌ」 [ミシェル・スペラ(アルトサクソフォン)ベラーシュ・カントール(チェロ)/ローラン・プティジラール(指揮)/ブダペスト・ハンガリー交響楽団]PETITGIRARD, L.: États d'âme / Solitaire / Le Marathon / Flaine (States of Mind) (Supéra, Hungarian Symphony, Petitgirard)
発売日:2019年12月27日 NMLアルバム番号:8.574034
CD価格:1,900円(税込)
抒情的な作風で知られるフランスの現代作曲家ローラン・プティジラールの作品集。冒頭の「Étatsd'âme - 心情」は、彼が長年作曲したいと考えていたサクソフォンのための協奏曲。よくあるように「ソリストに2種類や3種類の楽器を演奏させるのではなく」あくまでもアルト・サクソフォンのみを用い、楽器の音色と表現力を極限まで追求。また第1楽章ではフルートやクラリネットを効果的に使い、合奏協奏曲を思わせる仕上がりも見せています。 パーカッションが効果的に使われた「Solitaire - 寂しさ」は、曲調とタイトルに関連性は持たされておらず、あくまでも「白紙に向かった作曲家の心情」がタイトルになっているとプティジラールは説明しています。 書かれることのなかったオペラから生まれた交響詩「マラソン」はオリンピックを目指す3人の男性の物語。芸術と建築、文化を通して精神的な旅へといざなう交響詩「フレーヌ」も感動的な作品です。
収録作曲家:
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失われたサクソフォン協奏曲集 [オリ=ペッカ・トゥオミサロ(サクソフォン)&ヒズ・オーケストラ]
Lost Saxophone Concertos - CRAGUN, J.B. / GUNAROPULOS, Y. / LINDORFF-LARSEN, E. / PALS, L. van der / TATE, P. (Olli-Pekka Tuomisalo and his Orchestra)
発売日:2018年09月28日 NMLアルバム番号:8.579038
CD価格:1,900円(税込)
1840年代にアドルフ・サックスによって考案された「サクソフォン」。現代ではクラシックからポップス、ロック、ジャズに至るまで多彩な場面で使われる人気楽器です。この楽器のために多くの作曲家が協奏曲を書いており、その数は恐らく2000作を超えるとされますが、残念ながら標準的なレパートリーになっているのは、その中のほんの一握りにすぎません。このアルバムは歴史の中に埋もれてしまった5つの協奏曲を発掘、聴き手にその存在意義を問うものです。 クレイガンはアメリカの作曲家で、サクソフォン教師としても活躍、奏法のメソッドも残しています。この協奏曲は残念ながらピアノ伴奏の楽譜のみが残っており、オーケストラ伴奏では演奏されたことはなかったようです。グナロプロスはロシア生まれ、フィンランドの作曲家。フィンランドのサックス奏者ラユラのために書かれた協奏曲を、今回トゥオミサロが探し出したことで、録音が実現しました。リンドルフ=ラーセンの作品は現代でも学生試験で演奏されることがありますが実際のコンサートでは短すぎるため、演奏機会を逸しています。パルスの作品も短すぎて演奏会には不向きですが、珠玉の美しさを持っています。イギリスの女性作曲家テイトの作品は、BBC放送の委嘱で書かれたもの。彼女は自己批判が強く、初期作品のほとんどを破棄してしまいましたが、この協奏曲はかろうじて残った1曲です。
収録作曲家:
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キャンフィールド(1950-):
〈様々な作品を元にした協奏曲集〉
グリエールによるサクソフォン協奏曲
チャイコフスキーによるサクソフォン協奏曲
ガーシュウィンによる狂詩曲 [アラケリアン/パトリック/シンフォニア・ヴァルソヴィア/ボブソン]CANFIELD, D.D.: 3 After Concertos (Arakelyan, R. Patrick, Sinfonia Varsovia, I. Hobson)
発売日:2016年07月27日 NMLアルバム番号:TOCC0346
CD価格:1,950円(税込)
作曲家だけでなく、音楽評論家、作家、神学者、編集者、出版、レコーディング・ディレクターなど、幅広い肩書きを持つキャンフィールド(1950-)。このアルバムでは、2007年の完成後、すでに世界で100公演も行われたという人気曲「グリエールによるサクソフォン協奏曲」をはじめとした3つの作品を聴くことができます。 どれも、特定の原曲があるわけではありませんが、作曲家の個性を良く捉えられており「オリジナル?」と思えるほどに、各々グリエール風、チャイコフスキー風、ガーシュウィン風に仕上がっている上、どの作品も独奏楽器が大活躍、オーケストラとの掛け合いに耳を奪われます。
収録作曲家:
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ドラゴン・ライム ― 龍の韻 [コフマン/ミラー/ハート・スクール・ウィンド・アンサンブル/アドシット]
CHEN, Yi: Dragon Rhyme / HIGDON, J.: Soprano Saxophone Concerto / WEILL, K.: Violin Concerto (Koffman, Miller, Hartt School Wind Ensemble, Adsit)
■協奏曲 ■吹奏楽
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:8.572889
CD-R価格:1,900円(税込)
吹奏楽のための3つの近代作品集です。演奏しているのはハート・スクール・ウィンド・アンサンブルで、前作(8.572109)でも見事な腕前を披露してくれていました。今回は2つの協奏曲と、中国風の音満載の新作です。 ヒグドンのサックス協奏曲は、ソプラノ・サクソフォンの魅力を存分に引き出した作品で、すでに様々な団体がこの作品の演奏を行っている人気曲です。ヴァイルのヴァイオリン協奏曲は、1924年に書かれた作品で、彼がまだ劇音楽の創作に手を染める以前の、ストラヴィンスキーやシェーンベルクからの影響が強いシリアスな作風を持っています。もともと管楽器とヴァイオリンのために書かれていて、その独特な響きがとても魅力的です。 イ・チェンの「ドラゴン・ライム」はハート・ウィンド・アンサンブルが世界初演を行った作品で、2つの部分からなる抒情的、かつ精力的な作品です。楽譜の指定通り神秘的に始まりますが、第2部はまさに京劇そのものの音が炸裂。
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アーノルド(1921-2006):
チェロ協奏曲
弦楽のための交響曲/幻想曲他 [ウォルフィッシュ/ターナー/ノーザン室内管/マンチェスター・シンフォニア/ウォード/ハワース]ARNOLD, M.: Cello Concerto / Symphony for Strings / Fantasy (Wallfisch, Turner, Northern Chamber Orchestra, Manchester Sinfonia, Ward, Howarth)
■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲
発売日:2011年11月16日 NMLアルバム番号:8.572640
CD価格:1,900円(税込)
映画音楽でも有名なマルコム・アーノルドは、もともとはトランペット奏者で、名門ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席を務めたこともあるほどの腕前でした。作曲家としても多くの作品を書き、変化に富んだ作風で聴き手を楽しませています。ここに収録された曲は、彼の活動の初期から後期までの長い時間に渡って書かれたものを選りすぐっており、彼が生涯を通じて、どんな音楽を書きたかったのかが理解できるかと思います。迫力たっぷりの音に聴き惚れていると、直後に軽くいなされるような、変幻自在の表情が魅力的なアーノルドの作品は、イギリス音楽好きだけでなく、もっと広く愛されるに値する名曲ぞろいです。
収録作曲家:
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安部 幸明(1911-2006):
交響曲 第1番
嬉遊曲/シンフォニエッタ [ロシア・フィル/ヤブロンスキー]ABE: Symphony No. 1 / Divertimento / Sinfonietta
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2007年03月01日 NMLアルバム番号:8.557987
CD価格:1,900円(税込)
簡潔、平明、快速…耳を楽しませる音を紡ぐ名人の技を見よ!もし「交響曲第1番」の第3楽章をCD店で偶然に耳にしたら、貴方は店員に曲名を尋ねずにはいられなくなることでしょう。この痛快極まりない、スピード感あふれる大傑作は安部幸明氏の筆によるもの。西欧の和声法を自在に操りながらも日本的感性を失わない本格的シンフォニーです。「嬉遊曲」はアルトサキソフォーンのモダンな響きを利用し、簡潔にして平明、耳に心地良い音楽です。「シンフォニエッタ」は実質的には交響曲とも言えるもので、作曲者好みのD音を主音に、エネルギー爆発、とにかく踊りまくる快作に仕上がっています。当盤は作曲者の驚くべき技を全ての音楽愛好家に改めて知らしめることになるでしょう。
収録作曲家: