アグアド(ディオニシオ) Aguado, Dionisio
生没年 | 1784-1849 | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「ア」 | NML作曲家番号 | 26366 |
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ソル、アグアド、タルレガ:
19世紀ギター名曲集 [クラフト]19TH CENTURY GUITAR FAVOURITES
■器楽曲(ギター)
発売日:1994年06月01日
NMLアルバム番号:8.553007
1)
CD価格:1,600円(税込)
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ファンダンゴ!
独奏ギターと弦楽四重奏のための音楽
(アグアド、ソル、コスト、ジュリアーニ、レゴンディ、ボッケリーニ) [ヨハン・レーフヴィンク(ギター)/コンソーネ弦楽四重奏団/荒巻奈々子(カスタネット)]発売日:2020年05月22日
CD価格:2,100円(税込)
スウェーデン出身のギタリスト、レーフヴィンクのResonusレーベルからの初のソロ・アルバム。レーフヴィンクはロンドン国際ギター・コンクールの覇者で、英国王立音楽大学やザルツブルク・モーツァルテウムで学んだヴィルトゥオーゾです。このアルバムで彼は18世紀から19世紀における、ギター音楽の様々な側面がわかる作曲家の作品を採り上げています。 マドリッド出身のアグアドは、ソルとギター・デュオを結成したことでも知られており、「ギター入門」を1825年に出版しました。フランス出身のコストもパリでソルから指導を受けた作曲家。ジュリアーニは19世紀のナポリで“ギターのベートーヴェン”と呼ばれた名手で、ヨーロッパ中で演奏活動を行いました。スイス出身のレゴンディの作品はショパンやメンデルスゾーンなどロマン派の影響を受けた美しい旋律が特徴です。そして、ボッケリーニの五重奏曲では、BBCRadio3のニュー・ジェネレーション・アーティスト2019⁻21に選出されたロンドンの期待のコンソーネ弦楽四重奏団と、日本人のプロのフラメンコ・ダンサー荒巻奈々子(カスタネット)を迎えての演奏です。
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期待の新進演奏家シリーズ
エマヌエレ・ブオーノ
2013年 ミケーレ・ピッタールガ・
ギターコンクール優勝記念 [ブオーノ]Guitar Recital: Buono, Emanuele - MILANO, F. da / AGUADO, D. / RODRIGO, J. / CASTELNUOVO-TEDESCO, M. / JOSÉ, A.
発売日:2014年09月24日
NMLアルバム番号:8.573362
1)
CD価格:1,600円(税込)
1987年トリノ生まれの若手ギタリスト、エマヌエレ・ブオーノのリサイタル・アルバムです。幼い頃からギターを学び、18歳の時にはジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で優秀賞を獲得しています。ミラノ音楽院に進学し、2008年のアレッサンドリア国際ギターコンクールではヤングアーティスト賞(翌年、あのパク・キュヒも同賞を受賞)に輝き、その後も数多くのコンクールで優勝していますが、やはりこのミケーレ・ピッタールガ・ギターコンクールでの優勝は、彼のキャリアに大きな転機を齎すことは間違いありません。 この受賞記念のアルバムは、彼の得意なレパートリーがふんだんに用意されていて、イタリア・ルネサンスの典雅な作品から20世紀のモダンな作品まで、その多彩な表現をたっぷり味わうことができるもの。ジャケ写の落ち着いた雰囲気そのままの「大人の演奏」をする逸材です。
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芸術と音楽
ゴヤ ― その時代の音楽Art & Music: Goya - Music of His Time
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2004年12月01日
NMLアルバム番号:8.558178
CD
通常価格:1,000円→ 特価!:390円(税込)ゴヤが生きた時代の音楽挑むような目をこちらに向ける神秘的な女性マハ。白い服を身に着けゆったりと寝そべっています。 この絵を描いたのが、スペイン、マドリード生まれの画家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)です。彼は14歳から絵の修業を始めますが、若い頃は注目されることもなく、20代の頃は王立タペストリー工場で下絵描きをするなど下積み生活を送っていたようです。そんなゴヤも、1780年、サン・フェルナンド王立美術アカデミーに入会することで才能を表し始め、1786年、40歳になってようやく国王カルロス3世付きの画家となり、1789年には新王カルロス4世の宮廷画家となることで安定した地位を得たのですが、ほどなく聴力を失うという悲劇に見舞われてしまいます。同じ頃、スペインにはフランス革命の余波が及び、1808年にはナポレオンの兄ジョセフが「ホセ1世」としてスペインを統治、事実上フランスの支配下に置かれることとなったスペインでは独立戦争が勃発。まさに激動の時代へと突入するのです。自らの病気と時代の混乱を乗り越え、次々と名作を描き始めたゴヤ。ついには「近代絵画の創始者」と呼ばれるまでになりました。 さて、「着衣のマハ」ですが、もう1枚同じモティーフによって描かれた作品をご存知の方も多いことでしょう。明るい光の中に美しい裸体を惜しげもなく晒す彼女の名前は永遠に解き明かされることはありません。 そんなゴヤの時代に愛された音楽集です。82年という長い生涯を送ったゴヤですが、前述の通り40代にして聴力を失ってしまいました。しかし音楽もバロックから古典派、ロマン派へと激しく変遷していた時代であり、沸き立つ民衆たちの声や音楽は、ゴヤの精神に深く影響を与えていたのではないでしょうか?
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期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ
アナベル・モンテシノス (ギター)Guitar Recital: Montesinos, Anabel - COSTE, N. / REGONDI, G. / TARREGA, F.
■器楽曲(ギター)
発売日:2003年10月01日
NMLアルバム番号:8.557294
CD価格:1,600円(税込)
スペインの天才少女がギターで紡ぐ悲しみの歌スペイン出身で84年生まれという若さのモンテシノスは、12歳でソロ演奏会を開くという早熟ぶりで、タルレガ国際ギター・コンクールで優勝するなど、その才能を順調に開花させてきました。ナクソスへのリサイタル盤は、冒頭のアグアド作品からして、深い悲しみに包まれた音楽表現が見事。徒に技巧を振りまくのではなく、音楽に奉仕する姿勢が感動を呼びます。特にタルレガの憂愁に満ちた小品に抜群の適性を見せます。リョベートが「ソルの主題」と呼んでいるのは、実際には、かの有名な「フォリア」の旋律で、作曲者は技巧的な変奏曲に仕立てています。
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期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ
ホセ・アントニオ・エスコバール (ギター)Guitar Recital: Jose Antonio Escobar
■器楽曲(ギター)
発売日:2001年10月01日
NMLアルバム番号:8.555719
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CD-R価格:1,600円(税込)
チリ出身の若手はバッハも20世紀音楽もメチャウマいかにもギターが上手そうな顔をしている、73年チリ生まれの若手奏者エスコバールのリサイタルをお届けします。最初のバッハは一般に無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番として知られる、あの名曲です(ここではイ短調に編曲)。アグアド、タルレガ、アルベニスあたりの定番に続いて、20世紀の音楽にご注目を。スイスのマルタンの作品は巨匠セゴビアに拒否され、作曲家は二度とギター音楽を書かなかったという曰く付き。同じカタロニアの作曲家モンポウっぽい癒し系タイトルのアセンシオ作品は、各曲の副題とイメージが少し違う最後の2曲が聴き物。終曲は、弾き終えて「決まった...」と思わずつぶやきたくなるカッコ良さです。