ロンベルク(ベルンハルト・ハインリヒ) Romberg, Bernhard Heinrich
生没年 | 1767-1841 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 28479 |
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2つのチェロのための作品集
A.クラフト、N.クラフト、ロンベルク [アレクサンドル・ルーディン(チェロ・指揮)/エミン・マルティロシアン(チェロ)/ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団]KRAFT, A. and N. / ROMBERG, B.H.: Works for 2 Cellos (Rudin, Martirosian, Musica Viva Moscow Chamber Orchestra)
発売日:2022年07月22日
NMLアルバム番号:8.574386
CD価格:1,600円(税込)
19世紀に入ってチェロが独奏楽器として活躍するようになると、作曲家たちは複数のチェロをソリスティックに組み合わせた作品も書くようになりました。 ロンベルクはチェロ奏者として高く評価され、友人であったベートーヴェンと共に彼のチェロ・ソナタOp.5をウィーンで演奏したことでも知られています。ここに収録された「2つのチェロのためのコンチェルティーノ」は晩年の作品で、成熟した作風がうかがえます。 アントン・クラフトもチェロの名手で、その名技に感銘を受けたハイドンは彼のために協奏曲を作曲しました。その息子ニコラウスも優れたチェリストで、ここに収録されたアントンの「大二重奏曲」は、ニコラウスとともに演奏するために書かれたと考えられています。 アルバムで演奏する1960年生まれのチェリスト、アレクサンドル・ルーディンと1987年生まれのエミン・マルティロシアンはこれまでにも長らく共演を続けており、ここでも絶妙のハーモニーを聴かせます。
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ロンベルク(1767-1841):
チェロ協奏曲 第4番&第6番
ロンド・カプリチョーソ Op.69 [ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ・指揮)/ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ]発売日:2021年08月27日
CD価格:2,475円(税込)
ベートーヴェンと同時代にドイツで活躍したチェリスト、ベルンハルト・ロンベルク。彼は同い年の従兄弟アンドレアスとともにヨーロッパを演奏旅行し、1790年にはボンの選帝侯宮廷オーケストラに参加、ベートーヴェンとも出会ったことでも知られています。彼のチェロの腕前は広く知られており、ライプツィヒでは「現在存命中のチェリストの中で最も完成度の高い作曲技術を持っている」と作曲家としても高く評価されています。 このアルバムに収録されている第4番のチェロ協奏曲は、最も愛されているロンベルクの作品であり、やはり名奏者として知られたフリードリヒ・ドッツァウアーやマックス・ボーラーもこの曲を大切なレパートリーにしていました。また1812年にサンクトペテルブルクで初演された第6番も聴衆たちに熱狂的に迎えられ、地元の批評家も高く評価するなど、多くの人を魅了しました。 今回、これらの曲を演奏するのは名手ラファエル・ウォルフィッシュ。ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを指揮しながらチェロも担当、作品を完全に掌握した見事な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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ロンベルク(1767-1841):
ハープとチェロのためのソナタ集 [ジュジャンナ・アバ=ナジ(ハープ)/ジュジャ・ソルノキ(チェロ)]ROMBERG, B.: Sonatas for Harp and Cello, Op. 5, Nos, 1, 2, 3 (Aba-Nagy, Szolnoki)
発売日:2020年06月26日
NMLアルバム番号:Gramola99216
CD価格:2,250円(税込)
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ロンベルク(1767-1841):
チェロとオーケストラのための協奏曲集 [メルコニャン/ケルン・アカデミー/ヴィレンズ]ROMBERG, B.H.: Cello Concertos Nos. 1 and 5 (Melkonyan, Kölner Akademie, Willens)
発売日:2016年01月27日
NMLアルバム番号:777969-2
1)
CD価格:2,445円(税込)
ドイツのチェリスト、作曲家ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841)の世界初録音となる2曲の「チェロ協奏曲集」です。ロンベルクは優れたチェリストであり、ボンの選帝侯ケルン大司教宮廷オーケストラに在籍していた時には、若きベートーヴェンにも出会っています。ベートーヴェンはロンベルクの才能に敬服していたのですが、ロンベルク自身はベートーヴェンの革新的な音楽書法についていけなかったのか、ベートーヴェンが「あなたのためにチェロ協奏曲を作曲しましょう」と申し出たにもかかわらず、それを拒絶してしまったというイタイ経験を持っていたりします(なんともったいない)。 そんな彼の作品は、やはり時代の流れに乗ることはできず、いつしか消えてしまったのですが、今回、彼の作品をもう一度見直し世に出そうと、チェリストのメルコンヤンとヴィレンズが立ち上がりました。さて、彼の作品はめでたく再評価されるのでしょうか? ぜひ聴いてみてください。
収録作曲家:
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『Continuo, Addio! ~ 通奏低音にさよならを』
~ ヴァイオリンとチェロ
イタリア18世紀の新しい低音パートから古典派二重奏へ [デュオ・タルティーニ(古楽器使用) ダヴィッド・プランティエ(ヴァイオリン) アンナベル・リュイ(チェロ)]Violin and Cello Recital: Duo Tartini - TARTINI, G. / BONPOTI, F.A. / DALL'ABACO, J.-M.-C. / PLATTI, G.B. (Continuo, Addio!)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:MU031D
CD価格:2,475円(税込)
一世を風靡した「通奏低音の時代」が終わる…?!
イタリアを中心に、バロック末期の新たな動きから古典派へ音楽のバロック時代は別名「通奏低音の時代」とも言われ、編成の規模に寄らず、低音楽器と和音楽器の組み合わせによる通奏低音が音楽を特徴づけており、これを伴わないのは一部の無伴奏器楽作品などに限られていました。やがて古典派の時代に移行するにつれ、音楽の嗜好や演奏形態の変化、楽器の性能や奏者の技術の向上に伴い、低音に和音楽器を使わない演奏スタイルが徐々に広まりはじめます。 このアルバムはそんな過渡期に生まれた音楽を、当時のイタリアにおける新しい演奏習慣に従い和音楽器を伴わないヴァイオリンとチェロだけのデュオで演奏、さらに後年の二重奏曲やどちらかの無伴奏作品も盛り込んだアルバム。二つの楽器だけのミニマムな編成による音楽表現を追求する形、あるいは合奏体を象徴する極小表現としてのヴァイオリンと、同様に通奏低音の象徴としてのチェロとの対峙で伝統的な通奏低音を含む音楽を体現してゆく手法など、当時ならではの工夫と思想が込められた音楽表現を楽しむことが出来ます。 ほとんどがイタリアの作曲家のものですが、フランスのラウセー、ドイツのロンベルク(同じ音楽教育を受けてきた従兄弟同士で、それぞれヴァイオリンとチェロの名手だった)の作品も収録。カフェ・ツィマーマンやアンサンブル415、コンチェルト・ヴォカーレなどでも活躍してきたヴァイオリニスト ダヴィド・プランティエが、Agogiqueレーベルからリリースしたタルティーニの作品集に続き、チェリスト アンナベル・リュイと共に送る極小編成音楽の楽しみです。 -
Violon2ello [ハンス=ヘニング&ライナー・ギンツェル]
Cello Duo Recital: Ginzel, Hans-Henning / Ginzel, Reiner - BACH, J.S. / CHOPIN, F. / ROMBERG, B. / MIEG, P. / LEE, S. / ELGAR, E. (Violon2ello)
発売日:2018年03月16日
NMLアルバム番号:SM272
CD価格:2,080円(税込)