カンチェリ(ギヤ) Kancheli, Giya

生没年 1935- ジョージアベルギー
辞書順 NML作曲家番号 27239
  • 商品番号:C5488

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    カンチェリ(1935-2019)
    小さなダネリアーデ
    ボストン・ワルツ
    18の小品より 詳細ページ
    [ハルトムート・シル(ヴァイオリン)/エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ・指揮)/ロベルト・シューマン・フィルハーモニー]

    KANCHELI, G.: Little Daneliade (A) / Valse Boston / 18 Miniatures (excerpts) / Largo and Allegro (Blumina, Schill, Robert Schumann Philharmonie)

    発売日:2023年11月10日 NMLアルバム番号:C5488

    CD価格:2,475円(税込)

    1930年代のソ連圏に生まれた作曲家はシュニトケ、ペルト、カプースチン、シルヴェストロフ、そしてカンチェリと個性豊かで、西側の現代音楽とは異なるサウンドと表現を志向する彼らの作品は、1980年半ば以降、西側でも知られるようになりました。 この時代の作品に熱心に取り組むピアニスト、ブルーミナの新作はグルジア(現ジョージア)に生まれたカンチェリの作品集。「ロマンティシズム抜きの音楽と人生はありえない。ロマンティシズムこそは無知、暴力、悪を乗り越える至高の美の力」と語っていたカンチェリらしい1枚です。ロシアに生まれ、幼少期はバレリーナを目指していたというブルーミナが自ら指揮も兼ね、この作曲家特有のムードをとらえた音楽を奏でています。 カンチェリは映画音楽を数多く手がけました。「小さなダネリアーデ」はゲオルギー・ダネリヤ監督の1986年のSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』から着想を得た作品で、曲中にはオッフェンバックの「ホフマンの舟歌」も引用されています。「ボストン・ワルツ」は22分余りも続く緩やかな音楽。メランコリックで途切れがちな音楽と断片的で不安定な楽想はとても踊り向きとは思えない、不思議な作品です。 映画や劇作品用の音楽を素材とする「18の小品」から選ばれた9曲は、どの曲も2~3分と短く、カンタービレ、ドルチェ、ドルチッシモといった記号から想像される通りの静かで甘美なひと時が流れてゆきます。「ラルゴとアレグロ」は緩と急、静謐と騒乱が対照をなす、初期カンチェリらしい作品。

    収録作曲家:

  • 商品番号:ACD-293

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    A.チャイコフスキ(1935-1982)
    カンチェリ(1935-2019)

    作品集 詳細ページ
    [イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)/マグダレーナ・シャボフスカ(ソプラノ)/ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団男声セクション/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アンドレイ・ボレイコ(指揮)]

    TCHAIKOWSKY, A.: Violin Concerto, "Classico" / KANCHELI, G.: Libera me (Gringolts, Warsaw Philharmonic Choir and Orchestra, Boreyko)

    発売日:2022年08月26日 NMLアルバム番号:CDAccordACD293

    CD価格:3,675円(税込、送料無料)

    アンジェイ・チャイコフスキ(ロシア風にはアンドレ・チャイコフスキー)は本名をロベルト・アンジェイ・クラウトハメルといい、ユダヤの家系に生まれました。第二次世界大戦中に身分を隠すために潜伏、この時に使った偽名「チャイコフスキ」をそのまま芸名としました。 1955年に開催された第5回ショパン国際コンクールにおいて8位入賞後、ブリュッセルに留学、翌年のエリザベート王妃国際音楽コンクールではラザール・ベルマンやタマーシュ・ヴァーシャリらの上を行く3位入賞を果たし、ピアニストとして活躍をはじめました。作曲家としても数多くの作品を遺し、本人はピアニストとしてよりも作曲家として評価されることを望んでいたようです。 このヴァイオリンのための協奏曲「古典」は、大編成のオーケストラを用いているにもかかわらず、室内楽的な性格を持った作品。イリヤ・グリンゴルツが弾くヴァイオリンとオーケストラは絶妙のバランスをとり、バロックの合奏協奏曲のような楽器間のやりとりを繰り広げます。 ギヤ・カンチェリはグルジア生まれの作曲家。この「リベラ・メ」はレクイエム風と副題を持つ声楽曲で、通常のレクイエムのようなラテン語を用いるのではなく、グルジアの偉大な2人の詩人ヴァジャ・プシャヴェラとガラクティオン・タビッツェの言葉を引用した自由なテキストとして用いています。 演奏はアンドレイ・ボレイコが指揮するワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団。ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。

  • 商品番号:STNS-30173

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    カンチェリ(1935-2019)
    シンプル・ミュージック
    ~ ピアノとアコーディオンによる 詳細ページ
    [ジェニー・リン、ガイ・クルセヴェク]

    KANCHELI, G.: 33 Miniatures (arr. G. Klucevsek for piano and accordion) (Simple Music) (Jenny Lin, G. Klucevsek)

    発売日:2021年05月14日 NMLアルバム番号:Steinway30173

    CD価格:2,475円(税込)

    パンデミックが生んだ新しいインプロヴィゼーション・アルバムカンチェリが2009年に、自らが1965年から2002年に書いた映画音楽と舞台音楽より印象的なフレーズを抜き出し、1分弱からせいぜい3分ほどの小品に仕上げたものを33曲まとめた「ピアノのための33の小品」あるいは「シンプル・ミュージック」。タイトル通り譜面上はピアノのために書かれていますが、作曲者自身により、「これらのスケッチはダイナミクスを始めとした様々な指示から解き放たれていくだろう。特に即興を得意とする奏者たちによって。ただしそれは義務ではない。どのように演奏してもよい。」といった趣旨の序文が添えられています。 フィリップ・グラスを始めとした現代音楽のスペシャリスト、ジェニー・リンは、このカンチェリの序文に触発され、インプロヴィゼーションで高い評価を得ているアコーディオンの大御所、ガイ・クルセヴェクと共に、この小品集をライヴで演奏するというアイディアを膨らませていました。ところが2020年、世界は新型コロナ・ウイルスによるパンデミックに見舞われ、この構想も頓挫します。そこで二人はリモートによる録音を行い、アルバムとして完成させることとなりました。本来ライヴで生まれてくる即興を、録音で組み上げていくという発想の転換でした。 ここでの即興は作品の輪郭を変える性質ではなく、むしろこれらの美しさを再認識させてくれるもの。今の時代が生んだ、今だからこそ聴く者の心に沁みる、たいへん美しい一枚です。

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  • 商品番号:GRAM99235

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    Poetry of Silence
    カンチェリ(1935-2019)
    ピアノのための33の小品
    12の小品 詳細ページ
    [ケテヴァン・セパシュヴィリ(ピアノ)/テモ・ハルシラーゼ(フルート)/マディナ・カルベリ(ソプラノ)]

    KANCHELI, G.: 12 and 33 Miniatures (Poetry of Silence) (Sepashvili, Karbeli, Kharshiladze)

    発売日:2020年12月18日 NMLアルバム番号:Gramola99235

    CD価格:2,475円(税込)

    ジョージア(グルジア)出身の作曲家ギヤ・カンチェリ。地質学を学んだ後、トビリシ音楽院で作曲を学び作曲家として活動、1971年から20年間、トビリシのルスタヴェリ劇場の音楽監督を務め、舞台作品、映画音楽などを数多く手掛けたことで知られますが、このアルバムには彼が得意とした映画と舞台の作品に基づいた短編集となっており、その幅広い創造性がうかがえます。 このアルバムではジョージア出身のピアニスト、セバシュヴィリを中心に、彼女と同郷のフルート奏者ハルシラーゼ、ソプラノのカルベリが参加。親密な演奏で、一つ一つの小さな曲に命を吹き込んでいます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:GP678

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    ウストヴォリスカヤ(1919-2006)
    シルヴェストロフ(1935-)
    カンチェリ(1935-)
    ピアノと管弦楽のための作品集 詳細ページ
    [ブルーミナ/シュトゥットガルト室内管/T. ザンデルリンク]

    USTVOLSKAYA, G.I. / SILVESTROV, V. / KANCHELI, G.: Piano and Orchestra Works (E. Blumina, Stuttgart Chamber Orchestra, T. Sanderling)

    発売日:2016年10月21日 NMLアルバム番号:GP678

    CD価格:1,950円(税込)

    ロシア周辺の3人の現代作曲家が書いたピアノと管弦楽のための作品集。どの曲も親しみやすく耳に優しいものばかりです。ショスタコーヴィチに師事し、強い影響を受けたペトログラード生まれの女性作曲家、ウストヴォリスカヤ。その作品は常にショスタコーヴィチと比較されるも、独自の神秘的な作風は一部の愛好家に強く愛されています。この《協奏曲》は幾分調性感に支えられながらも、その音列は不可思議な肌触りを持っており、決して溶け合うことのないティンパニの響きが独特な味わいを加えています。 シルヴェストロフの《ポストリュード》は想像通りの穏やかな作品。ロマン派の残滓が色濃く感じられる静謐な響きに彩られています。カンチェリの《SIO=そよ風》は、彼の故郷であるグルジア民謡が効果的に用いられた印象的な音楽です。こちらはドレスデン・シュターツカペレ創立450周年の委嘱作品で、懐かしいメロディを伴いながら吹いて来る風がダイレクトにイメージできる曲です。最後のシルヴェストロフの「賛歌」は冒頭の3秒を聴いただけでなぜか涙が溢れてくるほどの懐かしさを伴う“心にしみる曲”です。

  • 商品番号:900136

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    マリス・ヤンソンス ベートーヴェン交響曲全集
    ベートーヴェン:交響曲 第6番
    カンチェリ(1935-)「Dixi」 詳細ページ
    [バイエルン放送合唱団&交響楽団/ヤンソンス]

    BEETHOVEN, L. van: Symphony No. 6 / KANCHELI, G.: Dixi (Bavarian Radio Chorus and Symphony, Jansons)

    発売日:2015年10月28日 NMLアルバム番号:900136

    CD価格:2,325円(税込)

    ギア・カンチェリがベートーヴェンのオマージュ作品として書き上げたのは、「第9」をさらに発展させたオーケストラと合唱、独唱のための作品でした。とは言え、使われている歌詞はシラーのような長いものではなく、20分ほどの曲の中にほぼ50の短いラテン語のフレーズが並べられているというもの。各々の言葉がまるで突き刺さるかのように激しい口調で歌われていきます。本来は第9の後に添えられるのがふさわしいのでしょうが、ここでは敢えて、牧歌的な第6番とともに。

  • 商品番号:IBS132024

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    ミニマリスト
    グラス、グレツキ、ホルト、
    カンチェリ、ペルト、キラール:

    ピアノと管弦楽のための作品集 詳細ページ
    [シモン・ネーリング(ピアノ)、ミハウ・クラウザ(指揮)、ポーランド放送管弦楽団]

    Piano Recital: Nehring, Szymon - GLASS, P. / GÓRECKI, H.M. / HOLT, S. ten / KANCHELI, G. / PÄRT, A. / KILAR, W. (Minimalist)

    発売日:2024年11月15日 NMLアルバム番号:IBS-132024

    CD価格:2,475円(税込)

    1960年代後半、当時音楽評論家として活動していたマイケル・ナイマンが、シンプルさを特徴とする新しい音楽美学を「ミニマリズム」と呼びました。ラ・モンテ・ヤングやスティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスといった作曲家の「反復構造を持つ音楽」やシメオン・テン・ホルトやアルヴォ・ペルトの一部の音楽のような「催眠効果」をもたらす音楽もミニマルと表現されることもあります。雨の単調な音に耳を澄まし、曇った日の鈍い灰色を愛し、ある種の世界の停止を楽しむことができるような音楽。このアルバムはそんなミニマル・ミュージックを集めた1枚。 ポーランド出身のピアニスト、シモン・ネーリンクは、2017年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールでポーランド人として初めて優勝し、19歳でショパン国際ピアノコンクールのファイナリストにもなりました。彼は多くの著名なオーケストラや指揮者と共演し、故クシシュトフ・ペンデレツキとの共演や録音も行っています。

  • 商品番号:900119

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    ベートーヴェン(1770-1827)
    交響曲全集+現代の作曲家たち[6枚組BOX] 詳細ページ
    [マリス・ヤンソンス指揮]

    BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 1-9 / Reflections (Bavarian Radio Symphony, Jansons)

    ■交響曲/管弦楽曲

    発売日:2013年09月25日 NMLアルバム番号:900119

    6CD価格:7,275円(税込、送料無料)

    2012年日本ツアーの感動再び!!
    ヤンソンス&バイエルン放送響における「現在最高の」ベートーヴェン・ツィクルス登場!
    それは、単なるベートーヴェンの交響曲全集ではなく、また、単なる「来日公演」のライヴ集ではありません。昨年のマリス・ヤンソンス来日公演、ベートーヴェン・ツィクルスinサントリー・ホールは様々な反響を呼びました。それは現代における「ベートーヴェン演奏」の可能性を探るものであり、透明感のある響きと近代的なテンポ設定など、従来の解釈を大切にしながらも、独自の見解を上乗せした素晴らしいものでした。 しかし、ヤンソンスはこの演奏をそのままパッケージするのではなく、もっと高みを目指すために、一部の曲をミュンヘン・コンサートのものと差し替え、その上、現代作曲家の「ベートーヴェンの交響曲から生み出された」作品(これはヤンソンスが各々の作曲家たちに委嘱したもの)を組み合わせるという、極めて実験的な試みを施すことで、数多のツィクルスとは完全に差別化を図った1セットを創り上げたのです。これは、このセットでしか味わうことはできません。