カンチェリ(ギヤ) Kancheli, Giya
| 生没年 | 1935- | 国 | ジョージア、ベルギー |
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| 辞書順 | 「カ」 | NML作曲家番号 | 27239 |
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カンチェリ(1935-2019):
エクス・コントラリオ
ミデルハイム
ツティソペリ [レーラ・アウエルバッハ、リトアニア室内管弦楽団、趙静、パヴェル・ヴェルニコフ 他]発売日:2026年04月24日
NMLアルバム番号:8.574453CD価格:2,100円(税込)
ギヤ・カンチェリは、静謐な旋律と衝撃的な大音量の対比、そしてジョージアの伝統に根ざした独自の語法で知られる作曲家です。ソ連時代に見られた重厚な作風は、晩年になるにつれて極限まで削ぎ落とされ、より抑制的で内省的な表現へと変化しました。 このアルバムには、その晩年の作風を象徴する3曲が収められています。サンプラーや環境音を取り入れた異色の編成で描かれる「Ex contrario エクス・コントラリオ」、三重奏と合奏がまるで一つの楽器のように融合する「Middelheim ミデルハイム」、そして2019年に完成した、事実上の絶筆となった「Tsutisopeli ツティソペリ」(「この世のはかなさ」の意)。いずれも深い祈りにも似た精神性が宿っています。 レーラ・アウエルバッハは1973年チェリャビンスク生まれ。音楽一家に育ち幼少期から作曲を始め、その後マンハッタン音楽学校、ジュリアード音楽院、ハノーファー音楽演劇大学で研鑽を積みました。現在は作曲家として主要オーケストラやアンサンブルから委嘱を受ける一方、ピアニスト、指揮者としても国際的に活躍しています。協奏曲、室内楽、声楽曲など幅広い作品を通じ、独自の音楽語法による創作を続けています。
収録作曲家:
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カンチェリ(1935-2019):
小さなダネリアーデ
ボストン・ワルツ
18の小品より [ハルトムート・シル(ヴァイオリン)/エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ・指揮)/ロベルト・シューマン・フィルハーモニー]KANCHELI, G.: Little Daneliade (A) / Valse Boston / 18 Miniatures (excerpts) / Largo and Allegro (Blumina, Schill, Robert Schumann Philharmonie)
発売日:2023年11月10日
NMLアルバム番号:C5488CD価格:2,475円(税込)
1930年代のソ連圏に生まれた作曲家はシュニトケ、ペルト、カプースチン、シルヴェストロフ、そしてカンチェリと個性豊かで、西側の現代音楽とは異なるサウンドと表現を志向する彼らの作品は、1980年半ば以降、西側でも知られるようになりました。 この時代の作品に熱心に取り組むピアニスト、ブルーミナの新作はグルジア(現ジョージア)に生まれたカンチェリの作品集。「ロマンティシズム抜きの音楽と人生はありえない。ロマンティシズムこそは無知、暴力、悪を乗り越える至高の美の力」と語っていたカンチェリらしい1枚です。ロシアに生まれ、幼少期はバレリーナを目指していたというブルーミナが自ら指揮も兼ね、この作曲家特有のムードをとらえた音楽を奏でています。 カンチェリは映画音楽を数多く手がけました。「小さなダネリアーデ」はゲオルギー・ダネリヤ監督の1986年のSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』から着想を得た作品で、曲中にはオッフェンバックの「ホフマンの舟歌」も引用されています。「ボストン・ワルツ」は22分余りも続く緩やかな音楽。メランコリックで途切れがちな音楽と断片的で不安定な楽想はとても踊り向きとは思えない、不思議な作品です。 映画や劇作品用の音楽を素材とする「18の小品」から選ばれた9曲は、どの曲も2~3分と短く、カンタービレ、ドルチェ、ドルチッシモといった記号から想像される通りの静かで甘美なひと時が流れてゆきます。「ラルゴとアレグロ」は緩と急、静謐と騒乱が対照をなす、初期カンチェリらしい作品。
収録作曲家:
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A.チャイコフスキ(1935-1982)/
カンチェリ(1935-2019):
作品集 [イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)/マグダレーナ・シャボフスカ(ソプラノ)/ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団男声セクション/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団/アンドレイ・ボレイコ(指揮)]TCHAIKOWSKY, A.: Violin Concerto, "Classico" / KANCHELI, G.: Libera me (Gringolts, Warsaw Philharmonic Choir and Orchestra, Boreyko)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:CDAccordACD293CD価格:3,675円(税込、送料無料)
アンジェイ・チャイコフスキ(ロシア風にはアンドレ・チャイコフスキー)は本名をロベルト・アンジェイ・クラウトハメルといい、ユダヤの家系に生まれました。第二次世界大戦中に身分を隠すために潜伏、この時に使った偽名「チャイコフスキ」をそのまま芸名としました。 1955年に開催された第5回ショパン国際コンクールにおいて8位入賞後、ブリュッセルに留学、翌年のエリザベート王妃国際音楽コンクールではラザール・ベルマンやタマーシュ・ヴァーシャリらの上を行く3位入賞を果たし、ピアニストとして活躍をはじめました。作曲家としても数多くの作品を遺し、本人はピアニストとしてよりも作曲家として評価されることを望んでいたようです。 このヴァイオリンのための協奏曲「古典」は、大編成のオーケストラを用いているにもかかわらず、室内楽的な性格を持った作品。イリヤ・グリンゴルツが弾くヴァイオリンとオーケストラは絶妙のバランスをとり、バロックの合奏協奏曲のような楽器間のやりとりを繰り広げます。 ギヤ・カンチェリはグルジア生まれの作曲家。この「リベラ・メ」はレクイエム風と副題を持つ声楽曲で、通常のレクイエムのようなラテン語を用いるのではなく、グルジアの偉大な2人の詩人ヴァジャ・プシャヴェラとガラクティオン・タビッツェの言葉を引用した自由なテキストとして用いています。 演奏はアンドレイ・ボレイコが指揮するワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団。ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。
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Poetry of Silence
カンチェリ(1935-2019):
ピアノのための33の小品
12の小品 [ケテヴァン・セパシュヴィリ(ピアノ)/テモ・ハルシラーゼ(フルート)/マディナ・カルベリ(ソプラノ)]KANCHELI, G.: 12 and 33 Miniatures (Poetry of Silence) (Sepashvili, Karbeli, Kharshiladze)
発売日:2020年12月18日
NMLアルバム番号:Gramola99235CD価格:2,475円(税込)
ジョージア(グルジア)出身の作曲家ギヤ・カンチェリ。地質学を学んだ後、トビリシ音楽院で作曲を学び作曲家として活動、1971年から20年間、トビリシのルスタヴェリ劇場の音楽監督を務め、舞台作品、映画音楽などを数多く手掛けたことで知られますが、このアルバムには彼が得意とした映画と舞台の作品に基づいた短編集となっており、その幅広い創造性がうかがえます。 このアルバムではジョージア出身のピアニスト、セバシュヴィリを中心に、彼女と同郷のフルート奏者ハルシラーゼ、ソプラノのカルベリが参加。親密な演奏で、一つ一つの小さな曲に命を吹き込んでいます。
収録作曲家:
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ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
シルヴェストロフ(1935-):
カンチェリ(1935-):
ピアノと管弦楽のための作品集 [ブルーミナ/シュトゥットガルト室内管/T. ザンデルリンク]USTVOLSKAYA, G.I. / SILVESTROV, V. / KANCHELI, G.: Piano and Orchestra Works (E. Blumina, Stuttgart Chamber Orchestra, T. Sanderling)
発売日:2016年10月21日
NMLアルバム番号:GP678CD価格:1,950円(税込)
ロシア周辺の3人の現代作曲家が書いたピアノと管弦楽のための作品集。どの曲も親しみやすく耳に優しいものばかりです。ショスタコーヴィチに師事し、強い影響を受けたペトログラード生まれの女性作曲家、ウストヴォリスカヤ。その作品は常にショスタコーヴィチと比較されるも、独自の神秘的な作風は一部の愛好家に強く愛されています。この《協奏曲》は幾分調性感に支えられながらも、その音列は不可思議な肌触りを持っており、決して溶け合うことのないティンパニの響きが独特な味わいを加えています。 シルヴェストロフの《ポストリュード》は想像通りの穏やかな作品。ロマン派の残滓が色濃く感じられる静謐な響きに彩られています。カンチェリの《SIO=そよ風》は、彼の故郷であるグルジア民謡が効果的に用いられた印象的な音楽です。こちらはドレスデン・シュターツカペレ創立450周年の委嘱作品で、懐かしいメロディを伴いながら吹いて来る風がダイレクトにイメージできる曲です。最後のシルヴェストロフの「賛歌」は冒頭の3秒を聴いただけでなぜか涙が溢れてくるほどの懐かしさを伴う“心にしみる曲”です。
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マリス・ヤンソンス ベートーヴェン交響曲全集
ベートーヴェン:交響曲 第6番
カンチェリ(1935-):「Dixi」 [バイエルン放送合唱団&交響楽団/ヤンソンス]BEETHOVEN, L. van: Symphony No. 6 / KANCHELI, G.: Dixi (Bavarian Radio Chorus and Symphony, Jansons)
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:900136CD価格:2,625円(税込)
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ミニマリスト
グラス、グレツキ、ホルト、
カンチェリ、ペルト、キラール:
ピアノと管弦楽のための作品集 [シモン・ネーリング(ピアノ)、ミハウ・クラウザ(指揮)、ポーランド放送管弦楽団]Piano Recital: Nehring, Szymon - GLASS, P. / GÓRECKI, H.M. / HOLT, S. ten / KANCHELI, G. / PÄRT, A. / KILAR, W. (Minimalist)
発売日:2024年11月15日
NMLアルバム番号:IBS-132024CD価格:2,475円(税込)
1960年代後半、当時音楽評論家として活動していたマイケル・ナイマンが、シンプルさを特徴とする新しい音楽美学を「ミニマリズム」と呼びました。ラ・モンテ・ヤングやスティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスといった作曲家の「反復構造を持つ音楽」やシメオン・テン・ホルトやアルヴォ・ペルトの一部の音楽のような「催眠効果」をもたらす音楽もミニマルと表現されることもあります。雨の単調な音に耳を澄まし、曇った日の鈍い灰色を愛し、ある種の世界の停止を楽しむことができるような音楽。このアルバムはそんなミニマル・ミュージックを集めた1枚。 ポーランド出身のピアニスト、シモン・ネーリンクは、2017年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクールでポーランド人として初めて優勝し、19歳でショパン国際ピアノコンクールのファイナリストにもなりました。彼は多くの著名なオーケストラや指揮者と共演し、故クシシュトフ・ペンデレツキとの共演や録音も行っています。
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ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲全集+現代の作曲家たち[6枚組BOX] [マリス・ヤンソンス指揮]BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 1-9 / Reflections (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年09月25日
NMLアルバム番号:9001196CD価格:7,950円(税込、送料無料)
2012年日本ツアーの感動再び!!
ヤンソンス&バイエルン放送響における「現在最高の」ベートーヴェン・ツィクルス登場!それは、単なるベートーヴェンの交響曲全集ではなく、また、単なる「来日公演」のライヴ集ではありません。昨年のマリス・ヤンソンス来日公演、ベートーヴェン・ツィクルスinサントリー・ホールは様々な反響を呼びました。それは現代における「ベートーヴェン演奏」の可能性を探るものであり、透明感のある響きと近代的なテンポ設定など、従来の解釈を大切にしながらも、独自の見解を上乗せした素晴らしいものでした。 しかし、ヤンソンスはこの演奏をそのままパッケージするのではなく、もっと高みを目指すために、一部の曲をミュンヘン・コンサートのものと差し替え、その上、現代作曲家の「ベートーヴェンの交響曲から生み出された」作品(これはヤンソンスが各々の作曲家たちに委嘱したもの)を組み合わせるという、極めて実験的な試みを施すことで、数多のツィクルスとは完全に差別化を図った1セットを創り上げたのです。これは、このセットでしか味わうことはできません。
