望月 京(もちづき みさと) Mochizuki, Misato
生没年 | 1969- | 国 | 日本 |
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辞書順 | 「モ」 | NML作曲家番号 | 93590 |
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モーツァルトの空想ニッポン紀行
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ四重奏曲 第1番・第2番
藤倉大(1977-):縫い
望月京(1969-):水琴窟 [ジョルジュ・サンド・トリオ、ヴィオレーヌ・デスペルー、みやざきみえこ]MOZART, W.A.: Piano Quartets Nos. 1 and 2 / MOCHIZUKI, Misato: Suikinkutsu (Le Voyage imaginaire de Mozart au Japon) (George Sand Trio, Despeyroux)
発売日:2024年10月18日
NMLアルバム番号:ENP019
CD+BOOK日本語解説付き価格:2,775円(税込)
もしもモーツァルトが日本を訪れていたら??
創作物語とモーツァルトのピアノ四重奏曲、藤倉大と望月京の新曲文学のほかに絵画や音楽に深い愛情を注いだ作家、ジョルジュ・サンドの名を冠したピアノ三重奏団。文学と絵画、歴史などを絡めたプログラムを得意とする彼女たちが、ヴィオラを加えてモーツァルトのピアノ四重奏曲2曲を収録したアルバム。さらに、フランスを拠点にボーダーレスな活動を行うみやざきみえこの箏を加え歌劇からの編曲を収録、積極的な表現と推進力のある演奏で楽しませます。 併せて収録された藤倉大と望月京の委嘱作品は2023年10月に武蔵野市民文化会館で世界初演されたもので、いずれも日本の伝統文化に対するオマージュが込められており、ここで彼女たちは音に描かれた世界への深い共感を持った美しい演奏を聴かせています。なおピアノにはフランスのピアノ製作者ステファン・ポレロによる102鍵ピアノOpus 102を使用しています。 このアルバムをさらに特別なものにしているのは130ページにも及ぶオール・カラー・ブックレットで、演奏者や作曲者、編曲者による楽曲や企画の解説のほか、日本文化をこよなく愛する作家であり、1995年から2018年までの長きに渡ってシャネル日本法人のCEOも務めたリシャール・コラスが創作した、モーツァルトの手紙を掲載しています。これは江戸時代も後期に差し掛かる1788年3月から6月までモーツァルトが日本を訪れていたという設定で、コンスタンツェ、ナンネル、ハイドンらに宛て、天明の日本文化の観察とモーツァルトらしい考察が繰り広げられる非常に読み応えのあるもの。 さらには画家バルテュスによるモーツァルトの歌劇のための衣装や舞台のデザイン・スケッチ、その夫人、節子・クロソフスカ・ド・ローラによる衣装デザインなど美しい挿絵も豊富。テキストは全て日本語訳付で、読み物としてずっしりとした内容であるばかりでなく、資料としてもたいへん貴重です。 -
ドナウエッシンゲン音楽祭 2002年 [さまざまな演奏家]
発売日:2019年05月24日
CD 3枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
ドナウエッシンゲン音楽祭(独:Donaueschinger Musiktage)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州の「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」にあるドナウエッシンゲンで開催される音楽祭。1921年に音楽家ハインリヒ・ブアカルトが主宰した音楽祭が発端であり、その時の演目はヒンデミットの弦楽四重奏曲第3番でした。以降、戦争中も滞ることなく開催され、多数の現代作曲家が新作を発表する場として機能しています。 演目作品は原則として世界初演となる「現代音楽」ですが、最近はサブカルチャー要素を取り入れるなど演目が多様化しています。2002年には日本の作曲家、望月京が登場。ユニークな作品を披露しました。
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発売日:2018年06月22日
CD価格:2,240円(税込)
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ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲全集+現代の作曲家たち[6枚組BOX] [マリス・ヤンソンス指揮]BEETHOVEN, L. van: Symphonies Nos. 1-9 / Reflections (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年09月25日
NMLアルバム番号:900119
6CD価格:7,275円(税込、送料無料)
2012年日本ツアーの感動再び!!
ヤンソンス&バイエルン放送響における「現在最高の」ベートーヴェン・ツィクルス登場!それは、単なるベートーヴェンの交響曲全集ではなく、また、単なる「来日公演」のライヴ集ではありません。昨年のマリス・ヤンソンス来日公演、ベートーヴェン・ツィクルスinサントリー・ホールは様々な反響を呼びました。それは現代における「ベートーヴェン演奏」の可能性を探るものであり、透明感のある響きと近代的なテンポ設定など、従来の解釈を大切にしながらも、独自の見解を上乗せした素晴らしいものでした。 しかし、ヤンソンスはこの演奏をそのままパッケージするのではなく、もっと高みを目指すために、一部の曲をミュンヘン・コンサートのものと差し替え、その上、現代作曲家の「ベートーヴェンの交響曲から生み出された」作品(これはヤンソンスが各々の作曲家たちに委嘱したもの)を組み合わせるという、極めて実験的な試みを施すことで、数多のツィクルスとは完全に差別化を図った1セットを創り上げたのです。これは、このセットでしか味わうことはできません。