グァルニエリ(カマルゴ) Guarnieri, Camargo
生没年 | 1907-1993 | 国 | ブラジル |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 26087 |
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グァルニエリ(1907-1993):
〈ピアノ作品集 第2集〉
即興曲集、ヴァルサ集、モメント集 [マックス・バロス(ピアノ)]GUARNIERI, C.: Piano Music, Vol. 2 - Improvisos / Valsas / Momentos (Barros)
発売日:2023年01月27日
NMLアルバム番号:8.573632
CD価格:1,600円(税込)
ブラジルの作曲家グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちにはモーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディと名付けました。カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮し、後にはヴィラ=ロボスに次ぐ世代の作曲家として活躍しましたが、モーツァルトの名前は恐れ多いと感じたのか、Mozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをもらって筆名としました。 リリー・ブーランジェに師事し、ヨーロッパ音楽の最先端に触れた彼ですが、自分の音楽はブラジルに根差したものであるべきと考えていたようです。このアルバムに収められたのは「インプロヴィーゾ(即興)」「モメント(瞬間、少しの間)」「ヴァルサ(ブラジル風ワルツ)」と名付けられた小品で、インプロヴィーゾやモメントは2分前後の曲が多く、ヴァルサは少し長くて3、4分程度。バーで弾かれていても似合いそうな、メロディアスで哀愁の陰りを帯びた曲調が魅力です。ナザレーの曲に通じるブラジル的な情緒を感じる人も多いでしょう。インプロヴィーゾ第2番はヴィラ=ロボス、モメント第7番はエンリキ・オズワルドに捧げられています。 演奏はカリフォルニアで生まれ、ブラジルで育ったピアニスト、マックス・バロス。サンパウロ音楽批評家協会のメンバーとして、ブラジル音楽の紹介に努めています。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年8月号)★-
グァルニエリ(1907-1993):
ショーロ集 第1巻
セレスタ [オリガ・コピロヴァ(ピアノ)/アレシャンドリ・シウヴェリオ(ファゴット)/クラウディア・ナシメント(フルート)/ダヴィ・グラトン(ヴァイオリン)/サンパウロ交響楽団/イサーク・カラブチェフスキー(指揮)]GUARNIERI, C.: Chôros, Vol. 1 / Seresta (Kopylova, Silvério, Nascimento, Graton, São Paulo Symphony, Karabtchevsky)
発売日:2022年05月20日
NMLアルバム番号:8.574197
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,200円(税込)
グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちに付けた名前は、モーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディ。カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮しましたが、後にはMozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをとって名前としたそうです。 グァルニエリは、ブラジルの作家・詩人・民俗学者で音楽研究者でもあるマリオ・ジ・アンドラージの民族主義的思想に影響を受け、西洋クラシック音楽をブラジル音楽の語法によって革新しようとしました。彼のショーロのほとんどは、ブラジルの伝統的なショーロとは異なり、3楽章または3部分構成の協奏曲スタイルで書かれています。「セレスタ(セレナード)」と題された曲も実質はショーロ。カルモ(穏やかに)と指示された緩徐楽章に漂う郷愁(サウダージ)や、急速楽章のホットな情熱が楽しめます。 ヴィラ=ロボス:交響曲全集で大きな評判となったカラブチェフスキー指揮、サンパウロ交響楽団の演奏。ソリストも楽団員です。 ※当ディスクは、ブラジル外務省の主導により19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏・録音する大プロジェクト「Brasil em Concerto」の一環です。 *国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏の解説が付属します。
収録作曲家:
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年8月号)★-
グァルニエリ(1907-1993):
ショーロ集 第2巻
トレメンベーの花 [オバニル・ブオジ(クラリネット)/オリガ・コピロヴァ(ピアノ)/オラシオ・シャエファー(ヴィオラ)/マティアス・デ・オリベイラ・ピント(チェロ)/サンパウロ交響楽団/ロベルト・チビリサ(指揮)]GUARNIERI, C.: Chôros, Vol. 2 (Buosi, Schaefer, Pinto, Kopylova, São Paulo Symphony, Tibiriçá)
発売日:2022年05月20日
NMLアルバム番号:8.574403
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,200円(税込)
グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちに付けた名前は、モーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディ。カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮しましたが、後にはMozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをとって名前としたそうです。 グァルニエリは、ブラジルの作家・詩人・民俗学者で音楽研究者でもあるマリオ・ジ・アンドラージの民族主義的思想に影響を受け、西洋クラシック音楽をブラジル音楽の語法によって革新しようとしました。彼のショーロのほとんどは、ブラジルの伝統的なショーロとは異なり、3楽章または3部分構成の協奏曲スタイルで書かれています。サンパウロ近郊の町にちなむ「トレメンベーの花」も3部分構成で、特に第3部分はラテンのノリが全開。20世紀音楽の語法を用いながら、緩徐楽章の哀感も急速楽章のホットな情熱も、これぞブラジル!といった雰囲気が満点です。 サンパウロ生まれのロベルト・チビリサの指揮、サンパウロ交響楽団と、その首席奏者を中心としたメンバーによる演奏です。 ※当ディスクは、ブラジル外務省の主導により19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏・録音する大プロジェクト「Brasil em Concerto」の一環です。 *国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏の解説が付属します。
収録作曲家:
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グァルニエリ(1907-1993):
ピアノ作品集 第1集 [バロス]GUARNIERI, C.: Piano Music, Vol. 1 (Barros)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年02月20日
NMLアルバム番号:8.572626-27
6)
CD
通常価格:2,500円→ 特価!:790円(税込)20世紀ブラジルを代表する作曲家“モーツァルト”カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993)。ファーストネームの真の読み方は「モザルト」になりますが、どちらにしても音楽好きの父親が畏れ多くも、あの神童の名前をいただいてしまったのは有名な逸話です。そんなグァルニエリですが、とても色彩感たっぷりの音楽を書く人で、NAXOSレーベルからリリースしているピアノ協奏曲なども、熱い音楽好きの人気を集めています。 そんな彼のピアノ曲もとても情熱的なもので、どことなくジャジーな「3つの舞曲」を始め、彼による造語である「ポンテイオ」(ポルトガル語の「弦楽器を弾く(pontear)」と「前奏曲(preludio)」の合成)での心躍る小品集など、本当に魅力たっぷり。現代的な響きの中にどこか懐かしさを感じさせてくれるのが素晴らしい! しゃれた音楽を聴きたい人にぜひオススメ。
収録作曲家:
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グアルニエーリ(1907-1993):
ピアノ協奏曲 第4番 - 第6番 [バロス/ワルシャワ・フィル/コンリン]GUARNIERI, M.C.: Piano Concertos Nos. 4-6 (Barros, Warsaw Philharmonic, Conlin)
■協奏曲
発売日:2010年07月14日
NMLアルバム番号:8.557667
CD価格:1,600円(税込)
父が与えた洗礼名は「モーツァルト」。その名に違わぬ才能がここに迸る!ヴィラ・ロボスの次の世代における、最も重要なブラジルの作曲家、モーツァルト(何とすごい洗礼名!)・カマルゴ・グアルネルリのピアノ協奏曲です。彼は40年間に6つのピアノ協奏曲を書いていて、これらを聴けば彼の創作の源泉が全てわかるというスゴイものです。初期の3曲(8.557666)だけでも存分に楽しめるのですが、この後期の3作品は更にスゴイです。ブラジル風な中にアバンギャルドな味付けを施した音楽は、まさに「音の祭典」! 80歳の誕生日直後に完成された第6番も、少しだけ簡素なスタイルに立ち返ったとはいえ、存分に煽情的。身も心も熱くなりまくり間違いありません。
収録作曲家:
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Reminiscences of Brazil - ブラジルの想い出
ブラジル近代のピアノ曲集 [ジャスティン・バジェロウ(ピアノ)]Piano Music - MIGNONE, F. / VILLA-LOBOS, H. / MILHAUD, D. / GONDIM, P. / GUARNIERI, C. (Reminiscences of Brazil) (Badgerow)
発売日:2020年06月12日
NMLアルバム番号:DDA25201
CD価格:2,250円(税込)
アメリカのピアニスト、バジェロウのDivine Artデビュー盤は、彼の得意とするブラジル音楽を収録したアルバム。どの曲もエキゾティックなダンスのリズム、官能的なテクスチュアと溢れる色彩感が特徴的です。 アルバムにはブラジルのみならず20世紀を代表する作曲家のヴィラ=ロボスから、ヴィラ=ロボス以後の重要な作曲家ミニョーネ、ブラジル国民楽派の確立に貢献したグアルニエーリから、あまり知られていないゴンジンといった作曲家のピアノ曲が並びます。また、ブラジル出身ではないですが、ミヨーの「ブラジルへの郷愁」も収録されています。 演奏のバジェロウは、コロラドやテキサスで学んだ後、熱心なラテン=アメリカ音楽の推進者として、ソリスト及び伴奏者、室内楽奏者としてアメリカ、ブラジルと南アフリカで演奏する他、ペンシルベニアの音楽大学で教えるなど幅広く活動しています。
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ブラジルの印象
ヴァイオリンとピアノのための音楽 [フランチェスカ・アンデレッジ(ヴァイオリン)/エリカ・リベイロ(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Anderegg, Francesca / Ribeiro, Erika - AGUIAR, E. / FREIRE, L. / GNATTALI, R. / GUARNIERI, C. (Images of Brazil)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:8.573923
CD価格:1,600円(税込)
「ブラジルの印象」と題されたこのアルバムには、伝統的なスタイルによる曲やネオ・ロマン主義、モダニズム、そしてジャズ、ボサノヴァやショーロ、フレボ、サンバなどの民族主義による様々な作品が収録されています。これは2015年にヴァイオリニスト、アンデレッジが2週間、ブラジルでツアーを行い、地元のミュージシャンと交流を持ちインスパイアされたことから生まれたもので、ピアニスト、エリカ・リベイロもこのツアーに参加、以降、アンデレッジとリベイロは良いコラボレーション関係を結ぶこととなりました。 ヴィラ=ロボス以外は、ほとんど日本で名前を知られていない作曲家たちですが、どの曲も活気に満ちた楽しさを備えています。