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豚バラ肉とれんこんのコンフィ
「コンフィ」とは食材を低温の油で時間をかけて煮る料理のことです。言葉自体はフランス語ですが、各地で同じような料理や保存法があります。油もオリーブオイルやラードやバターなど様々です。オランダの友人は、鍋一杯のバターの中に丸鶏を入れて煮て、そのまま保存し、取り出しては少しずつ食べると言っていました。確かに、油で完全に覆われていると保存は効きますね。
さて、このレシピでは、材料に火が通ればよいので煮るのは30分です。鍋で作ることもできますが、オーブンを使った方がしっとりとした口当りになります。お肉の存在感がありますが、実はれんこんがとても美味しくなります。使ったオリーブオイルには、肉の脂や塩やスパイスが溶け込んでいます。びんなどに入れ冷蔵庫で保存して炒め物や調味油としてお使いください。
作り方
- 豚バラ肉は冷蔵庫から出して室温に戻す(手で触ってみて冷たくなかったらよい)。フォークで数か所刺して半分に切り塩とこしょうをすり込む。
- れんこんはよく洗い水気をふく。皮はむかずに1.5cm厚さの輪切りにする。
- 耐熱容器か小鍋に豚バラ肉とれんこん、軽くつぶしたにんにく、ローリエを入れる。オリーブオイルを材料がひたるくらいに注ぐ。
- オーブンで作る場合は、予熱しないで3をオーブンに入れて160度で30分煮る。
(鍋で煮る場合は弱火にかけて30分煮る。途中で肉をひっくり返す)
どちらのやり方でもオリーブオイルが冷めるまでそのまま置く。 - フライパンを強火にかけて豚バラ肉の表面をきつね色になるまで焼く。切り分けてれんこんと共に盛り付ける。
レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。