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ピピッシュ
“ピピッシュ”は、ポルトガルのおつまみのようなもので鶏の内臓のトマト煮のことです。レストランでは出てこない料理ですが、ビールやスパイシーな赤ワインによく合います。
鶏レバーは人によって好き嫌いがありますが、出張レストランなどで前菜にお出しすると、意外に受けがいいのです。辛いのが好きな方はチリペッパーを加えて、隠し味にカレー粉を入れるのもお薦め。ポルトガルではバターライスやサラダを付け合わせます。
材料（4人分）
| 鶏の内臓 | 500g（レバー、心臓、砂ずりを合わせて） |
|---|---|
| 酢 | 少々 |
| 玉ねぎ | 1/2個 |
| にんにく | 1かけ |
| オリーブオイル | 大さじ2 |
| ローリエ | 1枚 |
| パセリ | 少々 |
| トマトの水煮 | 1/2カップ（カットタイプ） |
|---|---|
| 白ワイン | 1/3カップ |
| ローリエ | 1枚 |
| パプリカパウダー | 大さじ1 |
| 塩 | 小さじ1 |
| こしょうかチリペッパー | 少々 |
作り方
- レバーは一口大に切り、心臓は脂肪を除き縦半分に切って血のかたまりを取る。両方とも酢少々を入れた冷水に10分つけて血抜きをし水気をふき取る。
- 砂ずりはかたい筋のようなものを包丁でそぎ切って除き食べやすい大きさに切る。
- 玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイル、ローリエ、3を入れて火にかけ、玉ねぎが透き通るまで炒める。
- 次に1と2を加えて炒め、Aの材料を加えて煮る。沸騰したら中火にして煮汁が半分になりとろみが出てくるまで10～15分煮る。
- お皿に盛り付けてパセリのみじん切りを散らす。
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レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。
