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あんこうのリゾット
あんこうとピーマンの関係
ポルトガルのレストランで、メニューにアロース・デ・タンボリル(あんこうのリゾット)を発見した時は、「ポルトガル人もあんこうを食べるんだ」とちょっと意外な感じがしました。でも、ポルトガルでは干し鱈が名物料理ですし、タコだって太刀魚だって何でも食べますから不思議はありませんよね。
さて、寒くなってきたある日、ポルトガルのあんこうのリゾットを作ってみようと思いたちました。レシピを見ると、どの本にも材料に青いピーマンが出てきます。なぜ、ピーマンなの?半信半疑で作ってみると…。
あんこうは、プリッとした身は上品ながらも煮汁は野生的な味がします。そのスープと青くさいピーマンがぴったりと合うのです。ポルトガルのお米料理は、調理法のバリエーションが多くて驚きますが、素材の組み合わせが新鮮だと改めて思いました。
材料(4人分)
米 | 300g(2合) |
---|---|
あんこう | 600g |
えび | 4尾 |
ピーマン | 1個 |
玉ねぎ | 1/2個 |
にんにく | 1かけ |
トマトの水煮 | 200g |
赤唐辛子 | 1本 |
香菜 | 2、3本 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 適量 |
チリペッパー | 少々 |
水 | 6カップ |
作り方
- あんこうは食べやすい大きさに切る。えびは殻をむいて背わたを取る。ピーマンは5mm角、玉ねぎとにんにくはみじん切り、トマトの水煮はきざむ。米は使う直前にさっと洗ってザルに上げる。
- 鍋にオリーブオイル大さじ2とにんにく、赤唐辛子、玉ねぎ、塩少々を入れて炒める。玉ねぎがやわらかくなったらトマトを加え、水分を飛ばしながら炒める。
- 鍋に水6カップを入れて沸騰させる。中火にして米とあんこうを加え10分煮る。えびとピーマンを入れて塩とチリペッパーで味を整える。米がやわらかくなるまでさらに5、6分煮る。
- 器に入れて香り付けのオリーブオイル少々(分量外)をかけ、香菜の葉をきざんだものを散らす。
レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。