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アレンテージョ風豚とアサリ炒め

アレンテージョ風豚とアサリ炒め

ポルトガルは大西洋に面して魚介類が豊富な国ですが、健やかに育っているのか豚肉と鶏肉もまた、とてもおいしいのです。国土の三分の一を占めるアレンテージョ地方は、特に豚肉料理が名物。「カルネ・デ・ポルコ・アレンテジャーナ」という、ちょっと名前の長い郷土料理は、アレンテージョ風豚とアサリ炒めのことです。そう、豚肉とアサリ。日本人の感覚では、肉と魚をいっしょに炒めるようなもの。不思議な感じがしますが、二つの素材をパプリカペーストがつないで、豚肉とアサリの旨みが合体、さらにニンニクやらワインの香りが加わって深みのある味になります。

味の決め手は"マッサ・デ・ピメンタン"(マッサ・デ・ピメント)という真っ赤なペーストです。
苦手でなければ香菜(シャンツァイ、フレッシュ・コリアンダーのこと)をたっぷり刻んで、レモンをギュッと絞って下さい。味が締まりますよ。

材料(4人分)

豚肩ロース(かたまり) 400g
あさり(砂抜きする) 2パック 
パプリカ・ペースト 大さじ1
にんにく(みじん切り) 1かけ
ローリエ(細かく砕く) 1枚 
白ワイン 大さじ4
香菜 数本
レモン 1個
オリーブオイル 大さじ3
少々

作り方

  1. ボウルにパプリカ・ペースト、にんにく、ローリエ、白ワインを加えてよく混ぜる。一口大に切った豚肉を入れて30分以上漬け込む。 あさりは砂抜きをしてよく洗う。
  2. フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れて熱し、豚肉を炒める。だいたい火が通ったらあさりを入れて蓋をする。
  3. あさりの殻が開いたら、蓋を取って残りのオリーブオイルをまわしかけ、フライパンをゆすりながら煮汁を少し煮詰める。
  4. 器に盛ってきざんだ香菜の葉を散らし、櫛形に切ったレモンを添える。香菜が苦手な方は黒こしょうをふって下さい。

*豚肉は、ロースやトンカツ用のものでも作れますが、適度に脂がのった肩ロースのかたまりを切って使うと、お肉がとても柔らかく仕上ります。

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レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん

丹田いづみ (Tanda Izumi)さん

【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。

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