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イワシのパン粉焼き
聖アントニオのイワシ祭り
6月13日はリスボンの守護聖人、サント・アントニオの日です。12日の前夜祭、リベルダーデ通りは華やかなパレードを見物する人で埋まり、旧市街アルファマへと人波が流れていきます。迷路のような細い路地は、観光客と陽気な音楽であふれ、小さな広場は即席のレストランに早変わり。町中に鰯を焼く煙が立ち込めて、人いきれと魚の匂いと夏の夜の空気が一体となって、ものすごいエネルギーが渦巻きます。
なぜかポルトガルでは、お祭りにイワシはつきもの。みんな鰯の塩焼きと赤ワインで盛り上がっています。
このお祭りにもう一つ欠かせないのは、マンジェリコの鉢植え。ハーブの一種だそうですが、愛する人に贈る慣わしがあり、様々な大きさの鉢を並べた専門の露店も出ています。アルファマに繰り出してバカ騒ぎをしなくなった年配の方でも、これを買っていくのが、やはりラテンのお国柄でしょうか。
マンジェリコの鉢には紙の造花が刺さっており、そこには愛の詩を綴った紙がついています。聖アントニオは恋の守護聖人でもあるのです。
このイワシ缶を初めて食べたとき、トマトソースがとてもフレッシュだと感じました。余計な味がついていないので簡単クッキングにも向いています。
材料(2人分)
イワシの新鮮トマトソース煮 | 1缶 |
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パン粉 | 小さじ2 |
パルミジャーノチーズ(粉チーズ) | 小さじ2 |
ドライオレガノ | 少々 |
オリーブオイル | 少々 |
イタリアンパセリ | 適宜 |
作り方
- イワシの新鮮トマトソース煮を耐熱皿に並べる。
- パン粉とパルミジャーノチーズをまぜてイワシにかける。ドライオレガノとオリーブオイル少々をふりかける。
- オーブントースターで5分焼いて、あればパセリを散らす。
人気のレシピ
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オイルサーディン・ペペロンチーノ
シンプルなぺペロンチーノに、イワシを載せました。
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レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。