バカリッセ(サルバドル)
生没年 | 1898-1963 | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 50454 |
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バカリッセ(1898-1963):
〈協奏曲集〉
ピアノ協奏曲 第4番 ニ長調 Op.88
協奏的カプリッチョ Op.70
チェロ協奏曲 Op.22 [ファン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)/セシリア・ベルコヴィチ(ヴァイオリン)/ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)/ホセ・ルイス・エステリェス(指揮)/マラガ・フィルハーモニー管弦楽団]BACARISSE, S.: Piano Concerto No. 4 / Capriccio Concertante / Cello Concerto (Bercovich, J.M. Gómez, Garvayo, Málaga Philharmonic, Estellés)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:IBS-132016
CD 価格:2,250円(税込)
バカリッセは「スペイン8人組」として知られるグループに属する作曲家です。王立マドリード音楽院で学び、「スペイン8人組」の中心人物として新しい音楽の普及に尽力しましたが、スペイン内戦後の1939年にフランシスコ・フランコの軍事政権を拒否して、フランスに亡命しパリで死去しました。内戦時には家族とともにピレネー山脈を徒歩で横断するなどの苦難を強いられましたが、彼の不屈の精神が挫かれることはなく、フランスに定住してからも、放送局で働きながら数多くの作品を書き上げています。 このアルバムには彼の亡命前と亡命後の3つの作品が収録されており、作風の変遷を辿ることができます。
収録作曲家:
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バカリッセ(1898-1963):
CONCERTO POUR LE JOUR DE L’AN
元旦のための協奏曲 他
バル・イ・ガイ(1905-1993):
木管四重奏のためのディヴェルティメント [ムーンウィンズ(アンサンブル)/ジョアン・エンリク・リュナ(指揮&クラリネット)/クリスティーナ・モンテス(ハープ)/ディエゴ・アセーニャ(フルート)]BACARISSE, S.: Concerto pour le jour de l'an / Preludio, Elegia y Pasapié / Chant de l'oiseau qui n'existe pas (C. Montes, Moonwinds, Lluna)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:IBS-152018
CD 価格:2,250円(税込)
ヘスス・バル・イ・ガイとサルバドル・バカリッセは「スペイン第27世代」として知られるグループに属する作曲家です。スペインで教育を受けた彼らは、1936年から1939年に勃発した内戦から逃れるために亡命した後にも、さまざまな形でスペイン音楽の復興と発展に寄与しました。 1942年に作曲されたガイの「ディヴェルティメント」はストラヴィンスキーを思わせる新古典派の作風による闊達な作品。バカリッセの「元旦のための協奏曲」は1954年の管楽五重奏とハープのための「Concertto in E flat」を原曲とし、1961年にハープとオーケストラ版として拡張された作品です。20世紀前半のフランス音楽から影響を受けた色彩豊かなハープの響きが印象的。他の3曲も先進的でありながら、深く抒情的な雰囲気を併せ持つ、各々の楽器の音色が溶け合う美しい作品です。
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El Piano Olvidado
忘れられたピアノ曲
(バウティスタ、ピッタルーガ、マンテコン、バカリッセ) [ホルヘ・ロバイナ(ピアノ)]Piano Recital: Robaina, Jorge - BAUTISTA, J. / PITTALUGA, G. / MANTECÓN, J.J. / BACARISSE, S. (El Piano Olvidado)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:IBS-12016
CD 2枚組 価格:2,550円(税込)
このアルバムに収録された作品は、現在ではほとんど演奏されることのないピアノ曲。しかしどの曲も作曲家の信念と作曲技巧が存分に発揮された聴きどころの多いものばかりです。スペイン伝統の舞曲のリズムを効果的に取り入れたピッタルーガの「組曲」。ショパンの様式を受け継ぐバカリッセの「24の前奏曲」、メシアンの多彩な響きに通じる大胆な筆致が魅力的なバウティスタの「色彩」をモティーフにした曲集、楽しいマンテコンの「サーカス」、どれもが興味深く、宝石のような美しさを有しています。 カナリア諸島出身のホルヘ・ロバイナはウィーンで学んだピアニスト。これらの曲を申し分ないテクニックで演奏しています。
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スペイン・チェロ・ソナタ集
(ジェラール、アルフテル、バカリッセ、タピア、プリエト) [イアゴバ・ファンロ(チェロ)/パブロ・アモロス(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Fanlo, Iagoba / Amoros, Pablo - COLMAN, S.T. / GERHARD, R. / BACARISSE, S. / PRIETO, M.T. (Spanish Cello Sonatas)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:IBS-52017
CD 価格:2,250円(税込)
1930年代のスペインで活躍した作曲家グループ「スペイン8人組」(もちろんフランス6人組の名のもじり)のメンバーであるアルフテルとバカリッセ。その周辺の作曲家たちによる“世界初録音”を含む5曲のチェロ作品を収録した1枚。スペインの伝統音楽とヨーロッパのアバンギャルドを融合させた音楽です。新古典派の様式の中に時折感じられる妖艶な旋律が魅力的なコルマンのソナタ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の旋律に似たフレーズが展開するジェラールのソナタなどのユニークな作品が揃っています。 現在、マドリード王立音楽院のチェロ科の教授を務めるイアゴバ・ファンロの情熱的な演奏で。