サン=ジョルジュ(ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド) Saint-Georges, Joseph Boulogne Chevalier de
生没年 | 1745-1799 | 国 | フランス |
---|---|---|---|
辞書順 | 「サ」 | NML作曲家番号 | 24808 |
-
サン=ジョルジュ(1745-1799):
ヴァイオリン協奏曲集 第3集
(毛利文香によるカデンツァ) [毛利 文香(ヴァイオリン)/ミヒャエル・ハラース指揮、チェコ室内管弦楽団パルドビツェ]SAINT-GEORGES, J.B.C. de: Violin Concertos, Opp. 2 and 7 (Fumika Mohri, Czech Chamber Philharmonic, Pardubice, M. Halász)
発売日:2023年06月09日 NMLアルバム番号:8.574452
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,200円(税込)
カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のサン=ジョルジュ。アフリカ系の母親の血を引いたため褐色の肌を持った彼は、アスリートで剣の達人であるとともに、優れたヴァイオリニスト&作曲家として18世紀後半のフランスで活躍、「黒い肌を持つモーツァルト」の異名をとりました。 彼のヴァイオリン協奏曲は14作が確認されており、その多くは2曲ずつペアで出版されています。このアルバムにもそうした2組、4曲の協奏曲が収録されており、どの曲も技巧的なヴァイオリン独奏パートを中心として、モーツァルトを思わせる魅力的で多彩な楽想が展開します。 今作で独奏ヴァイオリンを演奏するのは、日独で活躍の場を急速に広げている毛利文香。彼女自身によるカデンツァも聴きどころです。 ※国内仕様盤には八木宏之氏による日本語解説が付属いたします。
収録作曲家:
-
サン=ジョルジュ(1745-1799):
歌劇《L'amant anonyme 名無しの愛人》 [ニコル・キャベル(ソプラノ)/ジェフリー・アグパロ(テノール) 他/クレイグ・トロンピター(指揮)/ヘイマーケット・オペラ管弦楽団]SAINT-GEORGES, J.B.C. de: Amant anonyme (L') [Opera] (Cabell, Agpalo, Govertsen, Schuller, Haymarket Opera Orchestra, Trompeter)
発売日:2023年05月12日 NMLアルバム番号:CDR90000-217
CD 3枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
2010年にシカゴに設立されたヘイマーケット・オペラは、17世紀から18世紀に書かれたオペラやオラトリオなどの演目を当時の楽器で演奏することを目的とし、これまでに世界初演を含む30以上の作品を上演してきました。 今回採り上げられたのは、フランスで活躍したサン=ジョルジュの歌劇《L'amant anonyme 名無しの愛人》。作曲家のパトロンでもあったフェリシテ・ド・ジャンリスの戯曲に基づく、歌唱部分に対話を織り込んだオペラ・コミック形式で書かれたこの作品は彼の6作の歌劇の中でも最も人気のあった演目ですが、現在では上演される機会がなく、このアルバムが世界初録音となります。 主役レオンティーヌを歌うのは2005年の"BBCカーディフ・シンガー・オブ・ザ・ワールドの優勝者ニコラ・キャベル。存在感のある歌唱を聴かせます。相手役はシカゴ出身のテノール、ジェフリー・アグパロ。芸術監督で歌劇場の創設者でもあるグレイグ・トロンピターが総勢19人のコンパクトな編成の古楽器オーケストラから活力ある音色を引き出しています。 CD3ではオーケストラのみのナンバーを収録し、組曲風にお楽しみ頂けます
収録作曲家:
-
サン=ジョルジュ(1745-1799):
6つの協奏的四重奏曲(1777) [アラベラ弦楽四重奏団]SAINT-GEORGES, J.B.C. de: 6 Concertante Quartets (Arabella String Quartet)
発売日:2022年05月27日 NMLアルバム番号:8.574360
CD価格:1,900円(税込)
カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のサン=ジョルジュ。アフリカ系の母親の血を引いたため褐色の肌色を持った彼は、偏見にも負けず、優れた剣士、運動選手、ヴァイオリンの名手、そして作曲家として18世紀後半のフランスで大活躍しました。 このアルバムに収録された一連の弦楽四重奏曲は、各奏者に腕前を競わせるのではなく、アンサンブルとしての音色の妙を追求し、豊かな抒情性も備えた聴きごたえのあるもので、当時のフランスで未だ黎明期にあったこのジャンルに一石を投じました。 演奏するアラベラ弦楽四重奏団はイェール大学で出会った音楽家たちのアンサンブルです。
収録作曲家:
-
映像ドキュメンタリー
シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ
~光の弓~ [さまざまな演奏家]CHEVALIER DE SAINT-GEORGE The Enlightened Violinist
発売日:2022年03月25日
DVD日本語字幕付き価格:2,850円(税込)
カリブ海に浮かぶ西インド諸島のひとつ、グアドループ島で、プランテーションを営む地主とウォロフ族出身の奴隷の女性の間に生まれたジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799)。8歳の時にフランスへ移住し、ジャン=マリー・ルクレールにヴァイオリンを、フランソワ=ジョセフ・ゴセックに作曲を師事。1769年にはゴセックのオーケストラのメンバーとなりヴァイオリン奏者として卓越した腕前を披露。さらに歌劇、交響曲、室内楽など数多くの作品を作曲し人気を集めました。 サン=ジョルジュは音楽にとどまらず剣術や乗馬にも優れた才能を示し、フランス革命に際しては革命政府の要請により、軍人として自身で編成した黒人部隊を率いて活躍。しかし革命前に王室と懇意であったことを理由に軍を追われた上、投獄され、ロベスピエールの失脚後に釈放されたものの病を得て没し、死後、その音楽は奴隷制の復活した第二帝政時代に急速に忘れられていきます…。 このマルタン・ミラベル監督によるドキュメンタリーは、サン=ジョルジュの作品の演奏を交えながら、18世紀フランス音楽の研究家や音楽家の証言をもとに、その数奇な生涯と音楽作品に新たな光を当てています。 特典映像としてサン=ジョルジュの楽曲を中心に、同時代のモーツァルト、ハイドンの作品を加えたコンサート映像を収録。カンビーニ=パリ四重奏団がオペレッタ、フランス歌曲をレパートリーとするソプラノ歌手マガリ・レジェとともにサン=ジョルジュが遺した音楽をみずみずしく奏でています。
-
サン=ジョルジュ(1745-1799):
協奏交響曲集
交響曲 ト長調 [ユーリ・レヴィチ(ヴァイオリン)/リボール・イェジェク(ヴァイオリン)/パヴラ・ホンソヴァー(ヴィオラ)/チェコ室内管弦楽団パルドビツェ/ミヒャエル・ハラース(指揮)]SAINT-GEORGES, J.B.C. de: Symphonies Concertantes, Opp. 9,10, Op. 11, No. 1 (Revich, Ježek, Honsová, Czech Chamber Philharmonic, Pardubice, M. Halász)
発売日:2021年09月24日 NMLアルバム番号:8.574306
CD価格:1,900円(税込)
カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のヴァイオリン奏者・作曲家サン=ジョルジュ。ウォルフ族出身の母親の血を引いたため、褐色の肌色を持ち、後に「黒いモーツァルト」と異名を取りました。 8歳の時にフランスに移住した彼は、ジャン=マリー・ルクレールからヴァイオリンを学ぶとともに、フランソワ=ジョセフ・ゴセックに作曲を師事、そのままゴセックのオーケストラの奏者となるほど才能を認められ、また作曲家としても交響曲や弦楽四重奏曲など多くの作品を残しています。 このアルバムに収録された協奏交響曲は、ハイドン作品に匹敵するジャンルの名作であり、自身が卓越したヴァイオリニストであったサン=ジョルジュらしいソリストたちの名技も存分に味わえる華麗な作品。また、交響曲ト長調は、フランス風の上品な味わいとハイドンのユーモアを併せ持つ流麗な音楽です。古典派音楽を得意とするハラースの素晴らしい演奏で。
収録作曲家:
-
アフリカの歌曲集
アヨ・バンコール、ジョセフ・ブローニュ
シャーリー・J・トンプソン、エロリン・ウォーレン 他 [オモ・ベッロ、レベッカ・オモルディア]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,250円(税込)
ナイジェリア系の2人の演奏者がアフリカにおける歌曲創作の歴史と今を伝えるアルバム。モーツァルトと同時代のジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュを除けばすべて20世紀以降の作品で、アヨ・バンコールがナイジェリア内戦の悲しみを歌った「Àdúrà fún Àláfíà」など、先住民族の言語と独自の音楽素材を西洋の芸術歌曲の形式に融合させようとする試みを聴くことができます。 レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。ロンドン、ウィグモアホールで開催されるアフリカ音楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。フランスとナイジェリアの血を引くオモ・ベッロは科学者としての経歴を持ちながら多数のコンクールで入賞してきた歌手で、慈善公演や医療研究団体を支援する活動を行っています。
-
黒人作曲家による
ヴァイオリン協奏曲集
サン=ジョルジュ、コールリッジ=テイラー
ラフィット、プライス [レイチェル・バートン・パイン (ヴァイオリン)/ダニエル・ヘーゲ(指揮)/アンコール室内管弦楽団/ジョナサン・ヘイウォード(指揮)/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団]Violin Concertos by Black Composers Through the Centuries, 25th Anniversary Edition - COLERIDGE-TAYLOR, S. / WHITE LAFITTE, J. (Barton Pine, Hege)
発売日:2022年10月28日 NMLアルバム番号:CDR90000-214
CD価格:2,025円(税込)
アメリカのヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パインが1997年に録音した「18世紀と19世紀に活躍した黒人作曲家のヴァイオリン協奏曲集」。今作は、ここに2022年新録音の、近年注目を集める女性作曲家フローレンス・プライスのヴァイオリン協奏曲第2番を加えたものです。 最初のアルバムが発表された際、パインはアフリカ系作曲家の熱心な擁護者としての評価を確立していますが、この新しいアルバムでは更なる彼女の挑戦が評価されることでしょう。
収録作曲家: