ヴェレシュ(エゴン) Wellesz, Egon
生没年 | 1885-1974 | 国 | |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 63626 |
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ヴェレシュ(1885-1974):
カルト・ドラマ《囚人の犠牲》
- ダンサー、独唱者と合唱のための [ヴォルフガング・コッホ(バリトン)/ロバート・ブルックス(テノール)/フリードリヒ・ツェルハ(指揮)/ウィーン・コンツェルト合唱団/ウィーン放送交響楽団]WELLESZ, E.: Opferung des Gefangenen (Die) [Opera] (W. Koch, R. Brooks, Urbas, Vienna Concert Choir, Vienna Radio Symphony, Cerha)
発売日:2020年10月23日
NMLアルバム番号:C5423
CD 価格:2,100円(税込)
ウィーン出身のエゴン・ヴェレシュ(1885-1974)は、ウィーン大学でグイド・アドラーに音楽学を学び、個人的にシェーンベルクから対位法を学んだ作曲家。1922年に国際現代音楽協会の設立メンバーになり、1929年からはウィーン大学の音楽学の員外教授になるものの、ユダヤ人であったため、1938年にナチス・ドイツの迫害を避けイギリスへ亡命。その後は1974年に亡くなるまでオックスフォードで教育家として活躍しました。 この《囚人の犠牲》は彼の活動の絶頂期に書かれた音楽劇。グアテマラのバハ・ベラパス県ラビナルに伝わるアチ・マヤ族の音楽をともなう仮面舞踊劇「ラビナル・アチ」をドイツの作家シュトゥッケンが忠実に現代の言葉に編集した「囚人の犠牲」(1913)に基づいており、内容はラビナル族に侵略を試みたキチェ族の王子が捉えられ、生贄となるまでが描かれた悲劇です。 ここに付けられたヴェレシュの緊迫感溢れる音楽を指揮したのは、ベルクの《ルル》の補筆完成を行ったフリードリヒ・ツェルハ。新ウィーン楽派を愛する彼ならではの見事な音作りが聴きどころです。
収録作曲家: