コンスタンティニディス(ヤニス) Constantinidis, Yannis
生没年 | 1903-1984 | 国 | ギリシャ |
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辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 71057 |
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トポス
20世紀ギリシャの管弦楽作品集
ミカエリデス/カロミリス/コンスタンティニディス/スカルコッタス [ノエ・乾(ヴァイオリン)/ゾイ・チョカン(指揮)/テッサローニキ州立交響楽団]Orchestral Music (20th Century Greek) - CONSTANTINIDIS, Y. / KALOMIRIS, M. / SKALKOTTAS, N. (Topos) (Thessaloniki State Symphony, Tsokanou)
発売日:2023年08月25日 NMLアルバム番号:8.574436
CD価格:1,900円(税込)
20世紀ギリシャの作曲家による管弦楽作品集。アルバムは、フランス印象派からの影響が感じられるミカエリデスの「パルテノン神殿の夜明け」で幕を開け、リムスキー=コルサコフを思わせる官能的な響きが特徴のカロミリスの「島の絵」が続きます。地中海の夜明けを思わせる伸びやかな第1曲から祝祭的な雰囲気の民族舞踏を描いた第3楽章まで、卓越したヴァイオリンを披露するのはギリシャ人の母を持つノエ・乾です。 コンスタンティニディスの2つの組曲は独特な音階とリズムが特徴。スカルコッタスの「5つのギリシャ舞曲」は、様々な楽器編成のための「36のギリシャ舞曲」から作曲家が5曲を選んで弦楽四重奏にしたものを、ドイツ生まれの指揮者・作曲家ワルター・ゲールがコントラバス・パートを加えて弦楽合奏にしたもの。バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」のギリシャ版といった感じの楽しく躍動感ある音楽で、本物の民謡に加えてスカルコッタスが民謡に似せて創った素材を使っていて遊び心が感じられます。
収録作曲家:
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ギリシャの管楽五重奏曲集 [アエロス木管五重奏団]
Chamber Music (Woodwind Quintets) - ANTONIOU, T. / BALTAS, A. / CONSTANTINIDIS, Y. (Greek Wind Quintets) (Aeolos Woodwind Quintet)
発売日:2018年12月07日 NMLアルバム番号:8.579037
CD価格:1,900円(税込)
20世紀から21世紀にかけて、ギリシャではどのような音楽が生まれているのか・・・。そんな好奇心を刺激するこのアルバムには、名前も聞いたことのないような作曲家たちの作品が7曲収録されています。冒頭に置かれているのは「10のギリシャの良く知られた旋律」。印象派風の響きの中に、ギリシャの旋律が聞こえてくる親しみやすい作品です。 「クロニクル」はギリシャの伝統的な旋律と現代の融合。「小組曲」は1分程度の5つの曲で構成された作品。短いながら強い印象を残します。民族音楽の要素が一切入っていない「五重奏曲」は十二音が用いられた前衛的な作品。アルバムの中でも異質な光を放っています。地中海の動植物からインスパイアされた「クリケットの峡谷のブラックバート」、即興的なモティーフで構成された「木管五重奏曲 第2番」、最後は新古典派の作風とギリシャの伝統音楽が組み合わされた楽しい「木管五重奏曲」で締めくくられます。硬軟ありの楽しいアルバムです。