アントニノウ(テオドーレ) Antoniou, Theodore
生没年 | 1935- | 国 | ギリシャ |
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辞書順 | 「ア」 | NML作曲家番号 | 29240 |
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アントニオウ(1685-1750):
ピアノ作品全集 [デストウニス]ANTONIOU, T.: Piano Works (Complete) (Destounis)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:GP779
CD価格:1,950円(税込)
現代ギリシャにおいて、最も重要な作曲家であるアントニオウ。現在ボストン大学の名誉教授であり、ギリシャ作曲家同盟の会長を25年の長さに渡って務めるなど、国際的な音楽シーンへの貢献度は計り知れないものがあります。 作曲家としてのアントニオウは、古代ギリシャのドラマにインスパイアされた主題に、ギリシャの民族音楽要素をプラスし、ドラマティックなプロットを作り上げていくというやり方を好んでおり「AQUARELLE」や「SYLLABLES」はサティのジムノペディを思わせる神秘的な雰囲気を備えています。また古典的な素材による「インヴェンション」や「フーガ」でもユニークな音が使われており、作曲家の個性の強さが伺えます。
収録作曲家:
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ROOTS 21世紀
ギリシャのギター音楽集 [ディミトリス・シュカラス(ギター)/ロッテ・ベッツ=ディーン(メゾ・ソプラノ)/ラニマ弦楽四重奏団&アンサンブル/オーデンティア・アンサンブル/ライアン・ベアー(指揮)]Guitar Music (Greek) - KLAMPANIS, P. / TSALAHOURIS, P. / MAROULIS, I. / ANTONIOU, T. (Roots - 21st Century Greek Music for Guitar) (Soukaras)
発売日:2021年10月15日 NMLアルバム番号:8.579115
CD価格:1,900円(税込)
21世紀のギリシャにおける最新のギター音楽集。ギリシャ生まれのギタリストのディミトリス・シュカラスが、母国ギリシャの作曲家たちに委嘱して生まれた楽曲を集めたアルバム。ジャズやコンテンポラリー、アヴァンギャルドなどの多彩なスタイルを備えた作品集となりました。 神話に登場するアリアドネを題材にしたクラムパニスの「アリアドネの二元性」ではギリシャ民謡とジャズが採り入れられ、ギターはしばしば打楽器のように扱われます。 ツァラフーリスの「俳句」は歌を伴う組曲。作曲者自作のギリシャ語による俳句が用いられており、短い曲の中に凝縮した世界が閉じ込められています。 ギリシャ神話に登場する英雄を主人公とするマルーリスの作品は、前衛的な手法で、運命に抗う英雄たちの姿をギターと弦楽で描いたもの。 最後に置かれたアントニノウの「オマージュ」は、1994年にこの世を去ったギリシャの国民的作曲家マノス・ハジダキスの思い出に捧げられた作品。第30回アテネ・ギター・フェスティヴァルのために作曲されました。 すべての作品が世界初録音です。
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ギリシャの管楽五重奏曲集 [アエロス木管五重奏団]
Chamber Music (Woodwind Quintets) - ANTONIOU, T. / BALTAS, A. / CONSTANTINIDIS, Y. (Greek Wind Quintets) (Aeolos Woodwind Quintet)
発売日:2018年12月07日 NMLアルバム番号:8.579037
CD価格:1,900円(税込)
20世紀から21世紀にかけて、ギリシャではどのような音楽が生まれているのか・・・。そんな好奇心を刺激するこのアルバムには、名前も聞いたことのないような作曲家たちの作品が7曲収録されています。冒頭に置かれているのは「10のギリシャの良く知られた旋律」。印象派風の響きの中に、ギリシャの旋律が聞こえてくる親しみやすい作品です。 「クロニクル」はギリシャの伝統的な旋律と現代の融合。「小組曲」は1分程度の5つの曲で構成された作品。短いながら強い印象を残します。民族音楽の要素が一切入っていない「五重奏曲」は十二音が用いられた前衛的な作品。アルバムの中でも異質な光を放っています。地中海の動植物からインスパイアされた「クリケットの峡谷のブラックバート」、即興的なモティーフで構成された「木管五重奏曲 第2番」、最後は新古典派の作風とギリシャの伝統音楽が組み合わされた楽しい「木管五重奏曲」で締めくくられます。硬軟ありの楽しいアルバムです。