エルレバッハ(フィリップ・ハインリヒ) Erlebach, Philipp Heinrich
生没年 | 1657-1714 | 国 | ドイツ |
---|---|---|---|
辞書順 | 「エ」 | NML作曲家番号 | 28378 |
-
『天のしるし』
エルレバッハ(1657-1714):
教訓的アリアと合奏曲 [ビクトル・トレス、ダヴィド・プランティエ、ソフィー・ワティヨン、ブライアン・フランクリン、スティルス・ファンタスティクス]ERLEBACH, P.H.: Vocal Music / Trio Sonatas Nos. 2-4 (Zeichen im Himmel) (Torres, Stylus Phantasticus)
発売日:2021年06月25日
NMLアルバム番号:ALPHA612
CD価格:1,425円(税込)
バッハを準備した世代の隠れた重要人物、その存在感を強くアピールした名手揃いの1枚フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハは17世紀半ば、マラン・マレやコレッリらと同世代のドイツ中部の作曲家。テューリンゲン地方ルドルシュタットの宮廷に仕え、1714年に亡くなるまで膨大な作品を残しながら、その大半は焼失の憂き目に遭ってしまいました。 しかし残された作品はどれも輝かしい魅力を放っており、とくにシュッツとバッハの間をゆくような教訓的アリアの数々は、複数のヴィオラ・ダ・ガンバを伴奏に使ったドイツ17世紀型のアンサンブルを従えながら、独唱が伸びやかな旋律美でドイツ語詩句を歌い上げてゆく逸品揃い。ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバが対等に立ち回るトリオ・ソナタの数々も独特の魅力に満ちています。 このアルバムは、カフェ・ツィマーマンとしても録音多き名手たちをはじめ、撥弦奏者にアルゼンチン出身のエドゥアルド・エグエスも加わった俊英揃いの布陣だからこその息を呑む名演になっており、エルレバッハという作曲家の存在感に注目が集まるきっかけにもなりました。 お求めやすくなった今、改めて聴き込みたい名盤です。
収録作曲家:
-
エルレバッハ(1657-1714):
『調和の喜び、音楽の友』 より [ダミアン・ギヨン、ラ・バンケ・セレスト]ERLEBACH, P.H.: Lieder (Guillon, Le Banquet Céleste)
発売日:2021年05月14日
NMLアルバム番号:ALPHA725
CD価格:2,475円(税込)
イタリアとフランスの様式をドイツ流儀に昇華させた17世紀の巨匠バッハ・コレギウム・ジャパンへの客演などで日本では知られるフランス随一のカウンターテナー歌手ダミアン・ギヨン。彼が主宰する古楽アンサンブル、ラ・バンケ・セレストは、さまざまなアルバムでその名を見かける経験豊かな古楽器奏者が集い、その結束の強さ、演奏水準の高さで定評があります。 今回取り上げるエルレバッハはバッハ前夜のドイツ中部で活躍した作曲家で、その世界がどれほど魅力的であったか、彼らならではの細やかな解釈で様々な角度から伝えています。 フランスのマラン・マレやイタリアのコレッリ、英国のパーセルなどと同世代のエルレバッハは、イタリア様式に影響を受けながら、フランスの新しい音楽潮流をいちはやくソナタに取り入れたドイツの作曲家の一人。バッハ一族の活躍地からそう遠くないルドルシュタットという地の宮廷に仕え、ガンバとヴァイオリンをたくみに用いた作品を数多く残しました。 声楽作品では、ルター派の教訓的示唆をたっぷり詰め込んでいながら決して説教がましくなく、それでいて説得力あふれる独唱歌が魅力。その再評価の機運の静かな高まりが明確に形をとったアルバムと言ってよいでしょう。
収録作曲家:
-
エルレバッハ(1657-1714):
六つのソナタ ~ ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための [ラシェロン]ERLEBACH, P.H.: Trio Sonatas (Complete) (L' Achéron, Joubert-Caillet)
発売日:2019年01月30日
NMLアルバム番号:RIC393
CD国内仕様、日本語解説付価格:2,970円(税込)
Ricercarならではの充実企画の登場です。エルレバッハはコレッリ、ムファット、マレ、パーセルなどと同世代で、大バッハの故郷からも遠くないルードルシュタットの宮廷楽長として活躍、数多くの声楽・器楽作品を書きました。本人の歿後、主君の居城の火災で自筆譜は全て失われてしまいましたが、愛好家たちが彼の作品を好んで筆写していたおかげで質の高い作品の楽譜がいくつか現存。バロック後期でも群を抜いて感性ゆたかな混合様式の魅力は現代の古楽器奏者たちをも魅了せずにはおきません。 Ricercarレーベル主宰者の絶大な信頼のもとマラン・マレ全曲録音を進行中のジュベール=カイエは、ガンバとヴァイオリンを双方主役格に扱いながらフランス風の組曲様式でまとめられた『六つのソナタ』を充実メンバーとともに全曲録音。変則調弦やヴィオリーノ・ピッコロも用いながらのコントラスト豊かな演奏内容については解説書(国内仕様は全訳付)にも詳述されています。
収録作曲家:
-
エルレバッハ(1657-1714):
六つのソナタ ~ ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための [ラシェロン]ERLEBACH, P.H.: Trio Sonatas (Complete) (L' Achéron, Joubert-Caillet)
発売日:2019年01月30日
NMLアルバム番号:RIC393
CD価格:2,475円(税込)
Ricercarならではの充実企画の登場です。エルレバッハはコレッリ、ムファット、マレ、パーセルなどと同世代で、大バッハの故郷からも遠くないルードルシュタットの宮廷楽長として活躍、数多くの声楽・器楽作品を書きました。本人の歿後、主君の居城の火災で自筆譜は全て失われてしまいましたが、愛好家たちが彼の作品を好んで筆写していたおかげで質の高い作品の楽譜がいくつか現存。バロック後期でも群を抜いて感性ゆたかな混合様式の魅力は現代の古楽器奏者たちをも魅了せずにはおきません。 Ricercarレーベル主宰者の絶大な信頼のもとマラン・マレ全曲録音を進行中のジュベール=カイエは、ガンバとヴァイオリンを双方主役格に扱いながらフランス風の組曲様式でまとめられた『六つのソナタ』を充実メンバーとともに全曲録音。変則調弦やヴィオリーノ・ピッコロも用いながらのコントラスト豊かな演奏内容については解説書にも詳述されています。
収録作曲家:
-
中部ドイツの
バロック・クリスマス・カンタータ [アンネ・シュタートラー (ソプラノ)/ドロテア・ヴァグナー(ソプラノ)/シュテファン・クナート(カウンター・テナー)/アレクサンダー・ビショフ (テノール)/フェリックス・シュヴァントケ(バス)/マティアス・ユング(指揮)/ザクセン声楽アンサンブル/バツドルファー・ホーフカペレ]Baroque Christmas Cantatas from Central Germany, Vol. 2 (Ehre sei Gott in der Höhe) (Sächsisches Vokalensemble, Batzdorfer Hofkapelle)
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:555491-2
CD価格:2,475円(税込)
「Mirabile Mysterium」と題されたクリスマス・アルバム(555318)の続編となる1枚。このアルバムに収録されているのは、ドイツ中部、ザクセンのグリマにある聖アウグスティン教会音楽学校に所蔵されているルター派教会音楽コレクションから、1700年前後に活躍した中部ドイツ出身の作曲家の手による教会カンタータ6曲です。 その多くはトランペットが活躍する祝祭的で壮麗な雰囲気を持ち、まさにクリスマスの喜びを表現するにふさわしいもの。現在ではほとんど名前が忘れられてしまった作曲家の作品も、その見事な作曲技術に驚きを感じるばかりです。
-
BOUND TO NOTHING
ドイツのバロック・ソナタ集 [ファンタスティクス]発売日:2017年07月21日
CD価格:2,240円(税込)
アムステルダムに拠点を置くバロック・トリオ「ファンタスティクス」によるドイツのソナタ集。アムステルダムでバロック・ヴァイオリンを学び、2008年に山梨で開催された「国際古楽コンクール」で最高位、2009年ブルージュ国際古楽コンクールでは室内楽部門第2位、2010年ボンポルティ国際コンクールではヴァイオリン独奏部門最高位を獲得した木村理恵、アルゼンチン出身、オランダのハーグ王立音楽院で学んだブラチェッタ、イギリスのバロック・チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ロバート・スミスの3人が結成したファンタスティクスは、極めて親密なアンサンブルで常に高い評価を受けています。