マグニエ(ピエール) Megnier, Pierre
生没年 | - | 国 | フランス |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 255438 |
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ピエール・アテニャン(1494-1552)によって
出版された作品集 [グレン・ウィルソン]ATTAINGNANT, P.: Harpsichord Works (G. Wilson)
発売日:2019年04月26日 NMLアルバム番号:8.572999
CD価格:1,900円(税込)
ピエール・アテニャンは最初に活字を用いて楽譜を出版した人とされています。もともとパリで出版業を営んでいましたが、1531年に初めて鍵盤音楽曲集を出版、1537年にフランスの「王室音楽出版人」に任命され、以降、ほぼ500曲、7つの曲集を出版しました。現在はその1部ずつだけが保存されています。 ミュンヘンのバイエルン図書館には、6冊が保存されているものの(本来は7冊のところ“1冊は1963年以来行方不明”と鉛筆で書かれているとのこと)、どれもが複製版であるため、譜面には数多くの誤りがあり、演奏するためには丹念な修正が必要でした。アテニャンの出版譜に記された音楽のほとんどは作曲者の名前が記されておらず、現在でも作者不詳のままですが(アテニャンの作ではないだろうと推測されている)恐らく、フランスからイタリア、フランドルに至る広範囲の作曲家の作品が収録されているであろうと考えられています。グレン・ウィルソンは譜面の誤りを修正したうえで、この魅惑的な作品集を紹介しています。
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メルセンヌのクラヴィコード
16-17世紀の鍵盤音楽 [チャールストン]Clavichord Recital: Charlston, Terence - COSTELEY, G. / CELLLIER, J. / CHAMPION, J. / COUPERIN, L. (Mersenne's Clavichord)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:DDA25134
CD価格:2,224円(税込)
16世紀から17世紀にかけての、鍵盤のために書かれた小さな曲を集めた1枚です。ここでは14世紀頃に発明された「クラヴィコード」が用いられています。これは小型の楽器で、基本的にテーブルの上に載せて奏されます。音色は繊細で、チェンバロなどに比べても小さいのですが、よく耳を澄ますことで多彩な表現力を楽しむことができる素晴らしい楽器です。 テレンス・チャールストンはヨーロッパでも有数のルネサンス時代の音楽の専門家であり、このフランス製のクラヴィコードについても、詳細な論文を書いています。まずは、この典雅な響きをお楽しみください。