Temperaments

  • 商品番号:TEM316072

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    ジャン=アダン・ギラン(1680頃-1739)
    『マニフィカトのための4つの組曲』(1706年パリ刊) 詳細ページ
    [アンドレ・イゾワール、エマニュエル・マンドラン、レ・ドモワゼル・ド・サン・シール]

    発売日:2023年04月14日

    CD価格:2,475円(税込)

    18世紀当時のオルガンで聴く、バッハと同時代を生きたフランスの名匠の音楽世界ドイツともイタリアとも違う独自の歴史をもつフランスのオルガン音楽。その演奏伝統は同国の音楽語法の発展に深く関与しており、クープラン一族をはじめクラヴサン(チェンバロ)の音楽で知られる作曲家たちも皆オルガン奏者として研鑽を積んでいました。フランス・バロックのオルガン芸術はまた、ドイツ語圏におけるオルガンの巨匠バッハも関心を寄せるなど国際的にも影響力を持ったほか、サン=サーンスやヴィドールら19世紀フランスの作曲家たちが古楽を再発見してゆく上でも早くから楽譜校訂がなされ、交響楽派以降のオルガン音楽家たちもその至芸から多くを学んでいます。 ここでとりあげられているギランはバッハと同世代で、1702年にドイツ語圏からフランスに来て、おそらくは上の世代の名匠マルシャンに師事したと考えられているオルガン奏者にして作曲家。1706年に出版されたオルガン曲集はパリから遠く離れたベルリンで発見され、初版から200年後の1906年にはギルマンの監修を経て再出版されています。 20世紀末に18世紀当時の状態に修復された歴史的楽器を用いてその音楽世界を読み解くのは、ヴィドールやデュプレに遡るフランス・オルガン演奏の伝統を引く名匠アンドレ・イゾワール(1935-2016)。礼拝での使用を前提としていた作品本来の形にあわせ祈りの詩句の歌唱を織り交ぜながら、曲や声部ごとパイプを使い分けて音色の違いを生かし、独特のリズムで演奏がなされるフランス・バロック流のオルガン音楽の魅力を十全に伝えてくれる名演です。 楽器修復直後にリリースされ高く評価されたこの録音のカタログ復活は大いに歓迎すべきことと言ってよいでしょう。

  • 商品番号:TEM316068

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    発売日:2022年11月25日

    CD価格:2,475円(税込)

    革命前夜のフランスを彩ったバルバストルのノエルを、3種のオリジナル楽器の妙音でノエルとは、フランス語圏で教会とは関係ない俗世で歌い継がれてきたクリスマスシーズンの伝統俗謡の総称(英語圏のキャロルと同様の音楽)。かつては多くの人が暗唱できたほど有名なもので、18世紀のフランスでは教会のオルガン奏者たちがその旋律をもとに変奏を展開、人々を喜ばせました。 オーケストラ音楽と宗教音楽の定期演奏会として長く人気だったパリのコンセール・スピリチュエルでも、年末近くには会場備え付けのオルガンでノエルが披露されましたが、そこで大きな話題を呼んだのが名手バルバストルの名演奏。評判が高まりパリのノートルダム大聖堂から専属オルガン奏者の座に迎えられた彼は、フランス革命期に多くの教会備品が壊されてゆく中、自分が長年弾き続けた大聖堂のオルガンで「ラ・マルセイエーズ」を鮮やかに演奏、貴重な銘器を破壊計画から救っています。 バルバストルのノエル集は今なおオルガンの定番名曲として抜粋演奏されていますが、フランス古楽界を牽引してきたクラヴサンの名手ボーモンは、この作曲家が若い頃クラヴサン奏者としても活躍し、有名なクラヴサン曲集も出版していること、また活躍期にピアノの普及が始まっていたことを踏まえ、ノエル曲集全曲をオルガンだけでなく、クラヴサンとフォルテピアノも使い分けて録音。パイプを組み合わせて多彩な音色美が愉しめるフランス古典期のオルガン音楽としての魅力だけでなく、オルガンだけでは気づきにくいロココ風・古典派風の音運びの魅力にも気づかせてくれます。 2000年の初出時(初出品番TEM316022)から高い評価を博したレファレンス的録音、ジャケット変更による待望のカタログ復活です。

  • 商品番号:TEM316067

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    発売日:2021年12月03日

    CD価格:2,475円(税込)

    ポーランド出身のオルガニストで、2021/22シーズンのラジオ・フランスのアーティスト・イン・レジデンスを務めるカロル・モサコフスキの初めてのアルバム。 通常はピアノなどオルガン以外の鍵盤楽器で演奏される曲と、彼自身の即興を収録した興味深いアルバムです。

  • 商品番号:TEM316066

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    発売日:2021年02月26日

    CD価格:2,475円(税込)

    ラジオ・フランス自慢の最新鋭オルガンと音響を名編曲で堪能!ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」のオルガン編曲(Hortus)も評価の高いジャンヴランによる、ワーグナーとムソルグスキー、そしてフランス・バロックの女性作曲家という興味深い組み合わせのアルバム。 2015年にオープンしたラジオ・フランスの新しいコンサートホール、オーディトリアムで録音されており、グレンツィング社製の大オルガンの表現力と、永田音響設計が手掛けた評判の音響を楽しむことが出来ます。 様々な音楽表現を聴かせてくれる『展覧会の絵』はまさにうってつけといえ、この編曲は既に世界中で様々なオルガニストに取り上げられています。なおラヴェル編曲版などに倣い5回目のプロムナードは省かれています。