レヴィーナ(ザーラ・アレクサンドロヴナ) Levina, Zara Aleksandrovna
生没年 | - | 国 | |
---|---|---|---|
辞書順 | 「レ」 | NML作曲家番号 | 284582 |
-
ダヴィッド・オイストラフ
メロディア稀少録音集
バッハ、メトネル、レヴィーナ [ダヴィッド・オイストラフ( ヴァイオリン)/アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ)/ザーラ・レヴィーナ(ピアノ)]発売日:2022年04月15日
CD価格:1,725円(税込)
オイストラフ唯一のバッハ無伴奏曲録音を含む、現在入手困難なメロディアへの録音集!オデッサ(現ウクライナ)に生まれたダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)が20世紀のヴァイオリニストたちの中でも抜きん出て巨大な存在であったことは論を俟ちません。Biddulphは、オイストラフのメロディア録音の中から復刻盤が存在しない、または入手困難と思われるものをとりあげ、ここにCD化します。 オイストラフは古典からロマン派にかけてのレパートリーに優れた演奏を聴かせましたが、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲についてはソナタ第1番を一度録音しただけ。バッハの音楽については「厳格過ぎても、気持ちを出し過ぎてもいけない」と語っており、この復刻は彼のアプローチを音で証言する貴重なものです。 演奏時間45分を要する長大なメトネルのソナタ第3番では共演者にも注目。アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)は現モルドバのベッサラビアに生まれたピアニスト・作曲家で、モスクワ音楽院でジロティらに学び、ラフマニノフと親交を持ち、後にフェインベルク、ニコラーエワ、ベルマン、カプースチンらを育てました。メトネルの高難度なピアノ・パートを受け持ち、オイストラフと対等にわたり合っています。この曲の記念碑的録音です。 ザーラ・レヴィーナ(1906-76)はクリミア生まれの作曲家・ピアニストで、オイストラフがオデッサにいた頃から交流があったといいます。ソナタ第1番は急-緩-急の3楽章構成で15分あまりの作品。荘重な緩徐楽章とユーモラスで急速なテンポによるフィナーレが対照的です。 ブックレットにはTully Potter氏による8ページに及ぶオイストラフの評伝が掲載され、オイストラフの孫ヴァレリー・オイストラフ氏提供の貴重な写真が掲載されています。
-
レーヴィナ(1906-1976):
ピアノ協奏曲集 [レットベリ/ベルリン放送響/マティアク]LEVINA, Z.A.: Piano Concertos Nos. 1 and 2 (Lettberg, Berlin Radio Symphony, Matiakh)
発売日:2017年02月17日 NMLアルバム番号:C5269
CD価格:2,250円(税込)
ザーラ・レーヴィナは1906年、ウクライナのアレクサンドロフスク(現ザポリージャ)に生まれた女性ピアニスト、作曲家。オデッサ音楽院で学び、モスクワ音楽院を卒業した後、音楽活動を始めましたが、1920年代から30年代にかけては、RAPM(ロシア・プロレタリア音楽家同盟)による思想的な迫害を受けたため、なかなかその才能を発揮することが出来ませんでした。彼女が自身の音楽を書くことができるようになったのは、1932年にRAPMが解散した後、ほぼ3年の年月を経た頃からだったとされています。 生涯に2つの世界大戦とロシア革命を経験、祖国の崩壊と再建を目の当たりにしたレーヴィナは、戦後、オイストラフやグリンベルクなど、多くの演奏家、作曲家から尊敬を集め、1976年にモスクワで没しました。彼女の作風はロシアとドイツの伝統を受け継いでおり、このアルバムに収録されたピアノ協奏曲第1番はラフマニノフ風の華やかさと甘さ、そして目覚しい技巧を駆使した壮大な曲です。 演奏しているのは、スクリャービンの作品で知られるレットベリ。この作品でも共感溢れる演奏を繰り広げています。
収録作曲家: