ベンダ(ゲオルク) Benda, Georg
生没年 | -1795 | 国 | チェコ、ドイツ |
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辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 25980 |
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ラモー(1683-1764):
舞踏劇『ピグマリオン』
G.A.ベンダ(1722-1795):
メロドラマ『ピグマリオン』 [コルネール・ベルノレット アポテオーシス・オーケストラ(古楽器使用)]RAMEAU, J.-P. / BENDA, G.: Pygmalion (Gagné, Patzke, Heyse, Wilde, Weynants, Apotheosis Orchestra, Bernolet)
発売日:2019年08月23日
NMLアルバム番号:RAM1809
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
バロックと古典派の「ピグマリオン」を対比!メロドラマと舞踏歌劇、ピリオド管弦楽の底力スリリングな発見が続く古楽大国ベルギーから、バロックと古典派にまたがる18世紀音楽の真髄に迫る充実録音が登場します! 自ら手がけた女性像のあまりの美しさに恋してしまった彫刻家ピグマリオンが、ひたむきな愛で語りかけていたら像が本物の女性になった……という古代神話を音楽化した2作。フランス音楽史上の巨星ラモーの舞踏劇に、古典派期のドイツの名匠G.A.ベンダのメロドラマをカップリングするセンスはさすがRAMEEレーベル。互いに大きく異なるオーケストラの存在感が光る傑作をセンス抜群の古楽器演奏で対比させてゆきます。 ラモーの作品は1748年パリ初演時から大きな人気を博したもので、舞踏を支え独唱に沿う独特のオーケストレーションが魅力。一方メロドラマは朗読をオーケストラが延々と支える独特な管弦楽ジャンルですが、ベンダの作風は疾風怒濤期から古典派へと向かう時期の起伏ゆたかな音使いが素晴しく(モーツァルトもベンダのメロドラマには強く刺激を受けていたことが知られています)、その作風を活かした古楽器演奏で聴けるのは贅沢というほかありません。 S.クイケンやC.ルセら古楽最前線の名匠たちのアシスタントとして頭角をあらわし、昨今はインマゼールのアニマ・エテルナ・ブリュッヘとともにベートーヴェンの第9交響曲でも成功をみせた俊才ベルノレットの指揮が頼もしい1枚です。
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Gypsy Baroque - ジプシー・バロック [イル・スオナール・パルランテ管]
Chamber Music (Baroque) - TELEMANN, G.P. / BENDA, F. / VIVALDI, A. / KIRNBERGER, G.P. / PALÚCH, S. (Gypsy Baroque) (Il Suonar Parlante Orchestra)
発売日:2018年06月27日
NMLアルバム番号:ALPHA392
CD価格:2,475円(税込)
レーベル創設以来、バロック以前の音楽の可能性を追求してきたALPHAレーベルらしい1枚。この「Gypsy Baroque」と題されたアルバムは、若い頃にポーランドとスロヴァキアの間にあった貴族の邸宅に仕え、この地の民族音楽を知ったテレマンを中心に、ヴィヴァルディやタルティーニと言った、国境を越えて活躍した作曲家の作品を、彼らが影響を受けたであろう「民族音楽」の関係性を探りながら演奏していくという企画盤。要所要所に挟まれた18世紀のジプシー音楽も含め、全てをバロック楽器と民族楽器の混合アンサンブルで演奏したことで、普段なら典雅な響きを放つテレマンの曲も野趣溢れた作品として新たな魅力を見せています。 アンサンブルの中心となるヴィットリオ・ギエルミは、イル・ジャルディーノの創設者であり、彼が率いるイル・スオナール・パルランテはジャズと伝統音楽を探求するアンサンブル。革新的なプロジェクトで知られています。