シンプソン(クリストファー) Simpson, Christopher
生没年 | 1602/06-69 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 25908 |
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運命が許すなら
パーセルとその同時代の作曲家たちの音楽 [ヘレン・チャールストン、サウンズ・バロック]発売日:2025年05月23日
SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
新時代のイギリスの歌姫ヘレン・チャールストンが鮮やかに表現する、
稀代の“ソングメーカー、パーセル”の歌世界を堪能できる1枚ヘレン・チャールストンは、2018年にロンドン・ヘンデル・コンペティションで優勝し、レザール・フロリサンのアカデミー「声の庭」に参加(2021-22)、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト(2021-23)に選出されました。セカンド・アルバム「Battle Cry」がグラモフォン・アワード(ベスト・コンセプト・アルバム)とBBCミュージック・マガジン・ヴォーカル・アワードに輝くなど、今、注目の的となっている若きメゾ・ソプラノ歌手です。 彼女がBISレーベルにおける初のソロ・アルバムに選んだのは、2021年のロンドンでの古楽祭でその音楽に魅了され、その後のリサイタル・プログラムに必ず作品を組み込むようになったという、彼女にとって特別な作曲家であるパーセル。「束の間の音楽」「音楽が愛の糧であるなあらば」などの有名曲から、取り上げられることの少ない曲まで、パーセルの歌の粋が集められたプログラムで、そこにイギリスにおける劇音楽作曲家の代表格であるジョン・エクルズと、パーセルの実の息子ダニエル・パーセルの歌、ヴァイオルの名手だったクリストファー・シンプソンのディヴィジョン、パーセルの師にして友人だったジョン・ブロウのチェンバロ独奏のためのグラウンドを挟み込むことで、アルバムとしての完成度が高められています。ジョナサン・マンソン、ウィリアム・カーター、ジュリアン・パーキンスというイギリス古楽界の名手たちによる通奏低音の上で、美しいパーセルの音楽を、透明感と色彩感を併せ持つ落ち着いた声質で繊細に、そして華麗に歌い上げています。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。 -
『コンソートの記念碑』
- トーマス・メイス(1613-1706)著『音楽の記念碑』に基づく再現楽器による、コンソート・オブ・ヴァイオルズ黄金期の音楽 - [ラシェロン フランソワ・ジュベール=カイエ]Instrumental Ensemble Music - FERRABOSCO II, A. / MONTEVERDI, C. / WARD, J. (A Consort's Monument) (Joubert-Caillet, L'Achéron)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:RIC413
CD価格:2,475円(税込)
凝った再現楽器が奏でる、瑞々しいヴァイオル合奏多彩な音楽家であり音楽理論家であったトーマス・メイスが1676年に著した『音楽の記念碑 Musick’s Monument』は、ヴァイオル(ヴィオール)の合奏が全盛期を迎えていた当時のロンドンで聴かれた様々な音楽の形がまとめられているほか、演奏にむけての練習法や楽器の作り方までが書かれた大変貴重な資料です。ジュベール=カイエ率いるラシュロンは、この記述に沿って1セット6挺のヴァイオルを作り、さらに今回新たにヴァージナルとコンソート・オルガンも新調し、ヴァイオル合奏黄金期の作品に取り組みました。 モンテヴェルディのマドリガーレ以外は、イタリア風の名前も含めて全て当時イギリスで活躍した作曲家たち。ともすると、しめやかな表現に終始してしまうコンソート・オブ・ヴァイオルズですが、ここでのラシュロンの演奏は時に躍動的なまでの動きが感じられ、鍵盤楽器も大変効果的で音楽の流れが実に鮮やか。これらの作品の新たな魅力を発見できる、美しくも楽しいアルバムです。
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発売日:2017年11月29日
CD価格:2,100円(税込)