ノヴィツカ(エヴェリナ)
生没年 | 1982- | 国 | |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ノ」 | NML作曲家番号 | 210603 |
-
ヴァイオリンと室内管弦楽のための作品集
ラクス、ヴァインベルク、ノヴィツカ [エヴェリナ・ノヴィツカ(ヴァイオリン)/アニエスカ・ドゥチマル(指揮)/アンナ・ドゥチマル=ムローズ(指揮)/ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団]Violin and Orchestra Music - LAKS, S. / WEINBERG, M. / NOWICKA, E. (Nowicka, Amadeus Chamber Orchestra of Polish Radio, Duczmal, Duczmal-Mróz)
発売日:2023年10月06日 NMLアルバム番号:555523-2
CD価格:2,475円(税込)
シモン・ラクスはフランスで活動したポーランドの作曲家。地元で学びパリに留学、タンスマンと親交を結びました。1942年にナチス・ドイツによりアウシュヴィッツに送られるも、奇跡的に生き延びパリに帰還。その後も作曲活動を続け、1967年頃からは作家に転身しました。一方ヴァインベルクは同じくポーランド出身、ロシアで活動しショスタコーヴィチと親交を結びました。やはり戦争によって苦難の人生を送ったことで知られています。 このアルバムの演奏者エヴェリナ・ノヴィツカも、自身の大叔母が戦争中に辛い経験をしたことを知り、2人の作曲家に強い親近感を抱くとともに、自身の芸術活動を2人の作品に捧げたいと思うようになったと語ります。 彼女の「カディッシュ 1944」は1944年8月に解体されたウッチ・ゲットーの犠牲者たちに捧げる詩篇曲であり、ラクスの「詩曲」はノヴィツカによるヴァイオリンと室内管弦楽のための編曲。イザイの伝統を継承するヴァイオリンの技巧が際立つ作品です。ヴァインベルクの「3つの小品」は16歳の時の作品で、こちらもノヴィツカが編曲を行っています。