オムス(ホアキン) Homs, Joaquim
生没年 | 1906-2003 | 国 | スペイン |
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辞書順 | 「オ」 | NML作曲家番号 | 21092 |
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オムス(1906-2003):
ギターのための音楽全集 [ガローベ/エスコバル]HOMS, J.: Guitar and Guitar Duo Music (Complete) (Garrobé, Escobar)
発売日:2018年02月23日 NMLアルバム番号:8.573855
CD価格:1,900円(税込)
ホアキン・オムスはスペインにおける「十二音技法」の先駆者として知られる作曲家です。しかし彼がこの技法を重用していたのは1950年代から60年代にかけてのことで、晩年はロマン派寄りの幾分抒情的な作風へと移行していたことで知られています。 このアルバムにはオムスのギター作品(デュオも含む)全曲が収録されており、組曲「賛辞」のようなフランス印象派から影響を受けた初期の作品や、バルトーク風の「二本の線の間」、前衛的な中期の作品をはじめ、1967年の愛妻の死をきっかけとして書かれた瞑想的な雰囲気を持つ何曲かの「独白」を経て、最後のギター作品である1996年の「花の色」までの広範な曲を通じ、オムスが辿った道を知ることができます。
収録作曲家:
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エルバニア
20世紀スペインのチェンバロのための音楽 [シルヴィア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ)]Harpsichord Recital: Márquez Chulilla, Silvia - MARCO, T. / RODRIGO, J. / THOMAS SABATER, J.M. / TURINA, J.L. (Herbania)
発売日:2020年03月06日 NMLアルバム番号:IBS-122019
CD価格:2,250円(税込)
一度は廃れたと思われたチェンバロですが、20世紀になって次々と新しい作品が書かれています。カリスマ的な演奏家、ワンダ・ランドフスカに触発されたファリャがチェンバロに目を向け、それに続くかのようにアントワネット・フィッシャーやエリーザベト・ホイナツカのために曲を書く作曲家たちが登場しました。スペインでは、1960年代に初のチェンバロの教授となったヘノべーバ・ガルベスがその道を切り開き。この国の作曲家たちも、楽器が奏でる音色がもたらす古き良き時代への想いに魅了され、楽器の限界にとらわれることなく自由な作品を発表しています。 このアルバムには、1952年から96年の間に作曲された2曲の世界初録音を含むスペインの作品が収録されており、どれも、スペインの歴史的な鍵盤楽器のスペシャリスト、シルビア・マルケス・チュリリャがプレイエル社のチェンバロなどを使って演奏した味わい深い音色を楽しめます。現代スペインの鋭敏な感性あふれる、チェンバロの新たな魅力が感じられる1枚です。