シケイラ(ジョセ) Siqueira, José
生没年 | 1907-1985 | 国 | |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 17726 |
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When There Are No Words…
オーボエとピアノのための作品集 [アレックス・クライン(オーボエ)/フィリップ・ブッシュ(ピアノ)]Oboe and Piano Recital: Klein, Alex / Bush, Phillip - BOLCOM, W. / BRITTEN, B. / HAAS, P. / HINDEMITH, P. / SIQUEIRA, J. (When There Are No Words…)
発売日:2022年06月17日 NMLアルバム番号:CDR90000-208
CD価格:2,025円(税込)
1964年ブラジル生まれ、長らくシカゴ交響楽団の首席奏者を務めたアレックス・クラインとピアニスト、フィリップ・ブッシュによる20世紀に活躍した作曲家のオーボエ作品集。 アルバムに登場するチェコ、ドイツ、イギリス、アメリカ、ブラジルの作曲家たちは、いずれも当時の政治的混乱に巻き込まれ、祖国を追われ、また収容所で亡くなるなど厳しい状況に置かれました。しかし彼らはみな、そのような状況の中で素晴らしい作品を遺しています。 ヒンデミットのオーボエとピアノのためのソナタは、スイスに亡命していた1938年の作品。パヴェル・ハースのオーボエとピアノのための組曲は、ナチスによるチェコスロバキア占領のさなかの作品で、彼の師レオシュ・ヤナーチェクの伝統を感じさせます。ボルコムの「オーバード」は1980年代初頭の核戦争の恐怖の中で書かれましたが、ほのかな希望が感じられます。 ブリテンの「テンポラル・ヴァリエーションズ」は第二次世界大戦の前夜に書かれた作品で、作曲者の反軍国主義を表現しています。シケイラの「オーボエとピアノのための3つの練習曲」は、彼がブラジルの軍事独裁政権から逃亡する直前に書かれました。最後の「オーボエとピアノのための組曲」は当時共産主義政権であったチェコの当局によって音楽家としてのキャリアを断たれたスラヴィツキーの作品です。