コレア・デ・アラウホ(フランシスコ) Correa de Arauxo, Francisco

生没年 1584-1654
辞書順 NML作曲家番号 17633
  • 商品番号:RIC435

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    コレア・デ・アラウホ(1584-1654)
    『ティエント曲集、およびオルガンのための実践的・理論的講釈』より[4枚組] 詳細ページ
    [ベルナール・フォクルール、インアルト、ランベール・コルソン ほか]

    CORRÊA DE ARAUXO, F.: Libro de tientos / La cancion de Tomas Crequilion Gaybergier / Prosa del santissimo sacramento (InAlto, Foccroulle)

    発売日:2022年05月27日 NMLアルバム番号:RIC435

    CD 4枚組価格:4,425円(税込、送料無料)

    スペイン黄金時代の末にひときわ強く輝いたオルガンの大家、その真髄を多角的に解き明かす現代における金字塔的存在ともいうべきバッハ・オルガン作品全集で知られるとともに、ドイツ・バロックのオルガンの大家たちの傑作集を数多くRicercarレーベルに録音してきたベルギーの世界的オルガニスト、ベルナール・フォクルール。今回のアルバムは、1989年にも一部作品を録音していたスペインの大家コレア・デ・アラウホと正面から向き合った充実の4枚組。しかもフォクルールの独奏のみならず、近年よく共演を重ねているインアルトを交えて多様な編成による同時代作品も多く組み込まれています。 イタリアのフレスコバルディや英国のギボンズ、ドイツのシャイトなどとほぼ同じ時代を生きたコレア・デ・アラウホは、周辺諸国に圧され落陽を迎えつつあった黄金時代末期のスペインで活躍。1626年に出版された大著『ティエント曲集、およびオルガンのための実践的・理論的講釈』で音楽史に名を残したものの、何度か裁判沙汰を起こしながらも大都市セビーリャでオルガニストとして長く活躍した後、ハエンとセゴビアの大聖堂でもポストを得たという他はあまり詳しいことが判っていません。 しかし彼のオルガン作品は精巧な対位法とダイナミックな音楽展開で注目され、古楽復興の流れでも多くの名盤が制作されてきました。フォクルールの今回の録音はそれら並居る名盤群に勝るとも劣らぬ仕上がりで、1989年に収録した作品も改めて再録音。スペイン各地と彼の母国ベルギーに残る銘器を縦横無尽に駆使し、古雅な響きの魅力を最大限に引き出しています。 欧州最前線を行く俊才たちが手にした、バロック以前のスペインで重用された管楽器バホン(ドゥルツィアン)のコンソートや金管合奏を交えたトラックも、充実した響きで在りし日のスペインへと誘ってくれます。